20120425 スタートアップならハズせない知財の基礎知識（一部抜粋）

Jixer
本資料は、セミナーでご覧頂いたスライドから事例等を削除した一部抜粋となります。

スタートアップならハズせない
知財法務の基礎

2012/4/25@Samurai Startup Island

再生というライフサイクルに関わる
□企業の誕生・成長・発展・成熟・
■堂野法律事務所所属
自己紹介
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自己紹介

■スタートアップを絶賛応援中
■主な相談内容
・利用規約、プライバシーポリシー
・契約書のリーガルチェック
・ビジネスモデルの相談
・トラブル時の緊急対応

ｇｏｔｏｄａｉ後藤大

本日のゴール

テック系スタートアップが陥りやすい
トラブルを中心に、知的財産関係の
法務のポイントの具体的なイメージ
をつかむ

財産的価値があるものについて
形のない情報のうち

与えられる権利
知的財産権

知的財産権
知的財産権
著作権
著作者の権利
著作権著作者人格権
著作隣接権

産業財産権特許権
実用新案権

意匠権
商標権
その他営業秘密

著作権

著作権

■著作権とは

「思想又は感情を創作的に表現したもの
であつて、文芸、学術、美術又は音楽の
範囲に属するもの」を保護（著作権法上
の「著作物」の定義）

著作権
■著作物＝思想又は感情を創作的に表現し
たもの。

具体例
・小説、脚本、論文、講演
・音楽
・舞踊、無言劇

・絵画、版画、彫刻、図形
・映画、写真
・プログラム

著作権
著作権複製権
著作者の
権利翻案・翻訳権
二次的著作物の利用に関する
原著作者の権利
公衆送信権・送信可能化権
譲渡権
………

公表権

著作者人格権氏名表示権

同一性保持権

著作権は権利の束

著作権

■著作権の発生
・思想又は感情の創作的表現
・登録は不要（創作と同時に発生）
・存続期間は死後５０年

例外

・単なる事実
・誰が著作しても同様の表現になるもの
・アイディアそのもの

・著作物を現実に作成した者
・著作権譲渡の有無
■著作権の帰属
著作権

パブリシティ権

■パブリシティ権とは？

人の氏名、肖像をみだりに利用されない
権利のうち、肖像等に商品の販売等を促
進する顧客吸引力がある場合にこれを排
他的に利用する権利

パブリシティ権

■無断使用が違法になる場合
→肖像等の有する顧客吸引力の利用を
目的とするといえる場合

①肖像等それ自体を独立して鑑賞の対
象となる商品等として使用

②商品等の差別化を図る目的で肖像等
を商品等に付ける
③肖像等を商品等の広告として使用

肖像権

■肖像権とは？

・自己の氏名・肖像等をみだりに他人に
公開されないという権利
・政治家等公人といわれる人たちについ
ては制限されることも

著作権

■著作権における注意点

・営利目的で著作物を使う場合、許諾な
く利用しない（権利侵害）
・利用するときに手を加えない（同一性）

著作権

■利用規約の活用
・著作権のライセンスを得る
・アップロードするコンテンツについて、他
人の権利を侵害していないことを保証さ
せる
・権利侵害に備えて、権利者からの通知

先をサイト内に明示するとともに、提供者
が予告なくユーザーのコンテンツを削除
できることを盛り込む

著作権

■著作権侵害
①他人の著作物を真似して
②似たものを作成した場合

①すでに存在している著作物を知らない
でこれと類似性のある作品を作成した場

合は、依拠していないので、セーフ

ＡＰＩを利用する場合
著作権

特許権

特許権①

■特許権とは
・特許を受けた「発明」を保護

・発明＝「自然法則を利用した技術的思
想の創作のうち高度のもの」（特許法上
の「発明」の定義）

特許権②

■特許権とは
①産業上、利用可能
②新規→知られているものはＮＧ
③先に出願された特許と同一ではない
④進歩
→出願時の技術水準から容易に発明で

きない≠既存技術の組合せはＮＧ

高度ではない

実用新案権

営業秘密
営業秘密
特許権
高度
特許権③

非公開
公開

特許権④

■ビジネスモデル特許

・ソフトウェア関連発明の一環
・ほとんどが特許申請しても拒絶される
・成立しても争いになると勝訴するものが
少ない

■特許を取る目的
特許権

商標権

商標権

■商標権とは
・商品やサービスへの信頼を保護
・使用される名前・マークを独占的に使用
・登録から１０年存続、更新可能

■商標とドメイン

最初から織り込むべき必須アイテム

著作権、肖像権、商標など各注意点を
中心に、自サービス固有の項目を含んだ
「利用規約」がマスト。

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