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Tableauの
つまづきポイント
2017年10月25日(水)
第2回 関西Tableauユーザ会
田村
自己紹介
名前: 田村進司(たむらしんじ)
仕事内容:
表の仕事 裏の仕事
1995 デジタル変復調のシミュレーション 社内ネットワーク・サーバー管理
2001 GPSモジュールの開発 WEBサーバー, 全文検索システム, ファイル
サーバー構築・運用・保守
2003 Matlab導入
新規衛星端末のデジタル変復調、
TURBO符号の研究・開発、システム
設計
メーリングリスト, CMS(PukiWiki, Xoops)導
入
Trac, Subversion導入
2010 主としてシステム設計, ネットワーク
設計, IoTシステムの研究開発
Redmine構築・運用・保守
2015 Tableau導入
2017 AWS導入, Tableau Server構築
PSIRT立ち上げ
というわけで…
ITエンジニアというわけでもなく,
世間が思っているBIツールとも無縁な人
Tableauを導入したきっかけ
• 機器から収集したデータを楽に解析できるツールを探していた
• 高度な知識を必要としないこと  みんなに使ってほしい
• ローカルファイルやDBと接続できること  汎用性をもたせたい
• 学習コストが低いこと  すぐに使ってほしい
• 解析対象のデータに制限がないこと  データ量に制限があると残念!
• GoogleやFacebookでTableauの広告が目についた
• BIツールってなんやねん?
• 雰囲気やりたいことができそう
• 過去取引のあった人がTableauに転職していた, コンタクトとってみよう
• WEB会議でデモをしてもらう
• 価格も安い(Tableau Desktop Personal版)
• 試しに使ってみるといい感じ
• エクセルで苦労して解析するためのシートを作っていた(約2週間)のが,
Tableauだと10分で完成した  導入することにきめた!
• 現在のライセンス数
• Desktop 70ライセンス(Personal : 18, Professional : 52)
• Server 100ユーザー(運用はこれから)
• Tableauを普及させるために行ったこと
• 経営陣, 営業の人向けへのダッシュボードの作成
• Tableau社のサポートによる社内勉強会
Tableau 田中さんありがとう!
• 実際に使用しながら, 便利なものだと認識してもらう
• RedmineでTableauのナレッジ, ヘルプデスク構築
• 情報の一元化・共有, Tableau語の翻訳, 技術レベルの向上
• 定期的なTableau勉強会の実施
• 毎週テーマは決めず, 駆け込み寺としてオープンに
社内への展開
ほぼ二人でやっている
(参考)Tableauの社内ナレッジ
ナレッジ一覧
質問一覧
実際のところはどうなん?
• いろいろ計算式とか使いながらワークブックを作れる人は片手程度
• 最近になって両手で少し余るぐらい?
• 非エンジニアの方のほうがガリガリ作っています  営業・業務管理担当者など
• 大半が, 誰かが作ったワークブックを見るだけもしくは, それをベースにちょっと
見方を変えるぐらい
• Professional版はもったいないけど, キューブが扱えない(Readerも無理)
• 根強く表形式がいいという人は大勢いる
• 新しいものへの抵抗感
• 意識の問題. 表形式でも必ず自分が見ようと思う手順でフィルター作業が発生している.
• 他との比較は?
• Power BI: すぐに消しました
• QlikView: 好みじゃなかった
Tableauのいいところ
• データ更新が楽
• データと計算の分離  計算テンプレート的に使える
• 動的に見る人の見たいように見れる
• フィルター, アクション
• ダッシュボードの利用により、見せたい人が意図的に見せたいストーリーが作れる
• 従来通り(Excel)の見せ方もできる
• Excelマクロからの脱却ができる
• 深く考えずに視覚化できる  創造欲を駆り立てる
• データ量が多くても平気
• 解析に集中することができる  見えていなかった気づきを得られる
• データの作り方の勉強ができる  システムの最適化に貢献
• Excelのデータだと、列内に属性の違うデータが入ってたり
• 不足しているデータの気づきが得られる
• システム構築のデザインツールとして使える
• データを可視化するようなシステムのプロトタイプ
Tableauのよくないところ
• 更新が早い(メジャーアップデートが約3か月
ごと)
• 機能追加はうれしいけど…
• 10.5では64bit OSのみに  結構きつい
• 起動が遅い
• 社内標準PCのスペックが悪いというのもあります
が...
