今イチオシの教育トレンド、 マイクロラーニングって何?

アシストマイクロ株式会社
22. May 2018
今イチオシの教育トレンド、マイクロラーニングって何?
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今イチオシの教育トレンド、 マイクロラーニングって何?

Hinweis der Redaktion

  1. こんにちは。 私、アシストマイクロの陶守と申します。 近年日本でも注目を集めつつあるマイクロラーニング。 本日は、その概要と今後の可能性について、しばしお時間をいただき、お話しさせていただければと思っております。 限られた時間ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
  2. 始めに、弊社アシストマイクロについて、簡単に紹介させていただきます。 アシストマイクロは1976年に設立されており、今年で創業42周年を迎える意外と歴史のある会社です。 社名の「アシストマイクロ」というのは、マイクロラーニングのこと…と言いたいところですが、実はマイクロラーニングがこの世に出る遥か前よりこの社名はあります。実は文書のマイクロフィルム化の事業から立ち上がったところに由来しております。 しかし、今回このようなテーマで講演させていただくこともあり、この際アシストマイクロラーニングにしてしまってはどうか?などと考えております(笑)。 ・弊社の事業の柱の一つとなっているのが教育・人材ソリューションです。 この分野では主にここにあがっている製品を取り扱っています。 この中で一番知られているのは、恐らく右にございますロゼッタストーンではないかと思います。以前はテレビCMなどもやっていて、使ったことがあるよという方もいらっしゃるかも知れません。我々は法人向けにロゼッタストーンを販売する代理店です。 その他、 ・Blackboard やMoodleroomsといった学習管理システム ・動画配信プラットフォームのKaltura(カルトゥーラ) ・論文資料の剽窃(いわゆるコピペ)をチェックするTurnitinという製品などがあります。 このような多彩なラインアップの製品をそろえ、お客様のニーズにあったソリューションをご提供しております。 その他、オリジナルコンテンツの作成などのご相談にも応じておりますので、ご興味がおありでしたら、お声をお掛けいただければと思います。
  3. まず、マイクロラーニングとはいったなんなのか? 基本的なことについて、見ていきたいと思います。 マイクロラーニング自体新しい概念であり、明確な定義というものは存在しません。 コンテンツを短くしたというところに最大の特徴があり、 「バイトサイズ(つまり一口サイズ)のナレッジを活用した教育・学習手法」 とするのがいいのではと思います。 特徴をまとめますと: 長さ 諸説ありますが、だいたい1つあたり5分から10分程度のコンテンツと言われています。 このようなコンテンツはナゲット、あるいはチャンクなどとも表現されます。ともに「かたまり」を意味する英語ですが、ナゲットは日本でもファストフードでおなじみですね。チキンナゲットのように1口でパクッといけるコンテンツであると言ったらわかりやすいかもしれません。つまりバイトサイズということですね。 フォーマット まちまちです。動画が多いようですが、シンプルなテキストやウェブページなど、いろいろあります。 完結型のコンテンツ そしてここが重要なのですが、学習内容が1つ1つモジュール化、つまり個々のコンテンツは独立して存在しています。どういうことかというと、前のコンテンツを参照するような作りにはなっていないということです。、 書籍などでは「前章で述べた通り」などの記述は一般的ですが、このような記述はしません。コンテンツごとに完結しているので、どこから手につけても大丈夫です。 モバイル そして、主にモバイルデバイスで学習することを想定して作られております。 いつでもどこでも このような内容により、いつでもどこでも学習する人が好きなときに自分のペースで学ぶ環境が実現するのです。
  4. マイクロラーニングの歴史について、少々見ていきましょう。 マイクロラーニングは今非常に熱いと言われていますが、比較的新しい概念でして、注目を浴びるようになったのは2014年ごろ、米国でのことです。 今年が2018年ですから、まだわずか4年程度なんですね。というわけで、歴史を語ってもそう時間はかかりません。 世界最大の人材開発イベントATD ICEで基調講演で取り上げられるなど、ここ最近、いわゆるバズワードとして、多くの議論がなされています。 人材開発に携わっている皆さまには説明不要かと思いますが、ATDは1945年に設立された人材開発に関する非営利団体で、世界100カ国以上からのメンバーが参加しています。 マイクロラーニングがこのように注目される理由としては、モバイルデバイスの普及が背景にあります。 しかし、それだけではなく、従来型のeラーニングあるいは集合教育が様々な限界を露呈していることも大きな要因です。 より実践的で、柔軟性を持ち、今の時代のライフスタイルにあった教育手法を望む声に押される形でマイクロラーニングが満を辞して登場したという言い方もできるのではないでしょうか。 ATD-ICE 2018は、5/6-9にサンディエゴで開催。1万人もの来場者。オバマ元大統領が登壇。 ATD会長にインタビューを受ける形でリーダーシップについて語った。
