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マイクロソフトは、本当に
オープンソースに対してオープンか?	



 @maruyama097
 丸山不二夫
技術のオープン性を考える
技術の標準化と標準化団体
日本では、東西で、電力を融通しあう
ことが難しい	
o  明治時代に東京
    電力の前身の東
    京電灯がドイツ製
    の50Hzの発電機
    を、その一方で関
    西電力の前身に
    あたる関西電灯
    が60Hzの発電機
    をそれぞれ導入し
    たのが、そもそもの
    発端だという。
電力会社の草創期	
o  未曾有の大惨事となった1923年の関東大震災は、同時に工場用地
    が東京市及びその近郊から移転する契機となり神奈川の建設ラッ
    シュに拍車がかかる。松永安左エ門(当時、東邦電力副社長)は関東
    の電力会社を買収し都心南部および京浜地帯への電力供給を目的
    とした東京電力(現在の東京電力とは別、通称「東力」)を興す。ここに
    おいて九州、名古屋と東上した松永と東京電燈の激突は避けられな
    い状況となる。世に言う電力戦の勃発である。	
o  当時の電力会社は全国に690社が乱立しシェア争いに狂奔している
    が、大手五社が確立すると地方資本は電力供給権を中央の財閥に
    売りつけようとする動きを見せ独占状態が形成されつつあり、九州、
    中部といった「地区ブロック」の枠を乗り越えた松永に対し、東京電燈
    も千住火力発電所を据え迎撃を準備。その一方で、電力会社が許認
    可事業であった事もあり、この対立は政界をも巻き込んでいく事となっ
    た。	
                鶴見騒擾事件
      http://ja.wikipedia.org/wiki/鶴見騒擾事件
世界のコンセント
National Standard
1854年
19世紀のGlobalネットワーク	
o  1865年 「万国電信連合」創設(パリ)

    加盟は20ヵ国、加盟国の電信線延長は50万キロ、
    電報通数は年間3000万通に達していた。	
o  1866年 大西洋横断海底電信線が完成	

o  1871年 日本は長崎から上海・インド経由の海底
    線、シベリア経由の陸線でヨーロッパと、さらに大
    西洋横断海底電信線経由でアメリカと結ばれた。
o  1906年 日米間太平洋横断海底電信線開通
21世紀、最初の10年
 携帯電話の爆発的普及	
90	
      21世紀の最初の10年で、
80	
      世界人口の80%が携帯                                                                                                       78.59	
  


                                                                                                                68.77	
  
70	
      電話を持ち、30%がイン                                                                             60.36	
  
60	
      ターネットを利用するよう                                                                 50.99	
  
                                                                                                               携帯電話	
50	
      になった。	
                                                          42.15	
  

40	
                                                           34.21	
  
                                                                                                                            30.48	
  
                                                   27.63	
                                                      26.81	
  
30	
  
                                       22.47	
                                                     23.55	
  
                                                                                       20.79	
  
                       18.60	
                                             17.67	
  
20	
                                                           15.87	
  
                                                                                                   インターネット	
          15.00	
                                  14.15	
  
                                   12.32	
  
                      10.62	
  
10	
      8	
  


  0	
  
          2001	
       2002	
          2003	
      2004	
      2005	
      2006	
      2007	
      2008	
       2009	
      2010	
  
国際電気通信連合(ITU)	
	
 o  国際連合の専門機関の一つ。	
 o  国際電気通信連合憲章に基づき無線通信と電気
     通信分野において各国間の標準化と規制を確立
     することを目的としている。
 o  そもそもは、1865年5月17日にフランスのパリで
     設立された万国電信連合(英語: International
     Telegraph Union、フランス語: Union
     internationale du télégraphe)に端を発して
     いるため、ITUは世界最古の国際機関とみなされ
     ている。
コンピュータと通信に関する
国際的な標準化団体	
o  ISO(国際標準化機構)	
  n  電気分野を除く工業分野。	
o  IEC(国際電気標準会議)	
  n  電気/電子工学を中心とした産業技術分野。	
o  ISO/IEC JTC 1
  n  ISOとIECの合同技術委員会。	
o  ITU(国際電気通信連合)	
  n  国際連合の下部組織。無線通信および電気通信の分野。	
o  IEEE (電気電子学会)	
  n  電気・電子技術に関連する分野。
標準化とオープン性	
o  通信の世界では、相互運用可能性を確保する
    目的で、技術の国際的な標準化は、古くから
    行われてきた。
o  その為の「国際標準団体」も、複数、存在する。

o  これらは、通信技術の公共性そのものに根ざ
    しており、技術の「オープン性」のもっとも基本
    的な形態である。
IT技術のオープン性を構成するもの	


