SlideShare ist ein Scribd-Unternehmen logo
1 von 51
Downloaden Sie, um offline zu lesen
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
マンガ駆動開発によるデザインプロセス
~ 協働プロジェクトのためのシナリオ設計 ~
2019年2月5日
先端IT活用推進コンソーシアム
UX技術部会 サブリーダー 神野 昌和
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 2
AITC:バックボーン
A Guide to the Manga Driven Development Body of Knowledge:MaBOK v1
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 3
マンガ駆動開発とは
マンガ駆動開発とは
関係者全員が
ユーザー体験を意識しながら
プロダクトやサービスを
開発するための開発プロセス
UXデザインプロセスの一種
企画 設計 実装 評価
適用範囲
最も効果的な適用範囲
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 4
「空気を読む家」のこれまでの流れ
 1期 玄関
 2期 寝室(快適な目覚め)
 3期 寝室(密度の濃い睡眠)
 4期 リビング
 5期 今回の紹介(キッチン)
マンガ駆動開発プロセスで
『空気を読む家のキッチン』をデザイン
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 5
マンガ駆動開発 全体像
キャラ取材 分析
プロット ネーム
寸劇 実装 評価
マンガ
9つのフェーズ
キャラ
づくり
シナリオ
づくり
モノ
づくり
3つのステップ
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 6
『空気を読む家のキッチン』の造り方
マンガ駆動開発プロセスで
『空気を読む家のキッチン』を
デザイン
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 7
マンガ駆動開発: ステップ1
キャラ
づくり
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 8
マンガ駆動開発: ステップ1
プロダクトやサービスを使用する
ターゲットユーザーを明確化する
 『キャラ(誰)』のどんなニーズを満たす
のか?
 『キャラ』のどんな課題を解決するの
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 9
マンガ駆動開発: フェーズ 1-1
取材
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 10
マンガ駆動開発: フェーズ 1-1
利用者の実像を把握する
利用環境や状況を把握する
インタビュー原稿/アンケート集計
内省報告(表面的な声/心の声)
写真、ビデオ
インタビュー/アンケート
ユーザー観察(師匠・弟子モデル)
ローケーション・ハンティング
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 11
取材:【空気を読む家のキッチン】
利用者の実像を把握する
利用環境や状況を把握する
キッチンでの困りごと
ブレインストーミング
キッチンでのエピソードを10分間に
1人最低10個 付箋紙に書き出す
1人が1個づつ、付箋紙を出して、
エピソードを紹介
同じ経験があれば、相乗り
大量のエピソードを短時間に取材
60個(6人×10個)→重複排除して30束
エピソード「あるある、ないない」
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 12
マンガ駆動開発: フェーズ 1-2
分析
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 13
分析: フェーズ 1-2
利用者のセグメンテーションとターゲッティ
課題やニーズの抽出
ターゲットとする利用者の人物像
課題やニーズに対する利用者の心の声
インタビュー分析
エンパシーマップ
カスタマージャーニーマップ
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 14
分析:【空気を読む家のキッチン】
通勤時における価値観
到着時間に対するこだわり
運行状況に対するこだわり
効率的
所要時間に対するこだわり
弱い
混雑に対するこだわり
弱い
天気への関心
弱い
通勤時間の有効活用に対するこだわり
弱い
手荷物を減らすことへのこだわり
弱い
トラブル対処に対する余裕
なし
M.N.
M.N.
M.N.
ぎりぎりの時間で行動して
達成感を味わいたい
時間ぎりぎりで効率よく行
動したい
予定通りにチェックポイント
を通過したと実感したい
遅れる場合は早く知りたい
目的に10分前くらいに到着
したい
出社時間の1時間前に到着し
たい
時間には遅れる方なので、
移動時間は短い方がいい
早く出るのが嫌
通勤時間を短くしたい
行動を起こす前に経路を
知っておきたい
できればいろいろ持ち歩き
たい
傘, PC, カメラ.. 荷物を減らしたい
荷物を持ちたくない
家族や会社と連絡を取りたい
困っている人がいたら助け
たい
遅れることを連絡したい トラブルを乗り越えたい
事前に調べることでトラブル
を回避したい
自力でリカバリできない問題
に遭遇したくない
タイムリーな運行状況を知
りたい
雨を避けたい
雨だと自転車に乗れないので
天気を早く知りたい
雨が嫌い
気にならない
帰りに効率よく買い物に行き
たい
音楽や読書のためのスペース
がほしい
スマートフォンを使いたい
混雑を避けたい 座りたい
混雑したくない
混雑を避けたい
混みを避けたい
混んだ電車に乗りたくない
混雑を避けたいが所要時間を
優先する
待ちたくない
傘を差さない
M.N.
M.N.
M.N.
M.N.
T.R.
T.R.
T.R.
T.R.
T.R.
T.R.
T.R.
S.Y.
S.Y.
S.Y.
S.Y.
S.Y.
S.Y.
S.Y.
H.J.
H.J.
H.J.
H.J.
H.J.
H.J.
H.J.
H.T.
H.T.
H.T.
H.T.
H.T.
H.T.
M.D.
M.D.
M.D.
M.D.
M.D.
M.D.
M.D.
J.M.
J.M.
J.M.
J.M.
J.M.
J.M.
J.M.
S.K.
S.K.
S.K.
S.K.
S.K.
S.K.
K.T.
K.T.
K.T.
K.T.
K.T.
K.T.
K.T.
T.R.
T.R.
T.R.
T.R.
T.R.
S.K.
T.R.
T.R.
インタビュー分析 カスタマージャーニーマップエンパシーマップ
行動や状況
を
分類
心情
を
分析
行動や状況
変化に伴う
感情変化
行動や心情の変化の見える化
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 15
課題A)食材賞味期限切れ問題
• 全員が経験済み
• 生鮮食品/乳製品/香辛料/調味料/醤
油/パン/カレー
• 開封前と開封後で賞味期限が異な
る
• 賞味期限切れが近い食材でレシピ
• 多少、賞味期限が過ぎていても気
しないで食べる
課題B)食器/調理器具片づけ問題
• IH化問題(IH化によって使えなく
なった食器
• IT対応表示が不明なフライパンが
IH調理器で割れてしまった
• フライパンのかたづけ
• 結婚式の引き出物でもらった皿
• おまけでもらったコップ、グラス、
皿
課題C)買い物重複/買い忘れ問題
•調味料/洗剤
•カレーのメイン(肉、ルー)は忘
れないが、玉葱を忘れてしまった
•冷蔵庫の中が見えにくい
•冷蔵庫も所有から、利用へ
分析:【空気を読む家のキッチン】
 利用者セグメンテーションとターゲッティグ
 課題やニーズの抽出
 KJ法
 30束の上位概念を集約し、12個に分類
 再ヒヤリングでエピソードの深堀
 更に上位概念に集約し、課題を抽出
解決したい3つの課題を抽出
課題A)食材賞味期限切れ問題
課題B)食器/調理器具片づけ問題
課題C)買い物重複/買い忘れ問題
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 16
マンガ駆動開発: フェーズ 1-3
キャラ
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 17
マンガ駆動開発: フェーズ 1-3
利用者を『キャラクター』として具体化
取材と分析を通して得られた
キャラクターの具体像
プロフィール、価値観、趣味
ユーザーモデリング
ペルソナ
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 18
キャラ:【空気を読む家のキッチン】
名前 :電脳 太郎
性別 :男性
年齢 :40歳
職業 :IT企業のプロジェクトマネージャー
家族 :妻38歳(リカ)/長男小3(翔)/長女小1(凛)
潜在ニーズ :子どもとのコミュニケーション
遠距離通勤:1.5時間(電車)
その他
•持ち家
•几帳面な性格/整理整頓
•時間に余裕をもちたい
•情報を能動的に取得する
•スマホアプリを使いこなす
•天気が気になる(雨を避けたい)
ペルソナ
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 19
マンガ駆動開発: ステップ2
シナリ
オ
づくり
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 20
マンガ駆動開発: ステップ2
利用シーンのシナリオを作成
操作手順ではなく、キャラの行動や感情
、環境や状況を関係者で理解/共有
 マンガ『キャラ』が、システムを利用
するシナリオ/ストーリ
 マンガで『キャラ』『状況』『システ
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 21
マンガ駆動開発: フェーズ 2-1
プロット
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 22
『プロット』によるメインストーリーの作成
①電脳太郎さんが
日曜日に買い物に
出かけ、ビール6本
と3個セットプリンな
どもろもろを購入し
冷蔵庫にしまう
(毎日1本飲むけど、
金曜日は飲みにい
つもいくから実際は
