ドリコム的Railsアプリ開発流儀

ドリコム的
Railsアプリ
開発流儀
2012/02/16 エンジニアカフェEvent
ソーシャルゲーム事業本部制作2部
大仲能史 a.k.a. onk

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自己紹介
ソーシャルゲーム事業本部
制作2部

大仲能史
@onk
2

自己紹介

アプリケーション
エンジニア

3

自己紹介

開発環境
vim
Firefox Nightly
(13.0a1)
4

自己紹介

先月の実績

5

自己紹介

Rails歴
約3年
Rails 2.2以降

6

今日の話

今日の話

7

今日の話

ドリコム的
Railsアプリ
開発流儀
8

今日の話

ドリコムで仕事
をした気になる
のをゴール
9

今日の話

よろしくお願い
いたします

10

ドリコムの事業


11


ソーシャルゲーム
広告
ラーニング

12

ソーシャルゲーム事業

ソーシャルゲー
ムを運営する

13


ビジネスモデル

14


毎日ユーザが
訪れて
15


ゲームをプレイ
して

16


お金を落とす

17


ユーザが
飽きたら
18


売上
激減
19


飽きさせない

20


至上
命題
21

飽きさせないために

そのための施策

22


ユーザ間インタ
ラクションの
強化？
23


毎日の地道な
修正/更新？

24


もちろん大事
だけど

25


定期的なイベ
ントやキャン
ペーンが有効
26


期間限定の
アイテム
27


期間限定の
ダンジョン
28


期間限定の
ボス
29


通常のゲームは
ゴールがない
ので
30


イベントで
近くのゴール
を提示する
31


コミュニケー
ションの盛り
上がりを作る
32


そんなイベント
を月2回実施

33


34

大事なことなのでもう一度

月2回
中規模リリース
必須
35


どのぐらいの
開発が必要な
のか
36


イベント開発工
程を実際に体
験してみます
37

イベント開発

企画 製造
画面遷移図 作りこみ
画面詳細 テスト
ER図 リリース

38

イベント開発

画面数20弱

39

イベント開発

Railsエンジニ
ア2～4名で開
発します
40

イベント開発

1アプリにつき10～20名

41

イベント開発 – 企画

まずは概要説明
ミーティング
(通称：腹落ちMTG)

42


このイベントを選んだ背景
社会の状況
ユーザへの想定負荷

KPIへの影響/目標
スケジュール

43


イベントの
根幹を一番
表している
ペラ1資料

44

イベント開発 – 画面遷移

どこの会社にもある壁一面の
ホワイトボード
45


さっきの画面をまず書いて、ここから
遷移を考えていきます
46


勝ったとき、負けたときに演出が必要→swfで表現
結果画面は表示項目多そう→HTMLで表現

47


そもそもボスの出現条件は？
出現時にインパクトを与えたい→ボス出現swfが必要

48


そもそもイベントの存在を認識させるためのラン
ディングページが必要
49


イベント詳細は必要だよね
ランキングある？報酬とか一覧ページ要るよね
50


複数人で戦うなら一覧画面要るよね
履歴あるなら「もっとみる」要るよね
51


仲間が参戦するためにはまず呼ばなきゃいけない

52


呼ばれた人が参加する導線が要る

53


課金導線

54

イベント開発

画面遷移図完成

55

レールに乗る

ここから
エンジニアの
ターン
56

レールに乗る

僕らの
基本原則
57

レールに乗る

Ride on Rails?

