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Rで大規模解析   aa




          Tokyo.R #16
           和田 計也

サイバー系


            CyberAgent, Inc.
サイバー系


     アジェンダ

     1.      自己紹介
     2.      SAS 9.3が出た
     3.      Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな)
     4.      大規模データを取得してみる
     5.      大規模データを扱ってみる
     6.      処理の高速化をしてみる
     7.      本日のハイライト




2011/08/27                                   1
サイバー系


     いまここ

     1.      自己紹介
     2.      SAS 9.3が出た
     3.      Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな)
     4.      大規模データを取得してみる
     5.      大規模データを扱ってみる
     6.      処理の高速化をしてみる
     7.      本日のハイライト




2011/08/27                                   2
サイバー系


     1.自己紹介


  • 和田 計也(@wdkz)
         •   静岡県袋井市出身



  • サイバー系企業でデータマイニングエンジニア職
         •   創立記念日が3月18日
         •   社長の出身地が福井県鯖江市



  • 前職はバイオベンチャー
         •   バイオマーカ探索してた
         •   学生時代は枯草菌の研究




2011/08/27                           3
サイバー系


     いまここ

     1.      自己紹介
     2.      SAS 9.3が出た
     3.      Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな)
     4.      大規模データを取得してみる
     5.      大規模データを扱ってみる
     6.      処理の高速化をしてみる
     7.      本日のハイライト




2011/08/27                                   4
サイバー系


     2 SAS 9.3(通称SAS美)が出た.SAS美


                    という記事が出たが、実際のところ変更点はそこじゃなさげ


         ↓主な変更点はこんな感じ




             •   HTML形式が標準の出力になった!
             •   新しいプロシージャー(Rでいうpackageみたいなの)がいくつかできた!
             •   IMLプロシージャー使ってR呼び出せる!
             •   GROOVYも使える!
             •   その他!

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サイバー系


     いまここ

     1.      自己紹介
     2.      SAS 9.3が出た
     3.      Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな)
     4.      大規模データを取得してみる
     5.      大規模データを扱ってみる
     6.      処理の高速化をしてみる
     7.      本日のハイライト




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サイバー系


     3.1 Rのビルド

     •       Windows 64bit OSでやってみる
              • 案外Windows でのビルド方法って
                ドキュメントないのね…




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サイバー系


     3.2 (参考)LinuxでRをコンパイル スコードからコンパイルする・Linux

     Linux(CentOS 5)用のRをソースコードからコンパイルする方法。
        X11とCairo関係をあらかじめインストールしておく。(しておかないとX関連が
        インストールできなくてエラー吐くよ。)
             yum groupinstall "X Window System"
             yum groupinstall "X Software Development"
             yum install cairo-devel
             wget http://cran.md.tsukuba.ac.jp/src/base/R-2/R-2.13.1.tar.gz
             tar –xvf R-2.13.1.tar.gz
             cd R-2.13.1
             ./configure
             make
             sudo make install


     X関連でエラーがとまらないときは仕方ないので
             ./configure --with-x=no
             make
             sudo make install




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サイバー系


      3.3 Rのソースコードをダウンロードースコードからコンパイルする・Win

  •     例えば http://cran.md.tsukuba.ac.jp/
  •     適当なフォルダ(C:¥tools¥R¥R-2.13.1.tar.gzとか)に置いて展開しておく




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サイバー系


     3.4 ビルドツールをダウンロードコンパイルする・Win

     RtoolsをDL
     http://www.murdoch-sutherland.com/Rtools/




                                                 http://cran.md.tsukuba.ac.jp/




                     これ


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サイバー系


     3.5 ビルドツール(Rtools)をインストール



                                   64bit版のTcl/Tkを選択




      ★これ大事★ Rのソースを解凍した
      フォルダを指定。例えばC:¥tools¥R
      にR-2.13.1.tar.gzを置いて解凍した
      場合はC:¥tools¥R¥R-2.13.1となる。
      ここ間違うとビルド失敗します。


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サイバー系


     3.6 ビルド準備

     •    (たぶんRtoolsのインストール時に設定されてるはずだけど)
         Rtools¥binとRtools¥minGW64¥binをパスに追加する。
          例えばC:¥tools¥Rtools¥bin;C:¥tools¥Rtools¥MinGW64¥bin

     •       必要ライブラリの準備
             • 以下のlibpng, jpeg and libtiff sourcesをダウンロード
                http://www.libpng.org/
                http://www.ijg.org/
                ftp://ftp.remotesensing.org/pub/libtiff/

             • 解凍してR-2.13.1¥src¥gnuwin32¥bitmapに置く
                tar -zxf libpng-1.4.5.tar.gz
                mv libpng-1.4.5 libpng
                tar -zxf jpegsrc.v8c.tar.gz
                tar -zxf tiff-3.9.4.tar.gz
                mv tiff-3.9.4/libtiff .
                rm -rf tiff-3.9.4




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サイバー系


     3.7 ビルド準備・続き

     •       ビルド設定ファイルの編集
             • R-2.13.1¥src¥gnuwin32¥MkRules.distを同一フォルダにコピペして
               MkRules.localと名付ける。
             • 以下、このMkRules.localを編集
               #JPEGDIR = jpeg-8c
               #PNGDIR = libpng
               #TIFFDIR = libtiff
              ↑3つのコメントアウトを外す

               WIN = 64
              ↑32を64に変更

               TMPDIR=C:¥DMZ
              ↑環境変数TMPDIRを作成して適当な場所(存在してればどこでも可)を設定


     •       ビルド時に、MkRules.local + MkRules.rulesがマージされてMkRulesという
             ファイルが自動的に生成され、それを基にビルドしていく。



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サイバー系


     3.8 完成させる

     •       最後・コマンドプロンプトで
             cd C:¥tools¥R¥R-2.13.1¥src¥gnuwin32
             make all recommended
                                            Windowsの場合はここまで行ってね

     •       バイナリ
             C:¥tools¥R¥R-2.13.1¥binフォルダ内によく見慣れた一式ができる。




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サイバー系


     3.9 バイトコンパイルする(とRが速くなるという噂)

     •       MkRules.localを編集(以下の2行を追加)
             •   R_COMPILE_PKGS=1
             •   R_COMPILER_SUPPRESS_ALL=1


     •       コマンドプロンプトで
             • make bytecode

     •       ちなみに、普通のRでも関数単位でバイトコンパイルできます。
              library(compiler)
              f <- cmpfun(<関数名>)




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サイバー系


     3.10 やったね!

