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【勉強会資料】ソーシャルメディアと新卒採用
- 2. データ) 2011当社の実績
全ツール 総費用 結果
19万円 1,000
日付 内容 使用者 金額
11月26日 リクルーター制度 山本 ¥2,660
12月12日 リクルーター制度 山本 ¥1,940
12月16日 リクルーター制度 山田 ¥1,850
12月17日 マイコミイベント 人事部 ¥21,500
12月17日 コピー 人事部 ¥200
12月18日 内定者アルバイト代 人事部 ¥6,000
15
1月6日 ダイヤモンド・テスト1名 人事部 ¥3,675
1月7日 リクルーター制度 浦野 ¥1,950
1月14日 案内板1台 人事部 ¥6,980
1月20日 リクルーター制度 山本 ¥2,560
1月26日 リクルーター制度 伊藤 ¥1,960
2月6日 Web中継用機材(マイク) 人事部 ¥9,800
2月23日 リクルーター制度 迫野 ¥3,200
2月27日 ドロリッチ 人事部 ¥7,900
2月27日 ビデオテープ 人事部 ¥2,308
2月27日 説明会運営補助 人事部 ¥5,000
3月4日 リクルーター制度 永守 ¥6,750
3月18日 会場代(高田馬場) 人事部 ¥6,420
7
3月18日 飲食代(10名) 人事部 ¥36,590
3月20日 説明会運営補助 人事部 ¥5,000
3月20日 ドロリッチ 人事部 ¥7,900
3月25日 ダイヤモンド・テスト1名 人事部 ¥3,675
3月26日 社員訪問大会飲料・軽食 人事部 ¥7,210
4月5日 ダイヤモンドテスト4名 人事部 ¥16,000
4月28日 学生交通費 人事部 ¥25,000
5月21日 社長と学生ランチ 人事部 ¥6,100
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- 3. 各媒体からの数値成果
twitter 自社媒体 社員人脈
フォロワー
572名(就活生)
263名 689名 5名
内定者3名 内定者1名 (内定出し1名)
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2
- 4. データ) 2011最終面接メンバー
メンバー 内定保有状況
1.内定者A EC大手R 、カード大手
2.内定者B WEB広告大手CA 、 WEBサービスK 、ポータルY
3.内定者C 携帯ポータルD(技術)、大手不動産デベロッパー
4.内定者D ネットベンチャー
5.最終面接H WEBサービスK
15 7
6.最終面接I 携帯キャリアN、 WEB広告大手O
7.最終面接J ポータルY、携帯ポータルD、大手飲料メーカー
8.内定辞退E 携帯ポータルD(技術)
9.内定辞退F ポータルY(技術)、EC大手R(技術)
10.内定辞退G 外資コンサル、WEB技術サービスH
その他、最終面接候補 5名
(2010までは全国紙や出版社、広告代理店などが競合) Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 6. 本日のINDEX
事業戦略
目的
採用戦略
1. 戦略を策定する~なぜ使うのか
2. ツールの特徴を知る(理論)
3. ツールの使い方を工夫する(実践)
採用戦術
ツール
理論と実践
Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 7. 事業戦略
目的
採用戦略
1. 戦略を策定する~なぜ使うのか
2. ツールの特徴を知る(理論)
3. ツールの使い方を工夫する(実践)
採用戦術
ツール
Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 8. 採用戦略の策定プロセス (アイティメディアの場合)
事業 ・「Webメディア」、「ターゲティング・メディア」 が当社の事業
・特に「ターゲティング事業」が中期戦略となる
戦略
<新卒採用のミッション>
この事業を進める若いポテンシャルを確保すること
採用 アプローチする人材像をVer.UP (切り口を転換/より明確化)
戦略 <求める人物像>
・昨年まで:「メディア」視点でのアプローチがメイン
・今年から:「Webビジネス」=「テクノロジーに支えられたビジネス」視点
・コスト圧縮・・・経営陣からのプレッシャー
制約 ・採用人数は抑制
「“新卒採用とは●●●なもの” という枠組みにハマった瞬間に、進化はありえない」
・・・と、自分に言い聞かせながら Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 9. 採用戦略の策定結論 (アイティメディアの場合)
結論 「リクナビ使うのやーめた」
■イノベーション・ポイント
リクナビをはじめとした、“マス・アプローチ” からの離脱 =「ターゲティング」
⇒当社の題目にも戦略にも事情にも、リクナビが最適解ではない、ということがいよいよ明白に。
使う理由が見つからない。
■腹をくくっちゃう (常識的なことを考える前に)
⇒もともと、「新卒採用が今のままでいい」とは思っていなかったが、
「今年はそれを本気でドライブする」。
■心の拠り所も作っておく
⇒今年は3~4名の内定なので、大失敗して0人でもいいだろう!実験w
稟議予算「50万円」でスタート Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 10. このときの頭の中・・・
★目的をかなえられるか?
