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印刷物へのカーボンフットプリント活用について
- 1. カーボンフットプリント(CFP)を
自治体の印刷物へ活用するための提案
ー 「印刷物のグリーン調達」による脱温暖化を目指して ー
清水宏和 博士(学術)
清水印刷紙工株式会社 代表取締役社長
早稲田大学環境総合研究センター 客員主任研究員
ISO130 (印刷技術) WG11 (印刷物の環境影響評価) エキスパート(タイ王国)
- 2. CFPとは?
CFPの概略
CFP(カーボンフットプリント)とは, Carbon Footprint of
Productsの略称で, 商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイ
クルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガ
スの排出量をCO2に換算して, 商品やサービスに分かりやすく表示す
る仕組みです. LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を活用
し, 環境負荷を定量的に算定します.
事業者と消費者の間でCO2排出量削減行動に関する「気づき」を共有
し, 「見える化」された情報を用いて, 事業者がサプライチェーンを
構成する企業間で協力して更なるCO2排出量削減を推進すること.
「見える化」された情報を用いて, 消費者がより低炭素な消費生活へ
自ら変革していくことを目指します.
<(社)産業環境管理協会WEBサイト参照:http://www.cfp-japan.jp> 2
- 9. CFPの印刷物への適用事例は? (cont’d)
会社案内(A4サイズ・16ページ・2000部)のCO2算定
800 kg-CO2e
2000部
0
# 項目
kg-CO2e % 700
1 紙 480.950 60.4 600
2 インキ 25.845 3.2
500
3 印刷版 60.675 7.6
400
4 水及び添加剤 0.000 0.0
300
5 デザイン NA NA
200
6 印刷 111.676 14.0
100
7 製本 12.934 1.6 中綴じ(16P)2000部 0
8 配送 67.024 8.4
紙 インキ
9 廃棄・リサイクル 37.111 4.7 印刷版 水添加剤
デザイン 印刷
合計: 796.215 100.0
製本 配送
1部あたり: 0.398 -
廃棄・リサイクル
9
- 12. 清水宏和 経歴
早稲⽥田⼤大学系属早稲⽥田実業学校中学部・⾼高等部を卒業後,1990年年 早稲⽥田⼤大学教育学部教育学科社
会教育専修を卒業, 1992年年⽶米国 ダラス⼤大学⼤大学院経営学修⼠士(MBA,マーケティング・リサーチ
専攻)を修了了.2012年年 早稲⽥田⼤大学⼤大学院 環境・エネルギー研究科 博⼠士後期課程(永⽥田勝也研究
室)を修了了.博⼠士(学術).研究テーマは,“Environmental improvement methods for
Printing Service by utilizing multilateral LCA approaches”(原⽂文は英⽂文,和⽂文タイトルは『印
刷サービスにおけるLCAを活⽤用した環境配慮⼿手法の構築に関する研究』).2009年年 第6回 LCA⽇日
本フォーラム会⻑⾧長賞,2010年年 ⽇日本印刷学会 論論⽂文賞など受賞.専⾨門分野は印刷サービスにおける
UV硬化技術とLCA(ライフサイクルアセスメント).2010年年よりタイ王国 国⽴立立チュラルンコン⼤大
学理理学部イメージング・プリンティング学科と印刷サービスの環境影響評価の共同プロジェクトを
始め,現在では同校において修⼠士論論⽂文指導を⾏行行っている.
欧⽂文印刷株式会社(92年年〜~94年年)を経て,先代社⻑⾧長である第⼆二代 栄太郎郎社⻑⾧長の急逝に伴い1994年年
清⽔水印刷紙⼯工株式会社の代表取締役社⻑⾧長に就任,現在に⾄至る.2012年年4⽉月より早稲⽥田⼤大学環境総合
研究センター 客員主任研究員に嘱任される.
総合資源エネルギー調査会総合部会 電⼒力力需給検証⼩小委員会, ⽇日本商⼯工会議所 中⼩小企業政策専⾨門委
員会,⽇日本商⼯工会議所 エネルギー・原⼦子⼒力力政策に関する研究会,東京商⼯工会議所 環境委員会,
ISO130(Graphic Technology)WG11(Environmental impact assessment of printed
matters),等各種委員会委員及びエキスパートを務める.
1967年年⽣生まれ,妻・⻑⾧長男・次男と⺟母の5⼈人家族.⽂文京区在住.
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