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早稲田祭帰国報告会
はじめに
1.自己紹介
2.アジア
3.中東
4.コーカサス・ヨーロッパ
5.その他
6.終わりに
1.自己紹介
名前:鮎川拓也
学部・学年:商学部5年生
なんでこのサークルに入ったか?
:視野を広げることをしたかった、旅行は元々好
き、尊敬出来る先輩が多くいたから。
一人旅は当初興味はなかった、というよりそのよ
うなスタイルがあること自体知らなかった。
行った国数:31か国(トランジットを含む)
視野を広げたい想いで旅行をしていたので、行く国の拘りはあ
まりない。
人から聞いたり、本を読んだりして興味が出た国を周った。
2.アジア
アジアは六大州で最も大きな州で
あり、地理的にも多様で変化に富
む。
アジアの東部から南部にかけては
降雨が多く肥沃な土壌に恵まれる
ことから人口が古代より非常に多く、
現代においても世界最大の人口密集
地域となっている。
(引用:Wikipedia)
アジアの魅力は人と
の関わり!
そして途上国独特の
カオス感。
タイ
タイ王国、通称タイは、
東南アジアに
位置する立憲君主制国家。
東南アジア諸国連合
(ASEAN)加盟国、
通貨はバーツ、
人口6,718万人、
首都はバンコク。
(引用:Wikipedia)
物価:★★☆☆☆(一日2000円程)
治安:★★★★☆
行くべき度
:★★★☆☆
カオサンロード(Khaosan Road)
バックパッカーの聖地と呼ばれる場所。
実際の所は聖地と言うより登竜門に近いかも知れない。
安宿・飲み屋以外にも刺青屋、偽学生証作成屋、エロい系のお店など
何でもある。
世界各国のバックパッカーが蠢いており、旅人との交流が面白い。
沈没者、クズとしか思えないような人も多く見かけた。
ワットポー (Watpoo)
寝大仏。全長は46m。大乗仏教と上座部仏教の違いを最も感じた。
とは言っても宗教の違いなどあまり分かりません。
日本と違って大仏が寝てるなぁ、程度の感想。
インド
インドは、南アジアに位置し、
インド亜大陸を占める
連邦共和制国家である。
仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教
などの宗教の発祥地でもある。
1858年から始まる大英帝国の
植民地支配から、長い独立運動
の末、1947年に独立を果たした。
またインドは、有権者数約8億人
を持つ世界最大の民主主義国
でもある。
(引用:Wikipedia)
物価:★☆☆☆☆
(一日1000円程度)
治安:★★☆☆☆(北インド)
★★★☆☆(南インド)
行くべき度
:★★★★★
バックパック旅行をしたことがある人なら、一度は必ず訪れることを考えるインド。
そのイメージはどんなものだろうか。
世紀末のカオス感、整っていないインフラ、狡猾な詐欺、悪い衛生状況。
これらのイメージは全て正しい。
特に北インドになるとこれが顕著だ。
しかしインドにはこれらのマイナス面を上回る魅力、と言うよりこれらのマイナス面を全て
旅の楽しさに変えてしまうような懐の深さがある。
海外一人旅において求める物は人それぞれ色々だろう。
しかし「非日常」を求めていることは皆同じなのではないか。
インドには日本にない物が沢山ある。行けばほぼ必ず腹を壊す。渡航歴が浅いと詐欺に
も引っかかる。カーストの負の部分も沢山見ることになる。
しかし一方でインド人の生きようと言う意思みたいなものも確かに感じることが出来るのだ。
今の日本人は生きていると言う実感を薄めていると偶に言われる。
それは平和で豊かである証であり、良いことではある。
インドに来ると「生きている」と言う実感を私は毎回得られるのだ。
ヒンドゥー教の聖地であるバラナシのガードから見るガンジス川の風景はとても美しい。