★差別化できるか?
アンチ・リクナビ = アンチ・マスアプローチ
①Webメディアの本流 “今ならソーシャルメディア”
②ひとりひとりとの対話
自社の事業・組織・文化を表すツールではあるだろう
ソーシャルメディアのロジックを新卒採用に応用できる?
・・・深堀り、確証を得るべき
「ソーシャルメディアを検討する」という段階へ 2005 ITmedia Inc.
Copyright ©
- 11. 【参考】フォーマット:採用戦略の策定プロセス
事業
戦略
新卒採用のミッション:この事業を進める若いポテンシャルを確保すること
採用 アプローチする人材像をVer.UP (切り口を転換/より明確化)
戦略 <求める人物像>
制約
「“新卒採用とは●●●なもの” という枠組みにハマった瞬間に、進化はありえない」
・・・と、自分に言い聞かせながら Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 12. 【参考】フォーマット: 採用戦略の策定結論
結論
■イノベーション・ポイント
■腹をくくっちゃう (常識的なことを考える前に)
■心の拠り所も作っておく ※ただし最後まで
誰にも言わないこ
と!
_______でスタート Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 13. 事業戦略
採用戦略
1. 戦略を策定する~なぜ使うのか
2. ツールの特徴を知る(理論)
3. ツールの使い方を工夫する(実践)
採用戦術
ツール
理論
Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 14. 利用状況 ~キャズムを越えたのか!?~
国内浸透率 約16.3% ユーザー98万人 但35歳以上ユーザーが過半数 (10年4月ネットレイティングス調べ)
※twitterと就活生 ジョブウェブ登録者内の利用率 約30% (10年4月ジョブウェブ調べ)
※twitterと東大生 10%程度 (10年2月東大生調べ)
数だけで考えれば、使えるツールではないが・・・ Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 15. 現ユーザー層の感覚と行動パターン(引用) エベレット・ロジャーズ 集まっている人たちの
特徴(文脈/ロジック)
イノベーター アーリーアダプター
・新しいアイデアへの感心が ・初期採用者であり、尊敬の
高く、冒険的。 対象。
・採用するアイデアが信頼でき ・イノベーターと比較し、より地
るかどうか、便益をもたらして 域社会システムに根ざした存
くれるかどうかは問題ではなく、 在で、最も高いオピニオンリー
新しいアイデアを最も早く体 ダーシップを有している。
験/習得することに関心があ ・イノベーターほど先進的すぎ
る。 ないことから、多くの人の役
・ハイテク関連に限定すれば、 割モデルとなる存在。
別名テクノロジー・マニアと呼 ・周囲の人間にとっては、イノ
ばれる。 ベーションを採用する際に「確
認すべき」個人。
・イノベーターが新しいアイデ
アそのものを求めるのに対し、
アーリーアダプターが価値を見
出す対象はアイデアがもたら
す結果。
・アイデアの採用によるブレイ
クスルーが期待できるならば、
リスクを負う覚悟がある。 Copyright © 2005 ITmedia Inc.
引用:H2O MAGAZINE(http://www.h2omag.net/innovation/695/) 14
- 16. 現ユーザー層の感覚と行動パターン(引用) エベレット・ロジャーズ
イノベーター アーリーアダプター アーリーマジョリティ
・新しいアイデアへの感心が ・初期採用者であり、尊敬の ・初期多数派であり、慎重派。
高く、冒険的。 対象。 ・アイデアの採用に関しては
・採用するアイデアが信頼でき ・イノベーターと比較し、より地 飛躍を求めず、着実な進歩を
るかどうか、便益をもたらして 域社会システムに根ざした存 望む。
くれるかどうかは問題ではなく、 在で、最も高いオピニオンリー ・リスクという言葉は否定的な
新しいアイデアを最も早く体 ダーシップを有している。 意味合いしかもたないため、
験/習得することに関心があ ・イノベーターほど先進的すぎ 極力回避につとめる。
る。 ないことから、多くの人の役 ・アイデアの採用に際しては、
・ハイテク関連に限定すれば、 割モデルとなる存在。 他の人間がそれどのように使
別名テクノロジー・マニアと呼 ・周囲の人間にとっては、イノ いこなしているかを必ず知ろ
ばれる。 ベーションを採用する際に「確 うとする。
認すべき」個人。
・イノベーターが新しいアイデ
アそのものを求めるのに対し、
アーリーアダプターが価値を見
出す対象はアイデアがもたら
す結果。
・アイデアの採用によるブレイ
クスルーが期待できるならば、
リスクを負う覚悟がある。 Copyright © 2005 ITmedia Inc.
