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はじめてのAmazon RDS for PostgreSQL
- 1. 1
はじめてのAmazon RDS
for PostgreSQL
2014-08-28
インサイトテクノロジー大阪支社にて
日本PostgreSQL ユーザ会
関西支部支部長 宗近龍一郎
- 2. 2
はじめに
● 本講演の内容は
● 2014年4月16日に当地におて開催された「関西
PostgreSQL勉強会 with Amazon Web Services 」で
JAWS-UG大阪の中田淳平さまの講演された内容を抜
粋し、初心者が使えるようになるためのデモを主眼とし
ています
- 3. 3
JAWS-UG の紹介
● Japan AWS User Group のこと
● Amazon Web Servicesの利用促進や情報交換の
ためのユーザグループ
● 2014年4月現在で全国41支部
● Webサイト : http://jaws-ug.jp/
- 4. 4
Amazon RDS とは
● Amazon Relational Database Service
● AWSのサービスの1つ
● フルマネージドなクラウドRDB
● 高信頼性、高可用性、拡張性が大きな特徴
● 選択可能なDBエンジンが多くある
– ORACLE
– SQLServer
– MySQL
– PostgreSQL <-今回のテーマ
- 5. 5
Amazon RDS とは
● 10種類以上のスペックから選択可能
● 最小はメモリ0.6GB、最大で244GB
● 費用的には1 ヶ月5500円~87万円(1$105円換算)
● 起動後もスペックの変更は可能
● 但し一旦停止することが必要。約3分ほど
- 6. 6
Multi-AZ 構成
● アクティブ/スタンバイ方式のHA構成
● 物理的に離れたデータセンターに配置
● PostgreSQLの同期レプリケーションではない
– amazon独自のテクノロジー
● 障害時は自動的にフェールオーバー
● 自動的にスタンバイに切り替わる
● スタンバイへの直接アクセスはできない
● スレーブのように参照用には使えない
- 7. 7
Multi-AZ の特徴
● 障害発生時は自動フェイルオーバーでスタンバイ
が昇格
● アプリケーションからは接続先の変更なし
● 実行には3分程度時間がかかる
● バックアップはスタンバイから取得される
● 物理的に離れた拠点と同期しているので若干遅い
● しかしながら実運用を考えるとMulti-AZは必須
- 9. 9
自動バックアップとスナップショット
● 自動バックアップ
● 1日1回のフルバックアップとトランザクションログ
● 保存期間中の任意の時間に復元可能
● 保存期間は最大35日
● スナップショット
● 利用者が任意のタイミングで取得可能
● スナップショットをもとにDBインスタンス起動可能
● 保存期間は利用者が削除するまで
- 10. 10
自動バックアップの注意点
● Multi-AZではなく、Single-AZでは1日1回のフル
バックアップ中はストレージI/Oが数分間中断され
る
● インスタンスを削除すると自動バックアップも全部
削除される
- 11. 11
スナップショットの注意点
● Multi-AZではなく、Single-AZでは1日1回のフル
バックアップ中はストレージI/Oが数分間中断され
る
● スナップショットから元DBへの復元を行うことはで
きない
● 新規DBインスタンスで起動し、古いインスタンスを削除
する等の対応が必要
- 12. 12
利用で気をつけておきたいポイント
● PostgreSQL9系のレプリケーションは使えない
● RDSはDBへのエンドポイントのみが提供されてお
り、sshでのアクセスができない
● psql コマンドからはアクセスできる
– セキュリティグループを適切に設定しておくこと
● 拡張モジュールはAWSが用意したものだけが使
用可能
● plpgsql 、postgis等
● 以下のコマンドで確認可能
– SELECT * FROM pg_available_extensions;
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RDS のチューニングのポイント
● DBパラメータグループ(postgresql.confに相当)の
変更の必要は無い
● インスタンスがスケールアップしても自動的に適切なメ
モリサイズに設定される
● パラメータを変更するくらいならインスタンスのスケール
アップを検討すること