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3-1)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想 空間OS モノと社会をつなげる

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3-1)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想 空間OS モノと社会をつなげる

  1. 1. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想 空間OS モノと社会をつなげる • 2023年2月3日e • 先端IT活用推進コミュニティ • XR研究グループ • コンテキスト・コンピューティング研究グループ • 日本総合システム株式会社 中川雅三
  2. 2. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 2 空間OSとは • その場所にある様々なエージェント(ロボット)や 人を連携させる「メタOS」。寿命数十年以上目標。 空間OS 最初は「家」で実装開始
  3. 3. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 3 発端: 総連携 • 最初の問題意識 • 身の回りにあるデバイス群・サービス群が繋がっていない • つなげればいろいろな使い方ができるだろう • メーカーにはできない • ビジネスモデルが違う(と思ってる) • 囲い込みたい • 要求が多様すぎる • 責任をとりたくない • “標準”がない
  4. 4. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 4 空気を読む家 • “空気を読む家”というお題がたちあがった • 単に自動化したいわけではないだろう • 住みたい家は人によって嗜好・指向が違う • 住人やかかわる人の”能力”を”拡張”できればうれしい • 自分では気付かないことに気付く • 常時チェックする • 滅多に起こらないことにも適切に対処する • 面倒なときにはやってくれる
  5. 5. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 5 窓を開けませんか • “空気を読む家”で思いついたユースケース • 室温が上昇したときの冷却 • 空気を読む家が「窓を開けませんか」と提案する • 外は”気持ちがいい”気象 • 住人はそれに気付いていない • 特にこの解が良いケース • “気持ちがいい窓開け”に共感する人 • 高温に気付きにくくなっている独居高齢者 近頃は運動不足 • “レガシーな業者”には、この提案はできない • 家電メーカー:エアコンつけておいてください • 住宅メーカー:窓やブラインドの開閉を自動化します • サービス業者(介護・見守り):何かあったら責任とれません
  6. 6. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 6 「窓を開けませんか」の実装 • 何が必要か • センサー • 温度、カメラ… • 高度なセンサー • “そこに人がいてそれが誰で何をしているか”を解釈… • 一般知識 • 室温が高くなると危険、外気温が低ければ窓開けで室温を低下できる… • その場所・周辺に関する知識 • この部屋には窓があるエアコンもある、住人はこんな人… • 外は快晴、風力… • 使命・責任 • なんのために提案するのか、結果事故ったら?、評価されたら?… •これらの活動をつなげる基盤 : 空間OS
  7. 7. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 7 空間OSに求められるもの • デバイス群と人と社会が協働する基盤 • オーナーのために働く、そこにいる人のために働く… • 人がやるべきこと・やったほうがいいことは人に任せる • “社会”と連携する(例:ここに無いサービス・助けを求める) • 互換だが多様であり変化を許容する • すべてのデバイス・情報・人・社会が繋がれる • 世代の異なるデバイスが情報共有・接続できる • 永続する • 人の一生、世代にわたってサービスを継続し続ける • 秘密の開示・秘匿を制御できる • 「プライバシー=秘密」ではない。時と場合による。 • 死にかけていればトイレにだって踏み込む
  8. 8. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 8 空間OSがあればできそうなこと • 多様な生き方・高齢・子ども… • 必要なところは極限まで自動化・お気軽化する • コンフィグレーション(設置、故障、世代交代、引っ越し…=継続的) • 弱いものの見守り(乳幼児、高齢者、ペット、植物…) • 人がやるべきところは人ができるようにする • 責任、利害調整… • 多様なリモート操作 • 新たな雇用 • その場で(大中小の)事業者がビジネスをできるようにする。 • 留守宅のペットの様子をみながらリモートで給餌する商売 • 本人確認できなくなったときに助ける商売 • OSがおかしなエラーログを出した現場に確認しにくる商売 …
  9. 9. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 9 空間OSと社会 • 空間OSをインフラにすれば… • 個人宅やオフィスで第3者がビジネスを実現 • 公共 • 事業者 • ボランティア → 「共助」のインフラ デジタル庁 統括官 村上敬亮氏の講演資料より デジ庁の問題意識: 共助のインフラが必要