 IT技術が、多くの人に広く使われるにつれて、
 IT技術の標準化が、これまで以上に、広く求
 められるようになる。それは、現在では、「オー
 プンな標準」として意識されるようになる。
IT技術のオープン性を構成するもの	
o  国際標準への準拠
o  オープンなプロトコルへの準拠
o  オープンなAPIの提供
o  オープンソースの利用


オープン性に関わる、
マイクロソフトのこれまでの取り組み 	

o  「マイクロソフトは、オープン性を推進する為に、
    150以上の標準化団体に、1,000人以上の標準
    化の専門家を派遣してきました。」
	
o  「マイクロソフトは、86,000ページにものぼる、プ
    ロトコルの技術文書を出版し、毎年、約100万行
    のコードを、開発者の為に公開してきました。」

        Microsoft+Openness
           http://bit.ly/NFvfHF
APIの著作権保護をめぐって
2012年5月2日、欧州裁判所の判決	
o  裁判所は、コンピュータ・プログラムの法的保護について
    の通達は、コンピュータ・プログラムの作者の知的な創造
    のいかなる形式での表現に対して、著作権保護を拡大し
    たものであることを、まず最初に確認する。
o  しかしながら、コンピュータ・プログラムのあらゆる要素の
    基礎にある、アイデアや原理は、そのインターフェースの
    基礎にあるものを含めて、この通達の下では著作権に
    よって保護されていない。
o  こうして、これらのアイデアや原理の表現のみが、著作権
    によって保護される。通達 91/250 によって与えられる
    保護の対象は、ソースコードやオブジェクトコードのような、
    異なるコンピュータ言語によって複製を許すようなコン
    ピュータ・プログラムの全ての形式の表現である。
コンピュータ・プログラムの機能は、
著作権保護されない	
o  こうした考察の基礎の上に、裁判所は、コンピュータ・プロ
    グラムの中でその機能のいくつかを開発する為に用いら
    れる、コンピュータ・プログラムの機能も、プログラム言語
    も、コンピュータ・プログラムで用いられるデータ・ファイル
    の形式も、表現の形式を構成しないと判断する。
o  したがって、それらは、著作権の保護を受けることは出来
    ない。
o  コンピュータ・プログラムの機能が著作権で保護されうると
    いう主張を受け入れることは、つまるところ、アイデアの独
    占を可能とし、技術の進歩と産業の発展を損なうことに帰
    着する。
http://curia.europa.eu/jcms/upload/docs/application/pdf/2012-05/
cp120053en.pdf
言語のAPIの著作権保護をめぐる
Oracle vs. Googleの争い	
o  2012年4月 Oracleは、GoogleのAndroidが、
    JavaのAPIを利用していることを、著作権侵害だ
    と訴える。60億ドル以上の損害賠償を求める。
    言語のAPIは著作権保護の対象だという主張を
    展開。
o  2012年5月31日 判事を務めるWilliam Alsup
    氏は、Java APIは著作権で保護されないとの判
    断を下す。
o  2012年6月20日 Oracle、損害賠償金ゼロで
    合意。Oracle敗訴。
Oracleが著作権侵害を申し立てた
37のAPI	
o  java.awt.font, java.beans, java.io, java.lang,
    java.lang.annotation, java.lang.ref,
    java.lang.reflect, java.net, java.nio, java.nio.channels,
    java.nio.channels.spi, java.nio.charset, java.sql,
    java.text, java.util, java.util.jar,java.util.logging,
    java.util.prefs, java.util.regex, java.util.zip, javax.crypto,
    javax.crypto.interfaces, javax.crypto.spec, javax.net,
    javax.net.ssl, javax.security.auth,
    javax.security.auth.callback, javax.security.auth.login,
    javax.security.auth.x500, javax.security.cert, javax.sql,
    java.nio.charset.spi, java.security, java.security.acl,
    java.security.cert, java.security.interfaces,
    java.security.spec
この問題でのEFF(Electronic
Frontier Foundation)の論文	
o  「フリーでオープンソースのプロジェクトである
    Sambaを例にとろう。Sambaは、数百万の組織
    の共有フォルダーやネットワーク・ドライブで稼働
    している。もしも、Sambaが、それが相互作用し
    ているマイクロソフトのSMBプロトコルやAPIの著
    作権を侵害しているとされたら....」
Auto Chasing Turtle	
                        Android
                        + Kinect
                        + iPad
                        Google
                        + MS
                        + Apple
オープンなAPIと開発者の自由	
o  ITの世界は、技術的には、様々の陣営に分割さ
    れているように見える。ただ、コンシューマから見
    れば、それらの違いは意味を持たない。コン
    シューマは市場で、使いやすいもの、便利なもの、
    面白いものを、選んでいく。	
o  一方、技術がオープンになれば(オープンソース
    でなくても、APIがオープンになるだけでも)開発
    者には、大きな可能性が生まれる。公開された技
    術を組み合わせて、使いやすいもの、便利なもの
    面白いものを、自由に作ることが出来る。
o  オープンな技術は、開発者を自由にする。
オープンソースの登場	