景色自体の美しさに加えて、インド人の生の執着、そして死の入り口のようなものを感じさ
せるものを持っている。
皆さんには是非ともインド旅行に行って欲しい。それもツアーで豪華なホテルに泊まるの
ではなく、現地の人が泊まるような安宿に。
初めて行くなら北インドをお勧めする。南に比べて圧倒的にカオスで皆が思い浮かべるイ
ンドがあるはずだ。
ヴァラナシ(Varanasi)
ヒンドゥー教の聖地。ヴァラナシのガンガー近くで死んだ者は輪廻から解
脱出来ると言われており、川には良く布に包まれた死体が浮いている。
道は迷路のように入り組んでおり、狭く、そこを野生の牛が歩いている。
道は牛の排泄物だらけで、麻薬の売買も盛んだ。夜のガード(川縁)に行く
とラリっている奴で溢れていて、正直怖い。
この街にはインドのカオスが詰まっている。
そしてガードから見るガンジス川は神秘的だ。一週間程滞在してずっと見
ていたが飽きなかった。朝になったら船を借りて川から日の出を見て欲し
い。
・ヴァラナシの道はこんな感じ。
・宿の屋上から。
・日の出。宿の人に頼んでボートを借りてみよう。
ハンピ(Hampi)
ハンピはインド南部カルナータカ州の村で、かつてのヴィジャヤナガル王
国の首都であった。現在は40ほどの遺跡が残っており、さまざまな水道橋、
神祠や望楼、柱廊や浴場、要塞なども散在している。(引用:Wikipedia)
南インドの街。騒がしいインドには珍しくとても牧歌的な場所。見所は遺跡
とその周りにある自然。そしてこれは南インド全体に言えることなのだが、
人が擦れておらず親切さに裏表がない。居心地の良い宿もあり、インド旅
行で疲れた心を癒してくれます。
・ハンピの大自然。どこから見渡し ・ハンピでして欲しいのがレンタル
てもこのような風景を見ることが バイク。一日300円程で借りれて、
出来ます。 免許の提示は必要なし。大自然
をバイクで駆けるのは最高でした。
インドの乗り物
・オートリキシャ
インドでタクシーと言ったら基本はこれ。バイクエンジンに後部座席を付け
たもの。値段は大体2kmで100円くらい。道はオートリキシャで溢れており、
交通ルールも適当であるために、乗っていると他とぶつからないか不安にな
る。値段交渉の必要があり、値切るのは根気がいる。駅や空港には大抵プリ
ペードカウンターがあるので、そこから乗るときは使うとこれを使うと楽だろう。
・寝台電車
都市間の移動の基本となるもの。インドの土地は広大で、移動には
鉄道が大活躍する。
席は上の階級から1A、2A、3A、Sleeper Class、Second Classとなって
いる。AはAir conditionerの略でエアコン付きと言う意味だ。Second
Classは座席車。
お勧めはSleeper Class、所謂エアコン無しの寝台車だ。
理由としてはまず料金の安さ。3Aの半額以下の値段だ。またインドの
エアコンは効きすぎていて、正直寒い。3A以上になると周りの乗客に
何処となくハイカラ感が漂っているが、SLは如何にも庶民的だ。
素のインドが感じたい人は是非ともSL以下の階級で移動をしてみて欲
しい。
駅の雑多な感じ。
・寝台バス ・LCC
南インドでは北より一般的な移動手段。 実はインドには幾つもの格安航空
中にはシーツが敷かれており、Wifiが 会社が存在し、安価な為広大な
通っていたりしたりして中々豪華。 インドを効率良く周りたい時は
値段は寝台電車のSLより若干高い。 とても便利だ。代表的なAir Line
因みに日本では道路交通法の問題で としてはSpiceJet、JetAirways等。
このような形態のバスは出来ないらし
い。
2.中東
中東は、狭義の地域概念では、インド
以西のアフガニスタンを除く西アジア
とアフリカ北東部の総称。
(引用:Wikipedia)
危ないと言うイメージ
だけで避けてしまうの
は本当に勿体ない!
