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講座資料20230213用

  1. 2023.2.13 マキノスミヨ 市民活動団体のための「広報入門セミナー」 SNS基礎講座 社会福祉法人大阪ボランティア協会 1
  2. INDEX 第1部 SNS広報の基礎理解 1.SNS広報の役割 2.他の業種とNPOのSNS広報の違い 3.主なSNSの特徴 4.導入・運用の流れ 5. SNS発信のコツと注意事項(肖像権、著作権、コンプラ、 炎上等) ― ― ― ―休憩― ― ― ― 第2部 ゲスト ビッグイシュ―日本 中嶋さんより事例紹介 「ビッグイシュー日本の場合」 2
  3. 1.SNS広報の役割 3
  4. 役割は大きく2つあります 届ける相手を 増やす 1 2 繋がりを深める 4
  5. 山に入らなくても 「お店がある」ということを知ってもらうための 工夫が必要です。 ? ↓ 「チラシを知り合いに配った」「Webサイトに情報を載せた」 =お山の向こうにポツンと1軒だけ店があるようなもの より多くの人に「知ってもらうためのアク ション」として 1.紙の情報をデータ化してWebサイトに も載せる 2.それをSNSでも告知する という方法があります。 情報を公開した=知ってもらえる、ではない SNS広報の役割①届ける相手を増やす 5
  6. インターネットを使った辿りつき方の例 Webサイト (ホームページ) ブログ ブログ ブログ ブログ ブログ 存在を知ってて来訪 「団体名」等で検索 関心ごとで来訪 「関心ごと」「課 題」 ×地域等で検索 タイムラインに流れてくる or オススメに表示される SNS 団体を知らなかった人と繋がれる可能性がある SNS広報の役割①届ける相手を増やす 6
  7. SNSをやるメリット ・「イベントがあるなら行ってみよう」 ・「求人があるなら働いてみよう、シェアしよう」 ・「人手が足りないみたい。手伝おう、シェアしよう」 →印刷・配布/掲示しなくても、 電話・メールしなくても、 直接会ってお願いしなくても、 読者の行動を促せるかもしれない 7
  8. SNSでリサーチする記者さんも増えている SNSのメリット メディアが取り上げやすい 8 例) 2021年の和歌山市断水時、 各SNSに散在した官民の水支援情報 をGoogleマップに一元化し、SNS で発信するボランティア →新聞から取材依頼
  9. 「活動はちゃんとやってる」 「Webサイトに情報を載せている」だけでは、 説得力に欠けます。 例)下記のサイトの説明だけで「納得・信頼」できるでしょうか? 情報が Webサイトにある=納得・信頼してもらえる、 ではない SNS広報の役割②繋がりを深め る (ホームペー ジ) NPO法人●●● だれ一人取りこぼさないまちづ くり SDGsの目標達成に向けて 活動しています わたしたちは、安心してすみつづけられるまちづくりをめざ してます。うんぬん わたしたちはひとりひとりを大切に。うんぬんかんぬん 感染拡大防止のための **利用制限について Webサイトに掲載された情報は、 「整理・要約された情報」です ブログやSNSで ・サービスの提供の様子、工夫していると ころ ・それに込められたスタッフの考え ・それを受けた利用者の反応や声 ・地域住民とのかかわりの様子 などを「日々の根拠」として出し続けることで、 ただのスローガンではなく「しっかり活動してい 9
  10. 2.他の業種とNPOのSNS広報の違い 10
  11. 一般的な営利企業などのSNS利用の目的 ・自社商品・サービスの認知度アップ ・ファンづくり ・イベント集客や来店促進 ・採用 読者=受益者 のシンプルな 関係 顧客像を 想定し、 訴求しやすい →最終的には 売上UP、がゴール そのGOALに向けて、理想と現状のギャップをSNSで埋められそうなこと をテーマに 11
  12. 特定の社会課題を扱うNPOなどのSNS利用の目的 社会に対し ・啓発(記事、イベント・講演告知など) ・ボランティア・会員募集 ・寄付集め ・採用 受益者(当事者)に対し ・サービス・事業の認知拡大 読者=受益者 とは限らない 難しさがある 特定課題に 関心のありそうな 層に訴求 →テーマとする社会課題を解決することがGOAL そのGOALに向けて、理想と現状のギャップをSNSで埋められそうなとこ ろを 12
