Interop Tokyo 2016 のシスコブースで行ったシアター プレゼンをご紹介します。

1. * 本資料に記載の各社社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
石井 伸武
シスコシステムズ合同会社
データセンター/バーチャライゼーション事業
テクニカル ソリューションズ アーキテクト
2016年6月
次世代ハイパーコンバージド
Cisco HyperFlex

2. IT 運用管理者の不足
ビジネス要求に迅速に
対応できるインフラ
インフラコストの削減
お客様が直面されている課題
オンプレミス？
パブリック クラウド？
ハイブリッド クラウド？
スモールスタート
リソースの最適な活用
容易な拡張と管理性の両立
DevOps など新たな
開発運用手法への対応
インストールが困難
複雑な運用管理

3. 高成長が見込まれるハイパーコンバージド インフラ市場
ハイパーコンバージド
インフラストラクチャ
~$1B ~$15BSource: Wikibon Server
SAN Research 2014
従来型ストレージ
全世界のストレージ売上推移
* 2015 IDC WW Converged System Tracker
全世界で 2020 年までに、
平均年間成長率 60%、
次の12年間で $38B までの
成長を予測
ほとんどが従来型の
ネットワーク ストレージからの
マイグレーションによって成長
日本市場は 2014年から
2015年にかけて、
220% の急激な成長
（2015年 $34M*）

4. ハイパーコンバージドとは
ハイパーコンバージド On-Demand
Agile
Efficient
Simple
Scalable
Enterprise Ready
Cost Effective
+
+
+
+
+
+
+
CPU
MEM
CPU
MEM
専用のストレージ無しで構成
APP APP APP APP APP
•••••••
HYPERCONVERGENCE
サーバ
1-3yr Planned
Large Footprint
Inefficient
Complex
SERVER VIRTUALIZATION
APP APP APP APPOn-Demand
Agile
Efficient
Simple
Vendor E Vendor N Vendor P
••••••••••••
•••••••••••••••
+
+
+
+
–
–
–
–
TraditionalNAS
CPU
MEM
HybridStorage
AllFlashStorage
CPU
MEM
CPU
MEM
CPU
MEM
APP
従来はサーバとストレージは別々
ストレージ
ハイパーコンバージドでは
サーバとストレージが一体化
ストレージの専門知識は不要

5. Cisco から次世代ハイパーコンバージドの登場
2016年3月1日 Cisco HyperFlex 発表 2016年4月11日 Cisco HyperFlex 国内発表
ニュースリリース

6. Cisco Unified Computing System (UCS) を
進化させたハイパーコンバージド製品
コンバージドインフラ
（UCS + ストレージパートナー製品）
Cisco UCS
Manager
一貫したポリシーベースの
サーバリソース一元管理
ハードウェア情報の抽象化
プログラマブルな API 提供
通常の UCS 構成
UCS B シリーズ（ブレード）
UCS C シリーズ（ラックマウント）
スケールアウト構成
ハイパーコンバージド インフラ
Cisco HyperFlex システム
New
UCS C3000 シリーズ
大容量ストレージ
サーバ
UCS Mini
（UCS Manager
内蔵）
UCS C220M4 / C240M4
ラックマウント サーバ
+ Software Defined
Storage

7. コンピュート
ネットワーク
統合管理
ツール
ストレージ ハイパー
バイザ
Cisco HyperFlex システムの特徴
サーバとストレージを一体化しただけでなく
ネットワーク も含めて統合
真のハイパーコンバージドの姿を追求
全てのハードウェアを 統合管理
その上で、ホストクラスタ上に
次世代 HX Data Platform
を搭載し、ダイナミックなデータの
ディストリビューションを実現
HX Data Platform
ハイパーバイザ
ストレージ
コントローラ VM

8. Cisco HyperFlex の HX Data Platform はデータの格納や管理において
機能や性能に妥協することなくコンピューティング サービスの拡大を実現
エンタープライズ
グレード
強固なデータ保全性
継続的な可用性
セルフ ヒーリング（自動回復）
仮想マシンレベルでの
スナップショット
最大限に簡素化
容易なインストレーションと
コンフィグレーション
vCenter ベース運用管理
仮想マシン プロビジョニング
における迅速なクローン
経済性への貢献
インライン重複排除
インライン圧縮
コンピュートとストレージの
独立した拡張にも対応
年単位サブスクリプション
次世代 HX Data Platform
ログストラクチャ ファイル システム、フラッシュ、ダイナミック データ ディストリビューション、重複排除、圧縮、etc．