異文化を最も感じられる
場所が中東。
危険な国とそうでない国
は知っておこう。
・イラン
イラン・イスラム共和国
通称イランは、西アジア
・中東のイスラム共和制
国家。首都はテヘラン。
(引用:Wikipedia)
物価:★☆☆☆☆
(2012年当時、一日1000円程度)
恐らく今は一日2000円程かと。
治安:★★★★☆
行くべき度
:★★★★★
皆さんはイランと聞いてどのようなイメージを抱くだろうか。
恐らく危ない国というのがまず頭に浮かんでくるだろう。
しかしそれは間違いだ。そのイメージはイラクから来ている。
イランは全く別の国だ。確かにイラクと同じように経済制裁を受けている。
しかしアメリカと戦争をしている訳ではない。
行けば分かるがアメリカより間違いなく治安は良い。
都市部でも家族連れが道でキャンプをしていたりしている。深夜であっても
物騒さを感じることはない。
この国は唯一のシーア派国家であり、経済制裁により外国資本が殆ど入って
いないのもあって中東の中でも独特の雰囲気がある。
個人的にはインドと並んで最も訪れて欲しい国。
何処が独特かと言うと、
・禁酒
・No KFC No Coca Cola
⇒レストランは本当にクソ不味い。
・ネットのアクセス制限
・超親日(多分英語を話せる人と日本語を話せる人の割合はあまり変わらない)
・世界一の交通事故率、排気ガスによる異常に悪い空気
・厳格なイスラム法に則っている国家。コーランの教えを皆大切にしている。
⇒旅人をもてなせというフレーズがあり、100m歩く度に誰かに話しかけられ紅茶を
奢ってもらったりもする。
・経済制裁による異常な為替レート(2012年当時)
とにかく盛り沢山なのである。
テヘラン(Teheran)
人口12,223,598人。テヘランはイランの文化的中心でもあり、多数の博物館、美術館、
宮殿、文化センター、高等教育機関を擁する。宗教的中心でもあり、モスクのみなら
ず、キリスト教の教会やユダヤ教のシナゴーグも各所にみられる。住民の大多数は
シーア派イスラム教徒。20世紀から21世紀にかけて、イラン各地から大量の人口流
入があり人口が急増した。 (引用:Wikipedia)
イランと言えばエスファハーン、ペルセポリス等世界史の教科書に出てくるような観
光地を思い浮かべるかも知れない。確かにそれらの都市は非常に美しい。世界の半
分と言われたペルシャの権威を感じることが出来る。
しかしイランの魅力は悠久の歴史よりも、歪んだ近代化、ウザいと感じるくらいの人の
親切さと言った所にあると思う。
それが詰まった場所がテヘランなのだ。
・マシュハドホテル
テヘランに行ったら是非ともこの宿に泊まってほしい。
正直に言って何の変哲もないただの安宿だ。優れている所と言ったら値段の安さ位しかな
い。
しかし私のイランの一番の思い出はここの宿だ。イラン人のホスピタリティ攻撃、繋がらな
いネット、通じない英語、立ち込める排気ガス等にKOされ、10日間ほどこの宿に籠ってい
た。
この宿はタイヤ屋が立ち並ぶ一体にあり、所謂下町に位置している。
環境ははっきり言って良くない。 Wifiは遅くて使い物にならないし、大通りに面している為
外の空気は頗る悪い。しかし宿から中東最大と言われるテヘランバザールに歩いて行け、
地下鉄の駅もあるので便利でもある。
宿には岡村と呼ばれるイラン人の従業員が居る。ナイナイの岡村に似ているからこのよう
なあだ名が付いたとのこと。
この岡村、中々フレンドリーなのだがレイプ事件で2回捕まっている。2回目が起こった時
点で解雇されたようなのでもう会うことは出来ないだろう。
旅人もどこか変な人が多い。パキスタン人の出稼ぎ労働者を良く見かけた。
彼らはとても良い人だったけど。
・入口。如何にも街中にある安宿 ・ドミトリー。一泊80000リエル(2012年当時、
と言った構えである。因みにロンリー 約240円)と言う激安さ。今は300000リエルら
プラネットには、 しい。床は石で敷かれており、清潔で快適。
「安さしか取り柄がなく、ケチである 宿にはオーナーの飼い猫が2匹居て、癒され
日本人と韓国人しか泊まらない」 ます。
と書かれていた。
・ヤズド(Yazd)
