More Related Content
Similar to GTMF 2016:海外ゲーム+VRパブリッシングとクラウドファンディング事例 株式会社デジカ (20)
More from Game Tools & Middleware Forum (20)
GTMF 2016:海外ゲーム+VRパブリッシングとクラウドファンディング事例 株式会社デジカ
- 10. ビデオゲーム市場の推移
Global Games Market Revenues 2016 | Newzoo https://newzoo.com/insights/articles/global-games-market-reaches-
99-6-billion-2016-mobile-generating-37/
市場推移について
● 市場全体は年間6.6%成長の予想。
● モバイル市場の拡大のため、PCゲー
ムのシェアは34%から29%まで縮小。
● だが、市場全体が拡大するため、PC
ゲームは年間3%の成長が期待される。
PCゲームは爛熟期にあり、現在の市
場規模は2010年代を通して安定状態。
PCゲーム
PC/MMO
ブラウザゲ
ーム
34%
32%
31%
30% 29%
- 15. 海外ゲーム市場の動向:運営型ゲームの増加
● マルチプレイゲームの流行
○ 開発費の増大からFPS/TPSタイトルのシングルモードの廃止
○ Eスポーツ市場の台頭
○ SNSや動画などによる口コミマーケティングとの相性の良さ
● マルチプレイゲームのビジネスモデル
○ F2Pとは限らないが、多くのタイトルは比較的安い価格+アイテム課金
○ 頻繁なアップデート(最低月1回)とコンテンツの追加
○ アイテム課金はPay2Winにならないスキン等
○ ユーザーコミュニティと対話しながら安く長く売る
● 参考事例
○ 『Payday 2』:600万人ユーザー、価格は29.99から19.99ドルに変更
■ 俳優とのコラボレーションスキンなどを使える
○ 『Overwatch』:今年5月リリースで1000万人ユーザー、価格は59.99ドル
- 20. 3. バンドル販売の柔軟化
● 従来のSteamのバンドルの問題点
○ バンドル内のタイトルを既に所有しているとタイトルがかぶる
○ 個別のタイトルが割引されると、バンドルが割高になることもある
● バンドルのアップデート
○ バンドル内に所有タイトルがあっても、
持っていないタイトルだけを特別価格
で購入可能
○ 個別のタイトルがセールである場合、
バンドルにも割引が反映される。
影響:ユーザーはバンドルが買い安くなる
⇒過去のカタログなどをうまく新作の販売に
つなげる施策を考えていく必要性がある。
既に所有しているため
バンドルの価格には乗らない
- 21. 4. リファンドポリシーの変更
● 購入から14日以内であり、プレイ時間が2時間以下だった場合は、理由を
問わず、全額返金可能へ。
○ 例外:映画コンテンツ、消費可能なDLC等
⇒これまでもサポートを通して返金は可能であったが、より明白な条件で
ユーザーには非常にわかりやすくなった。
影響:
● ユーザー側:返金がしやすいため、PCスペック等で動作しない場合の不
安が少なくなった。
● パブリッシャー側:不具合や動作サポートによってはリファンドが発生し
やすい。またこれまで以上の品質管理が求められる。
⇒リリース時、リリース後も含めて品質管理に気が抜けないプラットフォ
ームへ。
※返金の濫用により、Valve側から応じられない場合もある。
※一度、返金したタイトルは買い直すことは可能。パッチやアップデートでもう一度、ユーザーに戻
ってきてもらうことは可能。
- 22. Steam/PC市場の今後の対策
● Steamでリリースするだけではゲームは売れない。
○ タイトル数の圧倒的増加
○ セールやストアページ、リファンドポリシーの変更
● 対策:質の良いコンテンツをユーザーの目に触れさせる。
○ 第一に良いコンテンツを作る!
○ Coming soonページをなるべく早く公開:ユーザーにタイトルの告知
とウィッシュリストへの追加を促す
○ ユーザーの関心を惹くストアページ作成:検索にかかりやすいワード、
ウィッシュリストに入れたくなる文章
○ ユーザーコミュニティと対話しながらの運営:キュレーターからのレコ
メンドをもらったり、新規コンテンツの開発につなげたり
○ FreeWeekend等、シーズンセール以外のキャンペーンの実施
- 29. マブラヴプロジェクト実施概要
● 目標金額:25,000ドル
● 期間:2015年、9/25-11/4
● ゴール:『マブラヴ』、『マブラヴ・オルタネイティヴ』
の英語ローカライズ、UI改善、OSサポート
● ストレッチゴール:
1. 新規CG、BGM、ボイスなどの追加
2. デジタル版公式設定資料集の制作
3. サイドストーリーのローカライズ
4. 公式設定資料集のフィジカル版+Figmaの再生産
● リワードの種類:OST、資料集、フィギュア、
抱きまくら、コレクターズボックス等
結果
● 獲得金額:1,255,444ドル
● 支援者数:7,890人
- 43. デジカのVRでの取り組み
● HTC Viveの体験スペースを増やす
● HTC ViveのVR体験を良い体験にする
● www.vivedemo.jp
● Steam VRの開発者サポート
● HTC Viveの国内販売
まずは、小さくともVRの取り組み社内で促してチャレンジ
する事が重要。コストはなるだけ抑える。デジカとしては
VRコンテンツの取り組みをハード・ソフト面からサポート
します。
詳しくはデジカまで! asahi@degica.com