  13. 自分達のWEBサイトやSNSが、どこの何歳くらいの人に 見られているかをチェックできるので、見てみましょう! 「現状、どんな人が使っているのか」を、「ログ」で 確認できるとベターです! 例)大阪のある社協さんのWebサイトでは、 市民に向けた発信・・・のつもりだったが、 ログを見ると県外からの利用が大半だった・・・ →Webサイトは「Google Analaytics」(無料) →SNSはそれぞれの管理画面を使うと、ユーザーの 地域、年齢層、性別などが分析できます →市外・府外の寄付者への訴求も意識するように 13
  14. 3.主なSNSの特徴 14
  15. SNSとは? ・SNSの多くは「今」をピンポイントで伝えることが得 意 (過去を時期指定で辿る、要約するなどには向いてな い) ・直接の知り合いでない人のもとへ、 「いいね」や「シェア/RT」で情報を伝えてもらえるこ とも ・SNSに含まれる「ハッシュタグ」経由で 来訪されることも期待できます #●●●● 15
  16. SNSの利用動向出典:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/220527_1.pdf ・20代から40代は 9割近く ・60代以上も 7割以上が利用 16
  17. 国内の主なSNS利用状況 単位(万人) ↓ LINE YouTube Twitter Instagram Facebook Facebookは ユーザー数が 減少傾向・・・ 9,300 7,000 4,500 3,300 2,600 17
  18. Facebookの特徴 ・国内のユーザー数は2,600万人(↓) 「一人負け」と言われる状況 ・30代~50代の3~4割が利用 ・実名での利用が多い =既に知り合いの人が繋がることが多 ・タイムラインはかなり間引かれている (発信したものがフォロワーに 必ず表示されるとは限らない) ・グループコミュニケーション、 イベント告知・申込受付の機能あり Facebookで 若者には リーチしにくい 18 出典:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
  19. 大阪の社協のFacebook 導入状況 ※就労移行支援事業所マイパレット 利用者さん+マキノによる目視調べ(1年半前から7社協増、平均フォロワー数 42/66 がFacebookで発信 平均474フォロワー 参考 19
  20. Twitterの特徴 ・国内のユーザー数は4,500万人(↑) ・140字+画像or動画 ・10代~20代の8割以上が利用 ・匿名での利用が7割以上? ・拡散の瞬発力がすごい =スピード感を求める https://meyou.jp/ranking/follower_allcat 20 出典:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
  21. 大阪の社協のTwitter 導入状況 13/66 がTwitterで発信 平均539フォロワー 参考 ※就労移行支援事業所マイパレット 利用者さん+マキノによる目視調べ (1年半前から5社協増、平均フォロワー数 21
  22. Instagramの特徴 ・国内のユーザー数は3,300万人(↑) ・10~20代の7割以上が利用 ・写真や動画の投稿が中心 ・投稿にリンクを貼れない ・他のSNSと比べると女性が多め ・コミュニケーションが比較的平和 https://meyou.jp/ranking/follower_allcat 22 出典:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
  23. 大阪の社協のInstagram 導入状況 11/66 がInstagramで発信 平均388フォロワー 参考 ※就労移行支援事業所マイパレット 利用者さん+マキノによる目視調べ(1年半前から8社協増、平均フォロワー数1 23
  24. YouTubeの特徴 ・国内のユーザー数は7,000万人(↑) ・10~40代まで、9割が利用 ・動画を 「見る」のが一般的 「投稿」はハードルが高い *拡散というよりテキストや画像で 理解しづらいことを伝えるSNS https://meyou.jp/ranking/follower_allcat 24 出典:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
  25. 大阪の社協のYouTube 導入状況 30/66 がYouTubeで発信 平均85フォロワー 参考 ※就労移行支援事業所マイパレット 利用者さん+マキノによる目視調べ(1年半前から22社協増、平均フォロワー 25