ヤズドはイラン中央部、ヤズド州の州都。イランにおいて古い歴史をもつ都
市の一つで、ゾロアスター教文化の中心地である。
(引用:Wikipedia)
砂漠の街。日中の気温は40度に近く、暑くて長時間は歩けない。お店も日中
は閉め、開けるのは夕方6時程。
車やバイクの往来が少なく、人ものんびりしている為落ち着いて過ごせる街。
評判の良い安宿も幾つもある。
拝火教であるゾロアスター教の聖地で、1500年燃えている聖火や鳥葬の場
が残っていたりもする。
・イスファハーン(Esfahan)
古くからの政治・文化・交通の拠点であり、16世紀末にサファヴィー朝の首都に定めら
れ発展した。当時の繁栄は「エスファハーンは世界の半分」と賞賛され、この街を訪れ
たヨーロッパの商人も繁栄の記録を残している。イラン人にとってエスファハーンは歴
史的・文化的に重要な町であり、町の美しさは「イランの真珠」と例えられる。
(引用:Wikipedia)
「世界の半分」と呼ばれる街。
エマーム広場は確かに美しく、当時のペルシャの豊かさが伝わってくる。
ただ世界の半分と言うのは大袈裟。
イラン最大の観光地であり、外国人旅行者も多いので最も人が擦れている場所。
親切心の塊のようなイラン人なのだが、この街で会う人には少し警戒した方が良いか
も知れない。
・エマーム広場 ・モスク
噴水も建物も左右均等であり、 エマーム広場にあるモスク。
青の色使いが美しい。 有名なのが天井の装飾。
ピクニックをしている家族連れ 孔雀をイメージして作ったもので
が多いので歩いていると大抵 光が尻尾を表している。
話しかけられ輪に混ぜてもらえ
ます。
・イスラエル(Israel)
通称イスラエルは、中東のパレスチナ
に位置する国家。
建国の経緯から、パレスチナ人および
アラブ諸国との間にパレスチナ問題を
抱えている。
(引用:Wikipedia)
物価:★★★★★
(実は一人当たりGDPは日本より上)
治安:★★★☆☆
行くべき度
:★★★★☆
世の親で、
「イスラエルに行く!」
と言ってあっさり許してくれる人はいるのだろうか。
とにかく良いイメージがない国。
イランの悪いイメージは往々にしてイラクとの勘違いだが、この国の場合は自爆テロ、
中東戦争の主役、パレスチナ問題どれを取っても事実である。
治安は決して悪くない。
街中には銃を持った警備兵がぶらついているので、旅行者に関係のある軽犯罪は寧ろ
起こり難い。
見所はエルサレムとパレスチナ自治区。
前者は3つの宗教の聖地であり、町全体が不思議な空気感に包まれている。
宗教に興味がある人、特にキリスト教徒は訪れるべき場所であろう。
後者に行くと、イスラエルに対するパレスチナ人の悲痛の叫びを見ることが出来る。
見ることが出来るとは分離壁に描かれた絵やメッセージからだ。
そこにはイスラエルに対する恨みや自分達の正当性が皮肉的に表されている。
イスラム国の問題等色々あるが、時勢を見て大丈夫そうであったら是非訪れて欲しい。
・エルサレム(Jerusalem)
古代イスラエル・ユダ王国の首都で、エルサレム神殿がかつて存在した。また、イ
エス・キリストが処刑された地でもあり、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教共通の聖
地となっている。イスラエルは同国の首都と主張しているものの、国際連合を初め
として多くの国家は認めていない。
(引用:Wikipedia)
世界史をやっていない人でも岩のドーム、嘆きの壁は聞いたことがあるのではな
いだろうか。それぞれイスラム教とユダヤ教の聖なる場所である。
それに加えて聖墳墓教会と言う、イエスが磔になった場所がある。ゴルゴダの丘と
言うのだが、それが現存(諸説あり)しているのだ。
街は入り組んでいて、人も息が詰まる程多い。ユダヤ人地区、アラブ人地区のよう
に居住区が分かれており、それぞれ少しずつ雰囲気が異なる。
・岩のドーム ・嘆きの壁
非イスラム教徒は日曜だけドームの 破壊されたエルサレム神殿の表壁
前まで来れる。中には入れない。 の一部。ユダヤ教徒が壁に額を付
ムハンマドが旅に出た等と信じられて け、旧約聖書を読んでいる姿を見