 古い歴史を持つ「標準化」から、現代の「オー
 プン化」への質的な転機となったのは、イン
 ターネットの普及を背景とするオープンソー
 ス・ムーブメントの登場である。
フリー・ソフトウェア 自由なソフトウェア	
o  1984年 Richard Stallman Free Software
    Foundationを設立。GNUプロジェクト開始。
o  ソフトウェアは特定の国・企業・団体・個人の所有
    物ではなく、人類の共有財産であり、誰でも開発・
    供給に参加でき、誰でも自由に使用できるものと
    いう理念
o  こうしたフリー・ソフトウェアの思想は、現代のオー
    プンソース運動にも、深い影響を与えている。
o  「フリーソフトウェア」という言葉が「無償のソフト
    ウェア」と混同されることもあった。
オープンソース	
o  1998年 Eric Steven Raymondらが、フリー・
    ソフトウェアに対して存在する否定的なイメージを
    一掃する為に、「オープンソース」というコンセプト
    を提唱。(IE vs. Netscape)
o  基本的な定義
  n  再配布の自由・無償ライセンス
  n  ソースコードの公開
  n  コード変更した派生プログラムの自由
o  消費者、開発者にとってだけでなく、IT企業にとっ
    ても重要な企業戦略であることが徐々に認識され
    始める。
オープンソースの拡大	
o  代表的な運動
 n    Open Source Initiative
 n    Free Software Foundation
 n    W3C
 n    Linux
 n    Apache Software Foundation
 n    Mozilla
 n    ......
o  オープンソースに投資している企業
 n  IBM, Sun, RedHat, Google, Oracle, ...
インターネットとオープン化の進展	
o  ITの世界のオープン化の流れを大きく後押しした
    のは、インターネットの爆発的な普及とITの世界
    でのインターネット・ビジネスの成功である。
o  通信の世界では、古くから、「国際標準」構築の努
    力が行われ、それへの準拠が求められていた。イ
    ンターネットも、そうした方向の正しさを示す、新し
    い成功例の一つと考えることが出来る。
o  同時に、オープンソースの運動の拡大の中で、こ
    うした「国際標準」が、「オープンな国際標準」とし
    て意識されるようになったのは、大きな変化。
‪W3C (World Wide Web Consortium)‬	
o  1994年設立。ティム・バーナーズ=リー。
o  W3Cは、業界の会員が新たな標準に合意し、互換性を確
    保することを目的として生まれた。	
o  会員には、営利企業、非営利団体、大学、政府機関など
    が含まれている。個人会員制度はない。
o  勧告は特許使用料を徴収しないライセンスで提供されて
    おり、誰でも実装可能である。
o  他の国際規格団体とは異なり、W3Cは認証プログラムを
    用意していない。
o  HTML, CSS, DOM, XML 等の仕様策定。
IETF   (Internet Engineering Task Force)‬	

o  インターネットで利用される技術の標準化を策定
    する組織。	
o  極めてオープンな組織で、実際の作業を行ってい
    る作業部会(Working group; WG)のメーリン
    グリストに参加することで、誰でも議論に参加する
    ことが可能となっている。	
o  策定された標準仕様は最終的にはRFCなどとし
    て発行する。	
	
