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db tech
showcase
           AlwaysOn 可用性グループ
  2012         構築時のポイント



C34                 小澤 真之
             Microsoft MVP for SQL Server
自己紹介
   フリーランスエンジニアとして SQL Server を中心に案件に従事

   2011/7 に Microsoft MVP for SQL Server を受賞

   コミュニティの勉強会やブログで SQL Server の情報を発信
       勉強会:SQLTO
           http://sqlto.net
       ブログ : SE の雑記
           http://engineermemo.wordpress.com

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Agenda
   AlwaysOn とは
   複数拠点を使用した構築
   セカンダリレプリカへの接続
   フェールオーバー
   セカンダリレプリカを意識した運用




3            db tech showcase 2012   2012/10/19
AlwaysOn とは
新機能
SQL Server 2012 で追加された柔軟な構成の高可用性環境を
構築するための機能群


2 種類の AlwaysOn
AlwaysOn フェールオーバークラスターインスタンス (FCI)
AlwaysOn 可用性グループ (HADR)
4              db tech showcase 2012   2012/10/19
フェールオーバークラスター インスタンス
    複数拠点でのクラスタリング
    マルチサブネットフェールオーバークラスタリング
    柔軟なフェールオーバーポリシー (6 種類のレベルで設定可能)



    共有フォルダにデータベースを配置
    ローカルディスクに tempdb を配置



5           db tech showcase 2012   2012/10/19
可用性グループ

    複数のデータベースを同じ可用性グループで保護
     非同期コミットモード / 非同期コミットモードをサポート
    非同期コミットモード / 同期コミットモードをサポート
     自動フェールオーバー
    同期コミット間の自動フェールオーバー (5 種類のレベルで設定可能)
     最大 5 台で可用性グループを構成可能
    最大 5 台で可用性グループを構成可能


    リスナーを経由して透過的に更新可能サーバーに接続
    参照系処理にセカンダリレプリカを利用可能 (アクティブセカンダリ)
    セカンダリレプリカを利用したバックアップ


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想定環境
                       AlwaysOn 可用性グループ
    拠点 A (主拠点)                                拠点 B (DR 拠点)
    (172.16.x.x/16)                           (192.168.110.x/24)
     同期コミット
                                                非同期コミット
       FCI




7                     db tech showcase 2012            2012/10/19
可用性グループの設定
今回の環境は、以下のエディションで構築 (OS は WSFC が使用可能なエディションが必要)
Windows Server 2012 Datacenter Edition
SQL Server 2012 Enterprise Edition
- Windows Server 2012 は Standard Edition でも可




8                db tech showcase 2012      2012/10/19
AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント



    複数拠点              クラスター投票数の調整


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拠点間で構成する場合のポイント

     AlwaysOn はフェールオーバークラスター (WSFC) 必須
     クラスターを維持するためには過半数 + 1 の投票数が必要
     どのノードを過半数の中に含めるのかを意識し投票数を調整




     DNS に登録される A レコードと解決方法
     同期コミット/非同期コミットの特性を把握する



10           db tech showcase 2012   2012/10/19
WSFC のノードの状況




      可用性レプリカのすべてサーバーが
        WSFC のノードになる
11      db tech showcase 2012   2012/10/19
WSFC 構築直後の投票数
7 票のうち、投票をもつリソースの障害を 3 台まで許容することが可能
- WSFC では全投票数の過半数を超える票数を確保する必要がある
- 上記台数だと投票数は 4 票必要となる




                                        拠点 A のサーバー



                                        拠点 B のサーバー

                                        クォーラム監視

12            db tech showcase 2012   2012/10/19
投票数が不足する例
7 票の投票数のうち 4 票が稼働している必要がある
-    3 票しか確保できていない → 必要な投票数が確保できないので WSFC 停止
     → 可用性データベースにアクセスできなくなる

          拠点 A (主拠点)                                拠点 B (DR 拠点)
            FCI




                                          投票数に含める
                                            サーバー


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投票数の調整
全票数を 5 票にし、投票をもつリソースの障害を 2 台まで許容できるよう調整
[(Get-ClusterNode –Name <ノード名>).NodeWeight=0]




                                         投票の対象から除外




14              db tech showcase 2012   2012/10/19
調整後
5 票の投票数のうち 3 票が稼働している必要がある
- 先ほどと同様の障害が発生しても必要な投票数 (3票) が確保できている

      拠点 A (主拠点)                                拠点 B (DR 拠点)
        FCI




                                      投票数に含める
                                        サーバー


15                 db tech showcase 2012              2012/10/19
AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント



     複数拠点              リスナーの DNS レコード


16           db tech showcase 2012      2012/10/19
可用性グループの接続の基本
                                                    AlwaysOn 可用性グループ

