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災害時情報メディアの役割20140612
- 4. 4
東日本大震災の被害
(警察庁発表 2014.6.10 )
人的被害
死者: 15,887 行方不明: 2,812 合計
18,699 名
建 物:
全壊: 127,386 半壊: 273,024 全半焼
: 297
床上浸水: 3,352 床下浸水: 10,218
一部破壊: 743,395 非住家被害:
http://www.npa.go.jp/archive/keibi/biki/higaijokyo.pdf
- 10. 10
二つの調査
• 情報行動調査 (2011 年 5-9 月 )
– 東北三県の被災者
– 役に立った/立たなかった情報・源
http://www.ispp.jp/archives/804
– 7 月末:速報 9 月:報告書 2012 ・ 3 月単
行本
• IT 支援活動実態調査 (IPA:2012.6-7 月 )
– 全国の支援者
– 支援サイト、アプリなど
http://www.ipa.go.jp/osc/doc/201301_saigai_web-kad
- 11. 11
『 3.11 被災地の証言』
東日本大震災 情報行動調査で検証する
デジタル大国・日本の盲点
情報支援プロボノ・プラットフォーム( iSPP )
編著
インプレスジャパン刊 2012 年 3 月 5 日発売
定価 3,990 円(税込)
「東日本大震災 情報行動調査」をもとに、震
災発生直後から 3 か月間、人々がどんな情報を
頼り、どう行動をしたのか被災者自身の証言を
中心にまとめた。(ネット調査 :2815 人、面談
調査 :186 人、計 3001 人の回答結果を収録)
。自治体などの奮闘の記録も所収。
阪神・淡路大震災から 17 年、携帯やソーシャル
が普及し情報環境は様変わりしたが、当時の教
訓は生かされず、人々は情報が遮断された中で
安否確認もできずに取り残された。「情報の空
白地帯」を繰り返さないために、今何をすべき
か。調査と取材によって得た膨大な証言を分析
し、情報通信技術( ICT )の利用という視点か
ら真の支援、復興の在り方を考えるための基礎
- 12. 12
「 3.11 被災地の証言 まえがき」
より しい のなかで 々がもっとも めたのは、 の からの であり、 な厳 状況 人 求 自分 側 発信手段 的確
ができるために な、 できる だった。しかし、それらは が いところほ行動 必要 信頼 情報 被害 酷
ど られなかった。 の のなかで、 びとはありとあらゆる な得 「情報 空白地帯」 人 可能 情報手段
を め、 を めた。アナログもデジタルもなかった。求 情報 求
け の で けを つのではなく、 に した びとが いた。つながらな受 身 状態 助 待 主体的 行動 人 多数
い をつながるまで もかけ した。 を するために に り を り、携帯電話 何回 直 安否 確認 役所 貼 紙 張
を した。ガソリンを しながら のラジオを で いた。ツイッターで いた。家族 捜 心配 車 必死 聞 呟
で されたサーバーを し、 で したシステムの のために や津波 破壊 復旧 停電 停止 復旧 電源 通信回
の に した。線 確保 奮闘
した にとって に に つ とは か、この の から が べるの被災 側 本当 役 立 情報手段 何 災害 経験 何 学
か。あえて を せば、仮説 示 災害時に求められるのは、「主体的な情報手段」では
ないだろうか。 の に かれた学校 校庭 描 「 SOS は、 な を った びとの」 主体的 伝達手段 失 人
を するものではなかったか。状況 象徴
たちのおかれた と なものについての を する の は、自分 状況 必要 情報 発信・受信 手段 必要性
が した でも でも わらない。 が んでも じだ。時間 経過 避難所 仮設住宅 変 復興 進 同 ごく たり当
に をもって きることを むのが であり、それを させるために となる前 主体性 生 阻 災害 回復 必要
のが、 とその ではないだろうか。情報 伝達手段 テレビ ラジオ、 などの のメディア・ 新聞 従来
