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企業活動と情報システム 図版
- 52. 業務 業務 業務
SYS SYS SYS
ERPシステム 登場の歴史的背景
SUB
SYS
SUB
SYS
SUB
SYS
部門
SYS
部門
SYS
部門
SYS
新規
業務
新規
業務
新規
業務
新規
業務
新規
業務
新規
業務
業務 業務 業務
新規
業務
新規
業務
新規
業務
新規
業務
新規
業務
新規
業務
統合マスター
データベース
業務
機能
業務
機能
業務
機能
業務
機能
業務
機能
業務
機能
業務
機能
業務
機能
業務
機能
業務
機能
業務
機能
業務
機能
部分最適
から
全体最適
へ
ERP
ERP時代
全体最適
複製システム・分散システム時代
部分最適
業務 業務 業務
SYS SYS SYS
メインフレーム時代
部分最適
業務のシステム化 業務システムの適用領域拡大 業務システムの統合化
現場の業務をそのままシステム化
元の書類の流れに合わせたシステム
部分最適なシステム構築
様々な部門が様々なシステムを導入
重複業務(顧客マスター登録など)
別々のDB(顧客データなど)
システム間でデータの互換性が無い
- 54. ERPシステムとは
個別業務システム
生産 販売 会計
個別
システム
個別
システム
個別
システム
個別
システム
個別DB 個別DB 個別DB 個別DB
購買
処理にタイムラグが発生
二重入力によりマスターの分散
個別設計・構築
データやプロセスの不整合
個別維持管理による運用負担
プロセス全体の可視性なし
業務個別に
プロセス・データの整合性を確保
ERPシステム
ERPシステム
全社統合DB
生産購買 販売 会計
購買 生産 販売 会計
経営
会社全体として業務間の
プロセス・データの整合性を保証
リアルタイム処理
マスターの統合
全体最適化された設計・構築
データやプロセスの整合性を保証
プロセス全体の可視性を確保
プロセス
業務システ
ム
データベー
ス
特 徴
- 55. 「ERP」と「ERPシステム」と「ERPパッケージ」
ERP Enterprise Recourse Planning
企業経営の基本となる資源要素(ヒト・モノ・カネ・情報)を
適切に分配し有効活用する計画を重視する経営手法
ERP システム
ERP経営を実現するための
情報システム
ERP パッケージ
ERP経営を支える理想的な業務プロセスをパッケージ化した情報システム
業務分析や業務プ
ロセスの標準化
(BPR)に手間やコ
ストがかかり、実
現が困難
あるべき姿のひな
形を使って、経営
や業務の全体最適
化を加速
- 61. 2層ERPの仕組み
1st Tier
(Core ERP)
大企業向けパッケージ
2nd Tier
中小向けパッケージ
クラウドERPなども活用
1st Tierとのインターフェイス
販売 生産 物流
購買 会計 人事
統合データベース
販売 生産 物流
購買 会計 人事
統合データベース
データ変換のためのインターフェイス
販売 生産 物流
購買 会計 人事
統合データベース販売 生産 物流
購買 会計 人事
統合データベース
- 68. 製造業で使われる情報システム(CAD)
CAD (CAD: Computer Aided Design) システム
製造に必要な図面の作成を支援。
製品は、様々な部品によって構成されている。それを設計図という図面に書き上げる。
CADシステムには、このような図面を仕上げるために必要な部品の図面、設計のための様々な条件の設
定、部品と部品を組み付けたときの干渉が起こらないか、あるいは、正しい組み合わせなのかをチェッ
クする機能などが組み込まれている。
設計図作成の品質向上と時間短縮による設計者の人件費削減に貢献できる。
- 69. 製造業で使われる情報システム(CAM)
工程設計 (CAM: Computer Aided Manufacturing) システム
工作機械を制御するためのデータをCADシステムのデータから作り出す。
部品を金属の塊から削りだす場合、CADシステムのデータを使って、工作機械のドリルを