  26. LINEの特徴 ・日本国内のユーザー数は 9,200万人(↑) ・40代を中心にどの世代でも よく使われている ・メールや電話の代替として 利用する人が多い ・行政の利用も増えている https://linecorp.com/ja/csr/activity/government https://meyou.jp/ranking/follower_allcat 26 出典:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
  27. LINE公式アカウントとは ・月1000通まで無料でメッセージ配信ができる。(メルマガ配信の代替のイメー ※2023年6月に料金プランの改定予定 ・チャット機能が使える(電話の代替のイメージ) ・管理者は、登録者の個人情報を持たない。(誰が登録したかわからない) © LINE Corporation 27
  28. 大阪の社協のLINE公式 導入状況 6~19/66 がLINEで発信(?) 参考 平均231ともだち ※事前の調査+就労移行支援事業所マイパレット 利用者さん+マキノによる目視調べ(1年半前から3社協増、平均フォロワー 28
  29. 主なSNSの特徴まとめ① 特徴 公開範囲 強みと弱み Facebook ・文章・画像・動画を投稿 ・実名での利用が多い ・イベント管理に使える 投稿ごとに公開範囲を選べる ・全世界公開 ・直接の友達だけ ・自分だけ など ・実名で誰が登録した かわかりやすい ・これからの世代は使 わなさそう Twitter ・140字以内 (画像・動画も可) ・ニックネーム(匿名)が多 い デフォルトの公開範囲を設定する ・全世界公開 ・フォロワーのみ ・拡散力強い ・普段は地域を特定さ れたくない人が多い Instagram ・画像・動画のシェアが中心 (文章も可能) ・投稿からリンクが貼れない ・ハッシュタグ重要 デフォルトの公開範囲を設定する ・全世界公開 ・フォロワーのみ ・コミュニケーションが (比較的)平和 ・写真や画像加工がう まいとベター YouTube ・動画配信のプラットフォー ム ・ライブ配信も可能 ・一定数フォロワーがいれ ば課金も可 投稿ごとに公開範囲を選べる ・全世界公開 ・URLを教えた人だけ ・非公開 など ・テキストや写真だけで 伝わらないものを伝え られる ・動画編集力が必要 LINE公式アカウント ・一方通行の配信が可能 ・500文字まで ・写真の添付OK ・無料枠は月に1000通まで ・偶然に知ることはない 「友だち」として繋がっている人のみ ・連絡事項に強い ・誰が登録してるかわ からない 29
  30. 主なSNSの特徴② どんなことを伝えるのに向いてるか Facebook 【活動】・写真だけではわかりにくい活動(説明が必要) ・イベント告知 Twitter 【活動】リアルタイムで進行していること Instagram 【活動】・テキストだけでは説明しづらい活動をしている ・写真映えする素材(自然、動物、アート、食品等) YouTube 【活動】写真やテキストで伝えられない「動き」や「音声」、 「しゃべりのうまさ」がウリのもの(ダンス、歌、解説…) LINE公式アカウント 【団体の活動】プッシュ通知を送っても嫌がられない活 動 (お得情報や地域の情報が多いなど)、悩み相談 30
  31. share 注意:1つのSNSだけだと、そのSNS内にしか拡散されに くい share 31
  32. WEBサイト・ ブログ share share share share share WEBサイト・ブログを起点に複数SNSで告知、はリスク ヘッジのひとつ share share share 32 share
  33. 4.導入・運用の流れ 33
  34. 導入、運用の流れ ①アカウント運用の目的・想定読者を定める (目的・想定読者はひとつとは限りません) ②体制・頻度を決める ③ガイドライン(ポリシー)の策定 ④どんな投稿・運用をするか を決める ⑤運用&ふりかえり 34
  35. ①アカウント運用の目的 目的の例 誰に伝える?の例 啓発 まだその社会課題を知らない層? 助成金獲得 行政や助成元? ボランティア募集 関心が高く、すでに団体とつながりがあ る層? サービス・事業の 認知拡大 当事者? 寄付集め その社会課題に関心の高い人? 採用 その社会課題に関心のかなり高い人? SNSごとに想定読者は異なる。それはどんな人か、 年齢・性別・職業など、組織で目線を合わせ、どのSNSにするか決める それぞれが 使ってそうな SNSは? (そもそも SNSを 使ってるか?) 35