土曜日までOKで1
週間大丈夫。よしよ
し)
②火曜日の夜子
供がプリンを食べ
ようとしていたので
リカさんも一緒に
ビールを飲みなが
ら団欒を楽しむ。
③子供は2人なの
で、3個セットの2
個を取り出し残
りの1個をしまう。
この1個は、知ら
ないうちに奥へ
といってしまう
④木曜日の夜、電
脳太郎さん、仕事
が終わりいつもの
電車を降りる時間
頃にビールが後1
本しかないよと通
知がくる。
「途中でビールを
買って帰らなけれ
ば」
⑤後日、電脳太郎
さんが、「何か食べ
るものがないかな
~」と冷蔵庫を開け
ると「プリンの賞味
期限が近いよ」とい
う通知が届く。
⑥冷蔵庫の奥を探
すと、プリンを発見。
「ラッキー」、「プリン
を無駄にしなくてよ
かったよかった」。
利用シーンのあらすじ(メインストーリ
ー)を作成し、解決したい課題を明らか
にする
ものがたり
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 23
マンガ駆動開発: フェーズ 2-2
ネーム
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 24
マンガ駆動開発: フェーズ 2-2
利用状況の詳細化し、利用者にどんな体
験を行ってもらいたいのか明らかにする
プロットで作成したメインストーリーの
前・間・後を補完/詳細化。
利用者にどんな体験して欲しいかを明確化
ものがたり
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 25
『ネーム』によるストーリーの詳細化
③木曜日の夜、電脳太郎さんの帰りが遅く、子供たちと夕食を
取りながらリカさんも一杯。子供にもプリンを食後のおやつ
に。
①電脳太郎さんとリカさんが日曜日に買い物に出かけ、ビール6
本とその他の食材(3個セットプリン含む)を購入して冷蔵庫に
入れる
○『空気を読む家のキッチン』は、冷蔵庫の中に、どんな食材が
あり、その食材の賞味期限や消費量(変化)を把握している。
金曜日までは大丈夫
④木曜日の夜。電脳太郎さんが仕事からの帰宅途中、いつも電
車を降りる時間頃にビールが後1本しかないよとLINEに通知が
くる。 帰りにビールを買って帰らないと明日が困るなぁ
⑤土曜日。電脳太郎さんが、「何か食べるものがないかな~
~」と冷蔵庫を開けたとき「プリンの賞味期限があと1日で
す」と【空気を読む家】が教えてくれる
冷蔵庫の奥を探すと、棚の奥にプリンを発見。
プリンを無駄にしなくて良かった
②月、火、水曜日の夜、電脳太郎さんは、ビールを1本ずつ飲む
仕事の後の一杯は最高!!
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 26
マンガ駆動開発: フェーズ 2-3
マンガ
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 27
マンガ駆動開発: フェーズ 2-3
システムを利用する際のキャラの行動や
感情、利用環境や状況などのユーザー体
験を関係者全員で共有
マンガ
紙とペンとスキャナ
コミPo!
CLIP STUDIO
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 28
【空気を読む家のリビング】のマンガ
マンガ
コミPo!
写真
マンガは、文章と比較し、利用シーンや
ユーザー体験をより具体的に表現できる
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 29
【空気を読む家のキッチン】のマンガ①
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 30
【空気を読む家のキッチン】のマンガ②
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 31
【空気を読む家のキッチン】のマンガ③
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 32
【空気を読む家のキッチン】のマンガ④
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 33
【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑤
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 34
【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑥
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 35
【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑦
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 36
【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑧
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 37
【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑨
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 38
【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑩
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 39
マンガ
マンガだと、文章と比較し、利用シーンやユーザ
ー体験をより具体的に表現できる
綺麗なマンガを書くことよりも、プロットやネー
ムで検討した結果をマンガに忠実に反映すること
を優先しましょう。
マンガを書くことがゴールではありません。
マンガの世界を実現することがゴールです。
マンガを作成する手間がかかりそうですが、コミ
Po!などマンガ作成ツールを使用すると、誰でも
簡単に作成することができるようになりました。
取材(ロケハン)で撮影した映像を活用すること
も効果的です。
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 40
マンガ駆動開発: ステップ3
モノ
づくり
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 41
マンガ駆動開発: ステップ 3
マンガで表現したシステムやサービスを
実装
背景は利用シーンにおいて、マンガと同
様の行動や感情になるかを検証
利用シナリオ
キャラの行動と感情
利用している環境や状況
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 42
マンガ駆動開発: ステップ3-1
寸劇
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 43
マンガ駆動開発: フェーズ 3-1
マンガで描かれた世界を人が実演するこ
とで、プロダクトやサービスへの共感を
深める。
寸劇で違和感があれば、シナリオ作りフ
ェーズに戻る
プロダクトへの共感/違和感
最初はモノがなくても「エアー」でもOK
寸劇を演じる役者
プロジェクタなどの大画面表示装置
利用シーンを再現する小物類
ビデオカメラ
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 44
マンガ駆動開発: フェーズ 3-1
寸劇
マンガ 操作画面
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 45
マンガ駆動開発: フェーズ 3-2
実装
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 46
マンガ駆動開発: フェーズ 3-2
マンガの世界を実現するプロダクトやサ
ービスを実装。
プロタイプ開発だけではなく、本番実装
もこのフェーズに含まれます。
動作するプロダクトやサービス
寸劇→実装→評価のイテレーション開発
ペーパープロトタイピング
PowerPoint、Keynote
各種プロトタイピングツール
 Adobe Experiensce Design
 Mockups
 STUDIO
開発ツール(VisualStudio/xCode)
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 47
マンガ駆動開発: フェーズ 3-3
評価
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 48
マンガ駆動開発: フェーズ 3-3
実装されたプロダクトやサービスが、マ
ンガで表現したシナリオを実現している
かを評価
マンガと実装とのFit&Gapの認識と改善
Fit&Gap評価シート
ヒューリスティック法
ユーザビリティテスト
ログデータ分析法(アイトラッキング)
観察法
NEM法
インタビュー/ヒヤリング
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 49
マンガ駆動開発とは
マンガ駆動開発とは
関係者全員がユーザ
ー体験を意識しなが
ら、プロダクトを開
発するための、新し
い開発プロセスです
。
マンガ駆動開発体系 + チュートリアル&事例
『マンガ駆動開発ではじめるUXデザイン
(仮)
』
執筆中
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 50
本書の狙い
マンガ駆動開発を開発・試行・実践を行ってきた
が、
発表資料でしか内容が残っていない
スライドとして短く纏めているので我々部会メンバー以外
が実践するにはわかりにくい
実践を行ってきて、この有効な手法を広めたい、
活用して欲しい
マンガ駆動開発を実践するための手引きとなる
解説書として、今後の普及と活用のため本書を作成
Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved.
http://aitc.jp
https://www.facebook.com/aitc.jp
最新情報は
こちらをご参照ください
ハルミン
AITC非公式イメージキャラクター