           The Tao of IETF
       http://www.ietf.org/tao.html
加速するオープン化の流れ	


 21世紀初頭のクラウドとクラウド・デバイスの
 登場は、IT-技術の利用者の裾野を爆発的に
 広げ、IT技術の「コンシューマ化」をもたらした。
 それは、新しい力で、オープン化の流れを決
 定的なものにした。
2006年-2011年 
   クラウドの登場と発展	
90	
      21世紀初頭、Googleの登場を画期に、
80	
      コンシューマ向けのインターネット・                                                                                                  78.59	
  



70	
      クラウドが成立し、その技術は、                                                                                        68.77	
  



60	
      Amazon,MSにより、エンター   携帯電話	
                                                                                                     60.36	
  


                                                                                         50.99	
  
50	
      プライズ向けのクラウド                                                       42.15	
  

40	
      として発展した。                                              34.21	
  
                                                                                                                             30.48	
  
                                                   27.63	
                                                       26.81	
  
30	
  
                                       22.47	
                                                       23.55	
  
                                                                                         20.79	
  
                       18.60	
                                              17.67	
  
20	
      15.00	
  
                      10.62	
  
                                   12.32	
  
                                                   14.15	
  
                                                                15.87	
  
                                                                                                     インターネット	
10	
      8	
  

                                                               2006年 Amazon EC2/S3
  0	
  
          2001	
       2002	
          2003	
      2004	
        2005	
     2006	
       2007	
      2008	
      2009	
      2010	
  

                                   2004年 Google上場	
                                     2008年 Microsoft Azure
2007年-2011年
クラウド・デバイスの登場	
90	
      21世紀の最初の10年の
80	
      後半で、スマートフォンが                                                                                                78.59	
  


                                                                                                          68.77	
  
70	
      登場し、アメリカでは携帯                                                                        60.36	
  
60	
      電話全体の30%を占める
50	
      ようになった。(2012年に
                                                                                  50.99	
  
                                                                                                     携帯電話
                                                                      42.15	
  

40	
  
          は、40%を超す。)                                      34.21	
  
                                                                                                     	
30	
  
          	
                      22.47	
  
                                              27.63	
  



20	
      15.00	
  
                      18.60	
  
                                                                                              スマートフォン	
10	
  


  0	
  
          2001	
      2002	
      2003	
      2004	
      2005	
      2006	
      2007	
      2008	
      2009	
      2010	
  



          2007年 iPhone, 2008年 Android
2007年-2011年

クラウド・デバイスの躍進	

                    PC
  21世紀の最初の10年       Android
  の後半で、Android、
                    iPhone  
  iPhone、iPad等のクラ   iPad
  ウド・デバイスの拡大は
  急速で、PCを上回る勢       Mac	

  いである。
クラウドとクラウド・デバイスと
「インターネット標準技術」	
o  クラウドとクラウド・デバイスは、現代のインターネットの骨
    組みを形成しようとしている。それは、インターネットの新
    しい発展形と考えることが出来る。
o  インターネットの普及・発展を、そのオープン性が支えてき
    たように、クラウドとクラウド・デバイスの世界の発展は、
    オープンな「インターネット標準技術」抜きには、考えられ
    ない。PDC08のAzureのローンチの際、Ray Ozzieは、
    同様のことを語っていたと思う。
o  今回の新しいオープン化の動きも、まず、Azureを中心に
    起きていることは、決して偶然ではないと思う。
マイクロソフトとクラウドのオープン性 	
o  「マイクロソフトは、クラウド・コンピューティングが、
    イノベーションとコネクティビティと経済的な成長に、
    前例のない新しい好機会を提供すると信じていま
    す。我々は、データのポータビリティ、移植と開発
    の容易さ、ツールと言語の開発者の選択、そして
    利用者によるクラウド・サービスの全ての複数の
    側面の選択をサポートする為に、クラウドのオー
    プン性にコミットしています。」