  36. ②体制・頻度を決める-1 アカウント運用の目的と想定読者、使用するSNSが決まったら SNS担当者を決める。 =ボランティアではなく、業務であることを組織全体で認識 ▼決め方の例 ・希望者を募る └希望者がいたら… ・担当希望するSNSをヒアリングし、なるべく調整(好きこそものの上 手なれ…) └希望者がいなかったら… ・「現状のままだと無理だけど、●●ならできる」を挙げてもらい、調 整する └それでも誰もやりたくない・やれない場合はやめてもOK └とにかく全員でやってみる、がいけるならやってみる 36
  37. ②体制・頻度を決める-2 何を誰が担当するか決める(兼任も可) ・原稿作成者(現地で撮影など) ・画像編集・記事投稿者(更新担当、成果確認) ・管理者(最終チェック) 37
  38. ②体制・頻度を決める ・1投稿あたり、作業時間はどれだけかかるかを想定 →記事作成、写真作成で20分かかるとして・・・ ・MAX 1日1投稿、 MIN 週1として 充てられる時間を組織全体で考えてみる (週1でも、継続すれば力なり) 38
  39. (記事作成時短のコツ) ・職場の机に向かってから考えるのではなく、現場からの帰りなど に 携帯に向かって音声でメモを取る、なども有効 ・あらかじめ決めておいた投稿を自動で繰り返す 「定期投稿」するツールもある(事業の認知拡大が目的の時な ど) ・ブログが更新されたら、TwitterにURLを自動連携するツールも ある ・FacebookとInstagramは同じ会社が運営しているので 一つの管理画面で一度にふたつ投稿できる(予約投稿も可) 39
  40. ③ポリシーの策定 運用が担当者によってブレることのないよう、ポリシー(ガイドラ イン)を 定めておく。(SNS運用ポリシーを公開している組織も多い) ・目的 ・基本方針 発信する内容 フォロー・いいね・コメント運用などの方針 など 40
  41. 例) コミュニケーションの取り方を決める ・フォローはする?基準は? ・いいねはする?基準は? ・コメントが来たら返す?基準は? ・DMが来たら? ・クレームは誰が対応? ・投稿の修正、削除の基準は? 41
  42. ④どんな投稿・運用をするか を決める-1 ・当事者向けサービスの利用者をたい? 例)イベント告知、イベントレポート? ・理解者を増やしたい? 例)調査やニュースについて解説を発信? ・長く続けてくれる人材を採用したい? 例)スタッフの感じの良さ、やりがいについて発信、アンマッチ を防ぐ? →「何のために」 「誰に」「何を」伝えるとその目的が達成されそうで しょう? 42
  43. 投稿ネタはいくらでもある(はず) ▼活動報告 *広報誌・年次報告書に掲載した内容を切り出す *イベント告知 *ブログ更新情報 *メディア掲載予告・掲載報告 ・イベント実施報告 ・受益者からの声・よくある問い合わせへのフィードバック ・スタッフ紹介 ▼団体からのお知らせ事項 →寄付のお礼 等 など、今ある素材でできることはたくさんあります! 43
  44. (投稿ネタ帳の例) 載せるネタをGoogleスプレッドシートなどで日付・ネタ・原稿を入れて <毎月> ・広報誌リリース時 <随時> ・イベント 1回だけでなく、告知解禁時・1カ月前・1週間前、前日など 終わったイベントもレポート形式で ・メディア掲載 メディアに出ることが決まったら <毎年> ・年次報告書 ・総会 44
  45. ④どんな投稿・運用をするか を決める-4 ▼言葉遣い、用語を決める ・丁寧?フランク? ・名乗る?名乗らない? ・表記ルール ▼投稿する端末を決める 団体内のPC? 担当者のスマホ?個人用?組織用? ※個人用携帯の場合、投稿するアカウント間違いに注意…。 45
  46. ④どんな投稿・運用をするか を決める -5 アカウントを開設 ・プロフィール ・ロゴ ・カバー写真 (上手なボランティアさんに描いてもらったり、撮影してもらっ てもいいかも) Instagramの場合は固定のハッシュタグも決める 46
  47. ⑤運用・振り返り 途切れずに継続させたいなら・・・ ・可能なら定期的に編集会議をするとベター ・多くの人からネタを集めるとネタ切れになりにくい (反応の良かった投稿を共有するとみんなのモチベ―ションアップに ・人手が多いと投稿も楽になる ・周囲(特に上司)は担当者にねぎらい・フィードバックを! 47