Weitere ähnliche Inhalte

Ähnlich wie 空気を読む家のキッチン(2)

Mtg if(20101210)
Mtg if(20101210)Mtg if(20101210)
Mtg if(20101210)真 岡本
 
Jasmin kansai(20101211)
Jasmin kansai(20101211)Jasmin kansai(20101211)
Jasmin kansai(20101211)真 岡本
 
Hour of-code-2016冬-シンポジウム
Hour of-code-2016冬-シンポジウムHour of-code-2016冬-シンポジウム
Hour of-code-2016冬-シンポジウムYuta Tonegawa
 
ITエンジニアに易しいUI/UXデザイン
ITエンジニアに易しいUI/UXデザインITエンジニアに易しいUI/UXデザイン
ITエンジニアに易しいUI/UXデザインRoy Kim
 
Practical ux4publish
Practical ux4publishPractical ux4publish
Practical ux4publishncdc_jp
 
ITフォーラム2021 先端IT活用推進コンソーシアム(2/7)
ITフォーラム2021 先端IT活用推進コンソーシアム(2/7)ITフォーラム2021 先端IT活用推進コンソーシアム(2/7)
ITフォーラム2021 先端IT活用推進コンソーシアム(2/7)aitc_jp
 
Spath Workshop | 世の中をより良くするアイデアを形に出来るようになる会議 β版 20130420
Spath Workshop | 世の中をより良くするアイデアを形に出来るようになる会議 β版 20130420Spath Workshop | 世の中をより良くするアイデアを形に出来るようになる会議 β版 20130420
Spath Workshop | 世の中をより良くするアイデアを形に出来るようになる会議 β版 20130420Koichiro Sumi
 
Isforum61th(20110202)
Isforum61th(20110202)Isforum61th(20110202)
Isforum61th(20110202)真 岡本
 
【IMJ】最新事例にみる顧客本位のweb設計「新たな体験価値を産む大規模サイト統合」(i・con2014)
【IMJ】最新事例にみる顧客本位のweb設計「新たな体験価値を産む大規模サイト統合」(i・con2014) 【IMJ】最新事例にみる顧客本位のweb設計「新たな体験価値を産む大規模サイト統合」(i・con2014)
【IMJ】最新事例にみる顧客本位のweb設計「新たな体験価値を産む大規模サイト統合」(i・con2014) IMJ Corporation
 
なぜ私はこの本を書いたか
なぜ私はこの本を書いたかなぜ私はこの本を書いたか
なぜ私はこの本を書いたかSatoru Ueda
 
マンガ駆動開発のすゝめ
マンガ駆動開発のすゝめマンガ駆動開発のすゝめ
マンガ駆動開発のすゝめKazuhide Okamura
 
もし友、学ぶ会 120324
もし友、学ぶ会 120324もし友、学ぶ会 120324
もし友、学ぶ会 120324Arata Suehira
 
協働プロジェクト「空気を読む家」キッチンにおけるデータ収集
協働プロジェクト「空気を読む家」キッチンにおけるデータ収集協働プロジェクト「空気を読む家」キッチンにおけるデータ収集
協働プロジェクト「空気を読む家」キッチンにおけるデータ収集Kazuhide Okamura
 
空気を読む家のキッチン(3-2)
空気を読む家のキッチン(3-2)空気を読む家のキッチン(3-2)
空気を読む家のキッチン(3-2)aitc_jp
 
[PyConJP2019]Pythonで切り開く新しい農業
[PyConJP2019]Pythonで切り開く新しい農業[PyConJP2019]Pythonで切り開く新しい農業
[PyConJP2019]Pythonで切り開く新しい農業Makoto Koike
 
インターネットを活用した“国内”テレワークの実際[電子出版事業編]2018
インターネットを活用した“国内”テレワークの実際[電子出版事業編]2018インターネットを活用した“国内”テレワークの実際[電子出版事業編]2018
インターネットを活用した“国内”テレワークの実際[電子出版事業編]2018馮 富久
 
Fringe81内定者研修2013 yコンベンチャー発表資料
Fringe81内定者研修2013 yコンベンチャー発表資料Fringe81内定者研修2013 yコンベンチャー発表資料
Fringe81内定者研修2013 yコンベンチャー発表資料Yuzuru Tanaka
 
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(2)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(2)ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(2)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(2)aitc_jp
 

Ähnlich wie 空気を読む家のキッチン(2) (20)

Mtg if(20101210)
Mtg if(20101210)Mtg if(20101210)
Mtg if(20101210)
 
Jasmin kansai(20101211)
Jasmin kansai(20101211)Jasmin kansai(20101211)
Jasmin kansai(20101211)
 
Hour of-code-2016冬-シンポジウム
Hour of-code-2016冬-シンポジウムHour of-code-2016冬-シンポジウム
Hour of-code-2016冬-シンポジウム
 
ITエンジニアに易しいUI/UXデザイン
ITエンジニアに易しいUI/UXデザインITエンジニアに易しいUI/UXデザイン
ITエンジニアに易しいUI/UXデザイン
 
Practical ux4publish
Practical ux4publishPractical ux4publish
Practical ux4publish
 
ITフォーラム2021 先端IT活用推進コンソーシアム(2/7)
ITフォーラム2021 先端IT活用推進コンソーシアム(2/7)ITフォーラム2021 先端IT活用推進コンソーシアム(2/7)
ITフォーラム2021 先端IT活用推進コンソーシアム(2/7)
 
Spath Workshop | 世の中をより良くするアイデアを形に出来るようになる会議 β版 20130420
Spath Workshop | 世の中をより良くするアイデアを形に出来るようになる会議 β版 20130420Spath Workshop | 世の中をより良くするアイデアを形に出来るようになる会議 β版 20130420
Spath Workshop | 世の中をより良くするアイデアを形に出来るようになる会議 β版 20130420
 
Isforum61th(20110202)
Isforum61th(20110202)Isforum61th(20110202)
Isforum61th(20110202)
 