に えて、加 やインターネット、ソーシャルメディアなどが されたのは、それら携帯電話 注目
が 々の な を する をもっていたからではないか。それらの人 主体的 情報交換・共有 実現 可能性
は、 ながら の では には されなかった。しかし、 の可能性 残念 今回 震災 十分 発揮 今後 方向性
を したことは いないだろう。示 間違
- 13. 1313
情報行動調査
調査概要
• 調査対象:東北三県(岩手県、宮城県、福島県)に居住する
住民
• 調査方法:
1) 調査員による個別面談 2) インターネットによるア
ンケート
• 有効回答: 1) 186 名 + 2) 2,815 名 =合計 3,001 名
• 調査内容:
– 発生直後から3カ月後まで
– 必要とした情報/利用した情報機器・ツール/役に立っ
た情報源/安否情報/避難所のネット環境/原発事故関
連情報(福島のみ)など
• 調査期間: 2011 年 7 月
• 詳細報告: 2011 年 9 月下旬
– 概要:無償公表 詳細報告書/ローデータ:有償提供
(企業など)
- 15. 1515
自由回答:役に立った情報源
数時間まで 一週間まで 一ヶ月まで 三ヶ月まで 全体
ラジオ ラジオ テレビ テレビ テレビ
テレビ テレビ ラジオ ラジオ ラジオ
携帯 NHK 携帯 / 新聞 新聞 携帯
NHK 携帯 ― 携帯 NHK
ワンセグ 新聞 NHK NHK 新聞
メール ツイッター
インター
ネット
インターネッ
ト
インター
ネット
ツイッター
インター
ネット
メール ツイッター ツイッター
インターネッ
ト
ワンセグ ツイッター パソコン メール
ミクシィ ミクシィ パソコン ― ワンセグ
上位キーワード:
• 直後はラジオ、 NHK 、携帯、ワンセグ。時間とともにテレビ、新聞
、ネットが上昇
• ツイッター、ミクシィも、安否確認、生活物資などで健闘
- 19. 1919
必要とした情報 上位5位 時系列
発生後数時間まで
• 家族、知人、同僚などの安否情報
( 89.8 %)
• 震度などの地震の情報( 69.9 %)
• 水道・ガス・電気・電話などインフラ情
報( 51.6 %)
• 津波の大きさや到達時期など津波情報(
50.0 %)
• 道路、鉄道、バスなどの交通情報
( 38.7 %)
一週間まで
• 水道・ガス・電気・電話などインフラ情
報( 82.3 %)
• 家族、知人、同僚などの安否情報 ,
( 81.7 %)
• ガソリン・灯油などの情報 , ( 80.1 %)
• 食料・生活物資の情報( 75.8 %)
• 道路、鉄道、バスなどの交通情報 ,
( 59.7 %)
一ケ月まで
•ガソリン・灯油などの情報( 76.9 %)
•食料・生活物資の情報( 71.5 %)
•道路、鉄道、バスなどの交通情報
( 66.1 %)
•水道・ガス・電気・電話などインフラ情
報( 65.6 %)
•家族、知人、同僚などの安否情報
( 52.7 %)
三ヶ月まで
•放射能などの原発に関する情報
( 50.5 %)
•道路、鉄道、バスなどの交通情報
( 48.9 %)
•ガソリン・灯油などの情報( 39.8 %)
•水道・ガス・電気・電話などインフラ情
報( 39.8 %)
•食料・生活物資の情報( 38.7 %)
- 23. 23
23
役に立ったインターネットサー
ビス
全体( N=1717 532 1091 1491 1474→ → → → と変化)
•ふだん: 61 % 当日: 19 % 1 週間: 39 %、 1 ヶ月:
53 %、 3 ヶ月: 52 %
•発生直後:ヤフー( 10 %)、ツイッター( 6 %)、グー
グル( 6 %)、自治体ホームページ( 6 %) ( N=2,815
として)
全体の利用が大きく減少したなか、ツイッターや自治体が
目立つ。
•1 週間まで:ヤフー、自治体、グーグル、ツイッター
•1 ヶ月まで:ヤフー、自治体、グーグル、気象庁、ツイッ
ター
•3 ヶ月まで:ヤフー、自治体、グーグル、電気・水道・ガ
スなどインフラ企業( 11 %)、新聞社( 11 %)、ツイッ
ター( 10 %)
ツイッターに加え、ミクシィも時間の経過とともに上位に
- 25. 2525
ソーシャルサービスについて
• 仮定:ツイッターやミクシィなどの SNS の利