  10. 10. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 10 アーキテクチャの基本方針 • データ中心 • データだけが永続可能 • ハードウエアもOSも言語も規格も、寿命が人生より短かめ → デバイスを入れ替えながら、データを永続的にひきつぐ • メタデータも • メタデータ:データの解釈の仕方を説明するデータ • 扱うデータには「範囲」がある • 「ここ=空間内」にある事象の観測事実と解釈 • ここにあるデバイス群や人に必要なものを扱う • 上記データの履歴データ:変化の観測も重要 ↓ “ここの空間に関するデータ”をコンテキストと呼ぶ
  11. 11. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 11 コンテキストの共有 • デバイスや人がデータを共有して協調動作すればいい • 動作の主体をエージェントと呼んでみる ↓ • 空間OSは「黒板モデル」の黒板であるとすればいい • 温度計エージェント: 黒板に温度を書き込む(履歴も蓄積されている) メタデータ:型番・温度の単位・サンプリングレート… 関連データ:設置場所・信頼性… • 健康管理エージェント: • 読み込み:温度や湿度、気候、この家の構造… • 書き込み:判断ログ、執事エージェントへの依頼「窓をあけませんか」 • 執事エージェント: • 読み込み:依頼、この家の構造… • 書き込み:対話エージェントへ発話依頼「窓をあけませんか」… … 本当はもっと複雑な処理になるだろう 「黒板モデル」については検索してみて
  12. 12. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 12 • ”コンテキスト”は現場のもの • クラウドやメーカーのものではない • 現場ですべてを制御できるようにする • コンテキストを機密の制御境界として使う • 外からは見えない • コンテキストに構造を持たせる 「プライバシー」はゼロかイチかではないから • 自分だけの • 家族の • 医療・介護での • 仕事の • 友人との 「プライバシー」への対応 個別のエージェントごとに ・見える部分 ・書ける部分 ・間接的に使える部分
  13. 13. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 13 ローカルとクラウド ―実装形態 • ローカル(Edge)の必要性 • プライバシーの保護:浴室の映像をクラウドに上げるか? • リアルタイム性:msオーダーのレイテンシが必要なケースに対応。 • 堅牢性:クラウドやネットワークがダウンしても動き続ける。 • 多様性:あらゆる組み合わせや嗜好に合わせる。 • クラウドの必要性 • スケールできる。 • 広く情報を集める。 • 他と繋がる。 • 堅牢性:ローカルが破壊されてもデータを残す。 ⇒ 両方とも必要で、同レベルの高機能が求められる。
  14. 14. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 14 空間OSの実装 • データ表現:RDF • RDF:安定した仕様+名前空間の分離+メタデータの記述+検索 • 名前空間の分離 → 誰でも自分だけの「規格」を勝手につくれる。 • 実装形態 • Webサーバとして実装 • HTTPはいまのところ安定している • 下位プロトコルが変化しても「問い合わせ+応答」モデルは使い続けられる • WebSocketで変化を通知できる • 毎秒数100kB程度のストリームを扱えるだろう • ローカル連携にもクラウド連携にもつかいやすい • やらないこと(最初の実験では) • データ構造の階層 → まずはRDFで直接書いてみる • 音声や動画のような太いストリーム → 空間OSが扱うは接続情報のみ • セキュリティ → 扱おうとおもえばできることは確認してみる
  15. 15. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 15 空間OSの実装 • 空間OSは「黒板モデル」の黒板 • 空間内のあらゆる情報(コンテキスト)をエージェントが黒板へ書き込む • エージェントは黒板に書かかれた情報に基づいて動作し、結果を黒板へ書き込む • エージェントは同じコンテキストを共有して協調動作する 空間OS=黒板 空間内のあらゆる情報を保持 RDFストア +変化通知 +履歴記録 (+権限制御) エージェント エージェント … エージェント HTTP+WebSocket HTTP HTTP+WebSocket
  16. 16. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 16 「家」における空間OS 一般知識・データ オントロジー、ルール、 気象情報、サービス、… エージェントメタデータ クラス定義、機能定義… 空間OS:動的RDFストア (非 公開) LOD (公開) ローカルナレッジ 家族構成、間取り、契約… 空気を読む・人間API 会話、外部連絡、忖度… 管理エージェント 安全、空調、電力… 認識・解釈エージェント 人・ペット・環境… センサー・アクチュエータ 温度計、マイク、カメラ、エ アコン、掃除ロボット… プロトコルコンバータ エージェント =Web Servcie 他の空間OS 知 識 共 有 黒 板 モ デ ル 包摂アーキテクチャ的階層 を含む
