More Related Content More from Wataru ONO (12) 電子リソース、一橋で何を買う3. 電子リソースの買い方
1. データベース/EJパッケージ
① 購読型(current subscription)
• Big Deal(パッケージ契約/包括的な雑誌購読契約)
② 買い切り型(購入型)
• maintenance feeあり/なし
2. EJ
① e-only(タイトルごと/Title by Title: TbT)
② P+E
• Combined/Include
3. Pay per View (PPV)
2012年12月18日(火)第3回電子リソー
スに関する勉強会
4. 購読型
• 通常は年間契約
– 年度契約(4月-3月)のほか、暦年(Jan-Dec)
も多い
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5. Big Deal
• 現行の支払いに基づく価格にある額を上
乗せした価格で,当該出版社のすべての
雑誌への電子的アクセスを購入すること
• 購読誌のパッケージ(コンプリートコレ
クションとかコアコレクションとか)、
サブジェクトコレクションなどもある。
– Is it no big deal?
• 「購読規模維持」が必要
– キャンセル可能範囲
– タイトル入れ替え範囲
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6. Big Dealは大学によって値段が違う
非購読誌 非購読誌
434誌 234誌
非購読誌へ
のアクセス
非購読誌 料金
非購読誌
608誌
へのアク
セス料金
非購読誌へ
のアクセス 支
料金 払 購読誌
額 500誌
購読誌
300誌
購読誌
126誌
H大学 A大学 B大学
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必携:
p.28
7. Big Deal≒ノミホ?
• 居酒屋で「宴会プランに1割プラスすると
飲み放題プランに変更できます!」と一
緒?
– いろんなものが飲み放題
– 飲まない人にはうれしくない
– 飲みたい人は飲み放題の継続を主張する
– 宴会プラン自体は止められない
– 宴会プランは毎年値上がりする
– 居酒屋としては一定の収入を確保できる
– 幹事としてはラク
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8. 買い切り型(購入型)
• 永久アクセス権(使用権)を購入する。
– EJのBackfileやデータベース、電子ブックのま
とめ買いは使用権の契約
– 単品の電子ブックは普通の図書購入
cf. ローカルマウントというのも昔はあったけど。
• Maintenance fee
– ホスティング料金、サーバー維持費というこ
とも。
– これがないものを「完全買い切り型」という。
– これを毎年払わないと使えなくなってしまう。
– 別に商品を買い足せば免除になるものもある。
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9. Title by Title / P+E
• 紙の雑誌の契約と一緒
– 書店(代理店)に発注する。
• 次の4種類
– P+E Combined: あえて両方買う
– P+E Include: Pを買うともれなくEもついて
くる
– e-only: 電子のみ
– p-only: 冊子のみ
価格: Combined ≧ Include ≧ p-only ≧ e-only
cf.DDP 2012年12月18日(火)第3回電子リソー
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10. Pay per View(PPV)
• 論文単位で買う
• 通常は、個人でクレジットカード払い
– 1論文1,500円~3,000円
• E社の前払いトランザクション
– PPVに相当する金額を機関が前払いし、その
機関の構成員が前払い金額に達するまでPPV
できる。
– だいたい1論文$30が$10くらいになる(前
払い金額による)。
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12. お得な買い方
• 競争: 入札、見積合せ
• 複数年契約
– フラット化: 為替のヘッジ
– プライス・キャップ
• 分割払い
• 買い切り商品を買うから購読費を下げて
くんない?
• 代理店通さずに買える?
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13. 一橋の電子リソース導入略史
• 前史: 1990年頃 CD-ROM導入
• 平成14年「電子ジャーナル導入経費」配
分
– 一橋もScienceDirectやWileyやBlackwellや
CambridgeやOxfordやMCBを導入
• 平成17年どさっと止める。
– 「あり方WG」雑誌49%と電子4%(21年度に
10%)
– SDとInfoTrac
• 現在に至る 2012年12月18日(火)第3回電子リソー
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14. 一橋にとっての電子リソース
• 個別のデータベースの要望は多い
– 分野別/細分化
cf. 理系:大きなデータベースをみんなで使う
• EJが欲しくないわけではない
– でも冊子は止めたくない
• EJがいらない人もそれなりにいる
– 日本語を読んで日本語で発表する
– 英語以外のものを読んで英語以外で発表する
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