用は、首都圏と比べてかなり低かったのでは
• 調査結果:
– 利用度はたしかに低かった( 10-20 %)
– ただし、他のメディアとは異なる特性を発揮
• 狭い地域内での情報交換に一定の有効性
• ガソリンや食料、インフラ情報など、特定地域をハッシ
ュタグやコミュニティによって指定・検索できることで
、効率のよい情報検索・交換が可能
– 安否確認では、 171 より高いスコア
• 自由回答でツイッターに言及、 300 件以上
– 評価が不満よりかなり数が多かった。
- 26. 2626
SNS が「役に立った」代表的コメン
ト• ツイッターでスーパーの売り出し情報やガソリンスタンドの情報などを知ることが
できた。
• ツイッターは、震災後、行方不明者を探すのに役立ちました。またガソリン不足が
深刻だったため、あいてる給油所の情報源として利用しました。
• 停電だったのでテレビ・ネットは話にならない。携帯メール・通話がもっと出来れ
ばかなり楽だったと思う。ツイッターはかなり助かった
• mixi のコミュニティで震災に関するものが役立った。ツイッターで災害の助け合い掲
示板や地元の放送局、新聞社をフォローして情報を得た。
• ガソリン不足なので供給出来る先が随時ツイッターで流れたのは便利だった。
• ツイッターで弟の安否が確認出来た
• ラジオ福島のツイッターがとても便利だった。
• ツイッター・ミクシーはリアルタイムだから役に立った
• ツイッターに精神的に支えられた。掲示板「まち BBS 」市内近郊の情報集めに役立
った。
• ツイッター、フェイスブックでの信頼できる方からの情報が役立った
• ツイッターが細かい情報まで入ってきてよかった
• ツイッターがテレビでは得られない生きた情報が得られた
• ツイッターは、同じ市内のフォロワーが多いので、停電が解消された、ここで灯油
が買えた、など、具体的な地名を知ることができた。リアルタイムに。
• 2ちゃんねるの災害関係のスレッドとツイッターで流れてくる地元の情報が、どこ
に行けば何が買えるかとか役に立った。
- 42. 42
ツイート意味属性:要望=
12.00 %
20,338 / 169,550 ( 件 ) 気仙沼、陸前高田、
大槌
1 位 教えてほしい 2929 件 情報ある方何か教えてください。
•ご存知の方は、教えてください。
2 位 頑張ってほしい 1504 件 自衛隊の皆さん頑張って下さい。
•諦めないで頑張ってください!
3 位 無事にしてほしい 1347 件 お願いだから無事でいてほしい!
•頼むからどうか無事でいて下さい
4 位 連絡してほしい 1050 件 知っている方は、連絡ください。
•なんでもいいので連絡ください。
5 位 知りたい 1045 件 どの地区か詳細が知りたい。。
•気仙沼の詳細状況が知りたいね。
6 位 くださってほしい 791 件 いらっしゃれば、DMください。
•陸前高田市の情報ください!!!
7 位 下さってほしい 500 件 避難者や被災者の情報を下さい。
•何かあったらリプって下さいね!
8 位 貸したい 462 件 みなさん、力を貸してください。
•堀江さん、力を貸してください。
9 位 生きてほしい 412 件 ただ生きてて欲しい(/□≦、)
•気仙沼、石巻の知人生きててくれ
10 位 助けてほしい 388 件 出来る限り早く助けてください。
•お年寄りだけでも助けて下さい。
- 43. 43
ツイート意味属性:「不可能」=
9.26 %
15703 / 169,550 件 気仙沼、陸前高田、大槌
1 位 取ることができない 1217 件
伯父、伯母と連絡が取れません。
•家族と連絡が取れずにいます。
2 位 とることができない 825 件
連絡がとれず、心配しています。
•うーむ、気仙沼と連絡とれない。
3 位 確認できない 287 件
未だ家族の安否は確認できない。
•叔母の安否が確認できていません。
4 位 見ることができない 52 件
ネットじゃ見れない人もいる。
•昨晩はこわくて見れなかったので。
5 位 避難できない 42 件
周囲水没、避難出来ないようです。
•周囲が水没してるのでどこにも避難出来ない
6 位 眠ることができない 42 件
地震で眠れなくて、目が覚める。
•気仙沼の親戚が心配で眠れない!