     2011年10月登場予定のR次期バージョンは、コンパイル済でやってきます!




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サイバー系


     3.11 BLASライブラリとしてGotoBLASを使う(とRが速くなるという噂)える

     http://prs.ism.ac.jp/~nakama/SurviveGotoBLAS2/      GotoBLASはメンテ・開発が終了してるので
                                                         ここから、生きてるGotoBLASをダウンロード




                                    自分のマシンのCPUに
                                    合ったものをダウンロード




                                                      binフォルダ内(64bitならx64内)の
                                                      Rblas.dllファイルを置き換える


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サイバー系


     3.12 やる夫の憂鬱

         ____
        /      \
       / ⌒     ⌒\
     /   (●) (●) \    ホントはMKLを使うようにビルドしたかったお
     |    (__人__) |   誰かやりかたわかったら教えてお
     /    ∩ノ ⊃ /
     ( \ / _ノ | |
     .\ “ /__| |
       \ /___ /




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サイバー系


     3.13 RevolutionR Community Edition

     •       無料で利用可能です。
             • http://www.revolutionanalytics.com/products/revolution-r.php
             • 普通のRと同じように使えます。(アイコンが違うぐらい)




     •       BLASライブラリ,LAPACKライブラリがMKLのです!!

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サイバー系


     いまここ

     1.      自己紹介
     2.      SAS 9.3が出た
     3.      Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな)
     4.      大規模データを取得してみる
     5.      大規模データを扱ってみる
     6.      処理の高速化をしてみる
     7.      本日のハイライト




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サイバー系


        4.1 Hadoopクラスタの概念図




    •        データストアとしてHadoopを利用していることが多
             いかと思います。
    •        RHIPE使うとか
              • 第14回R勉強会@東京(Tokyo.R#14)で『R
                が黄色い象に出会った
             • http://ml.stat.purdue.edu/rhipe/
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サイバー系


     4.2 Hiveいいね!

     •       Map-Reduce書いてもいいけど、書きたくない
     •       HiveQLならSQL likeな記述でデータ扱える
             (勝手にMap-Reduceに変換してくれる)
             •   https://cwiki.apache.org/confluence/display/Hive/Home
     •       サイバーエージェントさんのようにClouderaのパッケージを導入しているな
             らHiveも使えるね
             •   http://www.slideshare.net/toutouzone/hadoop-conferencejapan2011




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サイバー系


     4.3 RでhiveQLが使えるといいなぁ


             •       理想はRODBC

             library(RODBC)
             conn <- odbcConnect(“testdb”, “tokyor”, “yokkuns”) #繋いで
             x <- sqlQuery(conn, “select * from ameba_tbl”)     #取得して
             odbcClose(conn)                                    #切断する




                 R
                          rJava         Java
                                                   JDBC
                                      (自前クラス)                           Hive




                      こんな感じのRHive欲しい                                           Hadoop




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サイバー系


     4.4 rJavaの使い方1(基本編)

     #あらかじめJavaはインストールしておく

     install.packages(rjava) #rJavaのインストール

     library(rJava)

     .jinit() #JVMの起動                                               クラス名                                  コンストラクタの引数

     #インスタンス化                                                       .jnew(“java/lang/String”, “Hello World!”)
     # String s = new String(“Hello World!”);
     s <- .jnew(“java/lang/String”, “Hello World!”)

                                                            インスタンス名                          メソッド名(括弧なし)
     #メソッド
     #s.length()
     .jcall(s, “I”, “length”)                                       .jcall(s, ”I”, “length”)
     [1] 12
                                                                              戻り値の型
     #文字列は注意                                          I ; integer     D ; double (numeric)       J ; long           F ; float
     print(s)                                         V ; void        Z ; boolean                C ; char (integer) B ; byte (raw)

     [1] "Java-Object: Hello World“

     #こうやって取り出す
     .jstrVal(s)
     [1] "Hello World"

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サイバー系


     4.4 rJavaの使い方2(ちょっとマニアック編)

     #クラスパス指定&起動オプション付きでJVMの起動
     .jinit(classpath=c(“C:¥¥tokyor¥¥Tokyor.jar”), parameters=c(”-Xms4g”, “-Xmx4g”))

     #クラス変数, クラスメソッド
     #Math.pi
     with(J("java.lang.Math"), pi)
     #System.gc()
     with(J("java.lang.System"), gc())

     #インスタンス化                                実際はパッケージ名から書いてね
     # TokyoR tokyoR = new TokyoR();                                                    *ちなみに配列の場合は
     tokyo.r <- .jnew(“Tokyo.R”)                                                        [+型
                                            数値はすべてdouble型で渡されるので                        [I  intの配列
                                            Int型を明示して渡す                                 [S Stringの配列
     #メソッド
     #tokyoR.setNumber(16)                                                              [[I intの2次元配列
     .jcall(tokyor “V”, “setNumber”, as.integer(16))
                                                                                        Javaの配列をRで使うには
                                                                                        .jevalArray(x)で変換が必要
     #tokyoR.getNumber()
     .jcall(tokyor, “I”, “getNumber”)
                                         L + クラス名 + ;                                   Rの配列をJavaに渡すには
     [1] 16
                                         とする                                            .jarray(1:10)
     #戻り値がクラスの場合
     .jcall(tokyor “Ljava/util/ArrayList;”, “getPersonList”)                           これは何故かint型になる


