Exchange Onlineの階層型アドレス帳の設定事例

Exchange Onlineの
階層型アドレス帳の設定事例
2015/10/31 Office365勉強会山田修

自己紹介
• 地方の中小製造業でシステム管理者をやっています
• 社内向けのプログラムを書いています
• 7月にマイナーなグループウェアから
Exchange Onlineに切り替えたばかりです

標準のアドレス帳の問題点
• グローバルアドレスを使用する際に、
人数が多いと探すのが大変
• キーボード入力はハードルが高い
（「その他のフィールド」を使うのは、論外）

階層型アドレス帳のメリット
• グループを使って宛先を探しやすい
• マウスだけで宛先を探せる
→宛先探しの時間が短かい

階層型アドレス帳の設定時の問題点
• 組織階層が深いと、組織変更時に設定が大変
（階層の移動が大変）
• Office 365 リモート PowerShellで設定する必要がある
• 組織が大きすぎると、意味がないかも

設定するとどんな風に見えるか
「組織」タブが増える通常のアドレス帳

実際の設定にかかった時間
• 設定したグループ（階層）数：２０
• 実際の作業時間：1時間
• Office 365 リモート PowerShellの使い方を
理解する時間（数時間、問い合わせ時間含む）

実際の作り方（大雑把過ぎ？）
• 階層型アドレス帳を有効にする
• ルート、階層を作る
• 階層とOffice365のグループを結びつける
具体的な操作は下記のURL参照
https://community.office365.com/ja-jp/f/333/t/299937

PowerShellでやる作業
②階層を作る
③階層をOffice365のグループと
結びつける
①階層型アドレス帳を有効
＝組織タブを表示させる

実組織と結びつける必要はない（１）
「組織」という言葉に
誤解してしまうかも

実組織と結びつける必要はない（２）
単なる探すための
グループ
組織階層と
一致しない

「組織」という言葉に惑わされない
階層＝会社組織
階層≒単なる探しやすくする単位

実際に使うときの注意点
• Office365やPowerShellで設定してから反映まで、
意外と時間がかかる
（数分から1日以上）
• ユーザーに周知しないと
「組織」タブが増えたことに気づかない

まとめ
• Office 365 リモート PowerShellは避けて通れない
→早く慣れた方がお得
• 組織図を作らないと「いつできる？」と
催促され続ける
→最初から作ったほうが余計な対応時間がない

参考情報
• Office 365 リモート PowerShell
• 階層型アドレス帳の設定方法

Recommended