       Microsoft+Openness
          http://bit.ly/NFvfHF
IT技術のコンシューマ化
システムとユーザ環境の多様性	
o  現実的には、単一の技術で、上から下まで固められたモノ
    リシックなシステムなど、ほとんど存在しないと。現実のシ
    ステムは、ほとんどが、オープンなものとそうでないものの
    混在環境である。
o  システム側の混在環境だけではない。IT技術のコン
    シューマ化とともに、IT技術の主要なクライアントは一般
    のユーザになっており、そこでは、ユーザーのIT環境自体
    の多様化が進んでいる。ユーザは、オープンだろうがそう
    でなかろうが、自分の気に入ったものを選択する。
企業の競争力とオープン性	
o  こうした混合環境では、システム側も、ユーザー側も、
    オープンなAPI、オープンなプロトコルに基づく、Inter-
    Operabilityを、自然に求めるようになる。こうしたイン
    ターフェースを提供出来ないと、競争力は低下することに
    なる。
o  ITの世界の変化は激しい。自社のプロパライエトリーな技
    術が、何年後か、競争の中で生き残っているかを予測す
    ることは難しい。それなら、いっそのこと、共通のオープン
    な標準の中で競争することを選択する方が、リスクを低減
    出来る。
o  僕の、楽観的な予想。いずれ、ITの世界では、「オープン」
    であることが、企業の社会的評価にとって、今より、大きな
    比重を占めるようになるだろう。
マイクロソフトの
HTML5の取り組み	


  マイクロソフトのオープン化を強くドライブして
  いるのは、クラウドAzureと、Windows8での
  HTML5対応の2つであるように見える。
オープン化の流れ	
o  2008年10月 PDC08
    Azure発表 「インターネット標準技術」への準拠強調
o  2009年11月 PDC09
    IE9 では、HTML5 を含めウェブ標準への対応を強化す
    ることを表明	
o  2010年1月5日、Microsoft が W3C SVG Working
    Group に参加したことをアナウンス。
o  2011年3月 Internet Explorer 9 Release
o  2011年4月 MIX11 IE10 PP1
o  2011年9月 BUILD IE10 PP3(DP)
    Windows8 HTML5対応を強く意識
o  2012年5月 IE10 Release Preview (PP6)
http://www.slideshare.net/ykasugai/ie10mshtml5-cssnite
http://www.slideshare.net/ykasugai/ie10mshtml5-cssnite
開発ツール	
o  2011年初め Visual Studio 2010,
    Expression Web 4に、HTML5 ドキュメント タ
    イプを提供
o  2011年6月 Web Standards Update for
    Microsoft Visual Studio 2010 SP1。
    HTML5 のIntelliSense と検証機能を Visual
    Studioに追加。また、JavaScriptと CSS3
    IntelliSense 機能と検証機能を提供。
HTML5 LAB
http://html5labs.com/	

o  HTTP Speed + Mobility
o  Media Capture API (2nd update)
o  Video Captioning
o  FileAPI
o  IndexedDB
o  Media Capture API (2nd update)
o  JavaScript Extensions
o  WebSockets
o  ......
新しいAzureの取り組み
新しいAzureの特徴	
o  Windows Server + Linux
  n    Ubuntu
  n    CentOS
  n    SUSE Linux
  n     ...
o  多くの言語サポート
  n  .NET, PHP, node.js, Java, Python, ...
o  Apache Hadoopのサポート
  n  plug .NET and Linq in
新しいAzureの特徴	
o  PaaS + IaaS
  n  Web Role + Worker Role + VM Role
  n  VHD like AMI
  n  Windows App Gallery
o  VPNサポート
  n  Windows Azure Connect
  n  Public à Hybrid à Private
Windows App Gallery
オープンソース・プロジェクトの導入	
o    EC-CUBE
o    WordPress 日本語版パッケージ	
o    SugarCRM 日本語版パッケージ	
o    OpenPNE
o    RakuCMS エクスプレス	
o    Orchard CMS
o    Composite C1 CMS
o    nopCommerce
o    mojoPortal
o    DotNetNuke® Community Edition
o    Umbraco CMS 5
デモ by 佐藤直生	
o  Windows Azure
  n  Linux
  n  Java 6
  n  Java EE 6 (GlassFish)
  n  MySQL
     +
o  Windows 8
on{X}	