• 起動が遅い, メモリー消費が激しい
• ビューによっては, PDF作成するのに"どん兵衛"が
伸びることもシバシバ
• Tableau語がよーわからん
• DBの知識がない人はきつい
• 一部のDBでは制限がある
• キューブでは計算使えない
• ノリについていけない
• ヘルプがわかりにくい
• 英語のほうがわかりやすい  ハードルがあがる
• サポートにあたりはずれがある
• Excelで作ったグラフと同じようなグラフを作ろ
うとすると意外と手間がかかる事がある
• 営業がMS Office使えない  誰とはいいません
• できそうでできない事が使うにつれてでてくる
• “Excelならこれで計算できるのに~” っていうのがあ
ります(複数セル指定での計算とか)
• ハマりすぎて時間を忘れてしまう  結果は倍以
上返し
Tableauの理解が難しいところ
• 集計結果を取り扱うこと
• 意識しなくても必ず集計結果を取り扱うので, Excelしか扱ったことがない人は何の値が出ているの
かわからない
• ディメンジョンとメジャー
• 計算式
• NULLの扱いとか, 結合してるときの計算とか
• LOD計算
• FIXEDなにそれ?
• 結合とリレーション
• DB使ったことない人には左結合なにそれ?
• リレーションで表計算つかって, 計算できねーとか
• 表計算ソフトではない
• Excelの代替品だと思っている人多数
• Excelと共存するオフィスツールの一つと捉えるべき
• 代替品ではないことを理解したうえで, 適切な可視化とダッシュボードの提供を行う必要がある
• それを見る人への教育も必要
Tableauの学習方法
• Tableau無料トレーニング  無料!!
• https://www.tableau.com/ja-jp/learn/training
• Tableau Desktop入門トレーニング, データへの接続, ビジュアル分析を基本として後は必要に応じて使う
• Tableau Public, Vizギャラリー  無料!!
• 自分が表現したいものや取り扱うデータと近いものを探す
• ワークブックがダウンロードできるものはダウンロードして, どのように作っているかを解析してみる
• オンサイトセミナー  営業さん次第
• スーパーストアでは実感がわかない
• 自分のデータを使って教えてもらいたい
• インターネット上の記事を参考にする  無料!!
• Tableau Forum – Tableau社が管理しているForum, Community(メインは英語。日本語サイトもあり)
• “classmethod tableau” - classmethodさんのTableauの記事
• “tableau padawan” – Tableau Padawan’s Tips & Trickの記事
• “まだExcelで消耗してるの” – タブローの小部屋
• “information lab” – 海外サイト
• “interworks tableau tips” -海外サイト
• 人に教える、人のワークブックを作る  自分の時間次第
• これが実践的かつ一番
• わからなければ, 上記のインターネット上の記事やTableauのサポートを利用する
• いろいろな見方の勉強もできる
ケチケチTableau運用
• 毎月のレポート作成が面倒  とにかく楽したい
• Excelの計算式とかマクロとかメンテが嫌だ
• レポート見るのはTableauのライセンス持ってない人もいる
• Tableauのパッケージドワークブックを配布すればいい
• Tableau Readerは無料!
• Readerを使ってVizに慣れることで"自分も作る側になりたい"と思わせる
ケチケチTableau運用事例(1)
背景
• 毎月CSVもしくはExcelのデータが入ってくる
• Excelでレポートを作ってたけど, 手作業処理がかなり多くて時間がかかる
• Tableau使ったらできそうじゃね?
レシピ
• データの種別ごとにフォルダを作成しておく
• 各データは月ごとに1ファイルとし, 上記の該当フォルダに保存する
• <データを表す名称>_<YYYYMM>.csv という命名規則に準じてファイル名を
決める
• Tableauのワイルドカードユニオンを使用して更新ファイルの取り込みを行う
• 配布時には抽出型にする
毎月各フォルダにファイルを入れる
ケチケチTableau運用事例(2)
背景
• Excelで管理していたが変更履歴がわからない
• Excelだとデータ型が自由すぎる(日付の列にコメント書いたの誰だ!)