いる場所。 たことはあるだろう。
世界史の資料集に写真が載っていて、 岩のドームと違い、この場所はユ
100%来ないものと思っていたので ダヤ教徒以外でも入ることが出来
人生は不思議だなと感じた。 る。
・聖墳墓教会 ・エルサレム市内
イエスのお墓がある教会。 市内全体がバザールのよう。
同時に磔になったゴルゴダの丘も教会の中に 道は狭く、暗い。人の往来も激しい
存在する。 のでストレスが溜まりやすい。
復活したのにお墓って何だよ、とか 市内に見所が沢山あるので、長めに
思っていたが復活するまで眠っていた 滞在するのをお勧めします。
場所らしい。
中の雰囲気は荘厳で緊張感に溢れている。
泣いている信者の方が何人もいた。
少し聖書の勉強をしてからここに来た方が
面白いかも知れない。
・ベツレヘム(Bethlehem)
ベツレヘムは、パレスチナのヨルダン川西岸地区中央に位置し、エルサレムの南に
隣接する人口25,000人の都市である。パレスチナ自治区ベツレヘム県の政庁所在
地である。経済は主に観光で成り立っている。
(引用:Wikipedia)
イエスの生誕地。
イスラエル側の分離壁を超えたパレスチナ自治区側に位置する。
雰囲気は何処となく暗い。経済的にイスラエル側より困窮している様子が伺える。物
価はイスラエル側の6割程。
パレスチナ側は独立を主張しているが国際法上はこの地はイスラエルである。
エルサレムから日帰りで行くことが出来る。国境検査等はなかったが、行く際には一
応パスポートを持って行こう。
・生誕教会
イエス・キリストが生まれたとされる場所。
つまり元馬小屋。
この☆の所でイエスが生まれたとのこと。
触ることも出来ます。
写真を撮り忘れました。
・分離壁
イスラエル政府は分離壁の建設を自爆テロ防止のためと説明している。
一方、分離壁のルートは入植地を囲むためにグリーンライン(1949年停戦ライン)より内
側に入り込んでおり、入植地を恒久的な領土とするための既成事実化を目論んでいる
とも言われている。
(引用:Wikipedia)
民族間の問題の難しさについて考えさせられる場所。
分離壁は現在500km程にも渡っており、遠くから見ると壁の連なりは壮観だ。
バンクシーと言う覆面芸術家が壁面に書いた絵が有名だ。
他にもただの落書きやイスラエルへのアイロニー的な絵など壁には色々描か
れている。
バンクシーの絵はそれぞれ離れた所に書かれているので、興味がある人はタ
クシーを貸し切って見ると良いだろう。
3.コーカサス・ヨーロッパ
コーカサス、またはカフカース、カフカス、
グルジアは、黒海とカスピ海に挟まれた
コーカサス山脈と、それを取り囲む低地
からなる面積約44万km²の地域である。
(引用:Wikipedia)
コーカサスは旧ソの雰囲気を
残す不思議な場所。物価は安く、
町並みはヨーロッパと遜色ない。
ヨーロッパに行くなら、世界史
を取っておくべきだったと思った。
後お金がかかるので
社会人になってから!
・グルジア(Georgia)
グルジアは、南コーカサスに位置する
共和制国家である。日本国政府は
2015年4月22日からジョージアへ
呼称を変更している。
公用語のグルジア語では
サカルトヴェロと呼ばれている。
首都はトビリシ。
(引用:Wikipedia)
物価:★★☆☆☆
(一日2000円程度)
治安:★★☆☆☆(トビリシ)
★★★☆☆(その他)
行くべき度
:★★★☆☆
・トビリシ(Tbilisi)
トビリシはグルジアの首都。トビリシは「あたたかい」を意味するトビリに由来し、温泉と
関係あるとされている。人口は約120万人。
(引用:Wikipedia)
私は3月に行ったのだが、空は常に曇天だった。
この国はワインが有名である。どの安宿に行っても大抵フリーワインで飲み放題だ。
そして街中の至る所にカジノがある。
アルコールが安くて賭場が多いせいか、治安はあまり良くない。
昔に比べると大分良くなったようだけど。
私は旧ソ連圏の国にあまり行ったことはないけども、その名残は他国よりかなり強いと
思う。
長い地下鉄のエスカレーター、どことなく暗い街並み等だ。
トルコからバスが出ているので時間があったら訪れて欲しい。