7 位 使えない 40 件
やはり携帯が使えないようです。
•電話とメール全然使えない…。
8 位 行けない 38 件
手伝いに行けなくてすいません。
•避難所にさえ行けないようです。
9 位 連絡できない 31 件
連絡したくてもできない人多数らしい。
•連絡ができません。
10 位 思えない 29 件 地震直後とは思えないような朝。
- 50. 50
大槌 3/11
1次情報=0 2次情報=4
2011/3/11 16:09
みんなダイジョブか??今学校いるので僕は無事です。釜石・
大槌の人とは一回目の地震の後では連絡取れました。
2011/3/11 21:58
大槌の実家にいた母と兄は無事。いま盛岡に向かって避難中。
父は釜石に出掛けていて安否不明。実家はなくなったってさ。
2011/3/11 23:01
@xxxxx ワタシの実家は大槌町栄町です。家は津波で流されたと
のことです。
2011/3/11 23:29
大槌町大ヶ口の一部地域 ( 保育園の近く ) では津波被害を免れ
たとの情報が入りました。“ @xxxxx 【私信】ポポ友人のみなさ
ま、実家エリアについてはリプライいただきました!うう、大
丈夫かな>
- 51. 51
陸前高田
3/11
51
2011/3/11
15:48
こちら陸前高田市、気仙川 ( ? ) 増水して家流されてます。携帯の
ネットは繋がりますが、電話はとても繋がりにくい状態にあります
、皆さんは大丈夫ですか?
1 次情報= 2 件
2011/3/11 18:47
陸前高田市在住の親戚から連絡がありました。高田町はほぼ全滅だ
そうです。水没していないところはないと思ったほうがいいかもし
れません。
2011/3/11 19:03
陸前高田市在住の親戚からメールがありました。陸前高田市内では
、本当に山のふもと付近まで津波が押し寄せた模様です。実際の被
害がどの程度かはわかりませんが「高田町全滅」という表現を親戚
はしています。 #rikuzentakata
2011/3/11 20:45
岩手県陸前高田市の友人と連絡 (Mail) が取れました、詳細、損害状
況は不明
2 次情報= 3 件
2011/3/11
23:52
今の現状を受け止められない。ものすごい惨劇を目撃。陸前高田よ
り
- 53. 53
陸前高田
3/17 2 次情報= 80 件
2011/3/17
0:07
今日叔父から、陸前高田市の親戚が助かって無事でいると聞いた。海のそ
ばだからと諦めの気持ちもあったのに、幸運に感謝。
2011/3/17
0:10
友達の親戚の話だけど陸前高田のお婆さんとその孫がずっと行方不明だっ
たらしく、昨日やっと連絡が入ったんだって。当時地震あってすぐに孫が
お婆さん背負って避難所向かったらしい。マジイケメン尊敬する。
2011/3/17
1:09
陸前高田 の友人が無事だと今さっきわかった!安心して涙腺ユルユル。
2011/3/17
2:30
陸前高田からSOSです。 n 避難している吉田治也さんからです。 n 陸
前高田の松山公民館には救援物資が届いていません。食料が不足していま
す。至急物資を届けてほしいそうです。
2011/3/17
2:33
今日、陸前高田、気仙沼それぞれで被災した親戚 4 名の無事が確認できま
した!ようやく 7 名すべて無事が… いろいろとご心配をおかけいたしま
した。ありがとうごさいました!
2011/3/17
2:45
父がとってきた陸前高田市の写真みた ひどい… 遺体が各所にあって、布
かけられてはいるが回収できていない状態のよう。さんざ歩いた高田の町
が、ない、
2011/3/17
3:35
@Kantei_Saigai 岩手県陸前高田市の松山公民館には救援物資が届いてませ
ん。食料不足してます。大至急救援物資が必要です!死ぬ~!!!!!
