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Past and future of the Dissemination of the Oceanography to the school teachers.
- 8. 8
単元名 海のやくわり
時限 第1回(1時間) 第2回(2時間)
学習
活動
海について、以下の疑問を出し合
いながら、自分たちで調べるテー
マを考え、決める。
a.ふだん食べている魚は
どこに住んでいるのだろうか
b.ふだん料理に使う塩は、元は
どこにあったのだろうか
c.川の水はどこから来て、
どこへ行くのだろうか
d.海・湖や川の生き物を守るに
はどうしたらよいのだろうか
e.海・湖や川で遊ぶときに気を
付けなければならないことは
何だろうか
自分たちで決めたテーマについて実
験・観察し、調べた結果を互いに発
表する。
テーマ例:
a.川や海にいる様々な生き物の
写真・画像を集め、観察し、
分類する
b.各種の魚がどこに住み、何を
食べているのかを調べる
c.海水と真水の重さの違いを
実験して調べる
授業計画案(2)
- 9. 単元名 海のやくわり
時限 第1回(1時間) 第2回(2時間)
指導上
の
手だて
以下の項目に関心が向かうように
助言・援助する。
a(魚)については、
海の恵み、漁場、養殖、海の生
き物の多様性など
b(塩)については、
海の恵み、海水が物を溶かす力、
蒸発など
c(川)については、
雨、雪、蒸発、台風など
d(生物保護)については、
海洋汚染、海洋酸性化、地球温
暖化など
e(遊ぶ時の注意)については、
水深(磯・干潟・海浜)、流れ
(離岸流)、津波・高潮など
市販海産物や水生生物の画像、
海岸地形写真の観察で,水生生物
の各々の特徴や、どのようなとこ
ろで、どのように生きているのか
を問いかけ,それらの生態と環境
の関係と食物連鎖(植物プランク
トンが、表層で光と栄養塩を使っ
て増え、動物プランクトンに食べ
られ、さらに魚につながっている
こと)に興味を持てるように,助
言・援助する。
授業計画案(3)
- 10. 単元名 海のやくわり
時限 第1回(1時間) 第2回(2時間)
評価の
観点と
方法
海と日常生活のつながりに興味
をもち,進んでそれらの様子を調
べたり,これからどうなるかを考
えたりしようとしている
川や海のいろいろな場所で、い
ろいろな生き物が、お互いに食べ
たり、食べられたりしながら、生
きていることを理解している
海の環境には物理・生物・化
学・地学分野の種々の現象・事項
が関係していることを理解してい
る
指導上
の
留意点
1)海と日常生活について考える時間を十分に確保し,海が人々の生
活に及ぼす影響と人間活動が海に及ぼす影響に関心をもつように配慮
することが大切である。 2)後続の理科を学ぶことによって、さら
に詳しく海について知り、考えることができるようになることを伝え,
海を含めた自然と日常生活についての理解を深めるために理科をもっ
と学びたいという意欲をもつことができるように配慮することが大切
である。 3)お互いの発表に肯定的に対応し合うことによって新た
な疑問を持ち、後続の理科の授業への発展につながるように配慮する
ことが大切である。
授業計画案(4)
- 12. 12
● 実験授業による、授業計画の改善と授業方法の
開発
● 学習指導書の作成
● 実験・観察教材の開発
● 教員講習会のカリキュラム開発
● 副読本の発行
共同提案した新単元の実現・実施に向け、小学校教
員の多くが海を知らない現状への対応として、今後、
現場教員有志の協力を得て、以下の取り組みをおこ
なう
共同提案した新単元の実現・実施に向け、小学校教
員の多くが海を知らない現状への対応として、今後、
現場教員有志の協力を得て、以下の取り組みをおこ
なう
3.これから
●は一部開始済み