More Related Content Similar to スターバックスに学ぶソーシャル・メディア活用テクニック (6) More from Innova Inc. (19) スターバックスに学ぶソーシャル・メディア活用テクニック11. る 。 ま た 、 ス タ ー バ ッ ク ス の 音 楽 ブ ロ グ の 閲 覧 履 歴 か ら 、 i Tu n e s 上 で
ふさわしい音楽をリコメンドする。
スターバックスの店舗を訪れれば、誰でも簡単にネットにアクセス出来る。
ノートパソコンか携帯端末のブラウザを開き、接続するだけである。一杯
のコーヒーとともに楽しめる素晴らしいコンテンツが提供されている。デ
ジタルを活用して、素晴らしい顧客体験を提供している。
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16. 実店舗でのビジネスの印象が強いスターバックスだが、実は E コマース
にも積極的に取り組んでいる。2011 年 8 月にEコマースサイトをリニ
ューアルし、Eコマースへの取組みを更に強化した。
StarbucksStore.com サイト上で、コーヒー、紅茶、コーヒーメーカ
ー、ティーポット、マグやタンブラーが、オンラインで購入できる他、従
来にはなかった以下の機能を追加している。
定期購入
お気に入りのコーヒーや紅茶を一定のスケジュールで再
配達してもらう事ができる機能。これまでも定期購入の
オプションは提供されていたが、定期購入の管理がより
管理にできる様になった。
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21. モバイル・コマース
スターバックスはモバイルコマー
スに力を入れている。2011 年 1
月に iphone アプリと Android
アプリをリリース、顧客はスマー
トフォンアプリを使ってスターバックスのプリペイドカードに電子マネー
をチャージし、店頭でバーコードを見せて、簡単に支払いをすることがで
きるようになった。
スターバックスのモバイル決済の仕組みは、北米で最大規模で、スタート
から、̶わずか 1 年強で、米国内で 4500 万件の買い物に使われている。
米国の成功を受けて、英国とカナダでもモバイル決済サービスを展開する
ことになった。米国に英国、カナダを加えると、世界で 14,000 カ所の
スターバックスで Mobile 決済が可能となる。
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28. Youtube チャネル
YouTube 上では、1 万 3000 人以上がスターバックスの YouTube チ
ャンネルに登録している。
そこで流すコンテンツは、コマーシャルであったり、ブランドを説明する
映像であったり、同社が取り組むチャリティーに関するものだったりする。
スターバックスはまた、同社の歴史を紹介する映像を積極的に公開し、視
聴者によりスターバックスを知ってもらい、関心を寄せてもらうようにし
ている。
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29. My Starbucks Idea
My Starbucks Idea とは、顧客がスターバックスに関するアイディア
を何でも投稿し、シェアできるコミュニティサイトである。自分のアイデ
ィアを書き込んだり、他の人のアイディアを見たり、気に入ったものに投
票したりできる。
Twitter 連動
通常の Twitter のアカウント
@Starbucks とは別に、
@MyStarbucksIdea アカウン
トが開設されており、わざわざ、
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31. 顧客と対話するためのプラットフォーム
My Starbucks Idea は、スターバックスのソーシャルメディア戦略に
おいて非常に重要な役割を担っている。顧客は、このコミュニティに参加
することで、スターバックスの意思決定の一部に参加していると感じるこ
とができ、スターバックスとの一体感を感じられるようになっているのだ。
これにより顧客は、常に自分のアイディアのその後の動きについて知るこ
とができ、ブランドへの関わりを強め、ブランドに対するロイヤリティを
高めていく。
My Starbucks Idea は、まさにスターバックスがミッションとしてい
る、「顧客との対話」、「コミュニティ形成」を実現するために、必要不
可欠なプラットフォームと言えるだろう。
Instagram
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33. 検討してみよう!
