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私立大学図書館協会第76回(2015年度)総会・研究大会「学修の場としての図書館~大学図書館のこれからを再考する~」 講演要旨

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2015年8月28日発表の配布レジュメ資料

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私立大学図書館協会第76回(2015年度)総会・研究大会「学修の場としての図書館~大学図書館のこれからを再考する~」 講演要旨

  1. 1. 私立大学図書館協会第 76 回(2015 年度)総会・研究大会 茂出木理子「学修の場としての図書館~大学図書館のこれからを再考する~」 講演要旨(2015/8/28) ■自己紹介 私の講演・プレゼンの特徴は3つです。 ・使う言葉はわかり易い ・メタファー要素が多い ・そして、笑顔でキツイことを言う ■本日の講演の進め方  12 分を1コマとして、全 5 コマで構成します。  短い簡単なワークを2つ行います。  全員の積極的参加を求めます。 ■本日お話したいこと 今回は「ラーニングコモンズ」と「リテラシー教育」という言葉をできるだけ使わず、 大学図書館の学修支援に関して、思うところを述べたいと考えています。 図書館と学修に関して 2015 年 6 月末時点での私の主張をワンワードにまとめると「大学 図書館が、ウキウキ・キャッキャッ・ワイワイだけの場所であっていいのか?」というこ とに尽きます。では、大学図書館とは、どういう場であるべきと考えているのか。これも ワンワードにまとめると「思考を広げ、深める場」「ラーニングとアンラーニングを繰り返 す場」であるべきだと考えています。 2008 年の 6 月に開催された「第 17 回大図研オープンカレッジ」で、お茶の水女子大学 図書館のラーニングコモンズについて発表した際、基調講演をされた筑波大学(当時)の 永田治樹教授が、パネルディスカッションの最後の最後に「学生が勉強していればそこは 要するにラーニングコモンズです。」と言い切られて、私は(そんな乱暴なことで締めくく ったら、今日の半日の議論はいったい何だったんだ…)と脱力したことを覚えています。 が、改めて振り返ると、確かに、それ以上でもそれ以下でもないとも感じます。 図書館の機能に関して、自分自身の発言を振り返ると、東京大学駒場図書館での勤務をし ていた際に、学生からインタービュー受けたときの記録があります。「図書館を利用する学 生さんにメッセージをお願いします」という定番な質問に対して、私は、「図書館の中にい るときにどれだけ謙虚になれるか」ということと、「たくさんの本に囲まれて、自分の知ら
  2. 2. ないこと、知らなきゃいけないこと、知ろうと思えば示されていることはたくさんあると いうことを素直に感じて欲しい」ということを返しました。 ※「いい図書館」のために http://www.ut-life.net/people/r.modeki_m.gouda/ また、思考ということに関して、比較的最近に聞いた言葉で強く印象に残っているのは、 出版人関係の集まりで講演された国立情報学研究所の高野明彦教授のご発言です。 グーグルのおかげで検索結果の事実ではなく、検索キーワードだけが頭に残ってい く。我々は何かを考えるとき、まず「どういうキーワードで検索すべきか」を考え るようになってしまった。そして、検索結果をコピー&ペーストして、自分なりの リストや引用ストックを作る作業が危険なのは、単純で緊張感のない機械的な繰り 返し作業を「自分の頭で考えている」と錯覚することである。(茂出木要約) この話は、情報検索のテクニックは身に付けたけど…の学生のことを思い浮かべるまで もなく、私自身にとって耳の痛い指摘でした。 学修の場としての図書館を考えることは、大げさに言えば「どうすれば学生が学修する ようになるのか?」という命題を超えて、「どうすれば学んだ内容が本当に身につくのか?」 「どうすれば学んだことを実践の場で活かすことができるのか?」「どうすれば学び続ける 力がつくのか?」という大命題にチャレンジし続ける、チャレンジするのではなく、チャ レンジし続ける必要があると考えます。 