  リスナーに対して通常の方法で接続
                                                           拠点 A
              または
  ApplicationIntent=ReadWrite                        FCI

アプリケーション          リスナー



                             可用性グループの
                           プライマリ レプリカに接続
                                                           拠点 B




  17                             db tech showcase 2012            2012/10/19
リスナーの設定内容 (WSFC)


   WSFC の停止が可用性
   グループにも影響を与える


     可用性グループリスナーは拠点間ごとの
     IP アドレスを持つマルチサブネット環境

   SQL Server Availability Group
         のクラスターリソース
(このリソースが可用性 DB をオンラインにする)

      18                           db tech showcase 2012   2012/10/19
マルチサブネット環境の DNS のレコード




     マルチサブネット環境ではリスナーの A レコードが 2 種類登録されるため
      アプリケーションからどちらの IP アドレスにアクセスされるかわからない
                 (拠点 A 用 / 拠点 B 用)

19             db tech showcase 2012         2012/10/19
そのまま接続しようとすると
                              リスナー
アプリケーション                (172.16.100.100)                AlwaysOn 可用性グループ
                 ②
                                               ③                  拠点 A
                                                              (172.16.x.x/16)
          192.168.110.110
          172.16.100.100
            どちらか に接続


①           接続要求の 50% が
          タイムアウトする可能性がある
                                                              拠点 B
                                                         (191.168.110.x/24)
            リスナーの IP アドレス
            192.168.110.110                プライマリレプリカ
            172.16.100.100

    DNS                                    セカンダリレプリカ



20                              db tech showcase 2012                           2012/10/19
2 種類の解決方法
         高速フェールオーバーを可能にするための接続文字列を使用

     1   [MultiSubnetFailover=true]
         - .NET Framework 4.02 以降
         - SQL Server Native Client 11.0
         - Microsoft SQL Server JDBC Driver 4.0 以降




         クラスターリソースの設定を変更しオンラインのアドレスのみを登録

     2   [RegisterAllProvidersIP 0]
         [HostRecordTTL 60]
         - 高速フェールオーバー用の接続文字列を使用できない場合に使用



21                  db tech showcase 2012            2012/10/19
MultiSubnetFailover
                              リスナー
アプリケーション                (172.16.100.100)                AlwaysOn 可用性グループ
                 ②
                                               ③                  拠点 A
                                                              (172.16.x.x/16)
          192.168.110.110
          172.16.100.100
             両方 に接続


①           両方の IP アドレスに接続を
           試行し応答があったほうに接続
                                                              拠点 B
                                                         (191.168.110.x/24)
            リスナーの IP アドレス
            192.168.110.110                プライマリレプリカ
            172.16.100.100

    DNS                                    セカンダリレプリカ



22                              db tech showcase 2012                           2012/10/19
RegisterAllProvidersIP
                               リスナー
アプリケーション                 (172.16.100.100)                AlwaysOn 可用性グループ
                  ②
                                                ③                  拠点 A
                                                               (172.16.x.x/16)
          172.16.100.100 に接続




①                DNS にはオンラインの
              IP アドレスのみが登録される
                                                               拠点 B
                                                          (191.168.110.x/24)


             リスナーの IP アドレス                  プライマリレプリカ
             172.16.100.100

    DNS                                     セカンダリレプリカ



23                               db tech showcase 2012                           2012/10/19
AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント



     複数拠点       同期コミット/非同期コミットの特性


24           db tech showcase 2012   2012/10/19
処理性能への影響
       コミット時にセカンダリレプリカのコミット応答を待ち処理完了
 同期    コミット応答に恒常的に遅延があると処理性能に影響
コミット   - ネットワーク
       - ログの書き込み




非同期    セカンダリレプリカのデータ同期を待たずに処理完了
       恒常的に遅延があっても処理性能に影響しない
コミット   遅延がある場合、損失するデータ量に影響する



25            db tech showcase 2012   2012/10/19
非同期コミット
         プライマリレプリカ                                           セカンダリレプリカ
                           圧縮                             圧縮解除

                         ログキャプチャ                          ログ適用

         コミット                                                             Redo スレッド

                         ログプール


        ログキャッシュ                                          ログキャッシュ         バッファキャッシュ
                     バッファキャッシュ

 ログ               チェック                                              ログ
フラッシュ             ポイント                                             再実行


        ログファイル       データファイル                             ログファイル          データファイル



  26                             db tech showcase 2012                     2012/10/19
同期コミット
         プライマリレプリカ                                           セカンダリレプリカ
                           圧縮                             圧縮解除