↓履歴管理・データの正規化を実現するために
• データをRedmineに集約・更新作業はRedmine
↓Redmineでは可視化が弱い
• そうだTableauを使おう
レシピ
• 基本になるTableauパッケージドワークブックを作成する
(データのファイル名に日本語は使わない. ファイル名がUTF-8のため)
• パッケージドワークブックをZIPで解凍しておく(アンパッケージを使わない)
↓ データの更新をスクリプト(バッチ処理)で自動化
• 毎日RedmineからCSVデータをダウンロードして, 更新対象フォルダーに上書きコピー
• 解凍フォルダをZIP圧縮する  更新されたパッケージドワークブックの出来上がり
その昔, Web Data Connector(WDC)でやってました
がレスポンスがいまいち.
Tableau 10.xになってWDC2.0 にしなくなければなら
なくなり…
作り直す気力がなくなり… 今に至ります
ぶち当たる壁(トラブル事例)
• データ量が増えてきたり, 結合をしていると非常に重くなる
• 抽出と取り込み時のフィルターをうまく使う
• 結合の順序をよく考える(何が基準か?)
• Excel形式からCSV形式に変えてみる
• Python使って抽出ファイル(TDEファイル)を作成する
• 参照: Tableau データ抽出API
• 計算エラーの原因がわからない, 計算結果がExcelと違う
• エラーの詳細の内容をよくみる
• ディメンジョン, メジャーのところの"!"がないか探す
• 表計算結果が混じっていないか?
• アドホック計算(右クリックのシェルフで計算)で計算結果を確認しながら作る
Tableau Desktopにほしい機能
• 計算のライブラリ機能
• R, Pythonを覚えればライブラリ化はできるけど...
• パッケージドワークブックのパスワードロック
• OfficeとかPDFとかにあるように制限をかけたい
• MAPレイヤーの時間連動
• うちでは欲しい  天気図や温度分布、電波強度(海の会社なので...)
• ほとんどの人はいらない?  でもうちでは欲しい
• グラフ機能の強化
• Sankey Diagramとか, Node-link treeとか, Chord Diagramとか
• やってできないことはないみたいだけど難しい
• 別シートをレイヤーとして使うようなグラフの組み合わせ
Tableau Server 公開にむけて
諸条件
• 国内・海外のどこからでもアクセス可能
• 利便性を落とさない(VPNは使わない)
• ID管理はActive Directory以外も利用可能であること
• 利用者数は今後どうなるかわからない
• DDoS攻撃などからの保護を含めたセキュリティの確保
• Etc…
Tableau Serverの機能だけでは無理
Tableau Serverシステム構成
WAF
ELB
EC2
m3.2xlarge
Windows Server 2016
EC2
t2.medium
Zabbix
80/tcp
EC2
c4.xlarge
Syslog Syslog
Managed Security Service
Security Configuration Management
Incident Management Retainer
443/tcp
SAML
大量のAWS設定を, 簡単に安全なセキュリティポリ
シーを適用できる(45万円/年~)
セキュリティの監視(初期費用別、10万円/月~)
侵入や情報流出などがあったら対応(初期費用別,
160万円/年~)
約10万円/月(インスタンスのみ)
約16万円/年(small, largeインスタンス)
700円/月/ユーザー
(100以上,国内標準価
格,unlimited版)
Tableau Server構成説明
• Onelogin
• パスワードポリシーの定義が可能
• 2段階認証が可能
• 複数Active Directoryの登録が可能
• Tableau Serverがプロビジョニング対応していないので, ユーザ管理はOneloginと
Tableau Server側のそれぞれで必要
• セキュリティ
• WAFだけでは不安(OWASPのTOP10を適用しているが一部 Tableau Serverで不具合
が発生する)
• 侵入検知、不正プログラムなどの対策はTrendMicroのDeepSecurityにお任せ(AWS
経由のDSaaS)
• そのログ監視はSecureWorksのサービスを利用することで監視する必要なし
• システム監視
• Zabbixをベースにtableau server用のテンプレートを適用
• 監視ダッシュボードはGrafanaで可視化
Tableau Serverだけではできない
(参考)Tableau Server監視画面 Tableauのビューではないです
まとめ
• Tableauとの接し方
• 気楽に使いましょう. 特別なものとは思わない
• オフィスツールの一つ
• Excelで面倒だと思ったらTableau使ってみる
• 社内で仲間を募る