  48. 5.SNS発信のコツと注意事項 48
  49. 非営利系 広報写真あるある ①室内写真が薄暗い ②被写体となる人の背景や手元、机の上がゴチャゴチャ ③つまらなさそうにしている人が映り込む →①は加工アプリでも乗り切れますが、 ②③は撮影時に「広報に使う写真」の意識をしましょう 49
  50. 画像加工が下手でも、予算がなくても大丈夫! シュッとした画像ができる無料画像加工ツール「Canva」 https://www.canva.com/ja_jp/ © Canva 主なSNSに 合わせた テンプレートが 満載 無料の 非営利プランあり 50 CanvaはSNSでも役立ちます
  51. SNS導入を阻む上司の不安: 「SNSやると、炎上とかしない?」 (だからやらないほうがいいのでは…) 51
  52. 「SNS上のお作法」<「現実のお作法」です ・お金の流れや事業判断に不透明・不適切さがないか? 監査をしっかり。報告(公開)をきっちり、わかりやす く。 ・雇用トラブル、パワハラなどがないか? 法律やルールが守られているか? ・相談業務は適切か? まずい対応はSNSに流れることも →SNSをしてなくても現実の業務がまずいと自然発火・炎 52
  53. 「SNS運用」業務導入・継続の際の心構え ・SNSは「継続」することで、繫がりが広がり、深まります。 普段の対面業務と同様、単発ではなく、 普段からの積み重ねが重要です。 ・SNSの運用には、地味に時間がかかります。 1回15-20分として、×想定頻度 を捻出できるよう 担当者&職場の負荷を減らしておくとGOOD 53
  54. SNS運用で何を目指すのか、振り返り方も決めておくと GOOD ・定量目標の例 SNS:リーチ数、フォロワー数(新規・累計)、 いいね数(ベンチマーク先や前年と比較) 内容:取り上げた地域団体の数、紹介したイベントの数 リアル効果:イベント等での認知経路でSNSと回答された数 SNS経由でのウェブサイト来訪数 体制:SNSで発信できるようになった職員の数 ・定性目標、状態目標の例 声: 組織内外で「SNS見たよ」と声をかけられる、ネタになる ポジティブなコメントをもらう、ポジティブにシェアされる 状態:SNSがきっかけで地域の人がつながる SNS運用マニュアル(ガイドライン)ができる、加筆修正 54
  55. よくいただくご相談 「イベントの雰囲気を伝えたいけれど、 参加者のお顔を出しづらい」 「使ってはいけない画像ってある?」 「多くの人に見てもらいたいけど、 ストーカーやクレームとか怖い」 「炎上が怖い」 「何をしたらいけないのかが よくわからな 肖像権 個人情報 コンプラ イアンス 著作権 55
  56. 肖像権 56
  57. 57 肖像権とは 肖像権 プライバシー 権 パブリシティ 権 自分の容姿を無断で撮影・使用(公表) されない権利のこと
  58. ・許諾なく他人の写真を撮影・使用すること 相談会や当事者・家族イベントなどの写真を無断撮影・利用 ・有名人などの写真を無断で使用すること ・「紙の広報誌に載せます」として許諾をもらった素材を Webサイトに無断で掲載 58 やってはいけないことの例
  59. 特に配慮が必要なイベントの際 は・・・ ・「写真撮影されるエリアとされないエリア」を区分けし て告知し 同意のうえ着席してもらう ・写真撮影NG(またはOK)の人には、手首に目印(リン グなど) をつけてもらう ・「開会時のアナウンス」だけだと、途中入場者には伝わらない。 入り口での周知徹底、紙での案内など、 「撮影されていることを知らなかった」という状態をなくすことが大 切 59
  60. ・広報への協力度合いを書面で確認しておく 60 トラブルを回避する工夫 「すべて任せる/メインの被写体になってもよいが名前は伏せる/ 複数人のうちの一人としてなら顔がわかる形で写ってOK(名前は NG) すべてNG」などの意向を聞いておくor同意を取っておく イベントは参加申し込みの時、職員・スタッフは契約の開始時や更新 時など ・許可の取れていない人の写真は絶対に掲載しない 顔をぼかしてもNGの場合もあることに 注意 ・参加者や利用者ではなく、複数スタッフの自然な笑顔を 掲載する スタッフが楽しそうにしていれば、その場は楽しいと伝わるは ず・・・
  61. 著作権 61