引用:H2O MAGAZINE(http://www.h2omag.net/innovation/695/) 15
- 17. ソーシャルメディアの感覚と行動パターン(私見) ソーシャルメディアの
特徴(文脈/ロジック)
1:マス 1:1 1:1+α
一方向 双方向 多方向
コントロール オープン 信頼関係
産業革命的 情報革命的
Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 18. ソーシャルメディアの感覚と行動パターン(私見)
逃げ
ろぉー
1:マス
一方向
コラぁー
コントロール
※結果の予想
Better 「想定ターゲット以外の人材(E.M.など)からの好感触を得る」
Good 「フォロワーが少ない」
Worst 「ブランド価値が下がる/批判される」
ソーシャルメディア以外の場所であれば、ブランドは保てたかもしれない Inc.
Copyright © 2005 ITmedia
- 20. 再び頭の中・・・
集まっている人たちの
特徴(文脈/ロジック)
ソーシャルメディアの
特徴(文脈/ロジック)
自社の将来を担う人物像・・・
自社の採用のありかた・・・
大きなズレがなさそう!→使える!
・・・であれば、
「ツールを上手く使う」
「目的を達成する」ための段階へ・・・
Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 21. 事業戦略
採用戦略
1. 戦略を策定する~なぜ使うのか
2. ツールの特徴を知る(理論)
3. ツールの使い方を工夫する(実践)
採用戦術
ツール
実践
Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 24. twitter最適化 (アイティメディアの場合)
1. 目的 ■イノベーター/アーリーアダプターにアプローチ(情報交流/応募ロイヤルティ形成)
・Webサービス感度が高い
・メディア感度が高い
・情報収集/選別/受発信のセンスがいい
・テクノロジー志向
2. 工夫 ■当初 (※150フォロワーくらいまで)
・フォローは、TLに必ずReply & 「ご迷惑ならブロックしてください」で。
・フラットな情報発信 (当社のメリットにならないものでも)
・とにかく受容 (上から目線の排除)
■中盤 (11月~2月)
・「普通の採用活動」へのアンチテーゼも =ポジション差別化・引き込み
・当社メディアの公式アカウントとの連携 (ユーザー拡大)
■終盤 (3月~)
・お断りした方々との関係構築も継続して行う
3. 考察 ・学生をフォローするか、しないか ⇒したほうがいい。学生にReply飛ばしやすい
・ツイートする情報の種類は ⇒高度に (担当者のプライベートとか無意味)
お金はかからないが、手間と工夫が必要。
twitterという場に出て行った瞬間に、「一方的な情報提供」のスタンスは捨てるべき。
会場への持ち込みも可にした=“説明会とか面接をtsudaってくれる人、いないかなぁ”
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- 26. USTREAM最適化 (アイティメディアの場合)
1. 目的 ■遠方学生の利便性 ※説明会、社員訪問のライブ配信に利用
2. 工夫 ■コンテンツのカスタマイズ
・Web :5~10分の細かいパートに分割 (パートの終わりにまとめ)
・双方向 :パート毎に質疑応答
twitter担当も配置
・見やすさ :資料の事前配布(slideshare)
■細かいしかけ
どろりっち準備 / 会場でUST画面も投影 / 最初はサクラも準備してた
3. 考察 ■メリット、デメリットの判断
<当社の場合>
・パスワードをかける?かけない? 目的 ・パスワードかける
・twitterを入れる?入れない? は? ・twitterを入れる
・説明会参加とみなす?みなさない? ・説明会参加とみなす
■起こったこと
△TLが追いかけきれない
×途中で落ちた
◎学生同士の双方向が発生 ⇒説明会終了後も盛り上がるTL
■Skype面接を併せないと意味がないかもしれない
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- 29. 実践のためのロジック
自 自 1:1+α
社 社
の の
特 目 多方向
徴 的
信頼関係
自社にとっての「正解」な工夫・行動 Copyright © 2005 ITmedia Inc.