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サイバー系


     4.5 自作クラスを適当に作成
                                                                                               HiveConnector
     •       こんな感じのJavaクラスを作って→
                                                                                 - conn : Connection
     •       Rで関数定義                                                              + init : void
                                                                                 + connect2Hive ( server: String): void
     hiveConnect <- function(server, port=10000){                                + hiveQuery(sql: String) : ArrayList<int[]>
       library(rJava)                                                            + closeConn: void
                                                                                 + getHeader : int[]
       .jinit()
       connStr <- .jnew(“java/lang/String”, (paste(“jdbc:hive://”, server, “:”, port, “/default”, sep=“”)))
       hiveConn <- .jnew("jp/ameba/rhive/HiveConnector")
       .jcall(hiveConn, , "connect2Hive", connStr)
       return(hiveConn)
     }

     hiveqlQuery <- function(hiveConn, query){
       header <- .jcall(hiveConn, “[S”, “getHeader”)
       res.list <- as.list(.jcall(hiveConn, “Ljava/util/ArrayList;","hiveQuery",.jnew("java/lang/String", query)))
       res.matrix<- matrix(unlist(lapply(res.list, function(x){strsplit(.jevalArray(x),",")}))
                                 , ncol=length(header), byrow=TRUE)
       return(res.matrix)                                                                          注!!実際にはこのまま
     }                                                                                             使うとメモリが足りなくて
                                                                                                   爆死します。
     hiveClose <- function(hiveConn){     .jcall(hiveConn, "V", "closeHive") }




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サイバー系


     4.6 HiveのJDBCは0.7.1じゃなくて開発版の0.8.0を使う

         v 0.7.1(現行版)                v 0.8.0-SNAPSHOT(開発版)
            <<interface>>                     <<interface>>
             ResultSet                         ResultSet




     HiveBaseResultSet                   HiveBaseResultSet
                {abstract}                          {abstract}




  +setFetchSize(rows : int) : void    +setFetchSize(rows : int) : void




         HiveQueryResultSet               HiveQueryResultSet


                                       -fetchSize : int

                                      +setFetchSize(rows : int) : void




     •       現行版のhive-jdbc-0.7.1.jarはfetchの指定ができないし、そもそもしてない
             ので我慢ならんくらい遅い。特にHiveは大きなデータを取得することが多い
             ためfetchが使える0.8.0を使う(か、0.7.1を修正して使う。)
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サイバー系


     4.7 Rhiveを使ってみる

     •       hive-jdbc.jarを使うのに必要なjarファイル群*にクラスパスを設定して
     •       Thrift Serverをサーバ側で起動しておいて




     •       ローカルマシンのRから使う
              source(“Rhive.R”)
              hiveConn <- hiveConnect(“サーバ名かIP アドレス”)
              ameba_user <- hiveQuery(hiveConn, “select * from ameba_user”)
              hiveClose(hiveConn)

          必要なのjar

         *common-lang3-*.jar, commons-logging-1.*.jar, hadoop-core-0.20*.jar, hive-cli-0.7*.jar, hive-common-0.7*.jar,
          hive-contrib-0.7*.jar, hive-exec-0.7*.jar, hive-hwi-0.7*.jar, hive-jdbc-0.8*.jar, hive-metastore-0.7*.jar, hive-service-0.7*.jar,
          log4j-1.2*.jar, slf4j-api-1.6*.jar, slf4j-log4j12-1.6*.jar, thrift-0.5*.jar, thrift-fb303-0.5*.jar, RHive.jar

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サイバー系


     4.8 rJavaは困った子(ちょっと注意)

     •       メモリを解放してくれない
             •   rm(list=ls()); gc()しても
             •   Javaで明示的にnull入れるメソッド書いて、それをRから呼び出してJavaのSystem.gc()呼び出しても
                 メモリ使用量が減らんのですよ



     •  メモリ解放ソフトウェアを使うしかないかなぁ
        →せっかくならmicrosoft社製のがいいかな
     1. Windows Server 2003 Resource Kit Toolsをダウンロード
             http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=9d467a69-57ff-4ae7-96ee-b18c4790cffd&displaylang=en

     2. exeファイル(インストーラ)を解凍する
             1. 7Zipとか使う http://sevenzip.sourceforge.jp/
             2. 「rktools.exeを解凍」→「rktools.msiを解凍」→empty.exeをコピー
             3. C:¥WINDOWS¥system32 にコピー&ペースト (64bit OSでもここ)
                                                            システム命令をRから呼び出しているだけ
     3. Rではこう使う
             system(“empty Rgui.exe”)
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サイバー系


     いまここ

     1.      自己紹介
     2.      SAS 9.3が出た
     3.      Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな)
     4.      大規模データを取得してみる
     5.      大規模データを扱ってみる
     6.      処理の高速化をしてみる
     7.      本日のハイライト




2011/08/27                               30
サイバー系


     5.1 Rで大規模データを扱いたい

     •       Rの弱点
              • データは基本的にオンメモリ
     •       大規模データ管理パッケージ
              • bigmemory
                    • 良い点・・・複数プロセスから同時にアクセスできる。つまりクラスタ処理対応可能。通常の行列の
                      よう    にデータハンドリングできる。x[1:10,]とか
                    • 悪い点・・・行列のみ。データフレームだめ。基本的に数値型だけ
             • ff
                    • 良い点・・・行列、データフレーム両方いける。因子型もいける。
                    • 悪い点・・・クラスタ処理できない。(試してないけどたぶんforeachとかで並列処理はできそう。)
                      データハンドリングの関数が専用


     •       とりあえず、bigmemoryパッケージを使うわ
     •       第10回TokyoWebMining勉強会の資料が詳しい
     http://www.slideshare.net/sfchaos/rbigmemory-tokyowebmining10




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サイバー系


     5.2 Rのbigmemoryパッケージ

     install.packages(bigmemory);
     library(bigmemory)

     #Rの行列からbigmemoryへ #あまり使わない
                                                             backingfileを指定しないと、実体がディスク上ではなく
     ameba <- as.big.matrix(matrix(1:40, 10,4))              Shared memory上に作成されてしまうので注意

