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Amazon RDS入門
2017/08/26
第21回 中国地方DB勉強会
今日話す事
2
3
Amazon RDS について
初めから丁寧に🙇
注意点
4
・ スライドは後で公開致します。
・ 資料作成は注意しながら作成しておりますが、
公式の見解ではありません。
AWS公式Webサイトと内容などに相違があった場
合はAWS公式サイトを正とさせて頂きます。
5
おしながき
6
本日のお品書き
1. あばうとみー
2. Amazon RDS の 概要と特徴
3. Amazon RDS の 制限事項
4. Amazon RDS の 料金体系
7
1.あばうとみー
8
1.あばうとみー
高橋 一騎
・ 岡山の SIer 勤務
・ PHPer🐘、Swiftが好きな人🐣
・ JPUG 中国支部長
・ ハリネズミ 飼ってます
9
1.あばうとみー
10
1.あばうとみー
結婚はいいぞ!
11
2.Amazon RDS の
概要と特徴
12
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS とは?
Relational Database Service 。
構築、運用、拡張を容易に行う事が出来る
フルマネージドな
リレーショナルデータベースのサービス。
13
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS とは?
Relational Database Service 。
構築、運用、拡張を容易に行う事が出来る
フルマネージドな
リレーショナルデータベースのサービス。
14
DBA を 面倒な保守作業から開放して
より質の高いサービスの開発に専念出来る
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の 特徴
RDS の 特徴 は 主に 3つ
・ シンプルな構築
・ 高い可用性
・ 高い拡張性
・ 運用手間からの開放
15
シンプルな構築
16
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の 高可用性
・ 数クリック、数分でインスタンスが作成出来る。
DBエンジン、CPU、メモリ、ディスクサイズは
GUIのページで選択するだけでセットアップ可能。
・ また、強力なオプションも選択するだけで利用可
- マルチAZ
- リードレプリカ
- 自動バックアップ など。
17
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の 高可用性
・ 数クリック、数分でインスタンスが作成出来る。
DBエンジン、CPU、メモリ、ディスクサイズは
GUIのページで選択するだけでセットアップ可能。
・ また、強力なオプションも選択するだけで利用可
- マルチAZ
- リードレプリカ
- 自動バックアップ など。
18
2.Amazon RDS の 概要と特徴
選べる DBエンジンについて
19
2.Amazon RDS の 概要と特徴
選べる DBエンジンについて
20
ライセンス込み プランがある。
単位時間利用料金
= インスタンス稼働料金 + ライセンス料金
東京リージョンで SE2 ライセンスを db.m4.largeで
一年間運用した場合
21
年間RDS利用料
(時間単位)
ライセンス 合計(約)
ライセンス込み
$4,484.16
($0.519)
$0 $4,500
Oracleライセンス
+
RDS利用料
$2,194.56
($0.254)
$21,000 $23,000
ライセンス込み
1年間前払い
$2,671(一括)
(換算 $0.305)
$0 $2,700
2.Amazon RDS の 概要と特徴
ライセンス込みプランのメリット
Amazon RDS の 高可用性
22
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の 高可用性
・ 便利な機能がオプション選択のみで利用出来る。
マルチ AZ (Avaliablity Zone)
リードレプリカ
自動バックアップ
23
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の 高可用性
・ 便利な機能がオプション選択のみで利用出来る。
マルチ AZ (Avaliablity Zone)
リードレプリカ
自動バックアップ
24
2.Amazon RDS の 概要と特徴
マルチ AZ オプションについて
マルチAZ
・ プライマリと同リージョン内の異なるAZ内に
DBのコピーがスタンバイ状態で作成。
(同期物理レプリケーション)
・ フェイルオーバーが発生した時に
スタンバイ中のレプリカのDNSレコードが
現行のプライマリのDNSレコードに
自動で切り替わる。
25
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の 高可用性
・ 数クリックでインスタンスが作成出来る。
DBエンジン、CPU、メモリ、ディスクサイズは
GUIのページで選択するだけでセットアップ可能。
・ 便利な機能がオプション選択のみで利用出来る。
マルチ AZ (Avaliablity Zone)
リードレプリカ
自動バックアップ
26
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の スケールアウト
リードレプリカ
・ プライマリインスタンスに変更がある度に
非同期レプリケーションによって更新。
・ 読み取り専用接続のみ許可されるインスタンス。
・ MySQL, PostgreSQL, MariaDB, Aurora でのみ使用
可能
27
Amazon RDS の 高拡張性
28
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の 高拡張性
インスタンスやスペックについて
スケールアップやスケールダウン、スケールアウト
を
容易に行う事が可能。
=> また、スケールアップやスケールダウンによって
機能停止を伴うような場合は、
マルチAZの自動フェイルオーバーで短縮が可能。
29
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の 高拡張性
インスタンスクラスのタイプ + サイズ(名称非公式)
の組み合わせでサーバーのスペックの構成を管理する
事が出来る。
30
31
Aurora MySQL PostgreSQL MariaDB
m4
(現行世代)
× ○ ○ ○
r3
(メモリ重視)
○ ○ ○ ○
t2
(開発)
○ ○ ○ ○
2.Amazon RDS の 概要と特徴
選べる インスタンスクラスのタイプ
32
vCPU メモリ (GB)
ネットワーク
(相対評価)
micro 1 1 低
small 1 2 低
medium 2 4 中
