山中由紀子さん発表資料

1. 修学旅行での
「ふるさと・キャリア教育」の実践事例
～海士町の中学校からみた人づくりと
コーディネーターの役割～
海士町教育委員会
教育コーディネーター 山中由紀子

2. ０．本日の流れ
１．自己紹介
２．海士町・海士中学校について
３．修学旅行での実践事例
４．中学校からみた人づくり
５．コーディネーターとして
６．今後の展望

3. １．自己紹介
◆名前
山中 由紀子
◆出身
箕面市（大阪府）
◆海士町歴
約６か月（２０１５年４月～）

4. ◆コーディネーターになる前
◎一斉にはじまる就職活動への強い違和感
◎ 「学び場づくり」＋「子ども」
⇒2009年に（特非）JAEの養成講座を受講
（2011年8月より認定資格者に）
◆コーディネーターになった後
◎大阪府キャリア教育プログラム実践事業
（大阪府豊中市の中学校へ派遣）
「地域には多くの個性豊かな大人がいるのに、
なぜ子どもたちからは遠い？？」
↓
『地域×学校×キャリア教育』がMyテーマに
コーディネーター
になる前／なった
後

5. 企業連携型
キャリア教育
プログラム
東大阪ええとこ
スクラム協議会
教職員
研修
コーディネーター
として自立する
には？？
経験を積みながら
自己研鑽
地域活性×学校教育の
仕組みづくりとは？
コーディ
ネーター
育成講座

6. ２．海士町について

7. 海士町での役割
◆海士町での役割
教育コーディネーター（教育委員会）
◆今年度の業務：中学校へ勤務
◎総合学習のコーディネート
（ふるさと教育・キャリア教育等）
◎英語のＴＡ
◎保高連携の中学担当
etc…

8. 海士中学校
について
◆概要
◎学校教育目標：
『２１世紀を心豊かにたくましく生きる人間の育成』
◎全校生徒：
４９名（平成27年度）
※２小１中

9. 中学校での
主な取組み
１学期 ２学期 ３学期
１年生
２年生
３年生
海士町ＰＲ
in京都造形芸術大学
ドリームプラン
プレゼンテーション
「海士町の宝さがし」
職場体験学習
（生活学校）
立春式
進路学習
・・・ふるさと学習 ・・・キャリア教育
ジオパーク学習

10. ３．修学旅行での
実践事例
◆修学旅行の概要（２０１５年度）
◎２年生の6月に奈良・京都・大阪を
めぐる４泊５日の旅程
◎「海士町ＰＲ」とは：
島外の人に向けて、まちの「特別親善大使」
として海士町の魅力を自分の言葉で語り、
ファンを増やす
◎ＰＲ場所：京都造形芸術大学
創立者の故・徳山詳直氏が海士町出身

11. 学習計画
◆修学旅行「海士町親善大使プロジェクト」学習計画（概略）
ＳＴＥＰ 日 時 テーマ 内容
１ ４／２３ 導入 □ミッション発表
□全体スケジュール／魅力の洗い出し
２ ５／７ 展開① □地域をリサーチ（地域の人へインタビュー）
□リサーチ結果をクラス全体で共有
３ ５／１８
展開②
□グループに別れてＰＲ資料づくり
４ ５／２８ □高校生に向けてプレゼン＆ＦＢをもらう
５ ６／９ 展開③ □プレ発表「親善大使への就任試験にチャレンジ」
６ ６／２５ 本番 京都造形芸術大学の大学生約５０名へ発表
７ ６／３０ 振り返り □今までの取り組みの振り返り
□この経験を活かして今後の学校生活で取り組
みたいこと
□町長・教育長へ活動報告（手紙）

12. コーディネーター
の主な役割
◎先生方・関係者の想いを紡いだ
プログラムづくり
◎高校生や地域の方々との連絡調整・
コーディネート
◎大学側との連絡調整

13. 工夫したこと
◎本物の場の設定
・高校生へのプレゼンテーション
・まちの大人・教育長へ向けてのプレ
発表「親善大使への就任試験」
◎ミッションの達成度をはかるために
大学生へコメントシート記入を依頼
◎学習の最初と最後に問いを設定
「自分が伝えたい海士の魅力とは？」

14. ※映像をご覧下さい当日の様子

15. 大学生の感想
（抜粋）
「これをもとにＣＭを作って観光案内所などで流すと、
面白いなと思った。名前もどこにあるかも知らなかった
島だったけど、ものすごく良い所なんだなということが
１人１人から伝わってきました」
「僕が中学の頃にはなかった輝きというか、みんなの目が
とても綺麗で、見ていてすごく気持ちが良かった」
「都会では感じることの出来ない人の良さが海士町には
あるんだな、と話を聞いていて思えました。」

16. ふるさと・キャリ
ア教育
【午前】
◎大学見学ツアー
◎大学生を体験しよう！
◎学食で昼食
【午後】
◎海士町ＰＲ
島にはない「大学」や
「大学生」を知り、
将来への視野を広げる
島外の人が感じる
海士の魅力を知ることで、
今まで気づかなかった
ふるさとの良さを知る

17. ４．中学校からみた
人づくり

18. 人間力

19. 高校でめざす
「グローカル人
材」
高度成長社会
（都会センス）
持続可能社会
（いなかセンス）
ファースト・早い安い便利 スロー・安心安全健康
大量生産・大量消費・規格品・
使い捨て・フリートレード
少量多品種・高付加価値・
４Ｒ・循環型・フェアトレード
グローバル・ビッグビジネス ソーシャル・コミュニティービジ
ネス
古きを壊し、新しきを造る
Scrap & Build
古きを活かし、新しきにつな
ぐ、温故維新
競争・占有・対立・勝ち負け 共創・共有・協働・三方よし
一極集中・中央集権型 自律分散・ネットワーク型

20. ５．コーディネーター
として
◆大阪から海士町へ移り住んで
◎視野：世界が身近に
◎姿勢：腰を据える
◎成長：自らもグローカルに
★多くを知らなければ、１つも実現しない

21. ◎ふるさと・キャリア教育の整理体系化
◎保高連携の推進
（小中連携・中高連携・保高連携）
◎「人づくりの島」としての島前地域
― 子育ての島／教育の島／学びの島
６．今後の展望