• "こんなんTableauですることちゃうやろ"と思っても, 割り切ってTableauでやり抜く
みんなに使ってもらうための初めの一歩
• 技術面では
• Tableauの営業, サポートはうまく使う
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Tableauのつまづきポイント

  • 2. 自己紹介 名前: 田村進司(たむらしんじ) 仕事内容: 表の仕事 裏の仕事 1995 デジタル変復調のシミュレーション 社内ネットワーク・サーバー管理 2001 GPSモジュールの開発 WEBサーバー, 全文検索システム, ファイル サーバー構築・運用・保守 2003 Matlab導入 新規衛星端末のデジタル変復調、 TURBO符号の研究・開発、システム 設計 メーリングリスト, CMS(PukiWiki, Xoops)導 入 Trac, Subversion導入 2010 主としてシステム設計, ネットワーク 設計, IoTシステムの研究開発 Redmine構築・運用・保守 2015 Tableau導入 2017 AWS導入, Tableau Server構築 PSIRT立ち上げ というわけで… ITエンジニアというわけでもなく, 世間が思っているBIツールとも無縁な人
  • 3. Tableauを導入したきっかけ • 機器から収集したデータを楽に解析できるツールを探していた • 高度な知識を必要としないこと  みんなに使ってほしい • ローカルファイルやDBと接続できること  汎用性をもたせたい • 学習コストが低いこと  すぐに使ってほしい • 解析対象のデータに制限がないこと  データ量に制限があると残念! • GoogleやFacebookでTableauの広告が目についた • BIツールってなんやねん? • 雰囲気やりたいことができそう • 過去取引のあった人がTableauに転職していた, コンタクトとってみよう • WEB会議でデモをしてもらう • 価格も安い(Tableau Desktop Personal版) • 試しに使ってみるといい感じ • エクセルで苦労して解析するためのシートを作っていた(約2週間)のが, Tableauだと10分で完成した  導入することにきめた!
  • 4. • 現在のライセンス数 • Desktop 70ライセンス(Personal : 18, Professional : 52) • Server 100ユーザー(運用はこれから) • Tableauを普及させるために行ったこと • 経営陣, 営業の人向けへのダッシュボードの作成 • Tableau社のサポートによる社内勉強会 Tableau 田中さんありがとう! • 実際に使用しながら, 便利なものだと認識してもらう • RedmineでTableauのナレッジ, ヘルプデスク構築 • 情報の一元化・共有, Tableau語の翻訳, 技術レベルの向上 • 定期的なTableau勉強会の実施 • 毎週テーマは決めず, 駆け込み寺としてオープンに 社内への展開 ほぼ二人でやっている
  • 6. 実際のところはどうなん? • いろいろ計算式とか使いながらワークブックを作れる人は片手程度 • 最近になって両手で少し余るぐらい? • 非エンジニアの方のほうがガリガリ作っています  営業・業務管理担当者など • 大半が, 誰かが作ったワークブックを見るだけもしくは, それをベースにちょっと 見方を変えるぐらい • Professional版はもったいないけど, キューブが扱えない(Readerも無理) • 根強く表形式がいいという人は大勢いる • 新しいものへの抵抗感 • 意識の問題. 表形式でも必ず自分が見ようと思う手順でフィルター作業が発生している. • 他との比較は? • Power BI: すぐに消しました • QlikView: 好みじゃなかった
  • 7. Tableauのいいところ • データ更新が楽 • データと計算の分離  計算テンプレート的に使える • 動的に見る人の見たいように見れる • フィルター, アクション • ダッシュボードの利用により、見せたい人が意図的に見せたいストーリーが作れる • 従来通り(Excel)の見せ方もできる • Excelマクロからの脱却ができる • 深く考えずに視覚化できる  創造欲を駆り立てる • データ量が多くても平気 • 解析に集中することができる  見えていなかった気づきを得られる • データの作り方の勉強ができる  システムの最適化に貢献 • Excelのデータだと、列内に属性の違うデータが入ってたり • 不足しているデータの気づきが得られる • システム構築のデザインツールとして使える • データを可視化するようなシステムのプロトタイプ