large 2 8 (m4) or 15(r3) 中
xlarge 4 15 (m4) or 30 (r3) 高
2xlarge 8 30 (m4) or 61 (r3) 高
・・・
2.Amazon RDS の 概要と特徴
選べる インスタンスクラスのサイズ
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の 高拡張性
物足りないな・・と思ったら、
チューニングするでは無くて、
インスタンスクラスを上げる。
※ そもそもデフォルトパラメータの時点で
ある程度チューニングされている。
33
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS の 高拡張性
使うのは、頭や知識では無く金。
34
Amazon RDS による
運用手間からの開放
35
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS による運用手間からの開放
・ バックアップの自動化
・ サーバーへのセキュリティパッチの自動適用
・ メトリクスの可視化
36
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS による運用手間からの開放
・ バックアップの自動化
・ サーバーへのセキュリティパッチの自動適用
・ メトリクスの可視化
37
2.Amazon RDS の 概要と特徴
バックアップ・リストアについて
・ バックアップ
バックアップサイクルは 1日1回 で固定
(任意のタイミング手動で取る事も可能)
・ リストア
バックアップ(スナップショット)を指定して復元。
・ point in time リカバリ
バックアップ保持期間内で現在から5分前の
任意の指定時刻の状態になるように復元が出来る。
38
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS による運用手間からの開放
・ バックアップの自動化
・ サーバーへのセキュリティパッチの自動適用
・ メトリクスの可視化
39
2.Amazon RDS の 概要と特徴
セキュリティパッチの自動適用
・セキュリティパッチの自動適用
安全性や堅牢性に関わるソフトウェアパッチを
自動で適用してくれる。
※ 再起動を伴うケースもある。
予め再起動可能な曜日、時間帯を指定しておく。
数ヶ月に一回程度、発生。
40
2.Amazon RDS の 概要と特徴
セキュリティパッチの自動適用
・セキュリティパッチの自動適用
安全性や堅牢性に関わるソフトウェアパッチを
自動で適用してくれる。
※ 再起動を伴うケースもある。
予め再起動可能な曜日、時間帯を指定しておく。
数ヶ月に一回程度、発生。
41
マルチAZ構成にしてダウンタイムを短縮
=> スタンバイが先にメンテナンスされる。
メンテナンス完了後にマスターが
フェイルオーバーする。
2.Amazon RDS の 概要と特徴
Amazon RDS による運用手間からの開放
・ バックアップの自動化
・ サーバーへのセキュリティパッチの自動適用
・ メトリクスの可視化
42
2.Amazon RDS の 概要と特徴
メトリクスの可視化
凄いCREの方達に聞きましょう!
43
まとめ
44
2.Amazon RDS の 概要と特徴
まとめ
Amazon RDS は
シンプルな構築、 高い可用性、高い拡張性、運用手
間からの開放を実現し、
DBAが顧客へより質の高いサービスを提供する為に
時間を割けるようにする事を目指したサービス。
45
3.Amazon RDS の
制限事項
46
3.Amazon RDS の 制限事項
銀の弾丸では無い。
47
3.Amazon RDS の 制限事項
・ バージョンが限定される。
・ IPアドレスが固定出来ない。
・ OSSではない。
・ メモリやディスク容量に制限がある。
48
3.Amazon RDS の 制限事項
・ バージョンが限定される。
・ IPアドレスが固定出来ない。
・ OSSではない。
・ メモリやディスク容量に制限がある。
49
3.Amazon RDS の 制限事項
バージョンの限定
MySQL, PostgreSQL の サポートバージョン
50
3.Amazon RDS の 制限事項
・ バージョンが限定される。
・ IPアドレスが固定出来ない。
・ OSSではない。
・ メモリやディスク容量に制限がある。
51
3.Amazon RDS の 制限事項
IPアドレスが固定出来ない。
RDSに割り振られたDNSをエンドポイントとして
指定する。
※ ただし、スナップショットからリストアするなど
新規のRDSインスタンスを立てると変わってしまう
。
52
3.Amazon RDS の 制限事項
IPアドレスが固定出来ない。
常に一意のDNSにするには・・
・ 元のRDSのDNSを変更 -> 新規RDSのDNSを変更
・ Route 53 の Private DNS を使用して向き先を新規
RDSのDNSにする。
53
3.Amazon RDS の 制限事項
・ バージョンが限定される。
・ IPアドレスが固定出来ない。
・ OSSではない。
・ メモリやディスク容量に制限がある。
54
3.Amazon RDS の 制限事項
OSSではない。
OSSでないのでバグ発生?と思われる時に
AWS サポート問合せとなる。
(Aurora案件だが)
レプリケーションに不具合があって
修正完了まで数週間かかった事も。
また、宗教上の理由で社内ネットワークに。。。
みたいな場合も対応が不可。
55
3.Amazon RDS の 制限事項
・ バージョンが限定される。
・ IPアドレスが固定出来ない。
・ OSSではない。
・ メモリやディスク容量に制限がある。
56
3.Amazon RDS の 制限事項
メモリやディスク容量に制限がある。
db.m4.10xlarge CPU 40、メモリ 160GB
db.r3.8xlarge CPU 32、メモリ 244GB
ストレージ:
最大6TBまで(※)
57
3.Amazon RDS の 制限事項
・ バージョンが限定される。
・ IPアドレスが固定出来ない。
・ OSSではない。
・ メモリやディスク容量に制限がある。
これらの制限が許容出来ない場合は・・
58
3.Amazon RDS の 制限事項
泣いても仕方ないので
素直に On EC2 or オンプレ運用
もしくは 妥協を考えましょう。
59
まとめ
60
3.Amazon RDS の 制限事項
まとめ
Amazon RDS は 素晴らしいサービスだが
以下のような制限もある。
・ サポートバージョン以外は使用不可
・ IPアドレスが固定出来ない。
・ OSSではない。
・ メモリやディスク容量に制限がある。
解決策があるものもあるが
許容できない場合は、素直に別の手法で対応。
61
4.Amazon RDS の
料金体系
62
4.Amazon RDS の 料金体系
でも、お高いんでしょう?