9. ノード毎のストレージ使用率の
バランスの取れた最適化
仮想マシン マイグレーション時の
ネットワークの負荷を最小化
HYPERVISOR
ダイナミック データ ディストリビューション
HYPERVISOR HYPERVISOR
VM VM
1 2 3
VM
Datastore ／ HX Data Platform
CONTROLLER CONTROLLER CONTROLLER
• HX Data Platform ではデータの書き込み時にストライプを行い、
全てのノードにストライプされたデータを分散配置し SSD でキャッシュを行う
• 特定ノードへのボトルネックを排除し、高い書き込み性能を実現すると共に、
仮想マシンのマイグレーション時にはデータ移動は無く、ネットワーク負荷を大幅に低減

10. Cisco HyperFlex 構成パターン
HX240c + B200M4
ハイブリッド構成HX240c 構成HX220c 構成
小規模構成
3～8ノードのクラスタ
◆ 2 FlexFlash SD cards； ブート ドライブ
◆ 1 x 120-GB SSD； データ ログ
◆ 1 x 480-GB SSD； データ キャッシング
◆ Up to 6 x 1.2-TB 10Krpm SAS； データ ストア
◆ 1 Cisco UCS Virtual Interface Card (VIC) 1227
◆ VMware vSphere ESXi 6.0 プリインストール
（お客様による ESXi 5.5 への入れ替え可能）
◆ UCS Fabric Interconnect 必須
- サービス プロファイル テンプレート
（容易にクラスタ構成の設定が可能）
容量重視構成
3～8ノードのクラスタ
◆ 2 FlexFlash SD cards； ブート ドライブ
◆ 1 x 120-GB SSD； データ ログ
◆ 1 x 1.6-TB SSD； データ キャッシング
◆ Up to 23 x 1.2-TB 10Krpm SAS； データ ストア
◆ 1 Cisco UCS Virtual Interface Card (VIC) 1227
◆ VMware vSphere ESXi 6.0 プリインストール
（お客様による ESXi 5.5 への入れ替え可能）
◆ UCS Fabric Interconnect 必須
- サービス プロファイル テンプレート
（容易にクラスタ構成の設定が可能）
コンピュートリソース重視
3～8ノードのクラスタ
+
Up to 4ブレード
（コンピュート専用）
SD Card or SAN (Boot)

11. HyperFlex 展開イメージ
HX2x0C
HX2x0C
HX2x0C
HX2x0C
FI
(UCSM)
② HyperFlex の設置、配線、
Fabric Interconnect の
IP 設定（手動設定）
FI
(UCSM)
<ステップ2>
UCSM/KVM で ESX の
IP 設定後、vCenter で
登録（手動設定）
vCenter
ESX
ESX
ESX
ESX
完了
① ESX、vCenter、HX Installer、
設定パラメータの準備
vCenter
HX Installler
(ova)
設定パラメータ情報
ESX
<ステップ3>
HX Installer からの
自動設定 Part2 (約30-40分)
HX Installler（ova）
HX2x0C
HX2x0C
HX2x0C
HX2x0C
・ストレージ コントローラ VM の展開
・HX クラスタの自動構成
30-40分
HX Installler（ova）
<ステップ1>
HX Installer からの
自動設定 Part1 (約3分)
UCSM
HW プロビジョニング
3分
ステップ1～3 で
約60分

12. Cisco HyperFlex システム の適用例
• 迅速な
プロビジョニング
• 頻繁な反復への対応
• 即時のスローンや
スナップショット
テスト/開発
• 低コスト
• 一貫した性能
• 予測可能な拡張性
VDI
• 複雑性の排除
• 拡張への適用力
• 常時稼動による
最適化
サーバ仮想化
• 容易な展開
• 管理の一元化
• 円滑な運用
リモート拠点

13. まとめ； Cisco HyperFlex システムのメリット
スピード
効率性
将来性
ハードウェアとインフラ ソフトウェアの統合で
物理ネットワークや仮想サーバ環境も含めて
60分以内に設定可能
最大80%データ容量の削減と
パフォーマンスの向上を両立し
TCO の削減を実現
更なる拡張性や性能の向上、
将来のコンテナなど、様々な
ワークロードに対応