  • 8. Tableauのよくないところ • 更新が早い(メジャーアップデートが約3か月 ごと) • 機能追加はうれしいけど… • 10.5では64bit OSのみに  結構きつい • 起動が遅い • 社内標準PCのスペックが悪いというのもあります が... • 起動が遅い, メモリー消費が激しい • ビューによっては, PDF作成するのに"どん兵衛"が 伸びることもシバシバ • Tableau語がよーわからん • DBの知識がない人はきつい • 一部のDBでは制限がある • キューブでは計算使えない • ノリについていけない • ヘルプがわかりにくい • 英語のほうがわかりやすい  ハードルがあがる • サポートにあたりはずれがある • Excelで作ったグラフと同じようなグラフを作ろ うとすると意外と手間がかかる事がある • 営業がMS Office使えない  誰とはいいません • できそうでできない事が使うにつれてでてくる • “Excelならこれで計算できるのに~” っていうのがあ ります(複数セル指定での計算とか) • ハマりすぎて時間を忘れてしまう  結果は倍以 上返し
  • 9. Tableauの理解が難しいところ • 集計結果を取り扱うこと • 意識しなくても必ず集計結果を取り扱うので, Excelしか扱ったことがない人は何の値が出ているの かわからない • ディメンジョンとメジャー • 計算式 • NULLの扱いとか, 結合してるときの計算とか • LOD計算 • FIXEDなにそれ? • 結合とリレーション • DB使ったことない人には左結合なにそれ? • リレーションで表計算つかって, 計算できねーとか • 表計算ソフトではない • Excelの代替品だと思っている人多数 • Excelと共存するオフィスツールの一つと捉えるべき • 代替品ではないことを理解したうえで, 適切な可視化とダッシュボードの提供を行う必要がある • それを見る人への教育も必要
  • 10. Tableauの学習方法 • Tableau無料トレーニング  無料!! • https://www.tableau.com/ja-jp/learn/training • Tableau Desktop入門トレーニング, データへの接続, ビジュアル分析を基本として後は必要に応じて使う • Tableau Public, Vizギャラリー  無料!! • 自分が表現したいものや取り扱うデータと近いものを探す • ワークブックがダウンロードできるものはダウンロードして, どのように作っているかを解析してみる • オンサイトセミナー  営業さん次第 • スーパーストアでは実感がわかない • 自分のデータを使って教えてもらいたい • インターネット上の記事を参考にする  無料!! • Tableau Forum – Tableau社が管理しているForum, Community(メインは英語。日本語サイトもあり) • “classmethod tableau” - classmethodさんのTableauの記事 • “tableau padawan” – Tableau Padawan’s Tips & Trickの記事 • “まだExcelで消耗してるの” – タブローの小部屋 • “information lab” – 海外サイト • “interworks tableau tips” -海外サイト • 人に教える、人のワークブックを作る  自分の時間次第 • これが実践的かつ一番 • わからなければ, 上記のインターネット上の記事やTableauのサポートを利用する • いろいろな見方の勉強もできる
  • 11. ケチケチTableau運用 • 毎月のレポート作成が面倒  とにかく楽したい • Excelの計算式とかマクロとかメンテが嫌だ • レポート見るのはTableauのライセンス持ってない人もいる • Tableauのパッケージドワークブックを配布すればいい • Tableau Readerは無料! • Readerを使ってVizに慣れることで"自分も作る側になりたい"と思わせる
  • 12. ケチケチTableau運用事例(1) 背景 • 毎月CSVもしくはExcelのデータが入ってくる • Excelでレポートを作ってたけど, 手作業処理がかなり多くて時間がかかる • Tableau使ったらできそうじゃね? レシピ • データの種別ごとにフォルダを作成しておく • 各データは月ごとに1ファイルとし, 上記の該当フォルダに保存する • <データを表す名称>_<YYYYMM>.csv という命名規則に準じてファイル名を 決める • Tableauのワイルドカードユニオンを使用して更新ファイルの取り込みを行う • 配布時には抽出型にする 毎月各フォルダにファイルを入れる
  • 13. ケチケチTableau運用事例(2) 背景 • Excelで管理していたが変更履歴がわからない • Excelだとデータ型が自由すぎる(日付の列にコメント書いたの誰だ!) ↓履歴管理・データの正規化を実現するために • データをRedmineに集約・更新作業はRedmine ↓Redmineでは可視化が弱い • そうだTableauを使おう レシピ • 基本になるTableauパッケージドワークブックを作成する (データのファイル名に日本語は使わない. ファイル名がUTF-8のため) • パッケージドワークブックをZIPで解凍しておく(アンパッケージを使わない) ↓ データの更新をスクリプト(バッチ処理)で自動化 • 毎日RedmineからCSVデータをダウンロードして, 更新対象フォルダーに上書きコピー • 解凍フォルダをZIP圧縮する  更新されたパッケージドワークブックの出来上がり その昔, Web Data Connector(WDC)でやってました がレスポンスがいまいち. Tableau 10.xになってWDC2.0 にしなくなければなら なくなり… 作り直す気力がなくなり… 今に至ります