                         ログキャプチャ                          ログ適用

         コミット                                                             Redo スレッド

                         ログプール


        ログキャッシュ                                          ログキャッシュ         バッファキャッシュ
                     バッファキャッシュ

 ログ               チェック                                              ログ
フラッシュ             ポイント                                             再実行


        ログファイル       データファイル             コミット            ログファイル          データファイル
                                          応答



  27                             db tech showcase 2012                     2012/10/19
同期コミットによるトランザクションの遅延
応答待ちによるトランザクション遅延状況 (Transaction Delay) を確認
トランザクションの遅延は更新だけでなく参照にも影響する可能性がある
- トランザクションが完了するまでロックが取得されている状態となるため、ブロッキング発生の可能性

     トランザクション単位の                  トランザクションの遅延により
      遅延状況の取得                     設定前後のバッチ実行数の差


          トランザクションに対してどれくらい                設定有無によるバッチ実行数を確認し
          遅延が発生しているかを確認                    設定による影響を確認




28                 db tech showcase 2012               2012/10/19
非同期コミットのデータ損失状況の取得
セカンダリレプリカで送信キューの情報 (Log Send Queue) を取得することで
損失する可能性のあるデータ量を把握
                              ×バッチ実行に合わせてキューが増加
○バッチ実行終了でキューがなくなる
                                バッチ終了後に緩やかに減少




 29            db tech showcase 2012     2012/10/19
AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント


     セカンダリ
                 リスナーを経由した透過的な接続
     レプリカ


30           db tech showcase 2012   2012/10/19
セカンダリレプリカへの接続方法
      読み取り専用ルーティングを設定
      リスナー経由で等価的に接続するための接続文字列を使用
透過的   [ApplicationIntent=ReadOnly]
      - .NET Framework 4.02 以降
      - SQL Server Native Client 11.0
      - Microsoft SQL Server JDBC Driver 4.0 以降


      セカンダリレプリカを直接指定して接続
 直接   上記のバージョン以外を使用している場合の接続方法
      - どのサーバーがセカンダリレプリカなのは自分で判断する必要がある



31            db tech showcase 2012               2012/10/19
セカンダリレプリカを使用できる設定




     読み取り可能なセカンダリ        接続方法
     いいえ                 接続不可
     読み取り目的のみ            ApplicationIntent=ReadOnly
     はい                  ApplicationIntent=ReadOnly
                         直接接続

32              db tech showcase 2012                 2012/10/19
読み取り専用ルーティング
リスナーを経由して透過的にセカンダリレプリカに接続するための設定
ルーティングは指定した接続の優先順に基づき実施される
(負荷に応じたロードバランスではない)
[読み取り専用ルーティングURL (接続先)]
ALTER AVAILABILITY GROUP HADR
MODIFY REPLICA ON N’CLS-SQL-FCI′
WITH ( SECONDARY_ROLE(READ_ONLY_ROUTING_URL=N’TCP://CLS-SQL-FCI.domain.local:1433′) )




[読み取り専用ルーティングリスト (接続の優先順)]
ALTER AVAILABILITY GROUP [AlwaysOn_Group]
MODIFY REPLICA ON N’CLS-SQL-FCI′
WITH ( PRIMARY_ROLE(READ_ONLY_ROUTING_LIST=(N’CLS-SQL-03′, N’CLS-SQL-04’ N’CLS-SQL-05) ))



33                             db tech showcase 2012                          2012/10/19
透過的な接続
ApplicationIntent=ReadOnly を使用した場合の接続方法
(可用性データベース名も明示的に指定する必要がある)
                                     最初はプライマリレプリカに接続され
                                   接続するセカンダリレプリカの情報を取得            AlwaysOn 可用性グループ
                                    (Tabular Data Stream : TDS)
                                                                        拠点 A
アプリケーション
                      ①                  リスナー            ②

            DataSource=<リスナー>
          ApplicationIntent=ReadOnly;
           MultiSubnetFailover=true;
            Database=<データベース>                        ③                拠点 B

                                 読み取り専用ルーティングの設定に基づき
                                   セカンダリレプリカに接続をする

     プライマリレプリカ             セカンダリレプリカ



34                                      db tech showcase 2012                  2012/10/19
直接接続
ApplicationIntent が使用できない場合の接続方法

                                                            AlwaysOn 可用性グループ
                                                                  拠点 A
アプリケーション                             リスナー




                 ①
                                                                拠点 B
      DataSource=<セカンダリレプリカ>




     プライマリレプリカ          セカンダリレプリカ



35                                  db tech showcase 2012                2012/10/19
アクティブセカンダリの 14 バイト
 セカンダリレプリカの読み取りはスナップショット分離トランザクションレベルを使用し
 ている。