Twitter や Facebook を始めてみたものの、あまり効果が上がっていな
いという人を良く聞く。こういう人に共通しているのは、Twitter を始
めたら売上があがる、Facebook を始めたら売上があがると思い混んで
いる点である。
これは極めて重要なポイントだが、Twitter も Facebook も、消費者同
士が気軽におしゃべりを楽しむ場であり、商品を買う場所ではない。
Twitter や Facebook で自社の商品の紹介ばかりしても、誰も見向きは
しない。
逆に、Twitter や Facebook を使って、顧客とのコミュニケーションを
深める事を考えるべきだ。例えば、スターバックスのように顧客の声に耳
を傾ける、顧客の参加を促し、会社のファンになってもらうと言うことで
ある。
御社も、スターバックスのように、アイディアを Twitter や
Facebook などで募集してみてはどうだろうか?スターバックスのよう
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37. 地域の雇用創出
スターバックスは地域の安定し
た雇用創出を援助する活動にも
取り組んでいる。
「Create Jobs for USA」
というプログラムでは、コミュニティ開発を支援する金融機関を選定し、
資金の援助を行っている。このお金は、中小企業、NPO、低所得者層向
けの住宅建設などに融資される。
「Create Jobs for USA」は最初、スターバックスの拠出した 500 万
ドルの基金からスタートした。一般の人も、「Create Jobs for USA」
基金に寄付をすることで活動をサポートすることができる。
アダム・ブロットマン氏によると、2011 年 11 月のプログラム開始から
1 千万ドル以上の寄付が集まり、これにより7千万ドル以上の直接支援を
行うことができた。
このプログラムはまた、同じ問題意識を持つ企業を巻き込む事にも成功し
た。現在、グーグルやアパレル企業のバナナリパブリックも参加し、それ
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48. モバイル
□
今 後 数 年 で 、 ほ と ん ど の 消 費 者 が ス マ ー ト フ ォ ン を 持 つ よ う に な る 事
を理解している。
□
ス マ ー ト フ ォ ン を 販 促 や 集 客 に 活 用 で き る 事 を 理 解 し て い る 。
□
モ バ イ ル に 強 い 開 発 会 社 に 、 集 客 の た め の ア プ リ 開 発 を 提 案 し て も ら
う。
□
イ マ ナ ラ な ど A S P 型 の モ バ イ ル ア プ リ の 利 用 を 検 討 す る 。
ソーシャルメディア
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T w i t t e r や F a c e b o o k を 始 め て も 、 す ぐ 物 が 売 れ る わ け で は な い 事
を理解する。
(ソーシャルメディアは、消費者同士がコミュニケーションするメデ
ィアだから)
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し ろ 、 ソ ー シ ャ ル メ デ ィ ア を 活 用 す る 事 で 、 顧 客 の 声 を 集 め 、 自 社
む
の商品やサービスを改善していく事を検討する。
□
ー シ ャ ル メ デ ィ ア で 、 意 見 を 寄 せ て く れ る 顧 客 は 、 良 い 口 コ ミ を 広
ソ
げてくれる貴重なお客さんであり、大事にすべきである事を理解する。
□
内 に ソ ー シ ャ ル メ デ ィ ア 対 応 が 得 意 な 人 材 を 確 保 す る 。
社
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49. コーズマーケティング(社会貢献)
□
社 会 貢 献 を 通 じ て 自 社 の 企 業 イ メ ー ジ を 向 上 さ せ る 事 が 、 将 来 の ビ ジ
ネスに繋がる事を理解する。
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自 社 の 商 品 や サ ー ビ ス を 使 っ て 地 域 社 会 を 良 く す る 事 が 出 来 な い か 、
アイディアを出してみる。
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店 内 に 募 金 箱 を 置 い て 、 地 域 の 幼 稚 園 や 小 学 校 に 寄 付 す る 事 を 検 討 し
よう。あるいは、店舗の空き時間をイベントスペースとして、地元の
人に無償で開放してみよう。
人材組織面
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デ ジ タ ル マ ー ケ テ ィ ン グ 成 功 の 鍵 は 、 人 材 育 成 で あ る 事 を 理 解 す る 。
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外 注 任 せ で は な く 、 社 内 に デ ジ タ ル ・ マ ー ケ テ ィ ン グ の 担 当 者 を 育 成
している。
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デ ジ タ ル ・ マ ー ケ テ ィ ン グ の 責 任 者 を 任 命 し 、 必 要 な 権 限 や 予 算 を 与
えている。
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経 営 者 自 ら が デ ジ タ ル ・ マ ー ケ テ ィ ン グ の 特 徴 を 理 解 し 、 投 資 の 意 思
決定ができる
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