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タンパク質は音楽を奏でるか?
- 3. タンパク質は音楽を奏でるか 可聴化というアプローチ データを入力として用いて音の信号を生成する方法は,以下の条件を満たすときかつそのときに限り可聴化といえる. (A) 音が入力データの特性や関係性を反映していること (B) 音への変換の方法が厳密に定義されていること (C) 結果が再現可能であること (D) 意図的に異なるデータを入力できること.また,同じデータを繰り返し 入力できること 利点・・・全方位的,時系列的な変化を自然に表現できる. 大量の情報を高速に表現できる(知覚させられる). 欠点・・・絶対的な量を表現しにくい,うるさい, 気が散る,よくわからない. タンパク質は音楽を奏でるか? Hermann, T. (2008). Taxonomy and definitions for sonification and auditory display. Proc. of the 14th ICAD, Paris, 1-8. 3
- 4. proteody proteody = protein + melody 粒子であるアミノ酸は波動性を示すこともある 量子力学における粒子と波動の二重性 tRNAがリボソームと結合するときに波動性を強く示す このときに現れる量子の波->スケーリング波動 タンパク質は音楽を奏でるか? 4
- 7. ジョエル・ステルンナイメール フランスの物理学者(所属無) そもそもの発端 タンパク質は音楽を奏でるか? 彼は素粒子の研究者であり,また作曲もしていた.彼はタンパク質のアミノ酸配列をもとにメロディーをつくることを思いつく.ヘモグロビンのメロディーを考えていたとき,偶然に知り合いの女性が電話をしてきて,「手術後ヘモグロビンの数値がどうしても上がらないの」という.彼は突然ひらめき,彼女に自分で解読したヘモグロビンのメロディーを聞かせる.すると彼女は「体の中で何か起こっている感じがする」といい,数日後の検査の結果,ヘモグロビンの数値が急上昇し正常になっていることが分かったそうである. さらにこの理論を応用すれば「ポケモンショック」の原因も解明できるらしい.タンパク質と音楽がともに「波動」であることで結びつくのであれば,電磁波という波動による光(色彩)とも対応させることができるからというのがその理由である.以下「ポケモンショック」ついてのステルンナイメールの見解. 《『ポケットモンスター』のビデオ,確かに受領.問題のシーンは,橙-青-橙-青-橙-橙-青-橙-青-……が速いスピードで変化していた(1秒に24カット).アミノ酸の色のコードは知っているだろう.この配列は主に神経ペプチドの受容体に現われるんだ.その第1がGABA受容体(β3鎖[てんかんに関係する部分])だ.》 7