  62. 著作権 他人の著作物の引用は ・引用条件を満たしたうえで ・適切な範囲でのみ 写真・文章等の引用時には注意が必要。 引用範囲がわかること、著作者がわか るようにすること 62
  63. 63 画像の使用でやってはいけないこと ・Googleなどの画像検索で出てきた画像を WebサイトやSNSにそのまま利用する こと ・SNSやWebサイト等でUPされていた 画像を 許諾なく使う ・・・「いらすとや」は規約の範囲内であれば、個人、法人、商用、非商用問わず無料で ご利用可。 どの素材サイトを使うにしても、利用規約をチェックしましょう。
  64. 個人情報保護法 64
  65. 個人情報を取り扱う事業者・団体が守るべき法律。 (NPOもすべて対象です) 「個人を特定・識別できる情報」を 「取得」・「利用」・「保管」する際のルール。 開示請求にも対応する必要あり。 65 個人情報保護法とは
  66. 個人を特定できる情報 ・氏名 ・住所 ・電話番号 ・マイナンバーや運転免許証・パスポート 番号 ・顔写真を含む場合も 要配慮な個人情報 ・病気や障害 ・保護処分や受刑歴、犯罪被害など 66 個人を特定できる情報と 配慮の必要な情報
  67. ・利用目的の特定 ・利用目的による制限 ・適正な取得 ・取得に際しての利用目的の通知など 67 個人情報「取得・利用」時のルー ル
  68. ・許諾なく個人を特定する情報を使用すること (氏名などをブログやSNSで無断公開するなど) →事務所写真等で書類や手紙の宛名が映り込むこ とも ・許諾なく配慮が必要な情報を記載すること (顔写真OKだからといって、 病歴や障害のことを 公開してよいわけではない) 68 個人情報関連でやってはいけないことの例
  69. ・広報やSNSの担当者に個人情報に関する知識をつけても らう 69 個人情報のトラブルを回避する工 夫 https://www.ppc.go.jp/files/pdf/kojinjouhou_handbook.pdf 個人情報保護委員会の出しているガイドブックを読む、研修に参加する ・許諾があっても氏名(個人を特定する情報)は出さない ・イニシャルを使う ・具体的な時期をぼかす ・年齢やエピソードを具体的にしすぎない など ・利用者・当事者について詳しく話すのではなく、 スタッフが工夫している点・気をつけている点を詳しく 話す
  70. 差別表現等 70
  71. ・広報やSNSの担当者に炎上に関する知識をつけてもらう 71 炎上トラブルを回避する工夫の例 研修に参加する、炎上事例をシェアする ・正規/非正規、ボランティア問わず、契約書・誓約書を 交わす ヘイト、差別を容認しない旨明言しておく 公式、私用問わず、差別発言により団体の信頼を棄損した場合について 記載しておくなど ・原則、公式機関以外の投稿はシェア・RT、いいね しな いのもあり
  72. ゲスト ビッグイシュ―日本 中嶋さんより事例紹 介 72
  73. YouTube Twitter Instagram Facebook 38,000人 2009年より運用 21,000人 4,600人 2017年より運用 2,700人 2012年より運用? 2014年より運用 ビッグイシュー日本の場合 73
  74. 参考:ビッグイシュー日本の場合 ▼内容 ・最新号の紹介 ・ブログ記事・YouTube更新のお知らせ ・メディア掲載情報 ・新しい取り組み・サービス・イベントの告知 ・世間の誤解を解く発信 ▼頻度 :1日3回~ :1~2日に1回 :月1回 74
  75. Instagram運用について ビッグイシュー日本 中嶋 ×
  76. ビッグイシューについて • ホームレスの人の仕事をつくり、自立を応援する
  77. ビッグイシューについて • 1冊450円の雑誌を販売者が220円で仕入れ、路上で販売する →1冊あたり230円が彼らの収入になる
  78. ビッグイシューについて • 毎月2回発行(1日、15日)
  79. ビッグイシューについて • メインの購買層:40-60代女性 • Twitter、Facebookはその年代のフォロワーが多い • 若者(10-30代)をいかに巻き込めるかが課題 →2017年12月からInstagram運用開始
  80. Instagramについて • 現在、フォロワー数は4641人(2023年2月3日時点) →全フォロワーのうち、20-30代女性が40%を占める
  81. Instagramの機能について •投稿(フィード投稿) •リール •ストーリーズ •ストーリーズハイライト •ライブ