  マイクロソフトが提供する、JavaScriptを使っ
  たAndroid用の開発言語。手軽に簡単に、日
  常生活のシーンにあわせてAndroidを利用し
  ようとするアプローチが、新鮮。
  https://www.onx.ms/#!landingPage
マイクロソフトとNode.js
Node.js	
o  2009年に、Ryan Dahlによって開始されたオー
    プンソース・プロジェクト。
o  非同期のイベントドリブン・モデルを使って、Web
    アプリを作成する為の、サーバーサイドの
    JavaScript開発環境。
o  GoogleのV8 JavaScript エンジンを利用して
    いた。
o  2012年、InfoWorld誌の“Technology of the
    Year Award” を受賞。
マイクロソフトのコミット	
o  2011年6月 Node.jsのWindowsプラット
    フォームへの移植をMSが支援表明。
o  2011年7月 ネーティブWindows版、
    node.exe Node.js V0.5.1公開。
o  2011年11月 Azure SDK for node.js
    2011年2月、4月、6月とバージョンアップ。
o  2012年6月 Node.jsでSQL Serverを利用可
    能にする「Microsoft Driver for Node.js for
    SQL Server」をリリース
o  2012年6月 WebMatrix 2 (RC)で、node.js
    サポート
マイクロソフトがコミットする
主なOpen Sourceプロジェクト	


  http://www.microsoft.com/
  opensource/directory.aspx
米Microsoft、オープンソース専門子
会社「Open Technologies」を設立	
o  米Microsoftは4月12日、相互運用性やオープンソースに取り組む
    「Microsoft Open Technologies」の設立を発表した。「オープン性、
    相互運用、オープンソースコミュニティへの長期的コミットを示すもの」
    と説明している。Microsoft Open TechnologiesはMicrosoftの完
    全子会社で、同社の相互運用性戦略事業部チームを独立させたもの
    となる。社長は同事業部を率いてきたJean Paoli氏。Microsoftは自
    社製品でLinux、Hadoop、Joomla、Drupalなどのオープンソース
    ソフトウェアや標準規格をサポートする取り組みを進めており、同事業
    部はThe World Wide Web Consortium(W3C)のHTML5やイ
    ンターネット技術タスクフォース(IETF) のHTTP 2.0、
    Organization for the Advancement of Structured
    Information Standards(OASIS)やDistributed
    Management Task Force(DMTF)でのクラウド標準、Node.js、
    MongoDB、PhoneGap/Apache Cordovaなどのオープンソース
    プロジェクトとの共同作業を進めていた。	
    http://sourceforge.jp/magazine/12/04/16/0456221
米Microsoft、オープンソース専門子
会社「Open Technologies」を設立	
o  新子会社は相互運用性戦略事業部が取り組んできた相互運用性、
    オープンな標準、オープンソースの3分野を強化するものとなる。各分
    野での協業の方法をより明確に定義し、社内のプロプライエタリ開発
    プロセスとオープンなイノベーションに向けた取り組みの連携、それに
    オープンソースやオープンな標準コミュニティとの関係を強化するとい
    う。分社化して明確な構造を持つことで、オープンソースソフトウェア
    のリリースやオープンソースへの取り組み参加、コミュニティからの貢
    献受付を容易かつ高速にできるとも説明している。
o   Microsoftはこれまで、自身が設立したオープンソースホスティング
    団体The Outercurve Foundation、Apache Software
    Foundationなどに出資しているが、これらのオープンソース団体や
    標準化団体との関係はこれまでとは変わりないとしている。	