- 54. 54
3 次情報 3/11
54
2011/3/11 17:43 岩手県内の死亡者 ( 午後 5 時現在 ) 大船渡5人・陸前高田市2人・久慈1人・不明2人 FNN
2011/3/11 17:46
【被害状況】岩手県警17時現在まとめ。死者10人(大船渡5人・陸前高田市2人・久慈
1人、その他2人)。このほか山田町でも数体の遺体を確認。 #IBCtv #IBCradio
2011/3/11 18:02
わいわいさん(岩手県陸前高田市高田町字馬場前 140 - 1 )が水没したって事は相当飲み込
まれてる可能性高い。【 Google Map 】 http://bit.ly/exZmoD #rikuzentakata #zishin
2011/3/11 18:08
【被害状況詳細】県警まとめ。岩手県内の死者10人。内訳は岩泉町島の越で1人。大船渡
市内で5人。大槌町吉里吉里で1人。陸前高田市気仙町で 2 人。久慈で1人。 その他行方
不明者多数との情報。 #IBCtv #IBCradio
2011/3/11 18:11
【陸前高田 地震】わいわいさん(岩手県陸前高田市高田町字馬場前 140 - 1 )が水没し
たって事は相当飲み込まれてる可能性高い。【 Google Map 】 http://bit.ly/exZmoD 市役所水没(未
確認)。死者 2 名。停電(未確認)。 #rikuzentakata
2011/3/11 18:16
…いまラジオを聞いてたら、岩手県陸前高田の四つの町が水没って 親戚一同がいるんですが
…誰とも連絡とれない
2011/3/11 17:54
岩手県大槌町の中央公民館によりますと、現在、近くで山火事が起きているということです。
公民館には、およそ1000人の住民が避難しているということです。
nhttp://www3.nhk.or.jp/knews/20110311/k10014604631000.html
2011/3/11 18:08
【被害状況詳細】県警まとめ。岩手県内の死者10人。内訳は岩泉町島の越で1人。大船渡
市内で5人。大槌町吉里吉里で1人。陸前高田市気仙町で 2 人。久慈で1人。 その他行方
不明者多数との情報。 #IBCtv #IBCradio
2011/3/11 18:55 大槌町で山火事、ソースは NHK 盛岡ラジオ
2011/3/11 19:31 日本テレビ、釜石の隣町の大槌で火災との事
2011/3/11 19:43 @xxxxxx 大槌は 1 人死亡、火災、山火事が多数発生みたい。釜石市内は冠水。もうやだ (;_;)
2011/3/11 19:47
大槌町がやっと報道された。死者一人、行方不明者多数。。。家屋の火事が山火事になって
、避難所まで火がきそうらしい。。。大丈夫かよ・・・・ しかも雪降ってるし停電してる
し、本当こわいよー
2011/3/11 20:11 岩手県内 17 名死亡、内 1 人が大槌町吉里吉里。 ( 岩手県警 ) #jisin #iwate
大槌
陸前高田
- 59. 59
南海トラフ地震被害想定(第 2 次・ H25 年 3
月)
内閣府・中央防災会議
南海トラフ巨大地震対策検討 WG
全 体:死者 15 万 8 千~ 30.5 万人を想定
地 震:
全壊:約 62.7 万~ 134.6 万棟
死者:約 3.8 万~ 5.9 万人
建物倒壊に伴い救助を要する人:約 14.1 万~ 24.3 万
人
津 波:
全壊:約 13.2 万~約 16.9 万棟
死者:約 11.7 万~ 22.4 万人
津波浸水に伴い救助を要する人:約 2.6 万~ 3.5 万人
火 災:
約 4.7 万~ 75 万棟焼失
死者:約 2.6 千~ 2.2 万人
建物:液状化被害:約 11.5 万~ 13.4 万棟
- 60. 60
被害想定
(通信・電力インフラ)
通 信
• 被災直後、固定電話:最大約 930 万回線通話不能
東海3県、近畿3府県:各9割、山陽3県:3~6割、四国
:9割、九州2県:9割の通話支障想定
• 携帯電話:基地局の非常用電源電力供給が停止する
1日後に停波基地局率最大。被災直後は輻輳により
大部分の通話が困難
• インターネット接続 固定電話回線の被災、基地局
の停波の影響により利用できないエリアが発生
電 力
• 被災直後、最大 2,710 万軒停電、東海 3 県、近畿 3
府県:各約9割、山陽 3 県:3~7割、四国:約9
割、九州 2 県:9割で停電想定
- 66. IT x 災害:
東日本大震災から私たちは
何を学び、何をするのか
10 月 6 日 東大(駒場リサーチキャンパス)で開催
有志個人・グループによる実行委員会
Google ヤフー 震災 info iSPP オープンストリートマップ 助
けあいジャパン JCN SaveMLAK ソフトバンク マイクロソフ
ト 楽天などなど
目的:
1 現在の復興支援活動の強化
2 東日本大震災の教訓の共有
3 今後の災害への備え
• 東日本大震災で IT 活用・情報発信などの支援活動に取り組み、こ
れからも活動を続けていこうと思う個人・団体有志
- 67. 67
「 IT x災害」会議
10 月 6 日 10 時~ 17 時 110 名
2013 年 3 月 及川 x 会津 IT 支援の経験交流、今後の連携へ集ま
ろう、と合意
6 月 30 日 準備会議 30 名
準備 MTG : 8/5 8/19 9/2 9/18 9/30 下見などの活動も
- 69. 69
参加者・所属(事前申込分)
•個人 9 団体 43
Hack For Japan9 情報支援プロボノ・プラットフォーム (iSPP)8
Yahoo! JAPAN / ヤフー 6 イトナブ 6 OpenStreetMap Foundation
Japan3 sinsai.info3 ネットアクション 3 IT で日本を元気に! 2
OWASP Japan2 Project ICHIGAN2 ネトボラ宮城 2 助けあいジ
ャパン 2 日本ジャーナリスト教育センター 2
Code for Japan IPA WASForum うらと海の子再生プロジェクト
さくらインターネット研究所 ピースボート災害ボランティア
センター , 南三陸町災害ボランティアセンター みやぎモバイル
ビジネス研究会/ Fandroid EAST JAPAN 株) Eyes, JAPAN 株)自動
処理 )数理設計研究所 岩手医科大学救急医学講座 岩手県立
大学 岩手震災 IT 支援プロジェクト 狭域防災情報サービス協議
会 経済産業省 産業技術総合研究所 女川さいがいエフエム
新しい公共をつくる市民キャビネット災害支援部会 石巻復興プ
ロジェクト 全日本芋煮会同好会 総務省 都市減災プロジェク
ト 東日本大震災デジタルアーカイブス支援センター 東京大
学 /GigaPan 南相馬市議会 日経 BP ITpro
- 75. 75
A-2 (情報発信の)ツールをどうするか なかし
お
• 災害地で人の命を救えるアプリは?