つまり、大学教員は当然のこととして、大学職員あるいは図書館職員自らが、学修支援 に係わることは、自らがアクティブランナーであり続けることが求められるのではないで しょうか。本日の短い講演を通して、そのことをお伝えできればと願っています。 ■振り返りのためのキーワード  学びの ABC サイクル Affect/Behavior/Cognition  本質的な諸相への気づき(Awareness of essential aspects)  コンパッション(Compassion)  導管モデル・導管メタファー(Conduit metaphor)  ディープラーニング(Deep Learning)  エスノメソドロジー(Ethnomethodology) ■発表 PPT 資料の公開 本日使用した PPT 資料は、「スライドシェア」で後日公開します。 http://www.slideshare.net/ModekiRiko
  3. 3. ■付録  「大学生はアクティブ・ラーニングが嫌いなのか?」 名古屋大学高等教育研究セン ターニュースレター45 号(2014.1) から抜粋 大学側がアクティブ・ラーニングの重要性を認識し、この要素を取り入れた取り組 みを進めているにもかかわらず、学生はなぜ主体的に学ぶことに対して消極的にな っているのでしょうか。 第一の仮説は、大学側の取り組みや学生に対する介入は、彼らの内発的な動機づけ を高めるのにまだまだ十分ではないという解釈です。 逆に第二の仮説は、学生の自発性や自主性を高めるために大学や教員が学生に介入 すればするほど、学生はその介入を自然のことと受け止めてしまい、かえって依存 度を深めてしまうのではないかという解釈です。  溝上慎一 アクティブラーニングの再定義 http://flit.iii.u-tokyo.ac.jp/seminar/20140212-2.html (2014.2) から抜粋 アクティブラーニングに関する最近の定義です。 能動的な学習は、書く・話す・発表する等の活動への関与と、そこで生じる認知プロ セスの外化を伴うものだと説明しています。 講義を聴きながら頭を働かせていれば、それは能動的になっているといえます。  池上彰の「図書館のススメ!」フレッシャーズよ、図書館を使おう(2015.5) http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20150409/279761/ から抜粋 池上:要するに、学生と先生とがディスカッションしながら勉強する、ってことで すね。 高橋:おっしゃるとおり。これまでのように静粛で、書物と対話する場である図書 館ではアクティブラーニングはできません。※東京工業大学図書館長高橋栄一教授  ピッツバーグ・カーネギー図書館長(メアリー・フランシス・クーパー氏)による「新 しいサービスを立ち上げる際に(公共)図書館員として重要なこと6つ」「地域活性化 志向の公共図書館における経営に関する調査研究」2014.3 p.197 から抜粋 1. 地域コミュニティの状況をデータで客観的に把握すること 2. 地域コミュニティのニーズやウォンツを肌身で感じ取り自分の確信にかえること 3. 新しいサービスに関する資料やツールの整備 4. 図書館のみで提供できない資源については他機関に協力を要請すること 5. 適切に計画書をまとめあげること 6. 困難に直面しても諦めずに熱心に説明・実行し、できるだけ早い段階で成果を見 せること
  4. 4. ■参考にした主な文献 〇単行書 出版年の新しい順に並べています。 (1) 松下佳代, 京都大学高等教育研究開発推進センター編著『ディープ・アクティブラーニ ング : 大学授業を深化させるために』勁草書房(2015.1) (2) 安永悟, 須藤文著『LTD 話し合い学習法』ナカニシヤ出版(2014.10) (3) 溝上慎一著『アクティブラーニングと教授学習パラダイムの転換』東信堂(2014.9) (4) Sherri Brown ... [et al.]『Next-gen learning spaces』(SPEC kit, 342)Association of Research Libraries (2014.9) (5) アダム・グラント著 楠木建訳『Give&take : 「与える人」こそ成功する時代』三笠書 房(2014.1) (6) ノエル・エントウィスル著;山口栄一訳『学生の理解を重視する大学授業』玉川大学 出版部(2010.11) (7) ジョンソン,D.W., ジョンソン,R.T., ホルベック,E.J.