     #bigmemory行列をあらかじめ作っておいて
     ameba <- big.matrix(10000000, 4, type=“integer”, init=-1, backingfile=“ameba.bin”)
     #カラム名をつける
     options(bigmemory.allow.dimnames=TRUE)                                               1000万行 x 4列の行列をinteger
     colnames(ameba) <- c(“ameba_id”, “create_year”, “create_month”, “create_day”)        型で初期値-1で作るわ。データ
     #追加していく                                                                              の実体はカレントフォルダに
                                                                                          「ameba.bin」でヨロシク!って意
     ameba[1:10,] <- matrix(1:40,10,4)                                                    味です。


     #csvファイルからbigmemoryへ #これが一番よく使う
     ameba <- read.big.matrix(“ameba.csv”, header=TRUE, sep=“,”, backingfile=“ameba.bin”,
         descriptorfile=“ameba.desc”)



              descriptorfileは省略可能。
              その場合はbackingfile名+.descとなる

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サイバー系


     5.3 Rのbigmemoryパッケージ 2
                                                                            データの実態はこのファイル
     #bigmemoryオブジェクトの永続化
     ameba <- read.big.matrix(“ameba.csv”, header=TRUE, sep=“,”, backingfile=“ameba.bin”,
         descriptorfile=“ameba.desc”)

                                   でも次回、このデータを使う場合はこっちを明示
     #Rを再起動後に読み込み
     ameba <- attach.big.matrix(“ameba.desc”)

     #行列サイズ確認
     dim(ameba)

     #行列要素にアクセス
     ameba[,] #全データ出力だけどやってはダメだよ
     ameba[1:10, ] #先頭10行

     #集計もできる
     library(bigtabulate)
     summary(ameba)
     bigtable(ameba, “create_year”) #table(ameba[,2])でも同じ結果が得られるけど速度がぜんぜん違う

     #glmもできるしk-meansもできる
     library(biganalytics)

2011/08/27                                                                                      33
サイバー系


     5.4 Rhiveから直接bigmemoryへ

     •       RHiveで取得するデータって普通はgigabyte越えだから、直接bigmemory化
             されるといいね!!でも問題がちらほら…
              1. メモリの問題




              R上の変数                 Java
                          rJava             R上の変数                 Java
              (オンメモリ)             (オンメモリ)               rJava


                                                        CSVファイル


              bigmemory
                                            bigmemory
              (ディスク上)
                                            (ディスク上)




             2.    型の問題
                  bigmemoryだと数値  Java側で文字列を数値に変換(変換表はHashMap)
                                  RでそのHashMapを受けとるとかの工夫が必要

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サイバー系


     5.5 ちなみにRのhashパッケージが結構便利

     install.packages(hash)                    Javaなんかでよ
                                               く使うHashみた
     library(hash)                             いなのをがRでも
                                               使えるよって話


     h <- hash()
     .set(h, “Tokyo.R16”, “DeNA”)
     .set(h, a=1, b=2, c=3) #一括でもセットできる。

     h <- hash(a=1, b=2, c=3) #生成時に一括セットもできる
     values(h, “Tokyo.R16”)
     [1] “DeNA”

     clear(h) #これしないとメモリ解放しないらしい
     rm(h) #だから↑rmする前にclearしておくこと


2011/08/27                                                     35
サイバー系


     いまここ

     1.      自己紹介
     2.      SAS美の近況
     3.      Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな)
     4.      大規模データを取得してみる
     5.      大規模データを扱ってみる
     6.      処理の高速化をしてみる
     7.      本日のハイライト




2011/08/27                               36
サイバー系


     6.1 処理の高速化
     •       並列処理して高速化してみる
              •   Rは基本シングルコアでしか計算しない。
              •   とはいえ、大規模データ扱うなら(しかもコアが余ってるなら)並列処理したいよね
              •   めちゃくちゃショボイ例で申し訳ない。
         install.packages("foreach")
         install.packages(“doSMP”)     #Linux, MacOSXはdoMCでもいいけど、WindowsはdoMCが使えないからdoSMPを使う

         getDoParWorkers() #現状の使用コア設定数を確認
         #[1] 1            #このままだとコア1つしか使わない

         w <- startWorkers(4) #並列処理する数を設定
         registerDoSMP(w) #これで並列計算用のプロセス(windowsだったらRterm.exe)が多数起動する。

         getDoParWorkers()     #使用コア設定数が変更されたか確認
         #[1] 4                                 %dopar%を%do%にすると並列計算しないよ

         foreach(i = 1:N, .combine = “c”) %dopar% { #for文のかわりにforeach文を使う
           sum(rnorm(1e+6))
         }                                  cだと戻り値がベクトルになる。ここを例えばcbindにすると横に長いmatrixで戻ってくる

         stopWorkers(w) #最後にWorkerを消し去る
         #↑これしないとR(windowsだったらRgui.exe)を終了してもプロセス(windowsだったらRterm.exe)が多数残ってしまう。
         #これせずにRを終了させて残ってるRterm.exeプロセスをkillしても次回にRを起動してからstartWorkers()呼んだ時に
          警告メッセージ:
         1: In startWorkers(12) : there is an existing doSMP session using doSMP1

         #こんなんでる。その時は↓みたくしてセッションを切るとOK
         rmSessions(qnames="doSMP1")


                                                                                             もう仕分け無い
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サイバー系


     6.2 Revolution R Enterprise Editionがなかなかいいかも


     http://www.revolutionanalytics.com/why-revolution-r/which-r-is-right-for-me.php




                                              これ、RevoScaleRというパッケージ
                                              なんだが、なかなか良さそう。
                                              1. データはファイルシステムに置く
                                              2. ベクトル、行列、データフレーム使える
                                                 (リストはダメっぽい)
                                              3. 数値型、因子型、文字列扱える
                                              4. 計算処理は自動的に並列処理してく
                                                 れる
                                              5. もうじきクラスタ計算に対応



2011/08/27                                                                             38
サイバー系


     6.3 Revolution R Enterprise Edition

     •       $1,000/year/user




     •       HPCクラスタだといくらかわかんない




2011/08/27                                     39
サイバー系


     いまここ

     1.      自己紹介
     2.      SAS美の近況
     3.      Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな)
     4.      大規模データを取得してみる
     5.      大規模データを扱ってみる
     6.      処理の高速化をしてみる
     7.      本日のハイライト




2011/08/27                               40
サイバー系


     7. 本日のハイライト

     1.       自己紹介
             @wdkzはサイバー系
     2.       SAS 9.3出たよ
             SAS 9.3出たけど…
     3.        Rをビルドしてみる
             Windowsマシンは窓から投げ捨てたくなる
     4.       大規模データを取得してみる
             RでHiveQLを使って直接データ取得する
     5.       大規模データを扱ってみる
             bigmemoryつかう。HiveQL->bigmemoryとか。
     6.       処理の高速化をしてみる
             foreachとdoSMPで並列化できる。 RevoScaleRもいいね!