• 災害用サービスを使えるのは2割
• 緊急地震速報を受信したら、強制的に立ち上がるアプリ
– でもデータを一気に送受信するのは勘弁してくれ(総務省)
• 被災地のネットワークをなんとかできないか
– 必要なのは自分の周囲の情報
– 携帯をトランシーバーに、 アドホック WiFi の実現 デジタル
ラジオ
• (つながっていれば)災害用サービスの利用推奨
– スマホに最初から組み込んでおく
• つながらないときに
– 長い距離動かなくても情報伝達できる仕組み
– 避難情報 多くの命を救うことになるのでは
- 76. 76
A-3 プロジェクト継続• お金
–災害支援、普通のビジネスと同様のところがある
• どう稼ぐ、何が売れるか、同じ観点で
–エンジニアは集まるが、起業家、マネジメント、営業などの
スキルをもつ人が少ない
–お金を得るためには、バリュー、きちんとした価値をつくる
こと
• 人
–気持ち、情熱、やりがいがどこまで続くかという問題をどう
解決するかが一番のイシュー
–お金を払うようにしたら、ボランティアがコーディングなど
しなくなった
• ただだったら 16 時間働いてくれたが、お金を払ったらその範囲
でしか仕事しなくなった
• 体制
–立ち上げ時の合意形成のための体制が整っていない
• 起業家、マネージメント、営業などのスキルをもつ人の不足
–欧米にある、善意を評価するシステム、日本にも必要
- 79. 79
B-3 団体間連携 小和田
• 結論:「連携した方がいいよね、あはは」で、2年はま
ずい
• 今日、この場をいろんな方々と共有した
– NPO 、ボランティア、行政、官庁、業界団体、研究機関、大学、
企業、、
• あの人とネットワークとつながっておいたほうが良いな
という思いで、すぐに動ける人たちが集まる場を、継続
してこの会議の後作ろうと合意
• メーリングリスト、 FB 、ハッシュタグ だけでなく 見
なくなるし
– ネットだけでなく、リアルの飲み会もやろう
興味ある方、終了後、 FB グループに
連携で思う団体は違う。
ボランティア、 NPO の中間支援団体。
TV ・新聞、ウェブメディア、インフ
ラ系企業。業界団体や学会、社協問
題
- 80. 80
C-1 行政と民間連携 金子(ヤフー)
• 緊急期、復興期に分けて議論
– 行政との民間との関係、統一した動きがあれば無駄を減
らせた
– 台風への対応、名古屋市役所は良い対応をしてくれた
• 行政に根本思想= Why がないから、 what how で統
一した動きがとれないのでは
• ルール整備が整っていない。緊急時の法律があっても
よい
• 民間もバラバラ、連携の必要がある
– 民間もまとまろう、行政に迷惑をかけると動くものも動
かない
• 人と人の関係が大事。
– 行政の人も人間なので、日頃から人間関係を
– 避難訓練、人、団体の中身が信頼できる準備をしておけ
ば、いざというときに役に立つ
• IT に頼らないことが大事
– 良い担当者にあたると限らない。
– ダメな担当者でも対応してもらえるように
- 81. 81
C-2 オープンデータ 関
• 「オープンデータ」→「災害時公開情報」でも良い
のでは
– 悪用の心配には、具体的事例とセットで進める
– アイディアソンなど自治体と一緒に実施、一緒に使っても
らえるように
• データフォーマットの技術的要望あるが、自治体側
の変換コストがかかる
– 生データそのまま出してもらえば、民間側で変換、配信で
きる
– ボキャブラリーセットは統一分類が必要
• 国で進める必要=経産省平本さんに期待(拍手)
• 避難所データ、当時なかったが、いまは国交省など
で進展
• 政府、データカタログ、秋に公開予定
– 利用者のフィードバックをしていくべき
– NHK などメディアも取り組みを
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D-1 IT 弱者 新志
• 高齢で IT 機器を使えない人を主対象に議論
– 使えない人に、情報をどう届けるか
– ケータイのメールと通話しかできない人
• 若い人、使える人が情報収集して伝えるの
が大事
• 鍵になるのは若者(避難所でも)
• タブレットなど使いやすいデバイスは可能
性あり
- 84. 84
D-2 IT ベテランの役割
津田(イトナブ石巻)
• 位置づけ:災害を経験、かつ IT にかか
わる人のこと
• 災害時のニーズはケースバイケース。
