オノコラー講座第２回「多様な人が交じる場をつくること」より一部抜粋。 としまアートステーションZでは、読書、工作、考えごと、おしゃべりなど、おのおのの 「作業」を持ち寄るイベント「作業日」を実施しています。一見、何の変哲も無い日常、何も仕掛けていないかのように見える場ですが、その背景にある意図を、コーディネーター冠が関わってきた過去のプロジェクト（ぐるっこのいえ、余白ネットワーク）を参照しながらお話ししました。

1. 多様な人が交じる場を
つくること
としまアートステーションZ
コーディネーター冠

2. 「ぐるっこのいえ」とは、住民であるぐるっ娘とその場に
訪れる人それぞれが、台風の目となり、色んなものを巻き
込み、吸収していく住居兼イベント・交流スペースです。
住んでいた人・住んでいる人：
アートメディエーター、研究者、絵描き、ライター、アー
トスペース運営者、デザイナー、教育NPOスタッフなど
来場者数：400人以上／年
活動：2010〜

3. 余白ネットワーク
活動：2010〜
この活動をはじめたとき、「枠外感」という言葉をつくりました。
誰が言ったわけでもないけれど、圧倒的な社会から特定の望ましさ
や普通といった枠を押し付けられて、「私はその枠に納得できない
、かといって手出しもできない」と感じることがあります。けれど
も、一見ガチガチな「枠」の中にあってさえも、密かな抵抗の余地
（余白）はあると信じたいと思います。
余白工事の会は、分野や地域を問わず、そのような気概を持って自
分のための表現を始める人（余白工事人）たちとゆるやかに連帯し
、一致団結することなく、無駄や不要を排除せず、ノイズを潜ませ
、異なる価値観を持つ者同士が抑圧なく共にいられる状態、頼まれ
ていない自分の表現をすること、始めることを重要視した活動や実
験を行っています。

16. 人が関われば関わる程、
場は面白く多様になります。
Zがもっともっとそうなっていくように
ぜひみなさん参加して下さい。
今後のZのことについて考える会は、毎月月末に
「Zの月一モヤモヤ会」で開催しています。
ご清聴ありがとうございました。