2011/08/27                                               41

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  • 2. サイバー系 アジェンダ 1. 自己紹介 2. SAS 9.3が出た 3. Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな) 4. 大規模データを取得してみる 5. 大規模データを扱ってみる 6. 処理の高速化をしてみる 7. 本日のハイライト 2011/08/27 1
  • 3. サイバー系 いまここ 1. 自己紹介 2. SAS 9.3が出た 3. Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな) 4. 大規模データを取得してみる 5. 大規模データを扱ってみる 6. 処理の高速化をしてみる 7. 本日のハイライト 2011/08/27 2
  • 4. サイバー系 1.自己紹介 • 和田 計也(@wdkz) • 静岡県袋井市出身 • サイバー系企業でデータマイニングエンジニア職 • 創立記念日が3月18日 • 社長の出身地が福井県鯖江市 • 前職はバイオベンチャー • バイオマーカ探索してた • 学生時代は枯草菌の研究 2011/08/27 3
  • 5. サイバー系 いまここ 1. 自己紹介 2. SAS 9.3が出た 3. Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな) 4. 大規模データを取得してみる 5. 大規模データを扱ってみる 6. 処理の高速化をしてみる 7. 本日のハイライト 2011/08/27 4
  • 6. サイバー系 2 SAS 9.3(通称SAS美)が出た.SAS美 という記事が出たが、実際のところ変更点はそこじゃなさげ ↓主な変更点はこんな感じ • HTML形式が標準の出力になった! • 新しいプロシージャー(Rでいうpackageみたいなの)がいくつかできた! • IMLプロシージャー使ってR呼び出せる! • GROOVYも使える! • その他! 2011/08/27 5
  • 7. サイバー系 いまここ 1. 自己紹介 2. SAS 9.3が出た 3. Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな) 4. 大規模データを取得してみる 5. 大規模データを扱ってみる 6. 処理の高速化をしてみる 7. 本日のハイライト 2011/08/27 6
  • 8. サイバー系 3.1 Rのビルド • Windows 64bit OSでやってみる • 案外Windows でのビルド方法って ドキュメントないのね… 2011/08/27 7
  • 9. サイバー系 3.2 (参考)LinuxでRをコンパイル スコードからコンパイルする・Linux Linux(CentOS 5)用のRをソースコードからコンパイルする方法。 X11とCairo関係をあらかじめインストールしておく。(しておかないとX関連が インストールできなくてエラー吐くよ。) yum groupinstall "X Window System" yum groupinstall "X Software Development" yum install cairo-devel wget http://cran.md.tsukuba.ac.jp/src/base/R-2/R-2.13.1.tar.gz tar –xvf R-2.13.1.tar.gz cd R-2.13.1 ./configure make sudo make install X関連でエラーがとまらないときは仕方ないので ./configure --with-x=no make sudo make install 2011/08/27 8
  • 10. サイバー系 3.3 Rのソースコードをダウンロードースコードからコンパイルする・Win • 例えば http://cran.md.tsukuba.ac.jp/ • 適当なフォルダ(C:¥tools¥R¥R-2.13.1.tar.gzとか)に置いて展開しておく 2011/08/27 9
  • 11. サイバー系 3.4 ビルドツールをダウンロードコンパイルする・Win RtoolsをDL http://www.murdoch-sutherland.com/Rtools/ http://cran.md.tsukuba.ac.jp/ これ 2011/08/27 10
  • 12. サイバー系 3.5 ビルドツール(Rtools)をインストール 64bit版のTcl/Tkを選択 ★これ大事★ Rのソースを解凍した フォルダを指定。例えばC:¥tools¥R にR-2.13.1.tar.gzを置いて解凍した 場合はC:¥tools¥R¥R-2.13.1となる。 ここ間違うとビルド失敗します。 2011/08/27 11
  • 13. サイバー系 3.6 ビルド準備 • (たぶんRtoolsのインストール時に設定されてるはずだけど) Rtools¥binとRtools¥minGW64¥binをパスに追加する。 例えばC:¥tools¥Rtools¥bin;C:¥tools¥Rtools¥MinGW64¥bin • 必要ライブラリの準備 • 以下のlibpng, jpeg and libtiff sourcesをダウンロード http://www.libpng.org/ http://www.ijg.org/ ftp://ftp.remotesensing.org/pub/libtiff/ • 解凍してR-2.13.1¥src¥gnuwin32¥bitmapに置く tar -zxf libpng-1.4.5.tar.gz mv libpng-1.4.5 libpng tar -zxf jpegsrc.v8c.tar.gz tar -zxf tiff-3.9.4.tar.gz mv tiff-3.9.4/libtiff . rm -rf tiff-3.9.4 2011/08/27 12
  • 14. サイバー系 3.7 ビルド準備・続き • ビルド設定ファイルの編集 • R-2.13.1¥src¥gnuwin32¥MkRules.distを同一フォルダにコピペして MkRules.localと名付ける。 • 以下、このMkRules.localを編集 #JPEGDIR = jpeg-8c #PNGDIR = libpng #TIFFDIR = libtiff ↑3つのコメントアウトを外す WIN = 64 ↑32を64に変更 TMPDIR=C:¥DMZ ↑環境変数TMPDIRを作成して適当な場所(存在してればどこでも可)を設定 • ビルド時に、MkRules.local + MkRules.rulesがマージされてMkRulesという ファイルが自動的に生成され、それを基にビルドしていく。 2011/08/27 13
  • 15. サイバー系 3.8 完成させる • 最後・コマンドプロンプトで cd C:¥tools¥R¥R-2.13.1¥src¥gnuwin32 make all recommended Windowsの場合はここまで行ってね • バイナリ C:¥tools¥R¥R-2.13.1¥binフォルダ内によく見慣れた一式ができる。 2011/08/27 14
  • 16. サイバー系 3.9 バイトコンパイルする(とRが速くなるという噂) • MkRules.localを編集(以下の2行を追加) • R_COMPILE_PKGS=1 • R_COMPILER_SUPPRESS_ALL=1 • コマンドプロンプトで • make bytecode • ちなみに、普通のRでも関数単位でバイトコンパイルできます。 library(compiler) f <- cmpfun(<関数名>) 2011/08/27 15