【IMJ】最新事例にみる顧客本位のweb設計「新たな体験価値を産む大規模サイト統合」(i・con2014)
【IMJ】最新事例にみる顧客本位のweb設計「新たな体験価値を産む大規模サイト統合」(i・con2014) 【IMJ】最新事例にみる顧客本位のweb設計「新たな体験価値を産む大規模サイト統合」(i・con2014)
【IMJ】最新事例にみる顧客本位のweb設計「新たな体験価値を産む大規模サイト統合」(i・con2014)
 
なぜ私はこの本を書いたか
なぜ私はこの本を書いたかなぜ私はこの本を書いたか
なぜ私はこの本を書いたか
 
2011 講演資料
2011 講演資料2011 講演資料
2011 講演資料
 
マンガ駆動開発のすゝめ
マンガ駆動開発のすゝめマンガ駆動開発のすゝめ
マンガ駆動開発のすゝめ
 
20121022 paidcontent taniuchi
20121022 paidcontent taniuchi20121022 paidcontent taniuchi
20121022 paidcontent taniuchi
 
もし友、学ぶ会 120324
もし友、学ぶ会 120324もし友、学ぶ会 120324
もし友、学ぶ会 120324
 
協働プロジェクト「空気を読む家」キッチンにおけるデータ収集
協働プロジェクト「空気を読む家」キッチンにおけるデータ収集協働プロジェクト「空気を読む家」キッチンにおけるデータ収集
協働プロジェクト「空気を読む家」キッチンにおけるデータ収集
 
空気を読む家のキッチン(3-2)
空気を読む家のキッチン(3-2)空気を読む家のキッチン(3-2)
空気を読む家のキッチン(3-2)
 
[PyConJP2019]Pythonで切り開く新しい農業
[PyConJP2019]Pythonで切り開く新しい農業[PyConJP2019]Pythonで切り開く新しい農業
[PyConJP2019]Pythonで切り開く新しい農業
 
インターネットを活用した“国内”テレワークの実際[電子出版事業編]2018
インターネットを活用した“国内”テレワークの実際[電子出版事業編]2018インターネットを活用した“国内”テレワークの実際[電子出版事業編]2018
インターネットを活用した“国内”テレワークの実際[電子出版事業編]2018
 
Fringe81内定者研修2013 yコンベンチャー発表資料
Fringe81内定者研修2013 yコンベンチャー発表資料Fringe81内定者研修2013 yコンベンチャー発表資料
Fringe81内定者研修2013 yコンベンチャー発表資料
 
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(2)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(2)ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(2)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(2)
 

Mehr von aitc_jp

ITフォーラム2024 AITCセッション(5)
ITフォーラム2024 AITCセッション(5)ITフォーラム2024 AITCセッション(5)
ITフォーラム2024 AITCセッション(5)aitc_jp
 
ITフォーラム2024 AITCセッション(4)
ITフォーラム2024 AITCセッション(4)ITフォーラム2024 AITCセッション(4)
ITフォーラム2024 AITCセッション(4)aitc_jp
 
ITフォーラム2024 AITCセッション(3)
ITフォーラム2024 AITCセッション(3)ITフォーラム2024 AITCセッション(3)
ITフォーラム2024 AITCセッション(3)aitc_jp
 
ITフォーラム2024 AITCセッション(2)
ITフォーラム2024 AITCセッション(2)ITフォーラム2024 AITCセッション(2)
ITフォーラム2024 AITCセッション(2)aitc_jp
 
ITフォーラム2024 AITCセッション
ITフォーラム2024  AITCセッションITフォーラム2024  AITCセッション
ITフォーラム2024 AITCセッションaitc_jp
 
2)AIを活用したウェルビーイングを測定
2)AIを活用したウェルビーイングを測定2)AIを活用したウェルビーイングを測定
2)AIを活用したウェルビーイングを測定aitc_jp
 
TForum2023_AITC_2.pdf
TForum2023_AITC_2.pdfTForum2023_AITC_2.pdf
TForum2023_AITC_2.pdfaitc_jp
 
2)AIを活用したウェルビーイングを測定
2)AIを活用したウェルビーイングを測定2)AIを活用したウェルビーイングを測定
2)AIを活用したウェルビーイングを測定aitc_jp
 
5)パネルディスカッション:『空気を読む家』×ウェルビーイング/メタバース・Web3
5)パネルディスカッション:『空気を読む家』×ウェルビーイング/メタバース・Web35)パネルディスカッション:『空気を読む家』×ウェルビーイング/メタバース・Web3
5)パネルディスカッション:『空気を読む家』×ウェルビーイング/メタバース・Web3aitc_jp
 
4)技術視点でウェルビーイングを考える
4)技術視点でウェルビーイングを考える4)技術視点でウェルビーイングを考える
4)技術視点でウェルビーイングを考えるaitc_jp
 
3-2)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想
3-2)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想3-2)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想
3-2)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想aitc_jp
 
3-1)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想 空間OS モノと社会をつなげる
3-1)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想   空間OS モノと社会をつなげる3-1)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想   空間OS モノと社会をつなげる
3-1)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想 空間OS モノと社会をつなげるaitc_jp
 
1)空気を読む家』のこれまでの取り組み
1)空気を読む家』のこれまでの取り組み1)空気を読む家』のこれまでの取り組み
1)空気を読む家』のこれまでの取り組みaitc_jp
 
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション2 「空間OSと空気を読む家の実証」
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション2 「空間OSと空気を読む家の実証」2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション2 「空間OSと空気を読む家の実証」
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション2 「空間OSと空気を読む家の実証」aitc_jp
 
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション1 「空間OSとメタバース」
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション1 「空間OSとメタバース」2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション1 「空間OSとメタバース」
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション1 「空間OSとメタバース」aitc_jp
 
2022/04/20 AITCオープンラボ第2回「田園都市国家構想とデジタル政策について」
2022/04/20 AITCオープンラボ第2回「田園都市国家構想とデジタル政策について」2022/04/20 AITCオープンラボ第2回「田園都市国家構想とデジタル政策について」
2022/04/20 AITCオープンラボ第2回「田園都市国家構想とデジタル政策について」aitc_jp
 
2022/03/23 AITCオープンラボ第1回「メタ―バース入門」
2022/03/23 AITCオープンラボ第1回「メタ―バース入門」2022/03/23 AITCオープンラボ第1回「メタ―バース入門」
2022/03/23 AITCオープンラボ第1回「メタ―バース入門」aitc_jp
 
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(3-1)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(3-1)ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(3-1)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(3-1)aitc_jp
 
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-2)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-2)ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-2)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-2)aitc_jp
 
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-1)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-1)ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-1)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-1)aitc_jp
 

Mehr von aitc_jp (20)

ITフォーラム2024 AITCセッション(5)
ITフォーラム2024 AITCセッション(5)ITフォーラム2024 AITCセッション(5)
ITフォーラム2024 AITCセッション(5)
 
ITフォーラム2024 AITCセッション(4)
ITフォーラム2024 AITCセッション(4)ITフォーラム2024 AITCセッション(4)
ITフォーラム2024 AITCセッション(4)
 