アプリケーション                              セカンダリレプリカ          アプリケーション
                プライマリレプリカ                          参照
           更新

                              同期
                                           プライマリレプリカでの更新により参照が
                                           ロック待ちにならないようにスナップショット
                                           分離トランザクションレベルが使用される



                                            行バージョニングの 14 バイト

  36               db tech showcase 2012                2012/10/19
行バージョニングを使用した読み取り一貫性
      プライマリレプリカ                            セカンダリレプリカ




※スナップショット分離トランザクションレベル/READCOMMITTED スナップショット分離レベルは設定せず、
 可用性グループでアクティブセカンダリを設定した状態

 37                db tech showcase 2012           2012/10/19
AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント


       自動
      フェール   FCI を含める場合の自動フェールオーバー
      オーバー

38           db tech showcase 2012   2012/10/19
フェールオーバーの種類
     同期コミットの場合のみ使用可能

自動   2 台の可用性レプリカ間で障害発生時に自動フェールオーバー
     FCI は自動フェールオーバーを設定することができない
     - スタンドアロン SQL Server インスタンスのみ使用可能




     同期コミット/非同期コミットで使用可能
手動   障害発生時のフェールオーバーは手動で実施
     FCIは手動フェールオーバーのみ設定可能


39          db tech showcase 2012        2012/10/19
フェールオーバーの違い
            FCI の保護単位                    可用性グループの保護単位
              インスタンス                        データベース

                   同期コミット
                     FCI は同期コミットでも
      FCI            手動フェールオーバーで
                                                                        非同期コミット
                                                         同期コミットから
                          切り替え                           非同期コミットは
                                                        手動フェーオーバー切替




                                AlwaysOn で可用性データベースを
FCI 内のノード内でインスタンスを                自動フェールオーバーで切替可能
    自動フェールオーバー
                                                                          非同期コミットは
                                                スタンドアロンインスタンス         手動フェーオーバーでのみ切替可能
   フェールオーバークラスター         スタンドアロンインスタンス
       インスタンス               (同期コミット)              (非同期コミット)

 40                             db tech showcase 2012                    2012/10/19
FCI の同期コミットで自動フェールオーバーを設定




AlwaysOn フェールオーバー クラスター インスタンス (SQL Server)
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms189134.aspx


41                       db tech showcase 2012          2012/10/19
AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント


     セカンダリ
                      セカンダリを意識した運用
     レプリカ


42           db tech showcase 2012   2012/10/19
セカンダリレプリカを使用したバックアップ
セカンダリレプリカを使用してバックアップを取得することができる。
-    完全 バックアップ (コピー)
                               トランザクションログはレプリカ内で一貫性をもって管理されるため、一つのレプリカで
-    トランザクションログ バックアップ         トランザクションログのバックアップを取得すると全レプリカで切り捨てられる。

プライマリレプリカ
                                                      バックアップ
                                                    完全バックアップ (コピー)
             セカンダリレプリカ




                         セカンダリレプリカ                トランザクションログ バックアップ




43                       db tech showcase 2012               2012/10/19
バックアップのリストア
可用性データベースは設定を解除しないとリストアできないので注意が必要
遠隔地に可用性レプリカを配置している場合は、バックアップファイルのコピーに時
間がかかる可能性もある。
- 遠隔拠点のリストアは後回しにする等を検討




44            db tech showcase 2012   2012/10/19
セカンダリレプリカの判断
バックアップはセカンダリレプリカで実行できるが、インデックスの再構築や再構成は
プライマリでしか実行することができない
- プライマリを意識しない運用ではSQL Server Agent のジョブではセカンダリを判断

メンテナンスプランでは以下の関数が使用されている
- sys.fn_hadr_backup_is_preferred_replica

以下の動的管理ビューとシステムテーブルを使用してプライマリかの判断が可能
- sys.fn_hadr_backup_is_preferred_replica
- sys.availability_groups




45                     db tech showcase 2012   2012/10/19
プライマリレプリカの場合処理を実行
USE <データベース名>
SET NOCOUNT ON
GO
DECLARE @primary_server_name sysname
SET @primary_server_name = (
SELECT
   primary_replica
FROM
   sys.dm_hadr_availability_group_states
   LEFT JOIN
      sys.availability_groups
   ON
      sys.availability_groups.group_id = sys.dm_hadr_availability_group_states.group_id
WHERE
      sys.availability_groups.name = ‘<可用性グループ名>')
IF (@primary_server_name = @@SERVERNAME)
BEGIN
               PRINT 'Index Maintenance Start'
               ALTER INDEX <インデックス名> ON <テーブル名> REBUILD
               PRINT 'Index Maintenance End'