人生における全ての物事は望めば望むほど
お金がかかる。
63
4.Amazon RDS の 料金体系
RDS の 課金対象
・ DBインスタンスタイプ 稼働時間に対する課金
・ ストレージ 使用容量 による課金
・ 別リージョンや外部へのデータ転送 に対する課金
64
4.Amazon RDS の 料金体系
RDS の 課金対象
・ DBインスタンスタイプ 稼働時間に対する課金
・ ストレージ 使用容量 による課金
・ 別リージョンや外部へのデータ転送 に対する課金
65
4.Amazon RDS の 料金体系
DBインスタンスタイプ に対する課金
インスタンスの利用料金。
Oracle と SQL Server に関しては
ライセンス込みプランがある。
インスタンスタイプ時間単価
×
利用時間(1時間未満は1時間に切り上げ)
×
利用台数 (マルチAZの場合は 2倍)
66
4.Amazon RDS の 料金体系
RDS の 課金対象
・ DBインスタンスタイプ 稼働時間に対する課金
・ ストレージ 使用容量 による課金
・ 別リージョンや外部へのデータ転送 に対する課金
67
4.Amazon RDS の 料金体系
ストレージタイプ に対する課金
3つのストレージタイプが選べる。
・ 汎用SSD
・ プロビジョンドIOPS (一貫したIOPSを提供)
・ Magnetic (HDD)
ストレージタイプ容量単価
×
一ヶ月辺りの利用容量 (GB)
×
利用台数 (マルチAZの場合は2倍)
68
4.Amazon RDS の 料金体系
RDS の 課金対象
・ DBインスタンスタイプ 稼働時間に対する課金
・ ストレージ 使用容量 による課金
・ 別リージョンや外部へのデータ転送 に対する課金
69
4.Amazon RDS の 料金体系
データ転送 に対する課金
データ転送に応じて課金される。
※ 同一リージョン内の転送は課金対象外
データ送受信に掛かる単価
×
一ヶ月辺りの転送量 (GB)
70
4.Amazon RDS の 料金体系
東京リージョンで
db.m4.xlarge(4CPU, 16GBメモリ) インスタンスで
200GB保存してマルチAZで運用した時の月単価概算
インスタンス単価: $0.508 / 時間
=> 月単価 0.508 * 24h * 30d * 2台 = $731.52
容量単価: $0.138 / GB ・ 月
=> 月単価 0.138 * 200 G * 2台 = $55.2
月額: $786.72 ( 約 80,000円 )
71
4.Amazon RDS の 料金体系
無料利用枠
無料利用枠 で 使える範囲
・ DBエンジン
MySQL, MariaDB, PostgreSQL
Oracle(一部), SQL Server Express が利用可能
※ Amazon Aurora は 対象外
・ DBインスタンスクラス
t2.micro インスタンスを 750時間 / 月
※ マルチAZ構成は出来ない。
72
まとめ
73
4.Amazon RDS の 料金体系
利用時間 と 利用した容量 と データ転送
に対して課金される。
750時間 / 月 分の無料利用枠が利用出来る。
Aurora を試したり
マルチAZなどのオプションを試す場合は
無料利用枠では対象外。
74
Amazon RDS は 銀の弾丸ではない
が、金の弾丸を装填する事が出来る。
金の弾丸はしばしば
物事を解決に導いてくれる。
75
Amazon RDS どうでしょう。
76
ご清聴ありがとうございました
!
