Introduction of Bhyve Management Daemon

1. Bhyve
Management
Daemon
2021 年 10 月 29 日
（株）創夢 内藤 祐一郎

2. なんでつくったの？
1.コードが書きたかったから（ C で実装）
2. bhyve プロセス待つだけなら親プロセスは一つで十分
3.プラグインが欲しかった
• 一番欲しいのは VM 起動中に mDNS で Remote Frame
Buffer サービスを広告するもの
( ブラウザ側には bvnc や MacOS Finder がある )
• VM の状態変化で任意のコマンドを呼び出すもの

3. なにができるの？
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VM の設定をファイルに書いておいて起動・終了する
– 1 ファイル / VM
●
Daemon 起動時に自動起動、終了時に ACPI shutdown
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設定ファイルを更新したら reload で反映する
●
コマンドで VM 毎に起動、終了、リセット、電源切など
●
コマンド経由で直接起動も可能
●
プラグインによる外部コマンド呼び出し
●
avahi-publish による rfb サービス登録・解除

4. なにかがたりない
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bridge の作成はしません
– rc スクリプトにお任せです
– VM 毎に tap を自動生成します
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disk イメージの管理もしません
– ufs, zfs, ブロックデバイス等好きなものを用意
– 多くの人は好みのディスクレイアウトを持っている

5. もっとくわしく
●
GitHub を見てください
– https://github.com/yuichiro-naito/bmd

6. デモ

7. 内部的な話
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基本的には kevent(2) でポーリングするイベントドリブン
なプログラムです
– プロセス終了（ bhyve やプラグイン）
– シグナル (HUP, TERM, INT) 受信
– コマンド用ソケット受信
– bhyve, bhyveload, grub-bhyve の標準出力、エラー出
力
– タイムアウト ( ローダ、シャットダウン、遅延起動 )

8. 内部的な話
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イベント毎に VM の状態を加味して処理を振り分けます
●
例）
– ローダが終了したら bhyve 起動
– bhyve が終了したら終了コードに応じて停止、または
再起動
– HUP シグナルならば設定ファイルの再読み込み
– TERM, INT シグナルならば VM 停止
– ソケット受信ならばコマンドを解釈して実行

9. 設定ファイル再読み込み
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設定ファイルが追加されると、ブートパラメータにした
がって起動します
●
設定ファイルが削除されると、シャットダウンします
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設定ファイルのブートパラメータが更新されると、新しい
ブートパラメータに応じて起動またはシャットダウンしま
す
●
reboot_on_change フラグがあり、かつ、設定ファイルの
中身に更新を検出すると、シャットダウン後に新しいパラ
メータで再起動します。

10. 内部的な話
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シグナルハンドラは使わない
– 内部状態をたくさん持つので競合を避ける
– シングルスレッド
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同期処理のため安定性が良い
– wait(2) 漏れが発生しない
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１つの daemon で処理できるので軽量・コンパクト
– メモリサイズは getty(8) とほぼ同程度

11. まとめ
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個人的な要件を元に作ったプログラムです
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軽量、コンパクトに実装できました
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設定はまだ不足しています
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今後は更なる安定性の向上と設定の追加を目指します