END


46                                      db tech showcase 2012                             2012/10/19
インデックス再構築時の注意
可用性データベースの復旧モデルは [完全] のみ使用可能
そのため、インデックス再構築時の最小ログ記録を使用することができない
-    最小ログ記録が可能な操作
     http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms191244.aspx

再構築 (REBUILD) ではなく再構成 (REORGANIZE) による運用を検討
-    再構築は一つのトランザクション内で新規ページにインデックスを作成するため、途中で
     中断した場合は構築途中の状態も破棄されるが、再構成は既存のページを使用し
     て並び替えを行い、途中で中断した場合でもそれまでの処理状態は保持される
-    SQL に関する Q&A: 障害回復とデータベース ミラーリング
     http://technet.microsoft.com/ja-jp/magazine/jj259764.aspx



47                         db tech showcase 2012                 2012/10/19
まとめ
    SQL Server 2008 R2 のデータベースミラーリング相当の機能を
     WSFC と組み合わせ、柔軟な環境を構築することが可能となった
        運用方法は従来までのミラーリングも参考になる
        WSFC の投票数の考え方を理解する
        Windows Server 2012
            SMB 3.0
            Dynamic Quorum (Dynamic Weight)


    アクティブセカンダリを利用し処理を実行することが可能
        どの方法を使用してセカンダリレプリカに接続できるか注意
         (既存システムへの適用を考えている場合は特に)
        ジョブにより自動運用する場合はプライマリ/セカンダリのどちらの状態で実行
         されるかを意識

    48                            db tech showcase 2012   2012/10/19

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C34 Always On 可用性グループ 構築時のポイント by 小澤真之