77

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Amazon rds入門 #ChugokuDB

  • 7. 本日のお品書き 1. あばうとみー 2. Amazon RDS の 概要と特徴 3. Amazon RDS の 制限事項 4. Amazon RDS の 料金体系 7
  • 9. 1.あばうとみー 高橋 一騎 ・ 岡山の SIer 勤務 ・ PHPer🐘、Swiftが好きな人🐣 ・ JPUG 中国支部長 ・ ハリネズミ 飼ってます 9
  • 13. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS とは? Relational Database Service 。 構築、運用、拡張を容易に行う事が出来る フルマネージドな リレーショナルデータベースのサービス。 13
  • 14. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS とは? Relational Database Service 。 構築、運用、拡張を容易に行う事が出来る フルマネージドな リレーショナルデータベースのサービス。 14 DBA を 面倒な保守作業から開放して より質の高いサービスの開発に専念出来る
  • 15. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の 特徴 RDS の 特徴 は 主に 3つ ・ シンプルな構築 ・ 高い可用性 ・ 高い拡張性 ・ 運用手間からの開放 15
  • 17. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の 高可用性 ・ 数クリック、数分でインスタンスが作成出来る。 DBエンジン、CPU、メモリ、ディスクサイズは GUIのページで選択するだけでセットアップ可能。 ・ また、強力なオプションも選択するだけで利用可 - マルチAZ - リードレプリカ - 自動バックアップ など。 17
  • 18. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の 高可用性 ・ 数クリック、数分でインスタンスが作成出来る。 DBエンジン、CPU、メモリ、ディスクサイズは GUIのページで選択するだけでセットアップ可能。 ・ また、強力なオプションも選択するだけで利用可 - マルチAZ - リードレプリカ - 自動バックアップ など。 18
  • 19. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 選べる DBエンジンについて 19
  • 20. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 選べる DBエンジンについて 20 ライセンス込み プランがある。 単位時間利用料金 = インスタンス稼働料金 + ライセンス料金
  • 21. 東京リージョンで SE2 ライセンスを db.m4.largeで 一年間運用した場合 21 年間RDS利用料 (時間単位) ライセンス 合計(約) ライセンス込み $4,484.16 ($0.519) $0 $4,500 Oracleライセンス + RDS利用料 $2,194.56 ($0.254) $21,000 $23,000 ライセンス込み 1年間前払い $2,671(一括) (換算 $0.305) $0 $2,700 2.Amazon RDS の 概要と特徴 ライセンス込みプランのメリット
  • 22. Amazon RDS の 高可用性 22
  • 23. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の 高可用性 ・ 便利な機能がオプション選択のみで利用出来る。 マルチ AZ (Avaliablity Zone) リードレプリカ 自動バックアップ 23
  • 24. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の 高可用性 ・ 便利な機能がオプション選択のみで利用出来る。 マルチ AZ (Avaliablity Zone) リードレプリカ 自動バックアップ 24
  • 25. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 マルチ AZ オプションについて マルチAZ ・ プライマリと同リージョン内の異なるAZ内に DBのコピーがスタンバイ状態で作成。 (同期物理レプリケーション) ・ フェイルオーバーが発生した時に スタンバイ中のレプリカのDNSレコードが 現行のプライマリのDNSレコードに 自動で切り替わる。 25
  • 26. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の 高可用性 ・ 数クリックでインスタンスが作成出来る。 DBエンジン、CPU、メモリ、ディスクサイズは GUIのページで選択するだけでセットアップ可能。 ・ 便利な機能がオプション選択のみで利用出来る。 マルチ AZ (Avaliablity Zone) リードレプリカ 自動バックアップ 26
  • 27. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の スケールアウト リードレプリカ ・ プライマリインスタンスに変更がある度に 非同期レプリケーションによって更新。 ・ 読み取り専用接続のみ許可されるインスタンス。 ・ MySQL, PostgreSQL, MariaDB, Aurora でのみ使用 可能 27
  • 28. Amazon RDS の 高拡張性 28
  • 29. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の 高拡張性 インスタンスやスペックについて スケールアップやスケールダウン、スケールアウト を 容易に行う事が可能。 => また、スケールアップやスケールダウンによって 機能停止を伴うような場合は、 マルチAZの自動フェイルオーバーで短縮が可能。 29
  • 30. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の 高拡張性 インスタンスクラスのタイプ + サイズ(名称非公式) の組み合わせでサーバーのスペックの構成を管理する 事が出来る。 30
  • 31. 31 Aurora MySQL PostgreSQL MariaDB m4 (現行世代) × ○ ○ ○ r3 (メモリ重視) ○ ○ ○ ○ t2 (開発) ○ ○ ○ ○ 2.Amazon RDS の 概要と特徴 選べる インスタンスクラスのタイプ