その都度ニーズにマッチした開発
• ハッカソンのようなイベント、成果物
がすぐ役立たなくとも、技術のストッ
クを残しておく価値
– ニーズと合わない可能性もあるが
– ハッカソン、スピードと忍耐力。緊急時の
適応力を活かしてモノを作っていただけた
ら
• 若者を巻き込む。災害はいつ発生する
かわからない
– ここにいる皆さん、次の災害時には年とっ
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D-3 復興・ IT ・若者 黒沼
• 東京にいる若い人達にあえて被災地の現場を見て感じ
でもらって伝えていく
• 災害時だけでなく、 IT で何ができるか、未来の教育の
きっかけに
– 未来の子供達にどう伝えていくのか
• 伝えてきた事を教えて終るのではなく、それを基に自
走していく流れを作るのが大事
• 壁新聞など IT 以前のツールも重要 共通ツールで横に
も広がる
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E-1 プロジェクトの立ち上げ 清
水• 発生後 10−100 時間に集中、検討
• 避難所 災害発生時食料がない、身内が安全かわか
らない
–避難所は情報共有がよくできていなかった 治安が悪いとこ
ろもあった
–避難所のガバナンス 地域リーダーが仕切れれば落ち着いた
が
–需要のマッチング
• リーダー作りが必要
–アマゾンの欲しいものリストが成功 よりジェネラルに作れ
るのでは
–避難所の運用ツール、 shana ushahidi うまくいったりいかな
かったり
• 医療のトリアージのようなチケットシステム必要
–ホワイトボードに書いて消しこんで成功したところも
• 訓練で避難所を立ち上げ、 IT システムの訓練を
• 避難所にいない被災者への情報提供
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E-2 復興事業の立ち上げ 佐伯
• もともと過疎化が進行、震災で加速
– 人を集める仕組みが必要
• たとえば徳島の成功例
• JTB 観光と復興支援、最初はびくびくだったが、結
果的には大成功 楽しいことも必要
• 被災は人権問題 安全安心な環境は提供されていな
い
• 地域によっては、どうやって滅びるか、末期的治療
さえ必要ではとの議論も
• 長期的には、マネジメントスキルがある人が必要
– どう地元で育てるか
• まちづくりは全国的な課題
– 徳島などの成功例を共有、そこに IT 技術利用を検討。
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「 IT x災害」会議の
意義と課題
• 多様な人々、団体がフラットに集まった
• まだまだやらなければならないことが沢山ある
と確認
• 今後の活動、連携のベースができた
• 「被災地と外」など、視点の違いも
• 本当に実働する人々がどれだけ残っているのか
?
• 世代を超えた継承
• 組織的な取り組みへ
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「 IT x 災害」会議 その後の活動
• ふりかえり委会議 ( 10/11 )
– 「反省会」 参加者アンケート + KPT
– 記録のまとめ / 公表
– Facebook グループの一般公開
• 今後の活動( 11/11 )
– Wiki の立上げ(準備中)
– IT DART 構想
– iSPP 情報支援レスキュー隊
– 世界銀行ハッカソン“ Race for Resilience/Code for
Resilience” とコラボ
• Disaster Risk Management を軸に
• 2014 年 2 月 8-9 日(国内:東京、石巻、名古屋)、海外5
カ国
• 既存のプロジェクトを国際的に連携。既存技術やコミュニ
ティを組み合わせることを意識したハッカソン。
– ex. Ushahidi, Sahana, OSM, Google Crisis Responce, OpenRelief
– meetup兼フィリピン支援のhack day 11/17 秋葉原
で開催
- 92. 92
1. 情報支援レスキュー隊の必要性
ⅰ の を う被災地支援 根幹 担 IT 支援
• 次の大規模災害は、いつ発生するか分からない。その時のた
めに実行可能な用意はできているか?
