本スライドでは、デスクトップ・アプリケーション仮想化が様々な業務シーンにおける課題をどのように解決し、どのような効果をもたらすのかを、ユースケースを交えながら解説します。また、この仮想化テクノロジーはビジネスをモバイル化させるための代表的なソリューションのひとつですが、他のモバイル化ソリューションとの違いを明確にし、このテクノロジーのメリットが生かされるべき要件やシーンについて整理・解説します。

1. © 2015 Citrix
事例にみる業務シナリオごとの
課題に対する解決ポイント
モバイルワークスペースを中心としたアプローチ
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
営業推進本部 営業推進部
白川 晃

2. © 2015 Citrix
本日のアジェンダ
• シトリックスの考える「モバイルワークスペース」
• 営業部門の業務効率向上
• ビジネスのスピード展開
• データ共有によるコラボレーション
• まとめ

3. © 2015 Citrix | Confidential
シトリックスの考える
「モバイルワークスペース」
ビジネスの変革を成功させる基本原則

4. © 2015 Citrix
ビジネス環境の変化
コンシューマ IT の影響・BYOD
フレックスワーク・テレワーク
グローバル化とアウトソース
セキュリティとコンプライアンス
事業継続計画

5. © 2015 Citrix
Software Defined Workplace
ソフトウェアによってダイナミックに定義されるワークプレイス環境

6. © 2015 Citrix
Software Defined Data Center と Software Defined Workplace
ソフトウェア定義型
データセンター
ソフトウェア定義型
ワークプレイス
プロビジョニング
システム稼働率
運用効率…
人材の採用
業務効率
ビジネスの俊敏性…
技術的合理化
コスト削減
社員生産性向上
業績アップ

7. © 2015 Citrix
あらゆるデバイス、ネットワーク、クラウドを利用して
セキュアにアプリケーション、データ、サービスを統合できる環境
モバイルワークスペース
すべての
アプリケーション
すべての
デバイス
すべてのクラウド

8. © 2015 Citrix
ビジネスのモバイル変革
セキュア モバイル ワークスペース
デリバリ
ネットワーク
アプリケーション適合型の
通信最適化、セキュリティ、
高速化とトラフィック分析
ワークスペース
サービス
Windows,ウェブとモバイル
環境のプロビジョニング、
セキュリティ、運用管理と
アプリケーション提供
モバイル
アプリケーション
セキュアなワークフロー、
メッセージング、および
ビジネス文書アプリ
コンバージド インフラストラクチャ
プライベート、パブリッククラウドを包括した管理と運用、プロビジョニング自動化
すべてのクラウド
すべての
デバイス
すべての
アプリケーション

9. © 2015 Citrix
ビジネスのモバイル変革
セキュア モバイル ワークスペース
|
すべてのクラウド
すべての
デバイス
すべての
アプリケーション

10. © 2015 Citrix
ビジネスの生産性に貢献するモバイルワークスペース
セキュリティを保ちながらビジネスの機動性を高める応用例
• Mobility – 移動しながら働く人の生産性を向上
営業スタッフの機動性向上
検査・点検・保守スタッフのリアルタイム性向上
医師などスペシャリストの即応性向上
• Agility – 拠点の展開・撤収を迅速化
建築現場、資源探査など恒久的でない業務サイトの迅速な支援
イベント、プロジェクトなど短期集中業務への柔軟な対応
経済状況の変化、災害などに対する対応力の向上
• Collaboration – チームで働く人の情報共有を効率化
コンカレントエンジニアリング、社外専門家とのデータ共有
承認プロセスなどのワークフロー迅速化
最新データのチーム同期自動化

11. © 2015 Citrix | Confidential
Mobility
営業部門の業務効率を向上させる機動性

12. © 2015 Citrix
営業活動の効率化と顧客サービスレベルの向上
• 営業活動における一般的課題
– PCの盗難、紛失等による情報漏えい防止のため、持ち出し禁止など情報活用ができない
– 情報活用がリアルタイムにできないため、迅速な対応や提案ができない
– その結果、会社に戻るなどの非効率が発生し、顧客訪問回数を増やせない
• モバイルワークスペースによる解決
– PCの盗難、紛失等があっても、データがデバイス内に残らないため情報漏えいに
つながりにくい
– リアルタイムで情報活用ができるため、その場で迅速な対応や適切な提案が可能
– 毎回会社に戻る必要がなくなるため、顧客訪問回数を増やすとともに、
直行直帰による業務の効率化も可能に
対象業種 外勤業務がある全業種