  • 1. db tech showcase AlwaysOn 可用性グループ 2012 構築時のポイント C34 小澤 真之 Microsoft MVP for SQL Server
  • 2. 自己紹介  フリーランスエンジニアとして SQL Server を中心に案件に従事  2011/7 に Microsoft MVP for SQL Server を受賞  コミュニティの勉強会やブログで SQL Server の情報を発信  勉強会:SQLTO  http://sqlto.net  ブログ : SE の雑記  http://engineermemo.wordpress.com 2 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 3. Agenda  AlwaysOn とは  複数拠点を使用した構築  セカンダリレプリカへの接続  フェールオーバー  セカンダリレプリカを意識した運用 3 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 4. AlwaysOn とは 新機能 SQL Server 2012 で追加された柔軟な構成の高可用性環境を 構築するための機能群 2 種類の AlwaysOn AlwaysOn フェールオーバークラスターインスタンス (FCI) AlwaysOn 可用性グループ (HADR) 4 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 5. フェールオーバークラスター インスタンス 複数拠点でのクラスタリング マルチサブネットフェールオーバークラスタリング 柔軟なフェールオーバーポリシー (6 種類のレベルで設定可能) 共有フォルダにデータベースを配置 ローカルディスクに tempdb を配置 5 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 6. 可用性グループ 複数のデータベースを同じ可用性グループで保護 非同期コミットモード / 非同期コミットモードをサポート 非同期コミットモード / 同期コミットモードをサポート 自動フェールオーバー 同期コミット間の自動フェールオーバー (5 種類のレベルで設定可能) 最大 5 台で可用性グループを構成可能 最大 5 台で可用性グループを構成可能 リスナーを経由して透過的に更新可能サーバーに接続 参照系処理にセカンダリレプリカを利用可能 (アクティブセカンダリ) セカンダリレプリカを利用したバックアップ 6 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 7. 想定環境 AlwaysOn 可用性グループ 拠点 A (主拠点) 拠点 B (DR 拠点) (172.16.x.x/16) (192.168.110.x/24) 同期コミット 非同期コミット FCI 7 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 8. 可用性グループの設定 今回の環境は、以下のエディションで構築 (OS は WSFC が使用可能なエディションが必要) Windows Server 2012 Datacenter Edition SQL Server 2012 Enterprise Edition - Windows Server 2012 は Standard Edition でも可 8 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 9. AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント 複数拠点 クラスター投票数の調整 9 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 10. 拠点間で構成する場合のポイント AlwaysOn はフェールオーバークラスター (WSFC) 必須 クラスターを維持するためには過半数 + 1 の投票数が必要 どのノードを過半数の中に含めるのかを意識し投票数を調整 DNS に登録される A レコードと解決方法 同期コミット/非同期コミットの特性を把握する 10 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 11. WSFC のノードの状況 可用性レプリカのすべてサーバーが WSFC のノードになる 11 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 12. WSFC 構築直後の投票数 7 票のうち、投票をもつリソースの障害を 3 台まで許容することが可能 - WSFC では全投票数の過半数を超える票数を確保する必要がある - 上記台数だと投票数は 4 票必要となる 拠点 A のサーバー 拠点 B のサーバー クォーラム監視 12 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 13. 投票数が不足する例 7 票の投票数のうち 4 票が稼働している必要がある - 3 票しか確保できていない → 必要な投票数が確保できないので WSFC 停止 → 可用性データベースにアクセスできなくなる 拠点 A (主拠点) 拠点 B (DR 拠点) FCI 投票数に含める サーバー 13 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 14. 投票数の調整 全票数を 5 票にし、投票をもつリソースの障害を 2 台まで許容できるよう調整 [(Get-ClusterNode –Name <ノード名>).NodeWeight=0] 投票の対象から除外 14 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 15. 調整後 5 票の投票数のうち 3 票が稼働している必要がある - 先ほどと同様の障害が発生しても必要な投票数 (3票) が確保できている 拠点 A (主拠点) 拠点 B (DR 拠点) FCI 投票数に含める サーバー 15 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 16. AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント 複数拠点 リスナーの DNS レコード 16 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 17. 可用性グループの接続の基本 AlwaysOn 可用性グループ リスナーに対して通常の方法で接続 拠点 A または ApplicationIntent=ReadWrite FCI アプリケーション リスナー 可用性グループの プライマリ レプリカに接続 拠点 B 17 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 18. リスナーの設定内容 (WSFC) WSFC の停止が可用性 グループにも影響を与える 可用性グループリスナーは拠点間ごとの IP アドレスを持つマルチサブネット環境 SQL Server Availability Group のクラスターリソース (このリソースが可用性 DB をオンラインにする) 18 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 19. マルチサブネット環境の DNS のレコード マルチサブネット環境ではリスナーの A レコードが 2 種類登録されるため アプリケーションからどちらの IP アドレスにアクセスされるかわからない (拠点 A 用 / 拠点 B 用) 19 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 20. そのまま接続しようとすると リスナー アプリケーション (172.16.100.100) AlwaysOn 可用性グループ ② ③ 拠点 A (172.16.x.x/16) 192.168.110.110 172.16.100.100 どちらか に接続 ① 接続要求の 50% が タイムアウトする可能性がある 拠点 B (191.168.110.x/24) リスナーの IP アドレス 192.168.110.110 プライマリレプリカ 172.16.100.100 DNS セカンダリレプリカ 20 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 21. 