    http://sourceforge.jp/magazine/12/04/16/0456221
Windows Azure GitHub
https://github.com/WindowsAzure	
o  azure-sdk-for-php    o  azure-content
o  node-sqlserver       o  azure-sdk-downloads
o  azure-sdk-for-       o  azure-sdk-for-
    node                     windows8
o  azure-sdk-for-net    o  iisnode	
o  azure-sdk-tools
o  azure-sdk-for-java
o  azure-sdk-for-php-
    samples
o  azure-sdk-for-
    python
azure-sdk-for-php
https://github.com/WindowsAzure/azure-sdk-for-php

o  2012-06-07 First Official Release
    2012-06-25
o  This project provides a set of PHP client
    libraries that make it easy to access Windows
    Azure tables, blobs, queues, service bus
    (queues and topics), service runtime and
    service management APIs. For documentation
    on how to host PHP applications on Windows
    Azure
o  Windows Azure PHP Developer Center.
    http://www.windowsazure.com/en-us/develop/
    php/
azure-sdk-for-java
https://github.com/WindowsAzure/azure-sdk-for-java

o  2011.12.09 Version 0.1.0
    2011.12.22 Version 0.1.2
    2012.01.31 Version 0.1.3
    2012.02.28 Version 0.2.0
    2012.04.11 Version 0.2.1
    2012.05.02 Version 0.2.2
o  Windows Azure Java Developer Center
    http://www.windowsazure.com/en-us/develop/
    java/
azure-sdk-for-python
https://github.com/WindowsAzure/azure-sdk-for-python	

o  2012-??-?? Version 0.9.0 Initial Release
o  This project provides a set of Python packages
    that make it easy to access the Windows Azure
    storage and queue services. For documentation
    on how to host Python applications on Windows
    Azure
o  Windows Azure Python Developer Center.
    http://www.windowsazure.com/en-us/develop/
    python/
MSがコミットする
主なOpen Sourceプロジェクト	
o  Apache POI - the Java API for Microsoft
    Documents
    http://poi.apache.org/
o  AppFabric SDK for Java
    http://jdotnetservices.sourceforge.net/
o  AppFabric SDK for PHP
    http://dotnetservicesphp.codeplex.com/
o  AppFabric SDK for Ruby
    http://www.interoperabilitybridges.com/
    projects/azure-ruby-sdk-for-net-services
o  ASP.NET AJAX Control Toolkit
    http://www.asp.net/ajax
MSがコミットする
主なOpen Sourceプロジェクト	
o  Azure Java SDK for .NET Services
    http://www.windowsazure4j.org/learn/
    migration/
o  Azure Ruby SDK for .NET Services
    http://www.dotnetservicesruby.com/
o  Chemistry Add-in For Word
    http://chem4word.codeplex.com/
o  Common Opensource Application Publishing
    Platform (COAPP)
    http://coapp.org/index.html
o  Creative Commons Add-in for Microsoft Office
    http://creativecommons.codeplex.com/
MSがコミットする
主なOpen Sourceプロジェクト	
o  Dynamic Language Runtime
    http://dlr.codeplex.com/
o  Flickr4Word
    http://Flickr4Word.codeplex.com/
o  IronPython
    http://IronPython.codeplex.com/
o  IronRuby
    http://www.ironruby.net/
o  Mobile MVC Framework
    http://MobileMVC.codeplex.com/
o  MSIT SharePoint Reporting Framework
    http://MSITSRF.codeplex.com/
MSがコミットする
主なOpen Sourceプロジェクト	
o  NodeXL: Network Overview, Discovery and
    Exploration for Excel
    http://nodexl.codeplex.com/
o  Office Binary to Open XML Translator
    http://b2xtranslator.sourceforge.net/
o  OpenXML Document Viewer/HTML Translator
    http://openxmlviewer.codeplex.com/
o  Orchard Project
    http://orchardproject.net/
o  PHP Core Engine
    http://Windows.php.net/
MSがコミットする
主なOpen Sourceプロジェクト	
o  PHP SDK for Windows Azure
    https://github.com/windowsazure/azure-sdk-
    for-php
o  PHP SQL CRUD Application Wizard
    http://sqlcrudphpwizard.codeplex.com/
o  PowerTools for OpenXML
    http://PowerTools.codeplex.com/
o  PST Data Structure View Tool
    http://pstviewtool.codeplex.com/
o  PST File Format SDK
    http://pstsdk.codeplex.com/
MSがコミットする
主なOpen Sourceプロジェクト	
o  Distributed Publish/Subscribe (Pub/Sub) Event
    System
    http://pubsub.codeplex.com/
o  Research Information Centre Framework (RIC)
    http://ric.codeplex.com/
o  Restlet Extension for WCF Data Services
    http://blog.restlet.com/2009/09/28/restlet-
    bridges-ado-net-data-services-and-java/
o  SDS: Scientific DataSet library and tools
    http://sds.codeplex.com/
o  Silverlight Toolkit
    http://Silverlight.codeplex.com/
MSがコミットする
主なOpen Sourceプロジェクト	
o  SQL 2005 Service Manager
    http://sql2005srvcmngr.codeplex.com/
o  SQL Server Health & History (SQLH2)
    http://sqlh2.codeplex.com/
o  Microsoft SQL Server Community Samples:
    Engine
    http://SQLSrvEngine.codeplex.com/
o  SQL Server Web Data Administrator
    http://SqlWebAdmin.codeplex.com/
o  TestAPI
    http://TestApi.codeplex.com/
MSがコミットする
主なOpen Sourceプロジェクト	
o  Touchless SDK
    http://touchless.codeplex.com/
o  Unity
    http://unity.codeplex.com/
o  Web Sandbox
    http://websandbox.livelabs.com/
o  WinCache
    http://pecl.php.net/package/WinCache
o  Windows Azure Tools for Eclipse
    http://www.windowsazure4e.org/
MSがコミットする
主なOpen Sourceプロジェクト	
o  Word Add-in For Ontology Recognition
    http://research.microsoft.com/en-us/projects/
    ontology/
o  Word2007ToXaml
    http://wordtoxaml.codeplex.com/
o  WPF
    http://wpf.codeplex.com/]
o  xunit
    http://xunit.codeplex.com/
社会と情報のオープン性	