  • 32. 32 vCPU メモリ (GB) ネットワーク (相対評価) micro 1 1 低 small 1 2 低 medium 2 4 中 large 2 8 (m4) or 15(r3) 中 xlarge 4 15 (m4) or 30 (r3) 高 2xlarge 8 30 (m4) or 61 (r3) 高 ・・・ 2.Amazon RDS の 概要と特徴 選べる インスタンスクラスのサイズ
  • 33. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の 高拡張性 物足りないな・・と思ったら、 チューニングするでは無くて、 インスタンスクラスを上げる。 ※ そもそもデフォルトパラメータの時点で ある程度チューニングされている。 33
  • 34. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS の 高拡張性 使うのは、頭や知識では無く金。 34
  • 36. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS による運用手間からの開放 ・ バックアップの自動化 ・ サーバーへのセキュリティパッチの自動適用 ・ メトリクスの可視化 36
  • 37. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS による運用手間からの開放 ・ バックアップの自動化 ・ サーバーへのセキュリティパッチの自動適用 ・ メトリクスの可視化 37
  • 38. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 バックアップ・リストアについて ・ バックアップ バックアップサイクルは 1日1回 で固定 (任意のタイミング手動で取る事も可能) ・ リストア バックアップ(スナップショット)を指定して復元。 ・ point in time リカバリ バックアップ保持期間内で現在から5分前の 任意の指定時刻の状態になるように復元が出来る。 38
  • 39. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS による運用手間からの開放 ・ バックアップの自動化 ・ サーバーへのセキュリティパッチの自動適用 ・ メトリクスの可視化 39
  • 40. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 セキュリティパッチの自動適用 ・セキュリティパッチの自動適用 安全性や堅牢性に関わるソフトウェアパッチを 自動で適用してくれる。 ※ 再起動を伴うケースもある。 予め再起動可能な曜日、時間帯を指定しておく。 数ヶ月に一回程度、発生。 40
  • 41. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 セキュリティパッチの自動適用 ・セキュリティパッチの自動適用 安全性や堅牢性に関わるソフトウェアパッチを 自動で適用してくれる。 ※ 再起動を伴うケースもある。 予め再起動可能な曜日、時間帯を指定しておく。 数ヶ月に一回程度、発生。 41 マルチAZ構成にしてダウンタイムを短縮 => スタンバイが先にメンテナンスされる。 メンテナンス完了後にマスターが フェイルオーバーする。
  • 42. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 Amazon RDS による運用手間からの開放 ・ バックアップの自動化 ・ サーバーへのセキュリティパッチの自動適用 ・ メトリクスの可視化 42
  • 43. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 メトリクスの可視化 凄いCREの方達に聞きましょう! 43
  • 45. 2.Amazon RDS の 概要と特徴 まとめ Amazon RDS は シンプルな構築、 高い可用性、高い拡張性、運用手 間からの開放を実現し、 DBAが顧客へより質の高いサービスを提供する為に 時間を割けるようにする事を目指したサービス。 45
  • 47. 3.Amazon RDS の 制限事項 銀の弾丸では無い。 47
  • 48. 3.Amazon RDS の 制限事項 ・ バージョンが限定される。 ・ IPアドレスが固定出来ない。 ・ OSSではない。 ・ メモリやディスク容量に制限がある。 48
  • 49. 3.Amazon RDS の 制限事項 ・ バージョンが限定される。 ・ IPアドレスが固定出来ない。 ・ OSSではない。 ・ メモリやディスク容量に制限がある。 49
  • 50. 3.Amazon RDS の 制限事項 バージョンの限定 MySQL, PostgreSQL の サポートバージョン 50
  • 51. 3.Amazon RDS の 制限事項 ・ バージョンが限定される。 ・ IPアドレスが固定出来ない。 ・ OSSではない。 ・ メモリやディスク容量に制限がある。 51
  • 52. 3.Amazon RDS の 制限事項 IPアドレスが固定出来ない。 RDSに割り振られたDNSをエンドポイントとして 指定する。 ※ ただし、スナップショットからリストアするなど 新規のRDSインスタンスを立てると変わってしまう 。 52
  • 53. 3.Amazon RDS の 制限事項 IPアドレスが固定出来ない。 常に一意のDNSにするには・・ ・ 元のRDSのDNSを変更 -> 新規RDSのDNSを変更 ・ Route 53 の Private DNS を使用して向き先を新規 RDSのDNSにする。 53
  • 54. 3.Amazon RDS の 制限事項 ・ バージョンが限定される。 ・ IPアドレスが固定出来ない。 ・ OSSではない。 ・ メモリやディスク容量に制限がある。 54
  • 55. 3.Amazon RDS の 制限事項 OSSではない。 OSSでないのでバグ発生?と思われる時に AWS サポート問合せとなる。 (Aurora案件だが) レプリケーションに不具合があって 修正完了まで数週間かかった事も。 また、宗教上の理由で社内ネットワークに。。。 みたいな場合も対応が不可。 55
  • 56. 3.Amazon RDS の 制限事項 ・ バージョンが限定される。 ・ IPアドレスが固定出来ない。 ・ OSSではない。 ・ メモリやディスク容量に制限がある。 56