とくに、、、
• 現代社会は、情報ネットワークなくして生活が成り立たず、
災害時にはその負の影響は甚大となる
• 東日本大震災では「情報の空白地帯」が広範に発生し、緊急
支援が滞り、被災者はきわめて不自由な生活を余儀なくされ
た
• 発災直後こそ確かな情報が必要で、被災地からの自発的・主
体的な情報発信がとくに重要となる
• 各地で大地震・大津波が想定されている今、被災地での情報
発信体制の確保は喫緊の課題である
• 東日本大震災の教訓を生かすためにも、自発的な志願者を事
前登録し、体制を整え、緊急時に被災地からの情報発信・収
集を最大限に可能とする「 IT 支援レスキュー隊」(「情報
団」)の備えは必要不可欠と考える
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3. 部隊の構成
• 自発的な登録・志願制
– 個人を基本とする
– 組織(会社など)で動ける場合は、そちらを優先
• スキル、専門分野、経験をデータベースに事
前登録
• 災害発生時を含め、随時アップデート
• 被災地の状況・ニーズに応じて最適の人員を
派遣
事前登録
災害発生!
被災地
スキル
専門
分野
災害
経験 人員派遣
状況把握
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呼びかけ対象
• 個人が基本
– ICT のプロフェッショナル
– 自治体職員(情報部門)
– ジャーナリスト
– フリーランス
– 企業経営者
• 連携先
– ICT 企業・団体
– 災害支援 NPO
– 自治体
– 政府省庁
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これまでの活動経緯
2013 年
3 月~ 4 月 基本企画
5 月~
構想をワークショップで討論
– 5 月連休 被災地(遠野、陸前高田、仙台)で討論
– 6 月例会で発表
6 月~ 10 月 WG により「基本構想」をドキュメント化
具体的状況を想定した訓練=図上演習の必要性が浮上
10 - 11 月 訓練イメージの検討
11 月 23 日 訓練の実施(仙台)
2014 年
1 月「 IT x災害」会議コミュニティ、 IT DART 構想と合流
2 月 総務省で「勉強会」 有志・携帯キャリアと合同会議
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23 年度の主な活動
• 被災自治体 ICT 部門への間接支援( 4 月~)
– 名取、釜石、大槌など (忍者部隊)
– 避難所への支援(「アマゾンほしいものリスト」と
連携)
• 「仙台 8 万人の力」 小中学校応援旗デジタル
化
• 「情報行動調査」実施、報告書発行
• 『 3.11 被災地の証言』執筆・刊行
• 支援団体への間接支援
– HBU 無償提供など
• 東北事務局
• 別府湾会議・企画協力、参加
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24 年度の主な活動
• 例会(隔月・東京+仙台)
• 災害支援サイト実態調査 IPA + NAViS 6 -
8 月
• ミニ国際会議 / ツアー(7月)
• 被災地スタディツアー ~災害発生時の BCP 対策から復
興への取組 10 月 7-8 日
• 国連 IGF (アゼルバイジャン)参加・発表 11
月 6-9 日
• 災害想定情報伝達訓練 WS (大分) 11 月 21-23
日
• 沿岸被災地復興支援検証調査 準備中
(<遠野まごころネット>大槌町・陸前高田市)
• 仙台児童生徒故郷復興プロジェクト
- 105. 105
25 年度の主な活動
• 被災地スタディツアー 10 月
• IT x災害会議 企画・運営に参加
• 情報支援レスキュー隊 WG
• 国連 IGF (バリ)参加・発表 10 月
• 仙台児童生徒故郷復興プロジェクト
• ハブ提供プロジェクト
• NPO 連携調査 ( 東北大災害科学国際研究所+遠野まごこ
ろネット他)
• 他の活動との連携 saveMLAK 南三陸復興支援 デジタ
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Hinweis der Redaktion
- 実際に現地に行かれた人、このなかにどの暗いいますか?