18. 作戦展開
6/8 14:38 Proposal #59 “lonely, so lonely” という The DAO 上の
スプリット プロポーザルが作成される。
本来のスプリット プロポーザルは次の通りの挙動が期待される
● 新たなキュレータを指名した Split 要求を作成する
● Split 期間中に討論が行われ、1 週間後に実行される
● 子 DAO にスプリットされたトークンが転送される
● 子 DAO 上で返金する提案を提出し、自分で Yes に投票する
● 返金完了!
19. 潜伏期間
以前から、再帰呼び出しによる攻撃が可能と指摘されていた
● [6/9] “More Ethereum Attacks: Race-To-Empty is the Real Deal” by Peter Vessenes
● http://vessenes.com/more-ethereum-attacks-race-to-empty-is-the-real-deal/
しかし、運営は問題がないと判断
● [6/12] “No DAO funds at risk following the Ethereum smart contract ‘recursive call’ bug discovery”
● https://blog.slock.it/no-dao-funds-at-risk-following-the-ethereum-smart-contract-recursive-call-bug-d
iscovery-29f482d348b
この時、あんな事件が起ころうとは誰もまだ知らなかった、
ただ攻撃者ひとりを除いては...
25. Hard-Fork という選択
ブロック #1920000 @ 7/20 10:20:40 JST にハードフォークが敢行された。
フォークが安定するまでは各取引所は、その取引を一時停止させた。
● Withdraw DAO という引き出し専用のアドレスを作成
● https://etherscan.io/address/0xbf4ed7b27f1d666546e30d74d50d173d20bca754
● The DAO, Dark DAO, White DAO の残金を、Withdraw DAO に移動
古いチェーンの情報などは http://gastracker.io/ から確認可能
27. 通貨共和主義者 vs. クリプト アナキスト
フォークしたチェーンで無事に平和を取戻したかに見えたが、
一部の反逆者がフォークに異を唱え始めた。
分割を許してしまうと、通貨の脱中央集権が奪われることになる。
1プロジェクトの失敗でフォークするなら、私が ETH の立ち上げ初期に作っ
たバグのあるコントラクトで失った ETH も返して!
バグがあっても、それを承知で投資したと考えるべきだ。