2 種類の解決方法 高速フェールオーバーを可能にするための接続文字列を使用 1 [MultiSubnetFailover=true] - .NET Framework 4.02 以降 - SQL Server Native Client 11.0 - Microsoft SQL Server JDBC Driver 4.0 以降 クラスターリソースの設定を変更しオンラインのアドレスのみを登録 2 [RegisterAllProvidersIP 0] [HostRecordTTL 60] - 高速フェールオーバー用の接続文字列を使用できない場合に使用 21 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 22. MultiSubnetFailover リスナー アプリケーション (172.16.100.100) AlwaysOn 可用性グループ ② ③ 拠点 A (172.16.x.x/16) 192.168.110.110 172.16.100.100 両方 に接続 ① 両方の IP アドレスに接続を 試行し応答があったほうに接続 拠点 B (191.168.110.x/24) リスナーの IP アドレス 192.168.110.110 プライマリレプリカ 172.16.100.100 DNS セカンダリレプリカ 22 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 23. RegisterAllProvidersIP リスナー アプリケーション (172.16.100.100) AlwaysOn 可用性グループ ② ③ 拠点 A (172.16.x.x/16) 172.16.100.100 に接続 ① DNS にはオンラインの IP アドレスのみが登録される 拠点 B (191.168.110.x/24) リスナーの IP アドレス プライマリレプリカ 172.16.100.100 DNS セカンダリレプリカ 23 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 24. AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント 複数拠点 同期コミット/非同期コミットの特性 24 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 25. 処理性能への影響 コミット時にセカンダリレプリカのコミット応答を待ち処理完了 同期 コミット応答に恒常的に遅延があると処理性能に影響 コミット - ネットワーク - ログの書き込み 非同期 セカンダリレプリカのデータ同期を待たずに処理完了 恒常的に遅延があっても処理性能に影響しない コミット 遅延がある場合、損失するデータ量に影響する 25 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 26. 非同期コミット プライマリレプリカ セカンダリレプリカ 圧縮 圧縮解除 ログキャプチャ ログ適用 コミット Redo スレッド ログプール ログキャッシュ ログキャッシュ バッファキャッシュ バッファキャッシュ ログ チェック ログ フラッシュ ポイント 再実行 ログファイル データファイル ログファイル データファイル 26 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 27. 同期コミット プライマリレプリカ セカンダリレプリカ 圧縮 圧縮解除 ログキャプチャ ログ適用 コミット Redo スレッド ログプール ログキャッシュ ログキャッシュ バッファキャッシュ バッファキャッシュ ログ チェック ログ フラッシュ ポイント 再実行 ログファイル データファイル コミット ログファイル データファイル 応答 27 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 28. 同期コミットによるトランザクションの遅延 応答待ちによるトランザクション遅延状況 (Transaction Delay) を確認 トランザクションの遅延は更新だけでなく参照にも影響する可能性がある - トランザクションが完了するまでロックが取得されている状態となるため、ブロッキング発生の可能性 トランザクション単位の トランザクションの遅延により 遅延状況の取得 設定前後のバッチ実行数の差 トランザクションに対してどれくらい 設定有無によるバッチ実行数を確認し 遅延が発生しているかを確認 設定による影響を確認 28 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 29. 非同期コミットのデータ損失状況の取得 セカンダリレプリカで送信キューの情報 (Log Send Queue) を取得することで 損失する可能性のあるデータ量を把握 ×バッチ実行に合わせてキューが増加 ○バッチ実行終了でキューがなくなる バッチ終了後に緩やかに減少 29 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 30. AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント セカンダリ リスナーを経由した透過的な接続 レプリカ 30 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 31. セカンダリレプリカへの接続方法 読み取り専用ルーティングを設定 リスナー経由で等価的に接続するための接続文字列を使用 透過的 [ApplicationIntent=ReadOnly] - .NET Framework 4.02 以降 - SQL Server Native Client 11.0 - Microsoft SQL Server JDBC Driver 4.0 以降 セカンダリレプリカを直接指定して接続 直接 上記のバージョン以外を使用している場合の接続方法 - どのサーバーがセカンダリレプリカなのは自分で判断する必要がある 31 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 32. セカンダリレプリカを使用できる設定 読み取り可能なセカンダリ 接続方法 いいえ 接続不可 読み取り目的のみ ApplicationIntent=ReadOnly はい ApplicationIntent=ReadOnly 直接接続 32 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 33. 読み取り専用ルーティング リスナーを経由して透過的にセカンダリレプリカに接続するための設定 ルーティングは指定した接続の優先順に基づき実施される (負荷に応じたロードバランスではない) [読み取り専用ルーティングURL (接続先)] ALTER AVAILABILITY GROUP HADR MODIFY REPLICA ON N’CLS-SQL-FCI′ WITH ( SECONDARY_ROLE(READ_ONLY_ROUTING_URL=N’TCP://CLS-SQL-FCI.domain.local:1433′) ) [読み取り専用ルーティングリスト (接続の優先順)] ALTER AVAILABILITY GROUP [AlwaysOn_Group] MODIFY REPLICA ON N’CLS-SQL-FCI′ WITH ( PRIMARY_ROLE(READ_ONLY_ROUTING_LIST=(N’CLS-SQL-03′, N’CLS-SQL-04’ N’CLS-SQL-05) )) 33 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 34. 透過的な接続 ApplicationIntent=ReadOnly を使用した場合の接続方法 (可用性データベース名も明示的に指定する必要がある) 最初はプライマリレプリカに接続され 接続するセカンダリレプリカの情報を取得 AlwaysOn 可用性グループ (Tabular Data Stream : TDS) 拠点 A アプリケーション ① リスナー ② DataSource=<リスナー> ApplicationIntent=ReadOnly; MultiSubnetFailover=true; Database=<データベース> ③ 拠点 B 読み取り専用ルーティングの設定に基づき セカンダリレプリカに接続をする プライマリレプリカ セカンダリレプリカ 34 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 35. 