ITフォーラム2024 AITCセッション(3)
ITフォーラム2024 AITCセッション(3)ITフォーラム2024 AITCセッション(3)
ITフォーラム2024 AITCセッション(3)
 
ITフォーラム2024 AITCセッション(2)
ITフォーラム2024 AITCセッション(2)ITフォーラム2024 AITCセッション(2)
ITフォーラム2024 AITCセッション(2)
 
ITフォーラム2024 AITCセッション
ITフォーラム2024  AITCセッションITフォーラム2024  AITCセッション
ITフォーラム2024 AITCセッション
 
2)AIを活用したウェルビーイングを測定
2)AIを活用したウェルビーイングを測定2)AIを活用したウェルビーイングを測定
2)AIを活用したウェルビーイングを測定
 
TForum2023_AITC_2.pdf
TForum2023_AITC_2.pdfTForum2023_AITC_2.pdf
TForum2023_AITC_2.pdf
 
2)AIを活用したウェルビーイングを測定
2)AIを活用したウェルビーイングを測定2)AIを活用したウェルビーイングを測定
2)AIを活用したウェルビーイングを測定
 
5)パネルディスカッション:『空気を読む家』×ウェルビーイング/メタバース・Web3
5)パネルディスカッション:『空気を読む家』×ウェルビーイング/メタバース・Web35)パネルディスカッション:『空気を読む家』×ウェルビーイング/メタバース・Web3
5)パネルディスカッション:『空気を読む家』×ウェルビーイング/メタバース・Web3
 
4)技術視点でウェルビーイングを考える
4)技術視点でウェルビーイングを考える4)技術視点でウェルビーイングを考える
4)技術視点でウェルビーイングを考える
 
3-2)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想
3-2)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想3-2)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想
3-2)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想
 
3-1)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想 空間OS モノと社会をつなげる
3-1)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想   空間OS モノと社会をつなげる3-1)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想   空間OS モノと社会をつなげる
3-1)『空気を読む家』とメタバース駆動開発構想 空間OS モノと社会をつなげる
 
1)空気を読む家』のこれまでの取り組み
1)空気を読む家』のこれまでの取り組み1)空気を読む家』のこれまでの取り組み
1)空気を読む家』のこれまでの取り組み
 
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション2 「空間OSと空気を読む家の実証」
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション2 「空間OSと空気を読む家の実証」2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション2 「空間OSと空気を読む家の実証」
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション2 「空間OSと空気を読む家の実証」
 
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション1 「空間OSとメタバース」
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション1 「空間OSとメタバース」2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション1 「空間OSとメタバース」
2022/07/22 AITC 第4回オープンラボ「メタバース応用編~空間OSのこれまでとこれから~」セッション1 「空間OSとメタバース」
 
2022/04/20 AITCオープンラボ第2回「田園都市国家構想とデジタル政策について」
2022/04/20 AITCオープンラボ第2回「田園都市国家構想とデジタル政策について」2022/04/20 AITCオープンラボ第2回「田園都市国家構想とデジタル政策について」
2022/04/20 AITCオープンラボ第2回「田園都市国家構想とデジタル政策について」
 
2022/03/23 AITCオープンラボ第1回「メタ―バース入門」
2022/03/23 AITCオープンラボ第1回「メタ―バース入門」2022/03/23 AITCオープンラボ第1回「メタ―バース入門」
2022/03/23 AITCオープンラボ第1回「メタ―バース入門」
 
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(3-1)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(3-1)ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(3-1)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(3-1)
 
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-2)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-2)ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-2)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-2)
 
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-1)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-1)ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-1)
ITフォーラム2022 先端IT活用推進コミュニティ(5-1)
 

Kürzlich hochgeladen

20240412_HCCJP での Windows Server 2025 Active Directory
20240412_HCCJP での Windows Server 2025 Active Directory20240412_HCCJP での Windows Server 2025 Active Directory
20240412_HCCJP での Windows Server 2025 Active Directoryosamut
 
プレイマットのパターン生成支援ツール
プレイマットのパターン生成支援ツールプレイマットのパターン生成支援ツール
プレイマットのパターン生成支援ツールsugiuralab
 
新人研修のまとめ 2024/04/12の勉強会で発表されたものです。
新人研修のまとめ       2024/04/12の勉強会で発表されたものです。新人研修のまとめ       2024/04/12の勉強会で発表されたものです。
新人研修のまとめ 2024/04/12の勉強会で発表されたものです。iPride Co., Ltd.
 
IoT in the era of generative AI, Thanks IoT ALGYAN.pptx
IoT in the era of generative AI, Thanks IoT ALGYAN.pptxIoT in the era of generative AI, Thanks IoT ALGYAN.pptx
IoT in the era of generative AI, Thanks IoT ALGYAN.pptxAtomu Hidaka
 
Amazon SES を勉強してみる その12024/04/12の勉強会で発表されたものです。
Amazon SES を勉強してみる その12024/04/12の勉強会で発表されたものです。Amazon SES を勉強してみる その12024/04/12の勉強会で発表されたものです。
Amazon SES を勉強してみる その12024/04/12の勉強会で発表されたものです。iPride Co., Ltd.
 
プレイマットのパターン生成支援ツールの評価
プレイマットのパターン生成支援ツールの評価プレイマットのパターン生成支援ツールの評価
プレイマットのパターン生成支援ツールの評価sugiuralab
 
PHP-Conference-Odawara-2024-04-000000000
PHP-Conference-Odawara-2024-04-000000000PHP-Conference-Odawara-2024-04-000000000
PHP-Conference-Odawara-2024-04-000000000Shota Ito
 

Kürzlich hochgeladen (7)

20240412_HCCJP での Windows Server 2025 Active Directory
20240412_HCCJP での Windows Server 2025 Active Directory20240412_HCCJP での Windows Server 2025 Active Directory
20240412_HCCJP での Windows Server 2025 Active Directory
 
プレイマットのパターン生成支援ツール
プレイマットのパターン生成支援ツールプレイマットのパターン生成支援ツール
プレイマットのパターン生成支援ツール
 
新人研修のまとめ 2024/04/12の勉強会で発表されたものです。
新人研修のまとめ       2024/04/12の勉強会で発表されたものです。新人研修のまとめ       2024/04/12の勉強会で発表されたものです。
新人研修のまとめ 2024/04/12の勉強会で発表されたものです。
 
IoT in the era of generative AI, Thanks IoT ALGYAN.pptx
IoT in the era of generative AI, Thanks IoT ALGYAN.pptxIoT in the era of generative AI, Thanks IoT ALGYAN.pptx
IoT in the era of generative AI, Thanks IoT ALGYAN.pptx
 
Amazon SES を勉強してみる その12024/04/12の勉強会で発表されたものです。
Amazon SES を勉強してみる その12024/04/12の勉強会で発表されたものです。Amazon SES を勉強してみる その12024/04/12の勉強会で発表されたものです。
Amazon SES を勉強してみる その12024/04/12の勉強会で発表されたものです。
 
プレイマットのパターン生成支援ツールの評価
プレイマットのパターン生成支援ツールの評価プレイマットのパターン生成支援ツールの評価
プレイマットのパターン生成支援ツールの評価
 