  • 17. サイバー系 3.10 やったね! 2011年10月登場予定のR次期バージョンは、コンパイル済でやってきます! 2011/08/27 16
  • 18. サイバー系 3.11 BLASライブラリとしてGotoBLASを使う(とRが速くなるという噂)える http://prs.ism.ac.jp/~nakama/SurviveGotoBLAS2/ GotoBLASはメンテ・開発が終了してるので ここから、生きてるGotoBLASをダウンロード 自分のマシンのCPUに 合ったものをダウンロード binフォルダ内(64bitならx64内)の Rblas.dllファイルを置き換える 2011/08/27 17
  • 19. サイバー系 3.12 やる夫の憂鬱 ____ / \ / ⌒ ⌒\ / (●) (●) \ ホントはMKLを使うようにビルドしたかったお | (__人__) | 誰かやりかたわかったら教えてお / ∩ノ ⊃ / ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | \ /___ / 2011/08/27 18
  • 20. サイバー系 3.13 RevolutionR Community Edition • 無料で利用可能です。 • http://www.revolutionanalytics.com/products/revolution-r.php • 普通のRと同じように使えます。(アイコンが違うぐらい) • BLASライブラリ,LAPACKライブラリがMKLのです!! 2011/08/27 19
  • 21. サイバー系 いまここ 1. 自己紹介 2. SAS 9.3が出た 3. Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな) 4. 大規模データを取得してみる 5. 大規模データを扱ってみる 6. 処理の高速化をしてみる 7. 本日のハイライト 2011/08/27 20
  • 22. サイバー系 4.1 Hadoopクラスタの概念図 • データストアとしてHadoopを利用していることが多 いかと思います。 • RHIPE使うとか • 第14回R勉強会@東京(Tokyo.R#14)で『R が黄色い象に出会った • http://ml.stat.purdue.edu/rhipe/ 2011/08/27 21
  • 23. サイバー系 4.2 Hiveいいね! • Map-Reduce書いてもいいけど、書きたくない • HiveQLならSQL likeな記述でデータ扱える (勝手にMap-Reduceに変換してくれる) • https://cwiki.apache.org/confluence/display/Hive/Home • サイバーエージェントさんのようにClouderaのパッケージを導入しているな らHiveも使えるね • http://www.slideshare.net/toutouzone/hadoop-conferencejapan2011 2011/08/27 22
  • 24. サイバー系 4.3 RでhiveQLが使えるといいなぁ • 理想はRODBC library(RODBC) conn <- odbcConnect(“testdb”, “tokyor”, “yokkuns”) #繋いで x <- sqlQuery(conn, “select * from ameba_tbl”) #取得して odbcClose(conn) #切断する R rJava Java JDBC (自前クラス) Hive こんな感じのRHive欲しい Hadoop 2011/08/27 23
  • 25. サイバー系 4.4 rJavaの使い方1(基本編) #あらかじめJavaはインストールしておく install.packages(rjava) #rJavaのインストール library(rJava) .jinit() #JVMの起動 クラス名 コンストラクタの引数 #インスタンス化 .jnew(“java/lang/String”, “Hello World!”) # String s = new String(“Hello World!”); s <- .jnew(“java/lang/String”, “Hello World!”) インスタンス名 メソッド名(括弧なし) #メソッド #s.length() .jcall(s, “I”, “length”) .jcall(s, ”I”, “length”) [1] 12 戻り値の型 #文字列は注意 I ; integer D ; double (numeric) J ; long F ; float print(s) V ; void Z ; boolean C ; char (integer) B ; byte (raw) [1] "Java-Object: Hello World“ #こうやって取り出す .jstrVal(s) [1] "Hello World" 2011/08/27 24
  • 26. サイバー系 4.4 rJavaの使い方2(ちょっとマニアック編) #クラスパス指定&起動オプション付きでJVMの起動 .jinit(classpath=c(“C:¥¥tokyor¥¥Tokyor.jar”), parameters=c(”-Xms4g”, “-Xmx4g”)) #クラス変数, クラスメソッド #Math.pi with(J("java.lang.Math"), pi) #System.gc() with(J("java.lang.System"), gc()) #インスタンス化 実際はパッケージ名から書いてね # TokyoR tokyoR = new TokyoR(); *ちなみに配列の場合は tokyo.r <- .jnew(“Tokyo.R”) [+型 数値はすべてdouble型で渡されるので [I intの配列 Int型を明示して渡す [S Stringの配列 #メソッド #tokyoR.setNumber(16) [[I intの2次元配列 .jcall(tokyor “V”, “setNumber”, as.integer(16)) Javaの配列をRで使うには .jevalArray(x)で変換が必要 #tokyoR.getNumber() .jcall(tokyor, “I”, “getNumber”) L + クラス名 + ; Rの配列をJavaに渡すには [1] 16 とする .jarray(1:10) #戻り値がクラスの場合 .jcall(tokyor “Ljava/util/ArrayList;”, “getPersonList”) これは何故かint型になる 2011/08/27 25