  5. では、マイクロラーニングの利用状況はどうなっているのでしょうか。 海外の調査ですが、ATDリサーチが2016年の9月、10月に企業にとったアンケートによると38%の人が既に現在の職場でマイクロラーニングが使われていると回答、まだ使っていないが12ヶ月以内に始める予定と回答した人はそれより高い率の41%にのぼりました。両方合わせると実に回答者の約8割になります。 この調査から2年近く経過していることから考えると、マイクロラーニングの導入は、その後さらにすすんでいることが想像できます。 日本に限定した調査は今のところないようですが、これよりは低いものと思われます。その分これからの動きが大きくなっていくということでしょう。
  6. マイクロラーニングが注目されるに至った要因として、ひとつ大きいのはミレニアル世代の台頭があります。 ミレニアル世代(あるいはミレニアルズなどとも言いますが)とは2000年以降に成人を迎えた、あるいは迎える世代のことで、生まれた時期としては1980年以降という世代となります。 最新の統計を見ると、少子化が叫ばれて久しいこの日本でも、ミレニアル世代は、総人口の既に3割を超えているのです。 彼らの特徴としては、成長過程にインターネット環境があった、スマホネイティブである それはつまりは、 ピンポイントえ知りたい情報があれば、さくっとインターネットで検索して情報を得るという習慣が早い段階から染みついている、手軽に学べることを望む傾向があるということです。 また、SNSでコミュニケーションを取ることから、他者から学ぼうとするという傾向も特徴としてあげられます。 彼らが社会に出て、中心的な役割を果たすようになってきた今、学習のスタイル、環境に変化が起こってきているのです。
  7. マイクロラーニングが注目されるわけ、今度は学習環境、社会の環境といった視点から見てみましょう。 まず、あげなければならないのは、従来型のeラーニングの限界という点です。 集中力が続かない…授業中に眠くなったという経験は皆さん誰もがお持ちではないかと思います。 人間の集中力はどれくらい続くものなのか?というテーマでは色々な研究がありますが、受身となって話を聞くのであれば、本当に集中していられるのはせいぜい5分から10分程度と言われています。もちろん、それを超えても話を聞き続けることはできますが、人間徐々に理解力や集中力が落ちて行くものなのです。本当に学習効果をあげたいのであれば、時間は短い方がいいということになります。 また、従来型の長めの授業、コースではピンポイントに学びたいというニーズに応えられないという問題点もあります。 今は、例えばExcelでSUM関数の使い方を知りたい、それだけなのに、Excel入門をずっと聞き続けるのは時間のある意味無駄ですし、苦痛でもあります。 知りたいことだけ、ピンポイントで手短かにまとめたマイクロラーニングコンテンツは、そういう意味では従来型のeラーニングの弱点を補う、克服する切り札なのです。 第2に上げるべき点は、学習内容の陳腐化の速度が速いということです。 企業の商品サイクルから、コンプライアンスに関わる法令の内容などはもちろん、学校で学ぶ科目でも、情報は常に新しくなります。 特にこの情報化社会の中では、情報更新のスピードはありとあらゆる場で目まぐるしく変化していくので、せっかく作った教材も、放っておくとどんどん陳腐化してしまいます。 そんな中、常にコンテンツを最新に保つことは、避けては通れない課題と言えるのではないでしょうか。 マイクロラーニングではコンテンツが短い上にそれぞれが自己完結している、つまりモジュール化しているため、管理・更新に負担が少ないのが特徴です。 比較的簡単に常にコンテンツを最新に保ち続けることができるのです。 3つ目の点は、学習の時間がとれないということです。 現代人はみな忙しいです。 じっくり学校に通ってスキルを身に付けたいと思っても、仕事をしながらではなかなかむずかしかったりします。 マイクロラーニングでは、モバイル活用でいつでも、どこでもスキマ時間を活用して学習ができるので、現代社会に適した学習手法と言えるでしょう。
