1. 第16回すくすくスクラム 2010年06月21日
ユーザ行動モデリング
～“骨”のあるペルソナを作るために～
樽本徹也＠人机交互論

2. ゴムのユーザ
“開発者の都合”に合わせてくれる伸縮自在の便利なユーザ。
当然ながら、本来は開発者が“ユーザの都合”に合わせるべき

3. 挙句の果て…
『コンバーチブルのバンでオフロード仕様のクルマ』――
アラン・クーパーが開発者の陥りがちな失敗を揶揄した象徴的な表現

4. 発想の転換
• 「 みんなのためにデザインするのではなく、
１人のためにデザインする」
by Alan Cooper
邦題：『コンピュータは、むずかしすぎて使えない! 』

5. ペルソナ参上！
• “仮想”のユーザ 名前：ケイスケ
ヨシオ
– 仮想： 年齢：２２歳
• 仮に想定すること（ただし事実そ 職業：大学生
のものではない） 家族：両親、妹
– 架空： ヨシオは都内の大学の３年生で、
ケイスケは都内の大学の３年生
今は就活に忙しい。携帯電話は
で、今は就活に忙しい。携帯電
• 事実に基づかず想像で作ること 高校２年生の時から使ってい
話は高校２年生の時から使って
て・・・
いて・・・
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXX
ペルソナは調査結果から“発見”するもの

6. 仕事と道具

7. 『人は何らかの「ジョブ」
を処理するために、製品
やサービスを「雇う」』
アンソニー・アルウィック
出典：ハーバード・ビジネス・レビュー2008年12月号：「ジョブ・マッピングでイノベーショ
ンを見出す」

8. 必ず
製品を作る前に、
ユーザの「ジョブ」を知ろう！

9. 【個別】ワークショップその１
• テーマ：『起床』
– 個別作業
– 自分自身の「起き方」を
分析
– グループ内で分析結果
を発表。「同じ起き方」
の人は誰？
制限時間：１５分

10. 【グループ】ワークショップその２
• テーマ：『通勤』
– グループ作業
– チーム内の“ある人”の
「普段の通勤」を分析

11. ペルソナ ≠ お人形
詳細化（名前、年齢、職業、
家族、趣味、学歴、生活習
慣 etc..）はペルソナの本質で
はありません。
実際のデータに基づいた行
動モデルという”骨格”がなけ
れば、それはただの人形（ゴム
のユーザ）に過ぎないのです。

12. “骨”のあるペルソナ
を作ろう！
【参考情報】
Web担当者Forum『ゼロ円でもできる！？
省コストユーザビリティ向上術』
• インタビュー調査の極意「ユーザに
弟子入り」しよう
• 仮面のユーザー“ペルソナ”参上！

13. おわり