1. マスタn 対 スレーブ1 レプリケーションの作り方 2011/08/09 do_aki

2. 自己紹介 識別：do_aki（どぅーあき） 所属：（株）もしも 生態：インフラ兼Webアプリケーションエンジニア サーバラッキング・ケーブリング ネットワーク/ミドルウェア構築 WAF/ Library / Webアプリ / GUI アプリ ( #isucon参加します )

3. レプリケーション

4. 一般的なレプリケーション Master 1:n Slave:2 Slave:1 Slave:n ……

5. n:1 レプリケーション Master A Master B A と B 両方の データが格納 Slave AB

6. なぜ作ろうと思ったか

7. シャーディング アプリケーション 水平分割 Master A Master B Slave:1 A Slave:2 A Slave:3 B Slave:4 B

8. 横断的なSQL が発行できない

9. アプリケーション JOINの壁 Master A Master B 1:n 1:n Slave:1 A Slave:2 A Slave:3 B Slave:4 B

10. n:1 レプリケーション Master A Master B JOIN 可能！ Slave AB

11. CHANGE MASTER TO

12. Master を切り替え Master A Master B Slave AB

13. Master を切り替え Master A Master B Slave AB

14. Master を切り替え Master A Master B Slave AB

16. Duplicate entry... データ不整合 orz

17. レプリケーション（スレーブ） Slave Master から IO SQL data relay log エキスパートのための MySQL運用+管理 トラブルシューティング ガイド より

18. レプリケーション（スレーブ） Slave Master から IO SQL CHANGE MASTER で消される data relay log エキスパートのための MySQL運用+管理 トラブルシューティング ガイド より

19. binlogの 位置(SHOW SLAVE STATUS) IO thread: Master_Log_FileRead_Master_Log_Pos SQL thread : Relay_Master_Log_FileExec_Master_Log_Pos

20. SQL thread の位置を利用すると 同じデータを再度取得 ネットワーク帯域 マスタへの負荷 切り替え時間が短いと進まない？ -> 却下

21. IO thread の位置まで待つ MASTER_POS_WAIT(log_name,log_pos[,timeout]) この関数は、マスター / スレーブの同期化のコントロールに役立ちます。スレーブがマスターログで指定された位置まで読み取り、すべてのアップデートを適用するまでブロックします。戻り値は、指定の位置まで進むまでスレーブが待たなければいけないログ イベントの数です。この関数は、スレーブ SQL スレッドが開始されていない、スレーブのマスター情報が初期化されていない、引数が正しくない、またはエラーが発生、という場合は NULL を戻します。タイムアウトの時間を越えると -1 が戻されます。MASTER_POS_WAIT() の待機中にスレーブ SQL スレッドが停止すると、関数は NULL を戻します。スレーブが指定の位置を過ぎたら、関数はただちに戻しを行います。（以下略） http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/miscellaneous-functions.html#function_master-pos-wait

22. MASTER_POS_WAIT 指定したバイナリログの位置まで処理をブロック

23. START SLAVE Seconds_Behind_Master が 0 になるまで待つ STOP SLAVE IO_THREAD IO thread が読み取った位置まで実行 MASTER_POS_WAIT() STOP SLAVE CHANGE MASTER

24. START SLAVE Seconds_Behind_Master が 0 になるまで待つ STOP SLAVE IO_THREAD 原因不明の停止 MASTER_POS_WAIT() STOP SLAVE CHANGE MASTER

25. STOP SLAVE IO_THREAD 時 IO thread：トランザクション途中でも停止する SQL thread：トランザクション毎に実行してる

26. START SLAVE Seconds_Behind_Master が 0 になるまで待つ STOP SLAVE IO_THREAD MASTER_POS_WAIT() Timeout? Yes START SLAVE IO_THREAD No STOP SLAVE CHANGE MASTER

27. 稼働実績 3秒ごとの切り替え １ヶ月近く安定稼働 目に見えるマスタの負荷はなし

28. まとめ n:1 レプリケーションは実現可能 遅延は必ず発生してしまう 集計に便利 実際にやってみると躓くことって結構ある ソースコードはgithubにあります（https://github.com/do-aki/SwitchMaster ）

29. おしまい かなり端折ったので 伝わりにくかったら ごめんなさい