  8. 先ほどの集中力の維持に関連してひとつの研究を紹介したいと思います。 東京大学の池谷裕二教授の研究では、中学生の英単語学習において60分学習を1回行ったグループよりも休憩を挟みながら15分を3回(つまり計45分)学習したグループの方がテストスコアがよかったという結果が出ています。 この2つのグループの中学生の脳波をはかったみると時間の経過とともに集中力に直接関係のあるガンマ波が時間とともに低下していくことが明らかになっているそうで、休憩をすることによってリセットされているというのです。
  9. 前のページと話しが重複する部分もありますが、ここでマイクロラーニングの意義や効果についてお話ししたいと思います。 まず、学習する習慣を根付かせる 手軽さゆえに、続けやすい。短いので集中力が途切れない 日常の中で学習を組み込むというか、癖をつける効果があるだろうと考えます。 必要に応じて情報を得ることができる 「あれってなんだっけ?」と思ったときに必要に応じて情報を取り出せるのがマイクロラーニングのいいところ。 いまどきの言い方で言えばオンデマンドということになります。必要な情報を完全に習得するまで反復学習できるのはメリットと言えます。 時、場所を選ばない これは、もう説明は不要ですね。モバイルデバイスが普及したこの現代社会でいつでもどこでもというキーワードは重要かと思います。 コンテンツの作成が容易 1冊本を書くとなると大学の先生でもなかなかの大仕事になろうかと思いますが、マイクロラーニングはフォーマットも自由で短いコンテンツですから、教える項目ごとにさくっと作ることができます。短いゆえに製作負担が少ないと言えるでしょう。 これは、専門会社などに外注するケースも多かった従来型のコンテンツとは異なり、内製化できるということを意味します。近年、eラーニングのコンテンツも内製化のトレンドが進んでおりますので、その流れにぴったりなのではないでしょうか。 簡単に内製化できるということは、機動性が上がるということです。時間を置くことなく、タイムリーにコンテンツ提供が可能となります。 コンテンツの管理が容易 これは前の項と連動する事柄ではありますが、コンテンツの作成が簡単であれば、更新も難しくないということです。 常に情報を最新のものに保つことで教育の効果、満足度もアップするでしょう。
  10. マイクロラーニングについてその効果などをお話ししてまいりましたが、なんでもマイクロラーニングでいいのでしょうか? そうではありません。 我々誰にでも得意不得意があるのと同じく、マイクロラーニングにも向き不向きがあります。 ここでは色々書いてみましたが、要は マイクロラーニングに向くものとしては、ピンポイントで短く終わることのできる学習ということになろうかと思います。 一方不向きなものということになりますと、そうではないもの、つまり情報量が多く、詳しい説明がないと理解できないようなもの、あるいは体系付けての学習が必要なものなどとなります。 それぞれの例として挙げたものが最適であるかはわかりません。 ソフトゥエアの機能とひとえに言っても、全体を体系的に学ぶのであればマイクロラーニングは向かないでしょうし、ピンポイントで特定の操作方法を1つずつ学ぶのであればマイクロラーニングが最適でしょう。 学ぶ事柄の具体的な質や量に応じて向き不向きが決まってくると言えると思います。
  11. 続いてマイクロラーニングの形式についてです。 マイクロラーニングは、まだ歴史が浅い、新しい概念であることはお話ししました。 新しいゆえに、自由でもあります。 ファイルのフォーマットについても、これと言った定義は存在しません。言ってみれば「なんでもあり」なのです。 そんな中、一番一般的なのは動画でしょう。 簡単に作成できる上に、視覚的に訴えることができる動画は、複雑な内容でも手短かにかつ正確に受け手に伝えることができ、教育の分野にとどまらず、その利用は近年広がりを見せています。 講義収録動画から、実技動画まで、教育の分野でも動画の活用は注目を集めています。 その他、シンプルなテキストだけを提供するようなスタイルもありますし、 静止画(写真)で内容を伝えたり、あるいはチャット形式でコミュニケーションをはかるといった例もあります。 こうでなければならないというルールはないというのもマイクロラーニングの特徴なのです。 前例にとらわれず、御社、貴学に最適な教育を探すという観点から独自のマイクロラーニングを探してみるというのも面白いかもしれません。
  12. 皆さまがマイクロラーニングの教材を作成する上で考えておくポイントをまとめてみました。些細なことではありますが、念頭に置くとコースのデザインもぐんと質がアップすると思います。 すでに申し上げたことも含まれておりますが、その点はご容赦ください。 まず大前提としては、その教育内容がマイクロラーニングに向く内容でなければならないということです。 向かない内容を無理にマイクロラーニング化してもいいものができるはずもありません。 マイクロラーニングに向かない部分には、従来型の研修や教育との併用も考えればぐっと可能性は広がりますし、より高い効果を期待できます。従来型のeラーニングはもちろん対面式の教育、集合教育も合わせ技にすることも場合によっては視野に入れるといいでしょう。 長さは短いものという前提はありますが、何分という言い方はそれが5分であろうと10分であろうと、あくまでも目安です。 内容が伝わることを第一に考えることが肝要です。