直接接続 ApplicationIntent が使用できない場合の接続方法 AlwaysOn 可用性グループ 拠点 A アプリケーション リスナー ① 拠点 B DataSource=<セカンダリレプリカ> プライマリレプリカ セカンダリレプリカ 35 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 36. アクティブセカンダリの 14 バイト セカンダリレプリカの読み取りはスナップショット分離トランザクションレベルを使用し ている。 アプリケーション セカンダリレプリカ アプリケーション プライマリレプリカ 参照 更新 同期 プライマリレプリカでの更新により参照が ロック待ちにならないようにスナップショット 分離トランザクションレベルが使用される 行バージョニングの 14 バイト 36 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 37. 行バージョニングを使用した読み取り一貫性 プライマリレプリカ セカンダリレプリカ ※スナップショット分離トランザクションレベル/READCOMMITTED スナップショット分離レベルは設定せず、 可用性グループでアクティブセカンダリを設定した状態 37 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 38. AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント 自動 フェール FCI を含める場合の自動フェールオーバー オーバー 38 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 39. フェールオーバーの種類 同期コミットの場合のみ使用可能 自動 2 台の可用性レプリカ間で障害発生時に自動フェールオーバー FCI は自動フェールオーバーを設定することができない - スタンドアロン SQL Server インスタンスのみ使用可能 同期コミット/非同期コミットで使用可能 手動 障害発生時のフェールオーバーは手動で実施 FCIは手動フェールオーバーのみ設定可能 39 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 40. フェールオーバーの違い FCI の保護単位 可用性グループの保護単位 インスタンス データベース 同期コミット FCI は同期コミットでも FCI 手動フェールオーバーで 非同期コミット 同期コミットから 切り替え 非同期コミットは 手動フェーオーバー切替 AlwaysOn で可用性データベースを FCI 内のノード内でインスタンスを 自動フェールオーバーで切替可能 自動フェールオーバー 非同期コミットは スタンドアロンインスタンス 手動フェーオーバーでのみ切替可能 フェールオーバークラスター スタンドアロンインスタンス インスタンス (同期コミット) (非同期コミット) 40 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 41. FCI の同期コミットで自動フェールオーバーを設定 AlwaysOn フェールオーバー クラスター インスタンス (SQL Server) http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms189134.aspx 41 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 42. AlwaysOn 可用性グループ 構築時のポイント セカンダリ セカンダリを意識した運用 レプリカ 42 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 43. セカンダリレプリカを使用したバックアップ セカンダリレプリカを使用してバックアップを取得することができる。 - 完全 バックアップ (コピー) トランザクションログはレプリカ内で一貫性をもって管理されるため、一つのレプリカで - トランザクションログ バックアップ トランザクションログのバックアップを取得すると全レプリカで切り捨てられる。 プライマリレプリカ バックアップ 完全バックアップ (コピー) セカンダリレプリカ セカンダリレプリカ トランザクションログ バックアップ 43 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 45. セカンダリレプリカの判断 バックアップはセカンダリレプリカで実行できるが、インデックスの再構築や再構成は プライマリでしか実行することができない - プライマリを意識しない運用ではSQL Server Agent のジョブではセカンダリを判断 メンテナンスプランでは以下の関数が使用されている - sys.fn_hadr_backup_is_preferred_replica 以下の動的管理ビューとシステムテーブルを使用してプライマリかの判断が可能 - sys.fn_hadr_backup_is_preferred_replica - sys.availability_groups 45 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 46. プライマリレプリカの場合処理を実行 USE <データベース名> SET NOCOUNT ON GO DECLARE @primary_server_name sysname SET @primary_server_name = ( SELECT primary_replica FROM sys.dm_hadr_availability_group_states LEFT JOIN sys.availability_groups ON sys.availability_groups.group_id = sys.dm_hadr_availability_group_states.group_id WHERE sys.availability_groups.name = ‘<可用性グループ名>') IF (@primary_server_name = @@SERVERNAME) BEGIN PRINT 'Index Maintenance Start' ALTER INDEX <インデックス名> ON <テーブル名> REBUILD PRINT 'Index Maintenance End' END 46 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 47. インデックス再構築時の注意 可用性データベースの復旧モデルは [完全] のみ使用可能 そのため、インデックス再構築時の最小ログ記録を使用することができない - 最小ログ記録が可能な操作 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms191244.aspx 再構築 (REBUILD) ではなく再構成 (REORGANIZE) による運用を検討 - 再構築は一つのトランザクション内で新規ページにインデックスを作成するため、途中で 中断した場合は構築途中の状態も破棄されるが、再構成は既存のページを使用し て並び替えを行い、途中で中断した場合でもそれまでの処理状態は保持される - SQL に関する Q&A: 障害回復とデータベース ミラーリング http://technet.microsoft.com/ja-jp/magazine/jj259764.aspx 47 db tech showcase 2012 2012/10/19
  • 48. まとめ  SQL Server 2008 R2 のデータベースミラーリング相当の機能を WSFC と組み合わせ、柔軟な環境を構築することが可能となった  運用方法は従来までのミラーリングも参考になる  WSFC の投票数の考え方を理解する  Windows Server 2012  SMB 3.0  Dynamic Quorum (Dynamic Weight)  アクティブセカンダリを利用し処理を実行することが可能  どの方法を使用してセカンダリレプリカに接続できるか注意 (既存システムへの適用を考えている場合は特に)  ジョブにより自動運用する場合はプライマリ/セカンダリのどちらの状態で実行 されるかを意識 48 db tech showcase 2012 2012/10/19