日本人ならノンビザで入れるし、個人的にはトルコよりも面白いと感じた国だった。
・カズベキ村
ロシア国境付近にある小さな村。グルジア軍用道路を使って登って行く。
見どころは山の上にある教会。
雪がない時期ならバス停からそこまでトレッキングすると楽しいのだろう。
冬は雪景色が本当に綺麗。日本の山と違い木が生えていない為、一面真っ
白だ。
トビリシから日帰りで行けるのでぜひ。
・スリコの家
グルジア第二の都市、クタイシにある民宿。
バックパッカーにとってはグルジアで一番有名な場所かも知れない。
宿の名物はスリコおじいちゃんの飲みっぷりだ。
70歳を超える高齢にも関わらず、アホな大学生にようにガブガブお酒を飲む。
その日泊まっている旅行者も飲まされ、日本人は大抵二日酔いになるのだ。
その横で奥さんのメディコおばあちゃんが、夫の体を気遣い、旅行者の普段の面倒も見
てくれる。
晩御飯に出してくれるグルジア家庭料理はとても美味しい。
暖かさに溢れている宿です。
・オーストリア(Austria)
オーストリア共和国は、
ヨーロッパの連邦共和制国家。
首都はウィーン。音楽を
中心に文化大国としての
歴史も有する。
(引用:Wikipedia)
物価:★★★★★
(一日6000円程度)
治安:★★★★★
行くべき度
:★★★☆☆
(物価が高いので社会人に
なってから!)
・ウイーン(Wien)
ウィーンは、オーストリアの首都。クラシック音楽が盛んで「音楽の都」・「楽都」とも呼ば
れる。
(引用:Wikipedia)
オーストリアの首都。
それと同時に音楽の都。
毎日どこかしらでクラシックコンサートが開催されている。
そして日本で聴くよりも手頃な値段でチケットが手に入る。
シェーンブルク宮殿のコンサートでも2000円程で室内協奏曲を聴くことが
出来るのだ。
随分クラシック音楽が身近なんだなと感じた。
街並みは流石ヨーロッパという美しさ。それと同時に石造りの建物の荘厳さ
も感じる。
一言で言えば優雅な街。
レンタサイクルが発達しており、車の量も少ないので空気は都市と思えない程澄んでい
る。
一度はウィーンフィルのニューイヤーコンサートを聴いてみたい。
・ザルツブルク(Salzbulg)
ザルツブルクは、オーストリアの都市。旧市街と歴史的建造物は、1996年ユネスコ世界
遺産に「ザルツブルク市街の歴史地区」として登録された。
(引用:Wikipedia)
モーツァルトの生まれ故郷として有名な街。25才まで住んでいたとのこと。
街全体がモーツァルトモーツァルトしている。
至る所でモーツァルトのコンサートが行われているのは勿論、
カクテルの名前もモーツァルト、空港の名前なんて
「ザルツブルク・ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト空港」
である。
ヨーロッパの田舎街と言った風情で流れている時間は遅い。
背後にはアルプス山脈があり残雪が美しい。
余裕を持ってのんびり滞在したい場所だ。
5.その他
・エベレスト街道(Everest Highway)
ネパールのカトマンズから飛行機
を使ってルクラ空港へ。
滑走路の距離が足りず、傾斜を使って
加速を補う。
世界一危険な空港と呼ばれており、
半年に1度程墜落している。
カトマンズから陸路で行くと一週間
程かかるので飛行機を使うしかない。
無事に到着すると機内から拍手が
起こる。正直怖かった。
・インド旅行のついでにネパールに行く人が多い。
トレッキング自体に2週間くらいかかり、天候不良で飛
行機が飛ばないことも多いので3週間くらいは必要かも。
・飛行機。定員は10人ほど。 ・ルクラの街並み。
トレッキングの起点の街。
物は何でも揃うが、価格はカト
マンズの5倍程。全て空輸で運
ぶので値段が高い。
・ナムチェバザール
ここの場所で標高が3800mほど。
ルクラから歩いて3日程で着く。
山小屋の数は20くらいあり、インターネットカフェまである。
エヴェレスト街道にはシェルパ族という先住民が住み、
山小屋の運営や低地からの荷物の運搬、旅行者へのガイド等ここで必
要なことを何でもやっている。