動かす方向や速度、位置や順序を指定するデータ(NCデータ)を作成する。
回路基板に部品を組み付ける作業を行なう場合、その部品の種類、組み付ける位置、角度
や位置、順序などを工作機械に指示するためのデータを作成する。
NCデータ作成の作業時間を短縮できるとともに、製造工程における加工や組み立ての精度
向上に役立てる
- 71. ERPとMES
71
比較するポイント ERP MES
管理目的 経営資源(人・モノ・お金・)の最適活用 製造現場(人、設備、モノ)の最適活用
管理方法
経営指標(KPI)による経営・業務一体の目
標管理
経営目標に対する達成状況の把握と改善
製造現場におけるQCD活動の管理
情報の活用目的 経営指標に基づく経営判断
製造現場の改善活動促進
工程・拠点間に跨る標準化活動推進
主な活用者
経営層
各管理層
(営業、設計、生産管理、購買、製造、経
理)
各業務担当
(営業、設計、生産管理、購買、製造、経
理)
各管理層
(生産管理、製造、品質)
各業務担当
(生産管理、製造、品質)
システム導入の進め方 トップダウン
ボトムアップ(現場主体)
トップダウン(グローバル展開)
情報の管理粒度 年~日 日~秒
主要インタフェース
ERP⇒MES(作業指示)
PLM⇒ERP(製品構成管理)
現場機器⇒MES(操業情報)
MES⇒ERP(作業実績)
主な管理機能
製品構成管理/設計変更管理
販売管理
生産計画
購買管理
在庫管理
製造指示
製造実績収集
製造原価管理
財務会計
経営管理
仕様・文書管理
工程計画(作業スケジューリング)
製造プロセス管理
実績データ収集
工程品質管理
製品品質管理
現場在庫管理
生産追跡管理
設備の保全・保守
- 73. 卸売業
小売業
運輸・倉庫業需要計画 商品管理 販売管理
需要計画 商品管理 販売管理
CRM SFA
在庫管理 配送管理 倉庫管理
会計管理
ワークフロー
掲示板 電子メール スケジュールライブラリ
業務の動きを
お金の流れで捉える
申請や手続きを手順に
そって確実に行なう
連絡や情報の共有など
業務を円滑に進める
流通業で使われているシステム
業種にかかわらず使われているシステム
流通業で使われる情報システム
EDI
- 78. 銀行業で使われる情報システム/勘定系
預金システム
新規口座開設に伴う個人情報の登録、口座の開設
入出金の管理
普通預金や定期預金の利息計算
預金に関わる顧客情報の管理
融資システム
融資前に使われる機能
融資に必要な事前の審査、承認手続きなど
融資後に使われる機能
貸付金の回収、貸付残高の管理、期日管理、請求書の発行、延滞金計算など
為替システム
国内為替 : 日本国内での送金や銀行間の口座振替。全国銀行データ通信システムなどの銀行間ネッ
トワークを介してデータのやりとりが行なわれる。
外国為替 : 国境を越えた送金や銀行間の口座振替。外国通貨と円の交換、国際的な銀行間取引のシ
ステムを介してデータのやりとりが行なわれる。
その他のシステム
営業店に設置されているATMを管理し、印鑑照合や通帳の発行を行なう「営業店システム」
給与振り替えや公共料金、クレジットカードの請求金額を引き落とす「自動振替システム」
営業店ごとの入出金の残高を集計する「日計システム」など。
- 85. サイバー・セキュリティ対策の目的
85
どのような「心配事」があるかをリストアップする。
「リスク需要レベル」を明確にし、関係者と合意する。
重要度・緊急度を明確にして優先順位を決め対策する。
ITを最大限に活用するための最小限のセキュリティ
ITを活用する上での心配事を解消し業務の効率や利便性を高めること
サイバー・セキュリティの目的は「情報資産の保護」ではない。
リスクを適正に管理し業務の効率や利便性を高めること。
機密性:情報を盗まれないようにすること。
完全性:情報をデタラメな内容に書き換えられないようにすること。
可用性:システムを停止・破壊され業務継続を妨げられないようにすること。
安心・安全に、便利に効率よく仕事ができるようにする取り組み
問題を回避する対策:USBメモリー使用禁止
目的を達成する対策:安心・安全なファイル共有・交換サービスを提供
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