  • 57. 3.Amazon RDS の 制限事項 メモリやディスク容量に制限がある。 db.m4.10xlarge CPU 40、メモリ 160GB db.r3.8xlarge CPU 32、メモリ 244GB ストレージ: 最大6TBまで(※) 57
  • 58. 3.Amazon RDS の 制限事項 ・ バージョンが限定される。 ・ IPアドレスが固定出来ない。 ・ OSSではない。 ・ メモリやディスク容量に制限がある。 これらの制限が許容出来ない場合は・・ 58
  • 59. 3.Amazon RDS の 制限事項 泣いても仕方ないので 素直に On EC2 or オンプレ運用 もしくは 妥協を考えましょう。 59
  • 61. 3.Amazon RDS の 制限事項 まとめ Amazon RDS は 素晴らしいサービスだが 以下のような制限もある。 ・ サポートバージョン以外は使用不可 ・ IPアドレスが固定出来ない。 ・ OSSではない。 ・ メモリやディスク容量に制限がある。 解決策があるものもあるが 許容できない場合は、素直に別の手法で対応。 61
  • 63. 4.Amazon RDS の 料金体系 でも、お高いんでしょう? 人生における全ての物事は望めば望むほど お金がかかる。 63
  • 64. 4.Amazon RDS の 料金体系 RDS の 課金対象 ・ DBインスタンスタイプ 稼働時間に対する課金 ・ ストレージ 使用容量 による課金 ・ 別リージョンや外部へのデータ転送 に対する課金 64
  • 65. 4.Amazon RDS の 料金体系 RDS の 課金対象 ・ DBインスタンスタイプ 稼働時間に対する課金 ・ ストレージ 使用容量 による課金 ・ 別リージョンや外部へのデータ転送 に対する課金 65
  • 66. 4.Amazon RDS の 料金体系 DBインスタンスタイプ に対する課金 インスタンスの利用料金。 Oracle と SQL Server に関しては ライセンス込みプランがある。 インスタンスタイプ時間単価 × 利用時間(1時間未満は1時間に切り上げ) × 利用台数 (マルチAZの場合は 2倍) 66
  • 67. 4.Amazon RDS の 料金体系 RDS の 課金対象 ・ DBインスタンスタイプ 稼働時間に対する課金 ・ ストレージ 使用容量 による課金 ・ 別リージョンや外部へのデータ転送 に対する課金 67
  • 68. 4.Amazon RDS の 料金体系 ストレージタイプ に対する課金 3つのストレージタイプが選べる。 ・ 汎用SSD ・ プロビジョンドIOPS (一貫したIOPSを提供) ・ Magnetic (HDD) ストレージタイプ容量単価 × 一ヶ月辺りの利用容量 (GB) × 利用台数 (マルチAZの場合は2倍) 68
  • 69. 4.Amazon RDS の 料金体系 RDS の 課金対象 ・ DBインスタンスタイプ 稼働時間に対する課金 ・ ストレージ 使用容量 による課金 ・ 別リージョンや外部へのデータ転送 に対する課金 69
  • 70. 4.Amazon RDS の 料金体系 データ転送 に対する課金 データ転送に応じて課金される。 ※ 同一リージョン内の転送は課金対象外 データ送受信に掛かる単価 × 一ヶ月辺りの転送量 (GB) 70
  • 71. 4.Amazon RDS の 料金体系 東京リージョンで db.m4.xlarge(4CPU, 16GBメモリ) インスタンスで 200GB保存してマルチAZで運用した時の月単価概算 インスタンス単価: $0.508 / 時間 => 月単価 0.508 * 24h * 30d * 2台 = $731.52 容量単価: $0.138 / GB ・ 月 => 月単価 0.138 * 200 G * 2台 = $55.2 月額: $786.72 ( 約 80,000円 ) 71
  • 72. 4.Amazon RDS の 料金体系 無料利用枠 無料利用枠 で 使える範囲 ・ DBエンジン MySQL, MariaDB, PostgreSQL Oracle(一部), SQL Server Express が利用可能 ※ Amazon Aurora は 対象外 ・ DBインスタンスクラス t2.micro インスタンスを 750時間 / 月 ※ マルチAZ構成は出来ない。 72
  • 74. 4.Amazon RDS の 料金体系 利用時間 と 利用した容量 と データ転送 に対して課金される。 750時間 / 月 分の無料利用枠が利用出来る。 Aurora を試したり マルチAZなどのオプションを試す場合は 無料利用枠では対象外。 74
  • 75. Amazon RDS は 銀の弾丸ではない が、金の弾丸を装填する事が出来る。 金の弾丸はしばしば 物事を解決に導いてくれる。 75

Editor's Notes

  1. では、本日のお話の本題に入っていきたいと思います。 Amazon RDS の 概要と特徴についてご紹介します。
  2. そもそもAmazon RDS とは? という事なのですが、 RDS: Relational Database Service の頭文字で 構築、運用、拡張を容易に行う事が出来る事を目指したフルマネージドなリレーショナルデータベースのサービスという位置づけになります。
  3. また、「フルマネージド」とありますが、これは、 DB管理者(Database Administrator)を面倒な保守作業から開放して質の高いサービスの提供に専念出来る事を目指してフルマネージドと呼ばれています。
  4. 本日はRDSの4つのメリット 構築がシンプルである事、高い可用性、高い拡張性、運用手間からの開放 についてお話をさせて頂きます。
  5. まずは、Amazon RDS で得られるメリットの一つ目、構築がシンプルである事についてお話させて頂きます。
  6. Amazon RDS の構築は サーバー上で行う事が出来ます。 PostgreSQLを立ち上げたければ、PostgreSQLを選択して、スペックを選択してディスクサイズを選択して。。。と適用させる事でRDSのインスタンスを立ち上げる事が可能です。
  7. Amazon RDS の構築は サーバー上で行う事が出来ます。 PostgreSQLを立ち上げたければ、PostgreSQLを選択して、スペックを選択してディスクサイズを選択して。。。と適用させる事でRDSのインスタンスを立ち上げる事が可能です。
  8. RDSがサポートしているDBエンジンは主に上記の6種類をサポートしています。
  9. 左の2種類に関しては、基本的にはライセンスを購入しなければならない商用DBですが、AmazonRDSでは ライセンス込みプランをサポートしており、 一時間辺りの起動時間にライセンス分を上乗せして運用する事が出来ます。