- 30. 今考えている、これからのこと(まとめ的に)
ソーシャルメディアを採用に使う企業は増えるだろう
=“使っている”では差別化されない
ポイントは、
1. 戦略としての妥当性(目的の明確化)
2. 最適化(ソーシャルな場の理解)
3. 新しい世代(=学生)へのリスペクト
この3つのポイントが「うまい」企業が、
埋もれず効果を手にできる
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- 31. 【参考】ブログ最適化 ~ブログをやってみて~
1. 目的 ■ 応募後のロイヤルティ形成 (深めのファンをつくる)
2. 工夫 ■親近感、ひきつけ 「リクナビの人事ブログにしたくない」
・P/Wで管理 : かなり本音トーク 名称を「採用裏ブログ」に
・切り口 : 1.就活生の持つ疑問に対峙 2.まっとうな情報源でありたい
・情報レベル : プロとして会話する
・更新頻度 : 平日は「毎日」、 1000文字以上
3. 考察 ■就職活動に直接関係ない話題で良い
・事業や業界についてプロの視線、プロの意見を提供するものであること
(分かりやすくしよう・・・とか、学生をなめてはいけない)
・硬派な話題であるべき
-社員みんな仲良しです的なコンテンツは不要
-人事担当者のプライベートな話題なんて誰も知りたくない
■就職活動に関係する話題の場合
・基本的に、学生側の立場からの代弁であること
(学生が言葉にしきれないことを具体化)
■twitter(短文リアルタイム)とブログ(長文ストック)との併用が好ましいと思う
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- 33. 【参考】 全体進行/イベントのふりかえり(時系列)
時期 進行/イベント
8月頃 ・「リクナビ使おうと思うので200万円ください」「逝ってよし」 L(・o・)」 オーマイガ
・会社に黙って「公式twitterアカウント」を勝手につくる
・就活生100人くらいとやり取り始める
9月頃 ・そのアカウントが会社にばれるが、いい感じに黙認される
・裏ブログをはじめる
10月頃 ・新卒採用公式HPオープンに失敗⇒やりなおしたりした(10/1)
・200就活生超えたあたりからフォローされる数が加速しはじめる
11月頃 ・説明会の予定をオープンし始める(自社HPのみ)
12月頃 ・留学生イベントに参加。勢いで「USTで説明会、Skypeで面接」と口をすべらせる
1月頃 ・RSS広告、iPhone広告など実験。GoogleのSEO対策なども
2月頃 ・UST説明会を実施。ちょっと感動する。 Skype面接も開始
3月頃 ・某大企業の人事らしい方と(個人アカウントのほうで)炎える。トゥギャられる。3日くら
い胃が痛くなる
・UST説明会の2回目を実施。同じことをそのままやろうとしてプチ失敗。ちょっと後悔
する
・社員訪問をひとつのイベントにし、ES提出者限定でUST中継
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- 34. 【参考】 ツールの関連図 と 数値成果
ターゲット 関連図 数値
(
アW
ー
e ×572
ー
リ b (263)
感
ア度
ダが
プ高
タい ー
)
層
×689
メ 自社11HP エントリー母集団
デ社
自社11HP
ィ 員
(iPhone用)
ア人 ※任意登録項目に、twitterアカウント、ブログURL ×5(5)
人脈
脈 EntryDB
※読者/取材対象/ゼミ後輩…
などへアプローチ
留
学 ×65(3)
生 面接
説明会
情報提供
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関係醸成
- 35. 【挿話】
(1)2010年以前は、どういう採用を行っていたか---
• 2010までは、毎年リクナビを利用。それはそれで失敗とは考えていない
というのも・・・
• 優秀層の獲得はできていた。 内定辞退率0%、ここ5年で50名新卒入社して退職は1名
だけれども、やはり昨年とは変える必要がある
(2)リクナビはなぜだめなのか?という私的結論
結論:「リクナビは、Web上でWebのロジックとは違うことをしている」 だから、だめ。
つまり: リクナビのビジネスモデルが
“Webなのにマスマーケティング一本やり”
“Webなのにターゲティングの仕掛けを施していない”
(大企業ロジックや紙時代の制約にクライアント全体・学生全員が合わせている状態になる)
だからいろいろなところに齟齬がでてくる。
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- 36. いかがでしたしょうか?
連絡先: @ITmedia_HR
アイティメディア株式会社
管理本部 総務人事部
浦野平也
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