  82. Instagramの機能について •投稿(フィード投稿) •リール •ストーリーズ •ストーリーズハイライト •ライブ
  83. Instagramの機能について •通常投稿(フィード投稿)
  84. Instagramの機能について •通常投稿(フィード投稿)
  85. Instagramの機能について •ストーリーズ
  86. Instagramの機能について •ストーリーズ
  87. Instagramの機能について •ストーリーズハイライト
  88. Instagramの機能について •ストーリーズハイライト
  89. Instagramについて • メイン投稿担当、デザイナー、編集部の3人体制 • フィード投稿:週1,2回(最新号、販売者、イベントの紹介) • ストーリー投稿:ほぼ毎日(フォロワーの投稿をシェアなど)
  90. Instagramについて • 目標数値 リーチ(どれくらいの人が投稿を見たか):6500 プロフィールアクセス:1500 新規フォロワー:100人 • 販売者に関わる投稿がリーチが高くなる傾向にある
  91. Instagramについて Instagramのリーチが増加傾向(Facebookが減少傾向) 2021年11月
  92. Instagramについて Instagramのリーチが増加傾向(Facebookが減少傾向) 2023年1月
  93. Instagramについて (メリット) • ハッシュタグを介して、購入した方の投稿を辿りやすい →いいね/ストーリーシェアすることでフォロワーに反応することがで きる • 本投稿とは別にストーリーなどの機能がある →スピーディーかつ頻繁に情報発信できる
  94. Instagramについて (デメリット) • わかりやすい写真(画像)が求められる →写真撮影や画像加工のスキルが必要 • どういうものがバズるのかを見極めるのにある程度時間が必要
  95. 例1)綺麗な写真<わかりやすい写真
  96. 例1)綺麗な写真<わかりやすい写真 誰が →ビッグイシュー販売者が 何をしている →路上で新しい書籍を販売している ※iPhoneのポートレートモードを使用
  97. 例2)綺麗な写真<わかりやすい写真
  98. 例2)綺麗な写真<わかりやすい写真 誰が →ビッグイシュー販売者が 何をしている →新しい書籍を販売している ※商品の雰囲気と合わせるとさらに良い
  99. 例3)写真に文字を加える
  100. 例3)写真に文字を加える 誰が →ビッグイシュー販売者が 何をしている →応援者にお礼をしている ※手書き文字が個性をより引き立てる
  101. Instagramを運用した結果 • 若い世代のフォロワーが多い →Instagramがきっかけでインターンに応募する学生が増加 • リーチ、いいね数、フォロワー数が増加傾向にある →主要な広報ツールの一つとして活用できる • 職場内でもInstagramの重要性に対する認識が高まっている →より多くの部署を巻き込んだ発信ができる
  102. 103 講師&ゲストトーク
  103. おまけ: SNS・Webまわり、どうすればいいかわからな い場合・・・ 104
  104. プロボノに無料または安価で伴走してもらう手 もあります 「大阪ええまちプロジェクト」事業委託を受けた サービスグラントが提供する「グラント」が活用でき ます ・さまざまなスキルを持つプロボノに、スポット・プロ ジェクトとして 相談・依頼ができます 例)現状のウェブサイトのログ分析 SNSのテンプレート作成 Canvaの使い方レクチャー 等 https://grant.community/ 105
  105. 非営利の広報担当者がゆるく集う「NPO広報友の会」もどう ぞ Canvaに詳しい「NPOのためのデザイン」の林田さん、 「大阪ええまちプロジェクト」のサービスグラント槇野 さんと マキノが世話人を務めるサードプレイス ・毎月最終水曜日のお昼に 飛び入り参加・途中抜けOKの「オンラインランチ会」 開催。 情報交換のほか、制作物のレビューや悩み相談なども。 (4月に合宿も予定) 106
  106. 少しずつでも、確実に届けていけますよう に! 107
  107. ご清聴、ありがとうございました 108

Hinweis der Redaktion

  1. リーチ:3,255 いいね:474
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