  10. ざっくり見積もりで申し訳ないですが、Standard Editon 2 で 東京リージョンで m4.large で 1年間運用を考えた場合、一年間で$20,000が節約出来る計算になりました。 +αで必要なライセンスの見積もりもAWSがやってくれるので、人件費節約にもなります。
  11. まずは、Amazon RDS の 高可用性 についてです。 可用性 とは ざっくり言うとシステムが継続して稼働出来る能力 の事なのですが、RDSは高い可用性をサポートしています。
  12. RDSで高可用性をサポートするような機能としては、マルチAZ、リードレプリカ という機能があります。
  13. まず、マルチAZについてです。 AZ は AvaliabilityZone の事です。
  14. マルチAZとはプライマリと同じリージョン内の異なるAvaliablirity Zone 内に DB の コピーをスタンバイ状態で作成するオプションです。 これは、DRBD という、 複数のサーバー間のHDDを ネットワーク経由でミラーリングするソフトウェアを使って実現されています。 また、マルチAZの特徴としてはフェイルオーバー時に発揮されます。 プライマリがフェイルオーバーした時、スタンバイ中のインスタンスのDNSが現行のプライマリのDNSに自動で切り替わり、既存のアプリケーションの接続先を変更する必要無く、DBの運用を続ける事が出来ます。
  15. 続いてリードレプリカについてです。
  16. リードレプリカはコピー元のインスタンスに変更がある度に内容が反映されてコピーが作成される、という点ではマルチAZと同じですが、 リードレプリカはマルチAZと大きく違う点が主に3つあります。 一つ目はマルチAZは DRBDによって ハードディスクを丸ごとコピーするのに対して、リードレプリカは 各DBエンジンに予め構築されているレプリケーション機能を使って非同期でレプリケートされます。 注意点として、マルチAZは同期レプリケーションですが、リードレプリカは非同期レプリケーションなので、リードレプリカに投げたクエリが必ず最新のものである保証は内、というのは注意点です。 二つ目は読み取り専用ですが、アクセス出来る、という点です。 マルチAZではアクセスは出来ません。 3つ目はサポートされているDBエンジンが限られている点です。 MySQL, PostgreSQL, MariaDB, Aurora について対象となっていて、Oracle や SQLServer では サポートされていません。
  17. 続いてRDSの高拡張性についてお話致します。
  18. RDSでは、インスタンスやそのスペックについて、スケールアップやスケールダウン、またスケールアウトを容易に行う事が可能です。 スケールアップやダウンについては、再起動等を伴うケースもありますがこちらは、マルチAZを有効にしている場合、フェイルオーバー機能によって短縮する事が可能です。
  19. スペックについてはインスタンスクラスを選択する事で変更する事が出来ます。 今日はわかりやすいように、インスタンスクラスのタイプとサイズという名称を着けて、インスタンスクラスについて説明させて頂きます。
  20. まずは、インスタンスクラスのタイプについてです。 インスタンスクラスのタイプには 表のように m4, r3, t2 のような種類があります。 m4 の下位としてm3といったタイプもありますが、これは i5, i7 みたいなものとして認識して貰えば良くて、m4の方が性能が良くてかつm3よりも単価が安いという特徴があります。 m4は最新CPUをサポートするタイプ、r3はメモリを沢山載せる事が出来るようなタイプ、t2は開発向けのタイプとなっています。 各DBエンジンやバージョンによって、サポートするタイプが異なります。 特にOracleやSQLServerはバージョンによってサポート状況がかなり異なっているのでAmazonの公式ページをご参照ください。
  21. またインスタンスクラスのサイズに関しても表のように、micro, small, medium , large など があります。 インスタンスクラスのタイプに応じてそもそもサイズがサポートされていないものもありますので、こちらも最終の確認としてはAWS公式Webサイトを確認してください。 確認すべき点としては、CPU数やメモリについては選択したサイズによって確定されて変更する事が出来ないという事です。
  22. メモリやCPU数については確定されているので、スペックいじれないからチューニングして調整しようと思わずに、スペックを上げて対応した方が良い、、、らしいです。 そもそもRDSにはデフォルトでパラメータが設定されていますが、このパラメータはRDSの開発チームが予めチューニングした状態で提供されている、との事です。(統計をとったりとか。) 例えば、m4.large にしていて、メモリが欲しくなったら r3.large にするとか、多少の変更でも時間単位 約$0.03 月額 $210でメモリが約2倍になります。
  23. 問題をいわゆる金の弾丸で殴れる、っていうのはRDSの強みだと思います。
  24. 続いて運用手間からの開放についてお話させて頂きます。
  25. RDSではこれらの機能がオプションによって選択可能となっています。
  26. まず、バックアップの自動化についてです。
  27. 自動バックアップについては、 1日1回決められた時間に自動でバックアップをとる事が出来ます。(1日1回は固定。) この取得したバックアップはスナップショットと呼ばれますが、スナップショットを指定する事で新規のインスタンスを立ち上げる事が出来る事が出来ます。 また、point in time リカバリという機能があって、これは、現在から5分以上前でかつバックアップ保持管内の任意の指定時刻の状態になるように復元する事が出来るようになる機能です。
  28. また、セキュリティパッチの自動適用をしてくれる機能もあります。
  29. RDSによってセキュリティパッチを自動適用してくれます。 これらには再起動を伴うケースもありますが、そういう場合に備えて、予め再起動してもよい曜日、時間帯を指定しておく事が出来ます。 大体頻度として数ヶ月に一度発生するようです。
  30. 再起動に関しては、マルチAZ構成によって短縮する事も可能です。 流れとしては、まずスタンバイインスタンスに適用され、適用完了後にマスターがフェイルオーバーして、メンテナンス完了状態のスタンバイインスタンスがマスターに切り替わるような流れになります。 ただし、1分程度、ダウンタイムは発生します。