  13. またここら辺は当然と言えば当然なのですが、そのコンテンツがなんの目的で作られるのか、誰に対するものなのかと言った点を意識することで、より的確な内容となります。企業様で言えば、既ユーザに対する説明と、これから興味を持ってもらおうとするポテンシャルユーザに対する説明では、同じ製品説明でも内容は変わってくるはずです。 他、考えるべきは章立てです。数分の短い説明とは言え、伝えたいポイントがあるはずなので、それを書き出した上で、説明するとより伝わりやすいでしょう。 最後になりますが、マイクロラーニングコンテンツの特色として冒頭であげました「独立した内容」であることが重要だろうと思います。他のコンテンツのことに触れることなく、その一つのコンテンツの中で完結するような内容を心がけてください。
  14. ここでマイクロラーニングの事例を2点ほどご紹介したいと思います。 まずは、デュオリンゴという語学教材です。これは、オンラインで基本的に誰でも無料で使うことができる教材です。多言語に対応しており、自分の母国語が何語であるかを登録し、その視点から学ぶことが可能です。 カラフルな見た目と1トピック5分程度で終わる教材が人気で、ハリウッドスターも使っているそうです。 また、学習の進捗が分かりやすく、トピッククリアごとにメダルがもらえるのでモチベーション維持にも役立ちます。
  15. 続いてのドミノピザの事例ですが、これは米国のドミノピザの従業員向けの教材です。 多数各地に存在するフランチャイズ店の各従業員にドミノピザのメニューとその作り方を徹底的に教えるために作った教材で、ウェブベースかつユーザフレンドリーなインターフェースが特徴とのことです。 ゲーミフィケーションを取り入れ楽しく効率的な学習を実現しています。 導入により材料の無駄をなくしコストパフォーマンス向上につなげた他、顧客のクレーム数も減るという効果があったそうです。
  16. マイクロラーニングは今後もますます注目を集め、その利用は広がって行くだろうと私は思います。 では、それにより、従来型のeラーニングは不要になってしまうのでしょうか? それは結論から言いますと、そうはならないということになります。 先ほども触れましたが、ものには向き不向きがあります。マイクロラーニングがいくら広がって行こうとも、向かない内容をわざわざマイクロラーニングでやる必要はありません。 マイクロラーニングは、従来型の教育に置き換わるものではなく、むしろ学習手法の広がり、選択肢が多くなったと捉えるのが妥当でしょう。 また、マイクロラーニングには、それ専用のプラットフォームというものも特にありません。手軽さゆえに、なんでもマイクロラーニングに使えてしまいますが、やはりしっかりとした教育、学習を行いたいのであれば、しっかりとした管理ができるプラットフォームが必要でしょう。具体的には ・学習コンテンツの管理 ・受講者の管理 ・受講履歴の管理 ・成績の管理 ・セキュリティの管理 などがあります。このような管理がきちんとできてこそ、やったらやりっぱなしではない、効果が見える学習が実現するのです。 また動画では、容量も食うため、ネット環境に最適化した配信ができる、具体的には配信の際の解像度などを柔軟に変えることができたりCDNを使った配信ができるシステムなどが、挙げられます。 これはマイクロラーニングの実践とは別のシステムを用意するという話ではないです。どうせマイクロラーニングをやるのであれば、後ろ盾もしっかりとしておいた方が長い目で見れば絶対にプラスである、それを強調したいとのです。
  17. ここで、ほんの少し弊社、アシストマイクロの提供するソリューションについて3つほどご紹介させてください。(すぐに終わります!) アシストマイクロでは先に述べました通り、幅広い教育ソリューションを提供しておりますが、いずれもマイクロラーニング的な使い方を可能とするモバイルアプリが用意されています。しっかりとしたシステムの後ろ盾を得た上でマイクロラーニングを実践してみてはいかがでしょうか。 まず、動画プラットフォーム「Kaltura」です。 これは、言って見ればプロフェッショナル版のYouTubeとでも言えばわかりやすいでしょうか。コンテンツの環境に応じた最適な配信を始め、録画や編集も可能とした統合プラットフォームです。 モバイルアプリ「KMS GO」の独自の機能として、「5分以内のコンテンツ」などと時間を区切って検索する機能が付いており、隙間時間を有効活用することができます。 世界で1億人以上のユーザが利用