  • 27. サイバー系 4.5 自作クラスを適当に作成 HiveConnector • こんな感じのJavaクラスを作って→ - conn : Connection • Rで関数定義 + init : void + connect2Hive ( server: String): void hiveConnect <- function(server, port=10000){ + hiveQuery(sql: String) : ArrayList<int[]> library(rJava) + closeConn: void + getHeader : int[] .jinit() connStr <- .jnew(“java/lang/String”, (paste(“jdbc:hive://”, server, “:”, port, “/default”, sep=“”))) hiveConn <- .jnew("jp/ameba/rhive/HiveConnector") .jcall(hiveConn, , "connect2Hive", connStr) return(hiveConn) } hiveqlQuery <- function(hiveConn, query){ header <- .jcall(hiveConn, “[S”, “getHeader”) res.list <- as.list(.jcall(hiveConn, “Ljava/util/ArrayList;","hiveQuery",.jnew("java/lang/String", query))) res.matrix<- matrix(unlist(lapply(res.list, function(x){strsplit(.jevalArray(x),",")})) , ncol=length(header), byrow=TRUE) return(res.matrix) 注!!実際にはこのまま } 使うとメモリが足りなくて 爆死します。 hiveClose <- function(hiveConn){ .jcall(hiveConn, "V", "closeHive") } 2011/08/27 26
  • 28. サイバー系 4.6 HiveのJDBCは0.7.1じゃなくて開発版の0.8.0を使う v 0.7.1(現行版) v 0.8.0-SNAPSHOT(開発版) <<interface>> <<interface>> ResultSet ResultSet HiveBaseResultSet HiveBaseResultSet {abstract} {abstract} +setFetchSize(rows : int) : void +setFetchSize(rows : int) : void HiveQueryResultSet HiveQueryResultSet -fetchSize : int +setFetchSize(rows : int) : void • 現行版のhive-jdbc-0.7.1.jarはfetchの指定ができないし、そもそもしてない ので我慢ならんくらい遅い。特にHiveは大きなデータを取得することが多い ためfetchが使える0.8.0を使う(か、0.7.1を修正して使う。) 2011/08/27 27
  • 29. サイバー系 4.7 Rhiveを使ってみる • hive-jdbc.jarを使うのに必要なjarファイル群*にクラスパスを設定して • Thrift Serverをサーバ側で起動しておいて • ローカルマシンのRから使う source(“Rhive.R”) hiveConn <- hiveConnect(“サーバ名かIP アドレス”) ameba_user <- hiveQuery(hiveConn, “select * from ameba_user”) hiveClose(hiveConn) 必要なのjar *common-lang3-*.jar, commons-logging-1.*.jar, hadoop-core-0.20*.jar, hive-cli-0.7*.jar, hive-common-0.7*.jar, hive-contrib-0.7*.jar, hive-exec-0.7*.jar, hive-hwi-0.7*.jar, hive-jdbc-0.8*.jar, hive-metastore-0.7*.jar, hive-service-0.7*.jar, log4j-1.2*.jar, slf4j-api-1.6*.jar, slf4j-log4j12-1.6*.jar, thrift-0.5*.jar, thrift-fb303-0.5*.jar, RHive.jar 2011/08/27 28
  • 30. サイバー系 4.8 rJavaは困った子(ちょっと注意) • メモリを解放してくれない • rm(list=ls()); gc()しても • Javaで明示的にnull入れるメソッド書いて、それをRから呼び出してJavaのSystem.gc()呼び出しても メモリ使用量が減らんのですよ • メモリ解放ソフトウェアを使うしかないかなぁ →せっかくならmicrosoft社製のがいいかな 1. Windows Server 2003 Resource Kit Toolsをダウンロード http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=9d467a69-57ff-4ae7-96ee-b18c4790cffd&displaylang=en 2. exeファイル(インストーラ)を解凍する 1. 7Zipとか使う http://sevenzip.sourceforge.jp/ 2. 「rktools.exeを解凍」→「rktools.msiを解凍」→empty.exeをコピー 3. C:¥WINDOWS¥system32 にコピー&ペースト (64bit OSでもここ) システム命令をRから呼び出しているだけ 3. Rではこう使う system(“empty Rgui.exe”) 2011/08/27 29
  • 31. サイバー系 いまここ 1. 自己紹介 2. SAS 9.3が出た 3. Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな) 4. 大規模データを取得してみる 5. 大規模データを扱ってみる 6. 処理の高速化をしてみる 7. 本日のハイライト 2011/08/27 30
  • 32. サイバー系 5.1 Rで大規模データを扱いたい • Rの弱点 • データは基本的にオンメモリ • 大規模データ管理パッケージ • bigmemory • 良い点・・・複数プロセスから同時にアクセスできる。つまりクラスタ処理対応可能。通常の行列の よう にデータハンドリングできる。x[1:10,]とか • 悪い点・・・行列のみ。データフレームだめ。基本的に数値型だけ • ff • 良い点・・・行列、データフレーム両方いける。因子型もいける。 • 悪い点・・・クラスタ処理できない。(試してないけどたぶんforeachとかで並列処理はできそう。) データハンドリングの関数が専用 • とりあえず、bigmemoryパッケージを使うわ • 第10回TokyoWebMining勉強会の資料が詳しい http://www.slideshare.net/sfchaos/rbigmemory-tokyowebmining10 2011/08/27 31
  • 33. サイバー系 5.2 Rのbigmemoryパッケージ install.packages(bigmemory); library(bigmemory) #Rの行列からbigmemoryへ #あまり使わない backingfileを指定しないと、実体がディスク上ではなく ameba <- as.big.matrix(matrix(1:40, 10,4)) Shared memory上に作成されてしまうので注意 #bigmemory行列をあらかじめ作っておいて ameba <- big.matrix(10000000, 4, type=“integer”, init=-1, backingfile=“ameba.bin”) #カラム名をつける options(bigmemory.allow.dimnames=TRUE) 1000万行 x 4列の行列をinteger colnames(ameba) <- c(“ameba_id”, “create_year”, “create_month”, “create_day”) 型で初期値-1で作るわ。データ #追加していく の実体はカレントフォルダに 「ameba.bin」でヨロシク!って意 ameba[1:10,] <- matrix(1:40,10,4) 味です。 #csvファイルからbigmemoryへ #これが一番よく使う ameba <- read.big.matrix(“ameba.csv”, header=TRUE, sep=“,”, backingfile=“ameba.bin”, descriptorfile=“ameba.desc”) descriptorfileは省略可能。 その場合はbackingfile名+.descとなる 2011/08/27 32