PHP-Conference-Odawara-2024-04-000000000
PHP-Conference-Odawara-2024-04-000000000PHP-Conference-Odawara-2024-04-000000000
PHP-Conference-Odawara-2024-04-000000000
 

空気を読む家のキッチン(2)

  • 1. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. マンガ駆動開発によるデザインプロセス ~ 協働プロジェクトのためのシナリオ設計 ~ 2019年2月5日 先端IT活用推進コンソーシアム UX技術部会 サブリーダー 神野 昌和
  • 2. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 2 AITC:バックボーン A Guide to the Manga Driven Development Body of Knowledge:MaBOK v1
  • 3. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 3 マンガ駆動開発とは マンガ駆動開発とは 関係者全員が ユーザー体験を意識しながら プロダクトやサービスを 開発するための開発プロセス UXデザインプロセスの一種 企画 設計 実装 評価 適用範囲 最も効果的な適用範囲
  • 4. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 4 「空気を読む家」のこれまでの流れ  1期 玄関  2期 寝室(快適な目覚め)  3期 寝室(密度の濃い睡眠)  4期 リビング  5期 今回の紹介(キッチン) マンガ駆動開発プロセスで 『空気を読む家のキッチン』をデザイン
  • 5. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 5 マンガ駆動開発 全体像 キャラ取材 分析 プロット ネーム 寸劇 実装 評価 マンガ 9つのフェーズ キャラ づくり シナリオ づくり モノ づくり 3つのステップ
  • 6. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 6 『空気を読む家のキッチン』の造り方 マンガ駆動開発プロセスで 『空気を読む家のキッチン』を デザイン
  • 7. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 7 マンガ駆動開発: ステップ1 キャラ づくり
  • 8. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 8 マンガ駆動開発: ステップ1 プロダクトやサービスを使用する ターゲットユーザーを明確化する  『キャラ(誰)』のどんなニーズを満たす のか?  『キャラ』のどんな課題を解決するの
  • 9. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 9 マンガ駆動開発: フェーズ 1-1 取材
  • 10. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 10 マンガ駆動開発: フェーズ 1-1 利用者の実像を把握する 利用環境や状況を把握する インタビュー原稿/アンケート集計 内省報告(表面的な声/心の声) 写真、ビデオ インタビュー/アンケート ユーザー観察(師匠・弟子モデル) ローケーション・ハンティング
  • 11. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 11 取材:【空気を読む家のキッチン】 利用者の実像を把握する 利用環境や状況を把握する キッチンでの困りごと ブレインストーミング キッチンでのエピソードを10分間に 1人最低10個 付箋紙に書き出す 1人が1個づつ、付箋紙を出して、 エピソードを紹介 同じ経験があれば、相乗り 大量のエピソードを短時間に取材 60個(6人×10個)→重複排除して30束 エピソード「あるある、ないない」
  • 12. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 12 マンガ駆動開発: フェーズ 1-2 分析
  • 13. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 13 分析: フェーズ 1-2 利用者のセグメンテーションとターゲッティ 課題やニーズの抽出 ターゲットとする利用者の人物像 課題やニーズに対する利用者の心の声 インタビュー分析 エンパシーマップ カスタマージャーニーマップ
  • 14. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 14 分析:【空気を読む家のキッチン】 通勤時における価値観 到着時間に対するこだわり 運行状況に対するこだわり 効率的 所要時間に対するこだわり 弱い 混雑に対するこだわり 弱い 天気への関心 弱い 通勤時間の有効活用に対するこだわり 弱い 手荷物を減らすことへのこだわり 弱い トラブル対処に対する余裕 なし M.N. M.N. M.N. ぎりぎりの時間で行動して 達成感を味わいたい 時間ぎりぎりで効率よく行 動したい 予定通りにチェックポイント を通過したと実感したい 遅れる場合は早く知りたい 目的に10分前くらいに到着 したい 出社時間の1時間前に到着し たい 時間には遅れる方なので、 移動時間は短い方がいい 早く出るのが嫌 通勤時間を短くしたい 行動を起こす前に経路を 知っておきたい できればいろいろ持ち歩き たい 傘, PC, カメラ.. 荷物を減らしたい 荷物を持ちたくない 家族や会社と連絡を取りたい 困っている人がいたら助け たい 遅れることを連絡したい トラブルを乗り越えたい 事前に調べることでトラブル を回避したい 自力でリカバリできない問題 に遭遇したくない タイムリーな運行状況を知 りたい 雨を避けたい 雨だと自転車に乗れないので 天気を早く知りたい 雨が嫌い 気にならない 帰りに効率よく買い物に行き たい 音楽や読書のためのスペース がほしい スマートフォンを使いたい 混雑を避けたい 座りたい 混雑したくない 混雑を避けたい 混みを避けたい 混んだ電車に乗りたくない 混雑を避けたいが所要時間を 優先する 待ちたくない 傘を差さない M.N. M.N. M.N. M.N. T.R. T.R. T.R. T.R. T.R. T.R. T.R. S.Y. S.Y. S.Y. S.Y. S.Y. S.Y. S.Y. H.J. H.J. H.J. H.J. H.J. H.J. H.J. H.T. H.T. H.T. H.T. H.T. H.T. M.D. M.D. M.D. M.D. M.D. M.D. M.D. J.M. J.M. J.M. J.M. J.M. J.M. J.M. S.K. S.K. S.K. S.K. S.K. S.K. K.T. K.T. K.T. K.T. K.T. K.T. K.T. T.R. T.R. T.R. T.R. T.R. S.K. T.R. T.R. インタビュー分析 カスタマージャーニーマップエンパシーマップ 行動や状況 を 分類 心情 を 分析 行動や状況 変化に伴う 感情変化 行動や心情の変化の見える化
  • 15. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 15 課題A)食材賞味期限切れ問題 • 全員が経験済み • 生鮮食品/乳製品/香辛料/調味料/醤 油/パン/カレー • 開封前と開封後で賞味期限が異な る • 賞味期限切れが近い食材でレシピ • 多少、賞味期限が過ぎていても気 しないで食べる 課題B)食器/調理器具片づけ問題 • IH化問題(IH化によって使えなく なった食器 • IT対応表示が不明なフライパンが IH調理器で割れてしまった • フライパンのかたづけ • 結婚式の引き出物でもらった皿 • おまけでもらったコップ、グラス、 皿 課題C)買い物重複/買い忘れ問題 •調味料/洗剤 •カレーのメイン(肉、ルー)は忘 れないが、玉葱を忘れてしまった •冷蔵庫の中が見えにくい •冷蔵庫も所有から、利用へ 分析:【空気を読む家のキッチン】  利用者セグメンテーションとターゲッティグ  課題やニーズの抽出  KJ法  30束の上位概念を集約し、12個に分類  再ヒヤリングでエピソードの深堀  更に上位概念に集約し、課題を抽出 解決したい3つの課題を抽出 課題A)食材賞味期限切れ問題 課題B)食器/調理器具片づけ問題 課題C)買い物重複/買い忘れ問題
  • 16. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 16 マンガ駆動開発: フェーズ 1-3 キャラ
  • 17. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 17 マンガ駆動開発: フェーズ 1-3 利用者を『キャラクター』として具体化 取材と分析を通して得られた キャラクターの具体像 プロフィール、価値観、趣味 ユーザーモデリング ペルソナ
  • 18. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 18 キャラ:【空気を読む家のキッチン】 名前 :電脳 太郎 性別 :男性 年齢 :40歳 職業 :IT企業のプロジェクトマネージャー 家族 :妻38歳(リカ)/長男小3(翔)/長女小1(凛) 潜在ニーズ :子どもとのコミュニケーション 遠距離通勤:1.5時間(電車) その他 •持ち家 •几帳面な性格/整理整頓 •時間に余裕をもちたい •情報を能動的に取得する •スマホアプリを使いこなす •天気が気になる(雨を避けたい) ペルソナ
  • 19. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 19 マンガ駆動開発: ステップ2 シナリ オ づくり
  • 20. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 20 マンガ駆動開発: ステップ2 利用シーンのシナリオを作成 操作手順ではなく、キャラの行動や感情 、環境や状況を関係者で理解/共有  マンガ『キャラ』が、システムを利用 するシナリオ/ストーリ  マンガで『キャラ』『状況』『システ
  • 21. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 21 マンガ駆動開発: フェーズ 2-1 プロット
