More Related Content
Similar to Hisaijigojo20140820
Similar to Hisaijigojo20140820 (20)
Hisaijigojo20140820
- 2. 埼玉大学について
埼玉県さいたま市にある国立大学
教職員学生1万人程度・1キャンパス
東京からおおむね30km圏内
国道17号・旧中山道
関越自動車道(高速道路)
国道463号(埼大通り)
区役所・記念体育館が近隣にある
地域の避難拠点では「ない」
さいたま市との協定で一時避難所にはなった
- 3. 総合技術支援センター
工学部技術部を母体とした組織
所属は技術職員44名
職務は全学に対する技術支援
学部によらない
元々所属の学科の仕事に加えてプロジェクト制
で他の仕事も請け負う
薬品管理・教員総覧/教員活動報告システム運用
支援
プリント基板作成・3Dプリンタ運用支援
- 4. 私について
(高校から色々ありましたが)
某私立大学社会学部卒業後某独立系Sierに就
職。退職後、某国立大学の技術補佐員を経て
埼玉大学へ
2005年11月情報メディア基盤センター勤務
2014年6月総合技術支援センター勤務
- 7. 現在の準備は?
組織化
全学と組織の関係・組織と個人の関係は?
マニュアル
地震のみ?水害・疫病は?
備蓄
備蓄があってもどれほど?使える状態?
誰の判断で提供できるか?
- 10. 大学の職員が行う仕事
学部事務:安否確認
地域・総務:避難所運営・自治体連携
施設:インフラ復旧
規則・マニュアル上で規定
埼玉大学総合技術支援センターは明記されていないが、事務の研究協力
部とともに避難誘導などとされている。
- 13. 教室系技術職員の貢献例
鹿児島大学
福島県の避難地域からの一時帰宅に伴い、福島
県で実施された緊急被ばくスクリーニングにRI
実験室技術職員1名を派遣し、住民の一時帰宅
を支援した。
山形大学
技術職員を中心としたRI 測定グループを立ち上
げ、福島県及び山形県内の企業から依頼を受け、
工業製品や企業構内の放射線量測定を行ってい
る。
- 14. 貢献できなかった例
茨城大学
日立キャンパス被災・停電のため情報発信が行
えず、民間有志団体のVIOPS(仮装インフラス
トラクチャオペレーターズグループ)よりweb
サーバの提供を受けた。
諸事調整はIPSJ-IOT(情報処理学会インター
ネットと運用技術研究会)所属の教員によるも
のだった。
- 17. 被災したとき
3分3時間3日間
災害時の経過時間ごとに行う行動の教示
3分:自分の身を守る行動
3時間:安全なところへの避難
3日間:救援がくるまでの自給体制
(3秒・3週間・3ヶ月の指標を設定している所もある)
まずは自分の事を優先に
- 18. 地域の防災計画
自治体の防災計画(避難所指定・避難所開設の要件など)
埼玉大学:一時避難所
大阪大学豊中キャンパス(大阪府豊中市待兼山町):広域避難所
いずれも自治体職員が震度5弱以上で参集することになっている。
さいたま市地域防災計画(震災対策編)
http://www.city.saitama.jp/001/011/004/p018122_d/fil/shinsaitaisakuhen.pdf
平成24年度豊中市地域防災計画
第3 編災害応急対策計画
第1 部地震災害応急対策計画
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/kurashi/bosai/bousai_kikikanri/keikaku/chiikibousaikeikak
u/H24tiikibou.files/5H24bousaikeikaku_dai3hen_jishin.pdf
- 26. 原則
被害があれば報告する
被害がなくても報告する
報告がなければ様子を見に行く
物資・機材の充実より素早い行動
判断を待たずに行動できる基準
- 27. たとえば
判断を待たずに行動できる基準
>特別警報・震度5弱以上の地震など
被害があれば報告する
被害がなくても報告する
報告がなければ様子を見に行く
>事象後6時間以内に報告がなければ出せる状態でない
と判断
物資・機材の充実より素早い行動
>足りないという情報を待たずに、まずは情報収集
- 28. これから考えること
義務的な関係を作らない
>準備にお金をかけない
>無理をしない(自らの本拠とは連絡がつくよ
うに)
「物理的な近さ」と「関係性の近さ」を生か
す
>リソースの適正配置と分配
行うことを列挙するより判断のできる体制
- 29. 提案
声かけのアテを作りましょう
機会があれば声かけしましょう
返事がなければ見に行きましょう
1対1の取り決めにするか、複数を巻き込んで
行うか?
個別の協定ならば自由度が高い
複数の協定ならば連携が図れる
もちろん地理的分散が必要
- 31. 参考資料(国大協)
東日本大震災と大学の危機管理-被災した国立大学から学ぶ
-
http://www.janu.jp/active/txt6-2/201112shinsai.pdf
東日本大震災の時に岩手大学・東北大学福島大学・筑波大学の初期対応記録
東日本大震災に係る支援活動の状況について
http://www.janu.jp/shinsai/shinsai-shien-list.html
国立大学協会による支援のとりまとめ。職員派遣の多くは施設関連
刊行物一覧
http://www.janu.jp/report/report1/
小冊子「国立大学の東日本大震災復興支援」、
情報誌「JANU Quarterly Report」別冊震災特別号第4号ほか
国立大学の取り組みの多くは研究などが中心
- 35. コミケを支える力
スタッフ約3000人
ほぼ全員がボランティア
資材・搬入・搬出量は10tトラック50台以上
10部署で構成された分業システム
集団となった人の動き方、聞いてもらえる話し方
など、仕事だけでは得られないものもあります。
参加したいという人がいたら
(スタッフじゃなくても)見送ってあげてください。
Editor's Notes
- 大規模災害等発生時における近畿地区13国立大学法人間の連携・協力に関する協定
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2014/02/20140221_01
- 南に区役所、西に高速道路IC、南に自衛隊、東に行政の防災庁舎
- 埼玉大学と都内の大学は30kmほど、群馬大学などは80kmほど(直線)
https://mapsengine.google.com/map/edit?mid=zfKYcG7OBlyM.kTubjw4OCkfg
- 「禁止されているわけではなく」(法律など)、「必要があって」「取り組む余裕がある」ならば関わることが可能
- どの大きさで内部・外部を考えるか
- http://www.pref.shizuoka.jp/kyouiku/kurosio/documents/handbook3.pdf
- 「物理的な近さ」と「関係性の近さ」を生かす
>遠くの親戚より近くの他人といいますが、情報に関しては距離はない
- 他にもまとまっているところあり
http://www.imart.co.jp/hazard-nankai-traff-jisin-hazardmap.html
- 資材:4t車3台
レンタル品:4t車6台
机・椅子:10t車12台
搬入:各日2000梱包以上(10t車8台)