13. © 2015 Citrix
ソリューションの検討
物理PC/モバイル端末管理とウェブ型アプリケーション、デスクトップ仮想化の比較
検討方式 ユーザの機動性 管理負担 セキュリティ アプリケーション
従来型PC
モバイル端末
オフライン操作も可能
だが、特定デバイスの
持ち歩きが前提
MDM管理、最新OS更
新などデバイスの管理
徹底が必須
デバイスの安全性に依
存。またVPNアクセス
などに課題あり
PCの場合は、既存ソフト
ウェアが利用可能、モバ
イルは対応製品に移行が
必要
ウェブ / SaaS
アプリケーション
どこでもアクセス可能
マルチデバイス
端末とは切り離されて
いるのでネットワーク
のアクセス管理のみ
クラウドアプリケー
ションの利用について
は提供事業者に依存
既存のアプリケーション
からウェブベース型に移
行が必要
デスクトップと
アプリケーション
の仮想化
どこでもアクセス可能
マルチデバイス
端末とは切り離される
ので、仮想化環境の管
理のみ。テンプレート
で新ユーザ、新アプリ
の迅速な展開にも対応
画像転送方式なので、
データ保護、ネット
ワーク保護などが徹底
しやすい
既存のアプリケーション
をそのまま仮想化し、デ
バイスを問わず利用可能

14. © 2015 Citrix
導入背景と課題
導入効果
 多様化する金融サービスのタイムリーな提案
 顧客情報などの機密データの安全な持ち運び
 システム運用における負荷
 集金業務主体から積極的な提案へ、取引先訪問件数を1.5 倍に拡大
 仮想デスクトップと専用ネットワークで安全性を確保
 マネージドサービスによるDaaSで運用負荷を最小化
主要な導入製品
プロファイル:
東邦銀行
http://www.tohobank.co.jp
所在地(本店):
福島市大町3-25
店舗数:
115カ店（福島105、東京2、宮城3、茨城2、栃木1、
新潟1、インターネット支店1）
14
約1,000台のタブレットと仮想デスクトップを導入し、
安全で効率のよい渉外活動で訪問件数を1.5倍に拡大
http://www.citrix.co.jp/customers/toho-bank-jp

15. © 2015 Citrix
東邦銀行様システム構成
XenApp ではデータ量が少なく回線が遅くても実用的な処理速度を実現
さらに必要があれば、お客様先で携帯用プリンタを使いA4の用紙に出力が可能

16. © 2015 Citrix
“”
情報の安全性とタブレット活用の利便性を
両立できるシステムで顧客満足の向上と
渉外活動の効率化を実現したい
東邦銀行
融資部長 兼 融資管理部長
青木 智 氏

17. © 2015 Citrix | Confidential
Agility
ビジネスのスピーディーな展開

18. © 2015 Citrix
迅速な拠点や販路の展開と撤収
• ビジネスの展開に関する一般的な課題
– 生産コストの変動や需要変動に応じて海外に迅速に展開し、撤去したい
– 合併や統合に迅速に対応し、組織を速やかに一本化したい
– 治安の問題や震災に対して対応力を高め、事業継続性を高めたい
• ワークスペース仮想化による解決
– 事業環境を仮想化することで、アクセス回線と端末のみで速やかに展開可能
– テンプレートなどの利用により、共通化されたワークスペースを即時提供
– バックアップデータセンターなどの利用で紛争、震災などの影響を最小化
対象業種 速やかな事業展開を必要とする全業種

19. © 2015 Citrix
ソリューションの検討
現状から各拠点への設備導入と遠隔アクセス方式を比較
検討方式 拠点展開 更新情報の同期 セキュリティ 運用保守
個別システム展開と
データ同期
システム環境整備
と運用・操作の指
導が必要
大容量データ
同期が必要
機材の盗難対策とデータ保護
の両方が必要、破損、盗難時
の対応は専門家を現地派遣
システム全体が現地にあ
るため、スキルの高い保
守体制が必要
モバイルワークスペース
によるリモートアクセス
端末の設置と
操作訓練のみ
統一された本社
データを全拠点
からアクセス
アクセス端末を操作者が保管
管理でき、破損、盗難時も対
応が容易
システムバックエンドは
すべて本社にあるので現
地の保守は容易