  • 14. ぶち当たる壁(トラブル事例) • データ量が増えてきたり, 結合をしていると非常に重くなる • 抽出と取り込み時のフィルターをうまく使う • 結合の順序をよく考える(何が基準か?) • Excel形式からCSV形式に変えてみる • Python使って抽出ファイル(TDEファイル)を作成する • 参照: Tableau データ抽出API • 計算エラーの原因がわからない, 計算結果がExcelと違う • エラーの詳細の内容をよくみる • ディメンジョン, メジャーのところの"!"がないか探す • 表計算結果が混じっていないか? • アドホック計算(右クリックのシェルフで計算)で計算結果を確認しながら作る
  • 15. Tableau Desktopにほしい機能 • 計算のライブラリ機能 • R, Pythonを覚えればライブラリ化はできるけど... • パッケージドワークブックのパスワードロック • OfficeとかPDFとかにあるように制限をかけたい • MAPレイヤーの時間連動 • うちでは欲しい  天気図や温度分布、電波強度(海の会社なので...) • ほとんどの人はいらない?  でもうちでは欲しい • グラフ機能の強化 • Sankey Diagramとか, Node-link treeとか, Chord Diagramとか • やってできないことはないみたいだけど難しい • 別シートをレイヤーとして使うようなグラフの組み合わせ
  • 16. Tableau Server 公開にむけて 諸条件 • 国内・海外のどこからでもアクセス可能 • 利便性を落とさない(VPNは使わない) • ID管理はActive Directory以外も利用可能であること • 利用者数は今後どうなるかわからない • DDoS攻撃などからの保護を含めたセキュリティの確保 • Etc… Tableau Serverの機能だけでは無理
  • 17. Tableau Serverシステム構成 WAF ELB EC2 m3.2xlarge Windows Server 2016 EC2 t2.medium Zabbix 80/tcp EC2 c4.xlarge Syslog Syslog Managed Security Service Security Configuration Management Incident Management Retainer 443/tcp SAML 大量のAWS設定を, 簡単に安全なセキュリティポリ シーを適用できる(45万円/年~) セキュリティの監視(初期費用別、10万円/月~) 侵入や情報流出などがあったら対応(初期費用別, 160万円/年~) 約10万円/月(インスタンスのみ) 約16万円/年(small, largeインスタンス) 700円/月/ユーザー (100以上,国内標準価 格,unlimited版)
  • 18. Tableau Server構成説明 • Onelogin • パスワードポリシーの定義が可能 • 2段階認証が可能 • 複数Active Directoryの登録が可能 • Tableau Serverがプロビジョニング対応していないので, ユーザ管理はOneloginと Tableau Server側のそれぞれで必要 • セキュリティ • WAFだけでは不安(OWASPのTOP10を適用しているが一部 Tableau Serverで不具合 が発生する) • 侵入検知、不正プログラムなどの対策はTrendMicroのDeepSecurityにお任せ(AWS 経由のDSaaS) • そのログ監視はSecureWorksのサービスを利用することで監視する必要なし • システム監視 • Zabbixをベースにtableau server用のテンプレートを適用 • 監視ダッシュボードはGrafanaで可視化 Tableau Serverだけではできない
  • 20. まとめ • Tableauとの接し方 • 気楽に使いましょう. 特別なものとは思わない • オフィスツールの一つ • Excelで面倒だと思ったらTableau使ってみる • 社内で仲間を募る • "こんなんTableauですることちゃうやろ"と思っても, 割り切ってTableauでやり抜く みんなに使ってもらうための初めの一歩 • 技術面では • Tableauの営業, サポートはうまく使う • インターネット上にある情報をうまく使う • ユーザ会でも勉強しましょう(次回, 田中香織降臨!?)