  17. 17. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 17 “空気を読む家”実装実験 空間OSの試作 • Apache JENAを改造したRDFストア • 変化値を保持する「物理ノード」 • WebSocketで変化を通知 • 値変化の履歴を記録 • キュー型ノードによる包摂アーキテクチャのサポート • 属性設定によるアクセス権限制御実験 • 存在を見せない/値は読めないが検索には使える 資料: • 「LOD の物理世界拡張と空間 OS」 http://aitc.jp/pubs/bizar/SIG-SWO-039-02.pdf • 「空間 OS によるエージェントのデータ共有と相互運用」 https://aitc.jp/pubs/bizar/SIG-SWO-048-01.pdf RDFストアとは: ・RDFデータを保持する ・グラフDB ・検索言語SPARQL LOD※で使われている ※ LOD : Linked Open Data クラウドにもedgeにも 設置できる
  18. 18. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 18 実装実験で確認できたポイント • プログラムが思い通りに動作する • アプリを開発しやすい 複数チームが分散作業でデモを実装 • エージェント化による明確な機能分割 • 容易なシミュレーション → 仮想と現実のシームレスな接続 • そこそこのパフォーマンス@JSONテキスト • 数10バイト:毎秒数万通知(@EC2 T2-microインスタンス) • 毎秒20フレーム姿勢骨格データ中継:20チャネル程度
  19. 19. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 19 メタバースと空間OSの関係 仮説 • 1個のメタバースを空間OSでモデル化することができる。 • 複数のメタバースを空間OSでつなげることができる。 • 現実空間とメタバースをつなげることができる
  20. 20. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 20 空間OSの構成 空間OS: デジタルツインストレージ (履歴・メタデータ・インデクス) センサ センサ センサ 各種カメラ 温度計 ドア・窓 … センサ センサ 計算エージェント 人物認識 空調・警備 健康管理 … センサ センサ アクチュエータ 音声・ディスプレイ エアコン ロック …
  21. 21. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 21 メタバースの構成 モデル空間: オブジェクトストレージ (APIつき) センサ センサ センシング キー・スイッチ モーショントラッキング 音声 … センサ センサ 計算エージェント レンダリング 物理シミュレーション NPC(対話エージェント) 価値交換 センサ センサ フィードバック ディスプレイ 音声・振動 … 一体化しているシステ ムを分解してみると
  22. 22. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 22 マルチバース モデル空間: オブジェクトストレージ (APIつき) モデル空間: オブジェクトストレージ (APIつき) モデル空間: オブジェクトストレージ (APIつき) センサ センサ センシング センサ センサ 計算エー ジェント センサ センサ フィード バック 空間OS: デジタルツインストレージ (メタデータと賢いインデクス付き) センサ センサ センサ センサ センサ 計算エー ジェント センサ センサ アクチュ エータ モデル空間: オブジェクトストレージ (APIつき) マルチバースのハブ としての空間OS ・現実空間接続 ・データの標準 マッピング
  23. 23. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 23 空間OS • プログラミングモデル • 空間OS: コンテキストの変化・時間経過 → 新しいコンテキスト • 多くの言語やRPCでは: イベント+パラメータ → 応答 • コンテキスト = エージェント群の共有情報 • フレームの外縁 • 機密の境界 • “空間”の種類 • 場所:身辺、部屋、家、ビル、街、国、車、メタバース… • グループ:家族、サークル、会社… • アクティビティ:生活、遊び、仕事… “コンテキスト”上の コンピューティング
  24. 24. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 24 今後 • 流行りのChatGPTにきいてみた… 課題解決提案に使えそう ↓ 安全・ウェルビーイング? タスクの始まりと終わり? 責任?
  25. 25. Copyright © 2023 Advanced IT Community to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. ハルミン AITC非公式イメージキャラクター 最新情報はこちらをご参照ください http://aitc.jp https://www.facebook.com/aitc.jp

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