20. © 2015 Citrix
BANK
CHOCOLATIER
OIL
OIL
OIL
OIL

21. © 2015 Citrix | Confidential
Collaboration
データの共有によるスムーズな共同作業

22. © 2015 Citrix
共同作業における利便性とセキュリティの両立
• データ共有における一般的課題
– 情報漏えいの心配やコンプライアンスのため、一般クラウドストレージの正規利用は困難
– 既存の社内ファイルサーバとメール添付による共有では業務効率が悪い
– マルチデバイス対応ができないことによるシャドーITの発生とセキュリティリスク
• ワークスペース仮想化による解決
– オンプレミスにデータを保管したまま、安全にどこからでもアクセス可能
– クラウドサービスのような手軽さで情報の共有や開示が可能
– マルチデバイスにも対応可能でユーザに正規システムの利用を促進
対象業種 アウトソース、拠点分散された共同作業の発生する全業種

23. © 2015 Citrix
ソリューションの検討
クラウド型データ共有サービス、従来型オンプレミスデータ共有、ShareFile の比較
方式 アクセス性 ユーザ操作 セキュリティ 拡張性
NFS, CIFS ファイル
共有サーバー
社内限定
PC でのアクセス
を基本とした環境
外部からは困難
メール添付など併用
データの保存場所は社内で安心
VPNアクセスなどに課題あり
既存資産の拡張など
CAPEX型
クラウド型
データ共有サービス
どこでも可能
マルチデバイス
簡単でわかりやすい
データの保存場所はクラウド
自動同期デバイスなどをユーザ
が把握しないと予想外の結果に
サービス提供者のプラ
ンに準拠したOPEX型
Citrix ShareFile
どこでも可能
マルチデバイス
簡単でわかりやすい
データはオンプレミス、クラウ
ドどちらも可能
データのセキュリティ、
永続性に応じて両者を
バランス配分可能

24. © 2015 Citrix
導入背景と課題
導入効果
 学生や教職員がパブリッククラウドのオンラインストレージを利用
 全面的なクラウドへの移行は、
特定のサービスにロックインしてしまうことを危惧
 スマートフォンやタブレットの利用が増加
 オンプレミスのストレージ管理で安全性を確保
 デバイスに依存しないオンラインストレージを実現
 API を活用して登録や削除などの運用管理の手間を軽減
主要な導入製品
プロファイル:
慶応義塾大学
http://www.keio.ac.jp
所在地(湘南藤沢キャンパス):
神奈川県藤沢市遠藤5322
学部:
総合政策学部、環境情報学部、政策・メディア研究科
看護医療学部、健康マネジメント研究科
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約 6,500 名の教職員と学生が ShareFile で
オンライン ストレージを活用
http://www.citrix.co.jp/customers/keio-university-jp

25. © 2015 Citrix
慶應義塾大学システム構成
重要な研究データなどがオンプレミスで保管できることが重要なポイント

26. © 2015 Citrix
“”
クラウドの利便性と
オンプレミスの安全なファイル管理を
両立できるオンラインストレージが
Citrix ShareFile でした
慶應義塾大学
環境情報学部 准教授
植原 啓介 氏

27. © 2015 Citrix | Confidential
まとめ
皆様のビジネスをこれからどのように加速しますか？

28. © 2015 Citrix | Confidential
シトリックスにご相談ください
• ただタブレットを持たせるのではなく、業務
の効率向上につなげたい
• どこからでもリモート勤務できる体制にして
広く人材を求めたい
• 海外拠点展開、アウトソース利用を迅速に
展開し撤退するスピードが欲しい
• デバイスからデータまで包括的な
セキュリティを実現したい
• ハイブリッドクラウドでデスクトップ環境の
BCP コストを最適化したい

29. © 2015 Citrix
Work better. Live better.Work better. Live better.