  • 22. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 22 『プロット』によるメインストーリーの作成 ①電脳太郎さんが 日曜日に買い物に 出かけ、ビール6本 と3個セットプリンな どもろもろを購入し 冷蔵庫にしまう (毎日1本飲むけど、 金曜日は飲みにい つもいくから実際は 土曜日までOKで1 週間大丈夫。よしよ し) ②火曜日の夜子 供がプリンを食べ ようとしていたので リカさんも一緒に ビールを飲みなが ら団欒を楽しむ。 ③子供は2人なの で、3個セットの2 個を取り出し残 りの1個をしまう。 この1個は、知ら ないうちに奥へ といってしまう ④木曜日の夜、電 脳太郎さん、仕事 が終わりいつもの 電車を降りる時間 頃にビールが後1 本しかないよと通 知がくる。 「途中でビールを 買って帰らなけれ ば」 ⑤後日、電脳太郎 さんが、「何か食べ るものがないかな ~」と冷蔵庫を開け ると「プリンの賞味 期限が近いよ」とい う通知が届く。 ⑥冷蔵庫の奥を探 すと、プリンを発見。 「ラッキー」、「プリン を無駄にしなくてよ かったよかった」。 利用シーンのあらすじ(メインストーリ ー)を作成し、解決したい課題を明らか にする ものがたり
  • 23. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 23 マンガ駆動開発: フェーズ 2-2 ネーム
  • 24. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 24 マンガ駆動開発: フェーズ 2-2 利用状況の詳細化し、利用者にどんな体 験を行ってもらいたいのか明らかにする プロットで作成したメインストーリーの 前・間・後を補完/詳細化。 利用者にどんな体験して欲しいかを明確化 ものがたり
  • 25. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 25 『ネーム』によるストーリーの詳細化 ③木曜日の夜、電脳太郎さんの帰りが遅く、子供たちと夕食を 取りながらリカさんも一杯。子供にもプリンを食後のおやつ に。 ①電脳太郎さんとリカさんが日曜日に買い物に出かけ、ビール6 本とその他の食材(3個セットプリン含む)を購入して冷蔵庫に 入れる ○『空気を読む家のキッチン』は、冷蔵庫の中に、どんな食材が あり、その食材の賞味期限や消費量(変化)を把握している。 金曜日までは大丈夫 ④木曜日の夜。電脳太郎さんが仕事からの帰宅途中、いつも電 車を降りる時間頃にビールが後1本しかないよとLINEに通知が くる。 帰りにビールを買って帰らないと明日が困るなぁ ⑤土曜日。電脳太郎さんが、「何か食べるものがないかな~ ~」と冷蔵庫を開けたとき「プリンの賞味期限があと1日で す」と【空気を読む家】が教えてくれる 冷蔵庫の奥を探すと、棚の奥にプリンを発見。 プリンを無駄にしなくて良かった ②月、火、水曜日の夜、電脳太郎さんは、ビールを1本ずつ飲む 仕事の後の一杯は最高!!
  • 26. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 26 マンガ駆動開発: フェーズ 2-3 マンガ
  • 27. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 27 マンガ駆動開発: フェーズ 2-3 システムを利用する際のキャラの行動や 感情、利用環境や状況などのユーザー体 験を関係者全員で共有 マンガ 紙とペンとスキャナ コミPo! CLIP STUDIO
  • 28. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 28 【空気を読む家のリビング】のマンガ マンガ コミPo! 写真 マンガは、文章と比較し、利用シーンや ユーザー体験をより具体的に表現できる
  • 29. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 29 【空気を読む家のキッチン】のマンガ①
  • 30. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 30 【空気を読む家のキッチン】のマンガ②
  • 31. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 31 【空気を読む家のキッチン】のマンガ③
  • 32. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 32 【空気を読む家のキッチン】のマンガ④
  • 33. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 33 【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑤
  • 34. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 34 【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑥
  • 35. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 35 【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑦
  • 36. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 36 【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑧
  • 37. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 37 【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑨
  • 38. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 38 【空気を読む家のキッチン】のマンガ⑩
  • 39. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 39 マンガ マンガだと、文章と比較し、利用シーンやユーザ ー体験をより具体的に表現できる 綺麗なマンガを書くことよりも、プロットやネー ムで検討した結果をマンガに忠実に反映すること を優先しましょう。 マンガを書くことがゴールではありません。 マンガの世界を実現することがゴールです。 マンガを作成する手間がかかりそうですが、コミ Po!などマンガ作成ツールを使用すると、誰でも 簡単に作成することができるようになりました。 取材(ロケハン)で撮影した映像を活用すること も効果的です。
  • 40. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 40 マンガ駆動開発: ステップ3 モノ づくり
  • 41. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 41 マンガ駆動開発: ステップ 3 マンガで表現したシステムやサービスを 実装 背景は利用シーンにおいて、マンガと同 様の行動や感情になるかを検証 利用シナリオ キャラの行動と感情 利用している環境や状況
  • 42. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 42 マンガ駆動開発: ステップ3-1 寸劇
  • 43. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 43 マンガ駆動開発: フェーズ 3-1 マンガで描かれた世界を人が実演するこ とで、プロダクトやサービスへの共感を 深める。 寸劇で違和感があれば、シナリオ作りフ ェーズに戻る プロダクトへの共感/違和感 最初はモノがなくても「エアー」でもOK 寸劇を演じる役者 プロジェクタなどの大画面表示装置 利用シーンを再現する小物類 ビデオカメラ
  • 44. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 44 マンガ駆動開発: フェーズ 3-1 寸劇 マンガ 操作画面
  • 45. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 45 マンガ駆動開発: フェーズ 3-2 実装
  • 46. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 46 マンガ駆動開発: フェーズ 3-2 マンガの世界を実現するプロダクトやサ ービスを実装。 プロタイプ開発だけではなく、本番実装 もこのフェーズに含まれます。 動作するプロダクトやサービス 寸劇→実装→評価のイテレーション開発 ペーパープロトタイピング PowerPoint、Keynote 各種プロトタイピングツール  Adobe Experiensce Design  Mockups  STUDIO 開発ツール(VisualStudio/xCode)
  • 47. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 47 マンガ駆動開発: フェーズ 3-3 評価
  • 48. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 48 マンガ駆動開発: フェーズ 3-3 実装されたプロダクトやサービスが、マ ンガで表現したシナリオを実現している かを評価 マンガと実装とのFit&Gapの認識と改善 Fit&Gap評価シート ヒューリスティック法 ユーザビリティテスト ログデータ分析法(アイトラッキング) 観察法 NEM法 インタビュー/ヒヤリング
  • 49. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 49 マンガ駆動開発とは マンガ駆動開発とは 関係者全員がユーザ ー体験を意識しなが ら、プロダクトを開 発するための、新し い開発プロセスです 。 マンガ駆動開発体系 + チュートリアル&事例 『マンガ駆動開発ではじめるUXデザイン (仮) 』 執筆中
  • 50. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 50 本書の狙い マンガ駆動開発を開発・試行・実践を行ってきた が、 発表資料でしか内容が残っていない スライドとして短く纏めているので我々部会メンバー以外 が実践するにはわかりにくい 実践を行ってきて、この有効な手法を広めたい、 活用して欲しい マンガ駆動開発を実践するための手引きとなる 解説書として、今後の普及と活用のため本書を作成
  • 51. Copyright © 2019 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. http://aitc.jp https://www.facebook.com/aitc.jp 最新情報は こちらをご参照ください ハルミン AITC非公式イメージキャラクター

