More Related Content
Similar to データアカデミー 指標作成型2 (16)
More from Hiroyuki Ichikawa (20)
データアカデミー 指標作成型2
- 5. 課題と仮説の連結
誰が、何が、
対象が
何を、何と比較
して、形容詞
どうなってる、
どうしている
B
ピックアップした課題 仮説(大) 仮説(詳細) 仮説をシンプルな文章にする
コミュニティ
参加者が少ない
活発なのは
シルバー世代
団体の代表の
分布が偏ってるのでは?
「団体の代表の年齢構成」が「高い数
値」に「偏っている」のでは?
新規団体数が
減少傾向では
「後援や申請をする団体」に「新規」
が「減っている」のでは?
同様のイベントが
毎年続いているのでは
「イベント」が「慢性的」に
「実施されている」のでは?
コロナ後ネットの
コミュニティは
栄えている
FBグループは
増えているのでは
「FBグループ」が「アクティブ」に
「活動がされている」のでは?
Twitterでの意見は多いのでは 「Twitterの投稿」が「住民がつなが
る」「コミュニティになっている」の
では?
• Aで検討した課題と仮説を上下関係を考慮しツリーを作り、
仮説の文章をシンプルにします。
前回の検討結果
- 9. ②対象データの確認
• 対象データの確認
• 仮説を確かめるために必要なデータをあげる
• データを、どの部門が所有しているか確認する
• データは、デジタル化されているのかいないのか確認する
• 個人情報が含まれている場合、下記の進め方を確認する
• 同意書があるのかないのか
• 利用条件に当てはまるかどうか
• 匿名加工すれば利用できるのか
• 審議会に通せば利用できるのか
①仮説
現状分析
②対象
データ
確認
③分析
手法検討
④データ
分析
⑤
評価
⑥
政策検討
⑦
効果指標
- 18. ③分析手法の検討
• 分析手法の検討
• 今回の課題解析に必要な分析手法を検討する。
• 地図が必要であればGIS、統計・グラフでよければBIツールなど。
• 表現方法の検討
• GISであれば、地図上にレイヤーで重ねるのか、地図を色分けするのか。
• 統計などの結果であれば、データビジュアライズをどこまでするのか。
• 個人情報が含まれている場合、庁内・市民に見せる際、どこまで
丸めた表現をするのか。
①仮説
現状分析
②対象
データ
確認
③分析
手法検討
④データ
分析
⑤
評価
⑥
政策検討
⑦
効果指標
- 20. 3. 分析手法の検討
• エクセルで分析できること
• 統計を利用した分析 グラフの例
No. 対象 説明
1 棒グラフ ・時系列で連続する数値を確認する(年度、月、日など)
・非連続のデータを比較する(カテゴリー別の商品販売数など)
グラフの数値はダミーの値です
棒グラフ(時系列) 棒グラフ(非連続)
- 21. 3. 分析手法の検討
• エクセルで分析できること
No. 対象 説明
2 折れ線グラフ ・時系列で連続する数値を確認する(年度、月、日など)
・傾きで、変化量が確認しやすい
・推移の変化を確認する
3 積み上げグラフ ・棒グラフと同様の特性
・使い方として、商品毎の売り上げを積み上げ、総売り上げを確認する
グラフの数値はダミーの値です
積み上げグラフ
折れ線グラフ
- 22. 3. 分析手法の検討
• エクセルで分析できること
No. 対象 説明
4 散布図 ・XY2つの項目に対して、相関関係、偏りがあるかを確認する。
5 帯グラフ ・長さを揃えた棒グラフで、各データの割合を示す(地域別、年代別アンケー
ト結果など)
6 円グラフ ・100%の割合の中で、それぞれがどのぐらいの割合を示すか表現する。
グラフの数値はダミーの値です
散布図 帯グラフ 円グラフ
- 23. 3. 分析手法の検討
• エクセルで分析できること
• ピボットを利用したクロス集計
X方向、Y方向で並べる項
目と、クロス集計する項
目をピボットテーブルで
作成する。
クロス集計は、データの中からい
くつかの項目を抽出し集計を行う
手法。項目を掛け合わせることに
より、色々な分析が可能となる。
- 25. 3. GISの活用
• GISとは何か?
• 地理情報システム(GIS:Geographic Information System)は、地理
的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間デー
タ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な
判断を可能にする技術である。(国土地理院)
• 簡単にいうと、建物・地形・住所と、固有の情報を紐付けた地図を
使って、業務に必要な情報の蓄積や、分析ができます。
• いくつかの部門では、自部門用のGISを所有していると思います。
Code for Numazu 25
- 26. 3. 分析手法の検討(GIS)
• GISを使った基本的な分析方法
• レイヤーを重ね合わせた分析
• 福祉施設と、地区ごとの高齢者の分布ポリゴンを重ね合わせて、適切な
配置ができているか確認する。
• 避難所のデータと、人口増原データを重ね合わせて、避難所のキャパが
足りているか確認する。
• ポリゴン(行政区域)を色分けして分析
• 高齢者率や、高齢者人口を情報として与えて、ポリゴンの色分けをして
問題地区を確認する。
• その他、たくさんの機能がありますが、応用機能はGISを専門的に
利用する際に学習しましょう。
Code for Numazu 26
- 29. 3. 分析手法の検討 現在と未来の比較
• 対象人員、参加割合、実質参加者
• どこの参加割合をあげると、全体の効果が上がるかを検証できる。
No. 項目 対象人員 参加割合 実質参加者
1 校庭の草刈り(子育て家庭) 500 50% 250
2 公園のゴミ拾い(各家庭一人) 2,000 30% 600
3 廃品回収(地域住民全員) 3,000 20% 600
合計 5,500 26.3% 1,450
- 30. 3. 分析手法の検討 現在と未来の比較
• 指標ごとの色分け図
• 例:地域活動の参加率
• 20%を切ると立ちゆかなくなる。30%未満は予備軍。
No. 項目 現在 20年後
対象人員 参加割合 対象人員 参加割合
1 校庭の草刈り(子育て家庭) 500 50% 400 30%
2 公園のゴミ拾い(各家庭一人) 2,000 30% 1,500 20%
3 廃品回収(地域住民全員) 3,000 20% 2,500 15%
- 33. ③分析手法の検討
• 分析手法の検討
• 今回の課題解析に必要な分析手法を検討する。
• 地図が必要であればGIS、統計・グラフでよければBIツールなど。
• 表現方法の検討
• GISであれば、地図上にレイヤーで重ねるのか、地図を色分けするのか。
• 統計などの結果であれば、データビジュアライズをどこまでするのか。
• 個人情報が含まれている場合、庁内・市民に見せる際、どこまで
丸めた表現をするのか。
①仮説
現状分析
②対象
データ
確認
③分析
手法検討
④データ
分析
⑤
評価
⑥
政策検討
⑦
効果指標
- 42. 4. データが不足している場合の検討
• 分析するための情報が不足、分析が出せない
• 本来あるはずのデータ件数が足りない場合
• 傾向を見たい場合には、別の年度のデータがないか確認する
• 実際の件数が足りない場合は、他の代替指標を検討する
• 本来あるはずのデータそのものがない場合
• 現時点ではデータを作成していない
→ 研修はダミーデータを使って検証を続ける
実際のデータが集まった段階で、このStepに戻り再開する
• もしくは他の代替指標を検討する