  31. 続いて可視化です。
  32. Customer Reliability Engineer の方に是非聞いてください!
  33. さて、長々話してきた第一章ですが、まとめです。
  34. ただし、凄いAmazonRDSにも制限事項はあります。
  35. Amazon RDS は 銀の弾丸ではありません。
  36. ざっとまとめると、上記のような制限はあります。
  37. 一つ目です。
  38. MySQLとPostgreSQLの例ですが、MySQLは 上記のバージョンしかサポートしていませんし、PostgreSQLも記載のバージョンしかサポートしていません。 これ以外のバージョンを使う事は出来なくて、AWSの対応待ちになります。
  39. 二つ目です。
  40. RDSのIPアドレスは固定出来ません。 基本的には、RDSに割り振られているDNSをエンドポイントとしてアクセスする事で実行を行います。 RDSは一意でないといけないため、スナップショットからリストアしたり新規RDSインスタンスを立ち上げる度に変更になります。
  41. 常に一意のDNSとして運用するには、 新規のRDSを立ち上げた時に 元のRDSのDNSを適当な値にリネームした後で、新規RDSのDNSを元々のRDSのDNSと同じ値にリネームする、もしくは、 Route53 の Private DNS というAmazon の VPC 内でのみ有効な DNS を 使用し、EC2等からの向き先を常にそのPrivate DNS に した状態で CName を 都度新規RDSのインスタンスのDNSにする、などがあります。
  42. 3つ目です。
  43. RDSはOSSではありません。 バグと疑われる減少が発生した時は、AWSサポートに問合せする事になります。 Auroraの話ではありますが、レプリケーション不具合があった問合せた結果、修正完了まで数週間かかったような事例もありました。 また、例えば、宗教上の理由で社内ネットワークにしかおけないんだ、みたいな場合にも対応をする事が出来ません。
  44. 4つ目です。
  45. Amazon RDS では サポート出来るディスク容量が予め決まっています。 インスタンスクラスにもよりますが、 最大でも 244GBまでのメモリしか搭載する事が出来ません。 また、ストレージもMaxで最大6TBまでしか搭載する事が出来ません。 ちなみにDBエンジンによってこの値は変化します。
  46. RDSには許容しないといけない制限事項が複数あります。 これらの制限が許容出来ない場合は
  47. 泣いても仕方ないので、 素直にEC2上にDBを立てるか、そもそもオンプレで運用するなど、対応を行うようにしましょう。。。
  48. RDSは素晴らしいサービスですが、制限もある。 解決策や妥協策がある場合はそれを使用して、許容出来ない場合は素直に別の手法で対応を行うようにしましょい。
  49. 最後の章です。 Amazon RDS の 料金体系についてです。
  50. ここまでRDSの素晴らしさをお話してきましたが、人生における全ての物事は望めば望むほどお金がかかります。 RDS も 気になるのはそのお値段かと思います。
  51. ・ RDSは3つのそれぞれの利用料に応じてお金が発生します。
  52. 一つ目はDBインスタンスの稼働に対する利用料金です。 こちらは、時間単価に利用時間と利用台数を掛ける事で算出されます。 利用台数、とあるので、マルチAZ の場合は単純に2倍金額がかかります。
  53. 2つ目は保存している容量に応じて課金があります。 容量の単価はストレージのタイプによって、単価が変わります。 ストレージタイプには、 ・ 汎用SSD、プロビジョンドIOPS、Magnetic の3タイプが選べます。 それぞれの特徴を簡単に申し上げると、 汎用SSDはデフォルトのストレージタイプでSSDです。 対になるものとして、Magneticがあります。 こちらがHDD で一番安価です。 一番高価なものがプロビジョンドIOPSで、これは秒間辺りの処理能力を下限を設定して、一貫した高い処理能力が求められるような場合に威力を発揮します。
  54. 3つ目がデータ転送した容量に応じて課金があります。 こちらはそこまで意識する必要が無いかもしれないです。 同一リージョン内で転送する分にはお金が発生しないので、 マルチAZを利用していても、Amazon VPC 内でEC2からRDSにアクセスしても料金が発生しません。 別リージョンやネットを通じてデータを転送する場合に発生します。
  55. ざっくりですが、例えば、RDSのdb.m4.xlarge に対して 200GB で 一ヶ月フルでマルチAZ運用した場合を概算で出してみました。 インスタンスに対する課金が$760、容量に対して、 $55 程度で、 合わせて、約80000円 で 運用する事が出来ます。 運用費やメンテナンスに掛かる人件費などを考慮してみるとどうだろう、という所で皆様それぞれ判断していただければと思います。
  56. 試しに使ってみたい場合は、それぞれ 主要DBエンジンに対して無料枠があるので、是非この機会に試されたい方は試してみてください。 マルチAZが出来ない、とか Auroraは触れない等の制限があるものの、それなりに触ってみる事が可能です。
  57. RDSは 利用時間と保存容量、データ転送量に応じて課金される。 無料利用枠もあるので、使ってください。という事でした。