Hinweis der Redaktion

  1. 協働プロジェクト シナリオ 課題A  食材賞味期限切れ問題 課題のストーリー  1.子供達(名前!!忘れた!何でしたっけ)が、お母さんに「おやつある?」と聞く  2.お母さん(リカさん)から、「冷蔵庫にプリンがあるはず」と言われた      ・・・お母さんは前日にプリンが残ってるのを見ていた・・・・・  3.子供達(名前!!)がおやつに「プリン」を食べようとして、冷蔵庫を開けて   「プリン」を取り出す  4.賞味期限を見たら1か月前だった。「ガーーン!!食べれない!!」  5.お母さんも賞味期限を確認して、がっかり。お金を渡しておやつを買いに行かせることに・・・・・・  6.お母さんの心の声「前日に見た時に確認しておけば良かった。事前に教えてくれると良いのに」 解決のためのストーリー案  案1:  食材にICタグ(商品名、賞味期限、個数など)が付いていて、玄関を入った瞬間に家が読み取る。  一つ一つの手入力は面倒なのでレシートを読ませるのもありか(賞味期限はわからないか)  賞味期限が近づいてきたものがあったら家がアラームで教えてくれる    (ただ、消費したかどうかわからないな)  案2:  冷蔵庫に入れる時にICタグの他に、冷蔵庫が写真を撮る(画像認識)。出すときも写真を撮って差分を計算。  賞味期限が近づいたものや、長期間出し入れがないものがあることをアラームで教えてくれる。    (冷蔵庫に入れるものでないとわからない) 課題C    買い物重複買い忘れ問題 課題のストーリー  1.スーパーでいつも使っている特売の洗剤を見つけた         → お父さん、お母さんがそれぞれ買うのもありかな  2.「安いから買っておこう。確かそろそろ終わるような気がするし」  3.家に帰宅してみると、確かに「今使ってる洗剤は少なくなってる。使うときまでしまっておこう」と戸棚にしまおうとして、扉を開ける。  4.「あれ、同じ洗剤が5つもある。また、やってしまった。格納しておくところもないぞ。困った」  5.心の声「在庫がいくつあるのか事前にわかると良いのに」 解決のためのストーリー案  課題Aの案1と同じで、ICタグで読み込ませるが、消費したかがわからない。  →家の人は、どの程度で洗剤を使うかなど、家が学習する(させる)   または、どの周期で同じものを買うのかを家が学習する(させる)   これにより、そろそろ無くなるものに対してアラームが出る   アラームが出ていないものは、まだ在庫があると判断 在庫管理はRFIDなどで容易にできるが、消費期限管理は難しい →リライトタグを使って消費期限を書き込む ←冷蔵庫内には電波が通らない レシートからOCRで購入したものを読み込む →家計簿アプリと連動させれば入力するようになるのでは? 店舗側のサービスとして購入したものをダウンロードできるようにする →レシートのQRコードでアクセス →会員登録してあれば自動的に集約するされるようにする→過去の購入頻度も参考にする ←購入日はわかるが消費期限はわからない →削除は手動で行う →同一種の商品を最後に購入した日がわかれば大凡の見当がつくのではないか? →しばらく買ってないものをリストアップ ←あると思ってたものが無い(消し忘れ、他の人が使ったなど)というのに対応できない →置き場所や使った使っていないを入力できるようにする →購入頻度から次の購入時期をサジェストする 賞味期限と消費期限は違う ------------------- 協働プロジェクト シナリオ 課題A:食材賞味期限切れ問題 課題C:買い物重複買い忘れ問題 ■課題のストーリー    1)年末大掃除でキッチンストッカーの整理と掃除を行っている    2)キッチンストッカーには、        - 調味料(塩、胡椒など)        - 粉もの(小麦粉、片栗粉など)        - 乾物(海苔やだし昆布など)        - 缶詰(コーン、ツナなど)      が、雑多に押し込められている。もうこれ以上収用できないくらいに詰め込まれている。    3)キッチンストッカーに入っているものを全て取り出して、棚や引き出しの拭き掃除を行う    4)賞味期限を確認しながらキッチンストッカーに戻す。 ★A 5)粉ものや乾物など賞味期限が切れて数か月が経った食材が大量に見つかる ★B 6)塩胡椒やコンソメスープの素が、3袋も見つかる(多分、別の棚に入っていたもの)    7)もったいないと思いつつも賞味期限が切れた食材を2時間かけて全て捨てた    8)賞味期限ぎりぎりな食材はそのまま、保管    9)結局、大きなゴミ袋1袋分の食材を捨てるはめになった、金額にすると、1万円分位か    10)キッチンストッカーに収納した食材は半分位になって、すっきりとしたが     予定時間をすっかりオーバーしてしまって、次の大掃除を明日にすることにした ■解決のストーリー    1)年末大掃除でキッチンストッカーの整理と掃除を行っている    2)キッチンストッカーには、        - 調味料(塩、胡椒など)        - 粉もの(小麦粉、片栗粉など)        - 乾物(海苔やだし昆布など)        - 缶詰(コーン、ツナなど)      が、整然と並んでいる。    3)キッチンストッカーに入っているものを全て取り出して、棚や引き出しの拭き掃除を行う    4)賞味期限を確認しながらキッチンストッカーに戻す。 ★A 5)賞味期限切れの食材は全くない ★B 6)必要最低限の食材しかストックされていない    7)30分位で、キッチンストッカーの掃除が終了、次の大掃除に取り組む