  • 34. サイバー系 5.3 Rのbigmemoryパッケージ 2 データの実態はこのファイル #bigmemoryオブジェクトの永続化 ameba <- read.big.matrix(“ameba.csv”, header=TRUE, sep=“,”, backingfile=“ameba.bin”, descriptorfile=“ameba.desc”) でも次回、このデータを使う場合はこっちを明示 #Rを再起動後に読み込み ameba <- attach.big.matrix(“ameba.desc”) #行列サイズ確認 dim(ameba) #行列要素にアクセス ameba[,] #全データ出力だけどやってはダメだよ ameba[1:10, ] #先頭10行 #集計もできる library(bigtabulate) summary(ameba) bigtable(ameba, “create_year”) #table(ameba[,2])でも同じ結果が得られるけど速度がぜんぜん違う #glmもできるしk-meansもできる library(biganalytics) 2011/08/27 33
  • 35. サイバー系 5.4 Rhiveから直接bigmemoryへ • RHiveで取得するデータって普通はgigabyte越えだから、直接bigmemory化 されるといいね!!でも問題がちらほら… 1. メモリの問題 R上の変数 Java rJava R上の変数 Java (オンメモリ) (オンメモリ) rJava CSVファイル bigmemory bigmemory (ディスク上) (ディスク上) 2. 型の問題 bigmemoryだと数値  Java側で文字列を数値に変換(変換表はHashMap) RでそのHashMapを受けとるとかの工夫が必要 2011/08/27 34
  • 36. サイバー系 5.5 ちなみにRのhashパッケージが結構便利 install.packages(hash) Javaなんかでよ く使うHashみた library(hash) いなのをがRでも 使えるよって話 h <- hash() .set(h, “Tokyo.R16”, “DeNA”) .set(h, a=1, b=2, c=3) #一括でもセットできる。 h <- hash(a=1, b=2, c=3) #生成時に一括セットもできる values(h, “Tokyo.R16”) [1] “DeNA” clear(h) #これしないとメモリ解放しないらしい rm(h) #だから↑rmする前にclearしておくこと 2011/08/27 35
  • 37. サイバー系 いまここ 1. 自己紹介 2. SAS美の近況 3. Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな) 4. 大規模データを取得してみる 5. 大規模データを扱ってみる 6. 処理の高速化をしてみる 7. 本日のハイライト 2011/08/27 36
  • 38. サイバー系 6.1 処理の高速化 • 並列処理して高速化してみる • Rは基本シングルコアでしか計算しない。 • とはいえ、大規模データ扱うなら(しかもコアが余ってるなら)並列処理したいよね • めちゃくちゃショボイ例で申し訳ない。 install.packages("foreach") install.packages(“doSMP”) #Linux, MacOSXはdoMCでもいいけど、WindowsはdoMCが使えないからdoSMPを使う getDoParWorkers() #現状の使用コア設定数を確認 #[1] 1 #このままだとコア1つしか使わない w <- startWorkers(4) #並列処理する数を設定 registerDoSMP(w) #これで並列計算用のプロセス(windowsだったらRterm.exe)が多数起動する。 getDoParWorkers() #使用コア設定数が変更されたか確認 #[1] 4 %dopar%を%do%にすると並列計算しないよ foreach(i = 1:N, .combine = “c”) %dopar% { #for文のかわりにforeach文を使う sum(rnorm(1e+6)) } cだと戻り値がベクトルになる。ここを例えばcbindにすると横に長いmatrixで戻ってくる stopWorkers(w) #最後にWorkerを消し去る #↑これしないとR(windowsだったらRgui.exe)を終了してもプロセス(windowsだったらRterm.exe)が多数残ってしまう。 #これせずにRを終了させて残ってるRterm.exeプロセスをkillしても次回にRを起動してからstartWorkers()呼んだ時に 警告メッセージ: 1: In startWorkers(12) : there is an existing doSMP session using doSMP1 #こんなんでる。その時は↓みたくしてセッションを切るとOK rmSessions(qnames="doSMP1") もう仕分け無い 2011/08/27 37
  • 39. サイバー系 6.2 Revolution R Enterprise Editionがなかなかいいかも http://www.revolutionanalytics.com/why-revolution-r/which-r-is-right-for-me.php これ、RevoScaleRというパッケージ なんだが、なかなか良さそう。 1. データはファイルシステムに置く 2. ベクトル、行列、データフレーム使える (リストはダメっぽい) 3. 数値型、因子型、文字列扱える 4. 計算処理は自動的に並列処理してく れる 5. もうじきクラスタ計算に対応 2011/08/27 38
  • 40. サイバー系 6.3 Revolution R Enterprise Edition • $1,000/year/user • HPCクラスタだといくらかわかんない 2011/08/27 39
  • 41. サイバー系 いまここ 1. 自己紹介 2. SAS美の近況 3. Rをビルドしてみる(高速化できたらいいな) 4. 大規模データを取得してみる 5. 大規模データを扱ってみる 6. 処理の高速化をしてみる 7. 本日のハイライト 2011/08/27 40
  • 42. サイバー系 7. 本日のハイライト 1. 自己紹介 @wdkzはサイバー系 2. SAS 9.3出たよ SAS 9.3出たけど… 3. Rをビルドしてみる Windowsマシンは窓から投げ捨てたくなる 4. 大規模データを取得してみる RでHiveQLを使って直接データ取得する 5. 大規模データを扱ってみる bigmemoryつかう。HiveQL->bigmemoryとか。 6. 処理の高速化をしてみる foreachとdoSMPで並列化できる。 RevoScaleRもいいね! 2011/08/27 41