58

レールに乗る

レールに乗ると
いうこと

59

レールに乗る

Railsは
哲学的な基盤
Opinionated Software

60

レールに乗る

DRY
CoC
MVC
Generator / Scaffold
Write Less Code
RESTful

61

REST

REST

62

REST

必読

63

REST

Webアプリケーショ
ンの機能をリソース
に対するCRUD操作
とみなす考え方
64

REST

すべてのリソースは
URIで表現される一
意なアドレスを持つ

65

REST

Webページの表示
＝
リソースに対する
GET操作
66

REST

操作は
HTTPの
メソッドで
表現可能
67

REST

GET＝副作用なし
GET以外＝副作用あり

68

REST

Railsでは？

69

REST

$ rails g scaffold ¥
entry ¥
title body:text

70

REST

config/routes.rb

resources :entries

71

REST

$ rake routes
entries GET /entries(.:format) entries#index
POST /entries(.:format) entries#create
new_entry GET /entries/new(.:format) entries#new
edit_entry GET /entries/:id/edit(.:format) entries#edit
entry GET /entries/:id(.:format) entries#show
PUT /entries/:id(.:format) entries#update
DELETE /entries/:id(.:format) entries#destroy

72

REST

これが基本形

73

REST

RESTを意識する
ことでURLが自
然と決まる
74

REST

更に
Rails特有の文化

75

REST

Modelと
Controllerが
1:1対応
(異論は認める)

76

Railsでは

Routeと
ActionとDBが
協調動作
77

REST

URLを見ればどの
テーブルにアクセ
スするか分かる

78

REST

閑話休題

79

イベント開発

画面遷移図

80

イベント開発 – ER図

画面仕様から
ER図を作成

81


ユーザがボスを呼び出す
82


参戦者と攻撃履歴
83


参戦依頼
84


ランキング
85


テーブル名は
Railsの規則に従う
(habtmは複数形をアルファベット
順で繋げる等)

86


カラムは開発中に
変更/追加される
ので深追いしない

87


関連さえ記載され
ていれば大体どこ
にあるか分かる

88


foreign_keyも
Railsの規則に従う
ので記載不要
(belongs_to => [model]_id)

89


レールに乗ると
ドキュメントが
シンプルになる

90

イベント開発 – URL設計

Modelが決まり
画面表示内容が決まれば
URLが決まる

91


RESTの原則に
従う

92


副作用を与えるActionは
Post -> Redirect -> Get
93


攻撃する
=> 攻撃履歴リソースを作る
94


どちらのリソースを操作するかは
フィーリングで決める
(URLの対象性を意識することが多い)
95


全画面についてURLを考える
96

イベント開発 – 開発

開発開始

97


決定した
Action、Model
をGenerate
98


$ rails g model RaidBoss ¥
event_id:integer name
$ rails g controller raids show

99


Railsの思想に従い
Generatorで開発
をDrivenする

100


画面間を繋ぐ

101


あとはほぼ
Modelを書く
だけ
102


Skinny Controller,
Fat Model
の原則に従う

103


1Actionあたり
30min～8h

104


3日ぐらいで
最低限遊べる
状態を作る
105


リリースまで
あと7日
106

イベント開発 – 作りこみ

残りの期間を
作りこみに当
てる
107

イベント開発

企画 製造
画面遷移図 作りこみ
画面詳細 テスト
ER図 リリース

108


ユーザの動きを
想像する

109


不要な遷移を
取り除く
110


不要な機能を
取り除く
111


よりイベントが
盛り上がるよ
うな機能追加
112

イベント開発 – テスト

前日はまるまる
テスト
(が理想)

113


社員に対して
リリースして
遊んでもらう
114


不満を改善

115

イベント開発 – リリース

リリース

116


ログと2chとコ
ミュニティに
張り付き
117


ユーザの声や
データの声を
聴きながら
118


即修正
即deploy
119


打ち上げ！

120

次のイテレーションへ

を2週間単位で
繰り返す運営
スケジュール
121


繰り返す

122


PDCAサイクル

123


の話はこの後の
セッションで

124

まとめ

おさらい

125

まとめ

レールに乗るこ
とで共通認識
が得られる
126

まとめ

1枚の企画書からすぐに行動
に移れる
画面遷移とER図、URLさえ
あれば開発可能
Railsの規約・原則を意識する

127

まとめ

開発は最速で行
い、データをも
とに改善を回す
128

まとめ

それが
ドリコム的Rails
アプリ開発流儀
129

仲間募集

ドリコムでは一緒
のレールに乗れる
エンジニアを募集
しています
130

おしまい

ご清聴
ありがとう
ございました
131

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