  18. 同じBlackboard社の提供するLMSですが、Moodleroomsというシステムもご提供しております。 こちらは、オープンソースのLMS、Moodleをベースに作られております。Moodleの豊富な機能に、さらにユーザ視点に立った独自機能を追加し、クラウドソリューションとして提供します。 モバイルアプリでは、オフラインであっても学習を続けることができるよう、コンテンツをあらかじめダウンロードしておく「オフラインモード」機能がついています。 世界最大のMoodleクラウド 1400団体以上で導入 アクティブユーザ数400万人以上
  19. 続いて学習管理システム(LMS)Blackboardです。 世界中で名だたる大学様がお使いのBlackboard Learnもモバイルアプリでアクセスすることが可能です。学生が受講コースや自分の成績にアクセスしたり課題を提出したりできるほか、課題の採点を行うなど、教師側の視点に立ったBlackboard Instructorというアプリも用意されています。 また、Blackboardアプリからは、Blackboard Collaborateという遠隔授業システムも使うことができます。 世界をリードする教育機関の80%が利用。世界100カ国、19,000以上の機関が採用。
  20. これは弊社のソリューションではございませんが、マイクロラーニングをこれから取り組みたいという皆様に有益なアプリケーションをひとつご紹介したいと思います。 株式会社WARK様が提供するiContentsroidというアプリケーションで、 誰でも簡単に10種類以上のモバイル対応のコンテンツを専用エディターを使って作成できるという便利な製品となっております。 6/28(木)、WARK様との共催セミナーが決定しましたので、興味のおありの方はぜひ参加ください。
  21. では、マイクロラーニングは皆さまにとってどんなメリットがあるのか、おさらいしておきます。 ここでは、学習者と先生、あるいは管理者という観点からまとめてみました。 学習者にとっては、スキマ時間にモバイルデバイスで学習できるということから、自分のペースで学べるということがまずあげられます。従来型の教育ですと、時間になると教室へ行く、あるいは特定のコースにアクセスするなど、他者にあわせてまとまった時間を作るケースも少なくありませんでした。マイクロラーニングはそのような学習スタイルを一変させたと言えるでしょう。 また、ひとつひとつの学習単位が短いため、集中力が途切れないということも大きいですね。1時間、2時間の講義を聞いていて眠くなった経験は誰もが持っているかと思います。 自分のペースで集中力が途切れない形で学習できるのに加え、必要なときに、あるいは興味が湧いたときにピンポイントで学習ができるというメリットはつまり、モチベーションの維持に役に立つということです。 一方、先生や管理はのメリットと言いますと、 なんといってもコンテンツの作成が容易であるということでしょう。短いコンテンツゆえに壮大な準備をする必要もなく、簡潔に教えたいことをまとめるだけでOKです。 作成が容易であるということは、管理も容易であるということです。 管理が行き届いて入れば、情報が古くなってしまう前にどんどん新しいものに入れ替えていけるわけです。 しっかりとした情報を届けることも重要ですが、その情報が常に新しくタイムリーであることも非常に大切なことでしょう。
  22. マイクロラーニングは今後も様々なユーザ、業者の関わりを経てますます発展していくでしょう。 最後になりますが、マイクロラーニングというとコンテンツの短さが取りざたされますが、では、1時間のコンテンツを5分以内に押し込めたらマイクロラーニングなのでしょうか? それは違いますよね? 単にコンテンツ長さということにとどまらず、現代社会で新たな学習スタイルが生まれている そういう流れとしてみるべきではないかと思うのです。 かつてeラーニングが普及し始めた頃も教育に大きな変化だと捉えられました。 しかし、従来型のeラーニングは、対面式の授業をコンピュータ上で再現することにある程度重きが置かれていたと思います。それに対して、ピンポイントで順番もアトランダムでやるマイクロラーニングは、学習のやり方の根本的な変化と見ることができるでしょう。 大げさな言い方かもしれませんが、今まさに学習スタイルに革命が起きているのです。 現在は、ピンポイントの知識獲得型のコンテンツが中心ですが、今後は、より多様な使い方がなされて行くのではと私個人も期待しております。 今やマイクロラーニングに限らず様々なコミュニケーションツールが発達し、あらゆるシステムにコミュニケーションのツールが入り込んでいます。 そんな流れの中、単に暗記学習をするにとどまらず、SNS的なコミュニケーションの中で気づきを得るツールとしてマイクロラーニングも広がっていくのではないか、そんな風に私は期待を込めて見ております。 今後も注視していきたいと思っております。