著;石田裕久,梅原巳代子訳『学習 の輪:学び合いの協同教育入門 改訂新版』二瓶社(2010.11) (8) F・コルトハーヘン編著 ; 今泉友里, 鈴木悠太, 山辺恵理子訳『教師教育学:理論と実 践をつなぐリアリスティック・アプローチ』学文社(2010.2) (9) 藤井清孝著『グローバル・マインド 超一流の思考原理:日本人はなぜ正解のない問題 に弱いのか』ダイヤモンド社(2009.1) (10) ジョン・E.ブッシュマン, グロリア・J.レッキー編著 ; 川崎良孝, 久野和子, 村上 加代子訳『場としての図書館 : 歴史、コミュニティ、文化』京都大学図書館情報学研 究会(2008.9) (11) 前田 泰樹, 水川 喜文, 岡田 光弘編『エスノメソドロジー:人びとの実践から学 ぶ』新曜社(2007.8) (12) P.F. ドラッカー著 ; 上田惇生訳『ポスト資本主義社会』ダイヤモンド社(2007.8) 〇論文、レポート等 (1) 中原淳「実務家が必要としている「理論」とは何か?: 「実践」と「理論」のあいだの 「死の谷」を超えて!? 」 http://www.nakahara-lab.net/blog/2015/02/post_2373.html 2015.2 (2) 近田政博, 杉野竜美「アクティブラーニング型授業に対する大学生の認識:神戸大学で の調査結果から」.神戸大学大学教育推進機構大学教育研究 23 号 p.1-19 (2015) (3) 山内乾史「私的経験に基づくアクティブラーニング論」神戸大学大学教育推進機構大 学教育研究 23 号 p.21-41 (2015) (4) 中部地域大学グループ・東海 A チーム『アクティブラーニング失敗事例ハンドブック: 産業界ニーズ事・成果報告』(2014.11) (5) 茂出木理子「学習支援としての情報リテラシー教育 : これまでとこれから (100 号記
  5. 5. 念特集号) 」大学図書館研究 No.100 p.53-64 (2014) (6) 古橋英枝「大学生の学習実態に基づく大学図書館の役割」Library and information science no.72, p. 95-121 (2014) (7) 中井孝幸. 利用行動からみた「場」としての図書館に求められる建築的な役割. 情報の 科学と技術. vol.63, no.6. p.228-234 (2013) (8) 岩﨑 千晶 , 池田 佳子. 考動力を育む学習環境"コラボレーションコモンズ"のデザイ ン 関西大学高等教育研究 4 号, 9-17, (2013) (9) 伊藤幸江. 学生の利用のために今ここでできること. 大学図書館研究. no.94. p.39-48 (2012) (10) 長澤多代. 主体的な学びを支える大学図書館の学修・教育支援機能:ラーニングコ モンズと情報リテラシー教育を中心に. 京都大学高等教育研究. no.19. p.99-110 (2013) (11) 立石亜紀子「大学図書館における「場所としての図書館」の利用実態」Library and information science. No.67 p. 39-61 (2012) (12) 久野 和子.「第三の場」としての図書館.京都大学生涯教育学・図書館情報学研 究.2010no.9, p.109-121 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 茂出木 理子 東京外国語大学学術情報課長 modeki_riko@tufs.ac.jp Twitter @modekiriko https://www.facebook.com/riko.modeki/ 略歴:東京大学理学部、東京大学総合図書館、学術情報センター、東京 大学情報基盤センター、国立情報学研究所、お茶の水女子大学図書・情 報課長、東京大学教養学部等図書課長の勤務を経て、平成 25 年 4 月か ら現職。 2009 年第 11 回図書館総合展ポスターセッション最優秀賞受賞「壁を壊した図書館~お茶 大図書館活性化のヒ・ミ・ツ~」

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