彼らは非常に温厚だ。厳しい環境の中で身に付いた労りの心があるの
だろう。
ナムチェバザールから見る景色は絶景である。
夜はまるで星が降ってくるようだ。
・こんな道を歩きます。
・標高6000mを超える山がゴロゴロと。
・エベレストビューホテル
エベルストを見ることが出来る高級ホテル。
標高4000mの地点にある。
こんな高い所にある高級ホテルなんて他には存在しないだろう。
エベレストは雲がかかっていることが多いが、運が良ければ見えます。
因みに日本人が経営している日系ホテル。
・ナミブ砂漠(Namib Desert)
ナミブ砂漠はナミビア大西洋側に位置する砂漠。面積は約50,000km²にわたる。約
8000万年前に生まれた世界で最も古い砂漠と考えられている。
(引用:Wikipedia)
世界一綺麗と言われている砂漠。
ナミビアの首都ウィントフックから車で6時間程。
砂の目は細かく、上を歩くと気持ちが良い。
また世界で3つしか登録されていない世界星空遺産の一つであり、夕方6時くらいから
天の川がはっきり表れる。砂漠なので山などの遮る物が全くなく、ボールを上から被せ
たようだ。
寒暖差が激しく、昼は30度を超える一方で夜は氷点下近くなる。
厚着と寝袋は必須だ。
・ここ。
ナミビア自体は南アフリカのケープタウンから入る
のが一般的。
・デッドフレイ。
枯れた沼地。真ん中にある小さな黒い点は900年間に枯れた
アカシアの木だ。
・残念ながら借り物です。
・ディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)
1992年4月12日に開園した、世界で4地域目となるディズニーパーク。
シンボルはカリフォルニアのディズニーランドや香港ディズニーランドと同じ「眠れる森の美女
の城」だが、パリのものだけ外観が異なっている。
(引用:Wikipedia)
パリに行った時、モンサンミシェルかディズニーランドかどちらに行くか迷い、
結局ディズニーランドにしました。
パリの郊外に位置し、電車で30分。
入園料は学割を使って7000円程。一般料金は12000円程。高過ぎ。
ディズニーランドパークとウォルトディズニースタジオパークの2種類あり、一
つのチケットで2パーク入れます。
中は本当にガラガラ。大体どれも10分待ち以下。
とりあえず一人で行ったってことが大事。
・お城。眠れる森の美女がモチーフとのこと。
・世界中どこだ~って~
笑いあり~涙あり~♪
・ウォルトディズニースタジオパーク。
ユニバーサルスタジオっぽい。
・せっかくなので記念撮影。
結論:一人で行ってもつまらん。
・訪れた国々(トランジットは含まず)
アジア:
韓国、中国、台湾、フィリピン、ベトナム、カンボジア、タイ、マレーシア、インド、
ネパール
中東:
イラン、トルコ、イスラエル、ヨルダン
ヨーロッパ、コーカサス:
イタリア、フランス、ドイツ、オーストリア、グルジア、アルメニア
北米:
カナダ、アメリカ合衆国、メキシコ
アフリカ:
南アフリカ、ナミビア
6.終わりに
一人旅をして何を得たのか考えてみた。
一番大きな物は自分の知らない世界を知れたことだろう。
見たことのないような絶景、国ごとで異なる文化、そして旅人の存在である。
私は旅人と話すことが好きだ。彼らはどこか皆変わっている。
普通に学生生活を送っていたら関わらないであろう人ばかりだ。
そしてそんな彼らからは何かしらの信念を感じることが多い。
お互いの価値観をぶつけあって語り合う。一期一会だから腹を割って話せるのかも知れ
ない。
私は安宿での談話が旅で一番楽しい。
旅は小説を読むのに似ていると思う。自分の心を豊かにしてくれる。
しかし同じ作家の小説が飽きてしまうように、旅も続けているといつか飽きてしまうのだ。
私は今それを感じている。
結局大事なのは何かを真剣にやり、熱くなることだと思う。
旅は暫く距離を置いて仕事なり勉強なりに今は取り組みたい。
時間が経てばまた旅をしたいと思うだろう。
その時はキルギスかもう一度インドに行きたい。
ご静聴ありがとうございました。

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