 災害支援の取り組みを通じて、我々も、多くの
 ことを学んだ。その一つは、日本では、本来は
 全ての人が共有すべき重要な情報が、必ずし
 もオープンになっていないと言うことであった。
昨年、災害時支援アプリの制作を
通じて、分かったこと	
o  地震や津波の「緊急警戒速報」は、ネットでは公
    開されていない。
o  例えば、福島第一原発付近の風向き等の気象情
    報は、ネットでは公開されているが、その情報の
    ネットでの再配布は、許されていない。
o  災害時の「避難場所」は、都道府県が作成した
    「防災計画」に基づいて市町村が作成しており、
    情報は、各市町村のみが保有している。
o  他県に避難した人達に、ネットを通じて、故郷のテ
    レビ放送を流すことは、許されていない。
情報の「提供先」に、我々国民がいない
気象業務法	
o  第15条 気象庁は、第13条第1項、第14条第1項又は前
    条第1項から第3項までの規定により、気象、地象、津波、
    高潮、波浪及び洪水の警報をしたときは、政令の定めると
    ころにより、直ちにその警報事項を警察庁、国土交通省、
    海上保安庁、都道府県、東日本電信電話株式会社、西日
    本電信電話株式会社又は日本放送協会の機関に通知しな
    ければならない。地震動の警報以外の警報をした場合にお
    いて、警戒の必要がなくなつたときも同様とする。	
o  2 前項の通知を受けた警察庁、都道府県、東日本電信電
    話株式会社及び西日本電信電話株式会社の機関は、直ち
    にその通知された事項を関係市町村長に通知するように努
    めなければならない。	
国→都道府県→市町村→国民 という「伝言ゲーム」
気象業務法	
o  3 前項の通知を受けた市町村長は、直ちにその通知さ
    れた事項を公衆及び所在の官公署に周知させるように努
    めなければならない。	
o  4 第1項の通知を受けた国土交通省の機関は、直ちに
    その通知された事項を航行中の航空機に周知させるよう
    に努めなければならない。	
o  5 第1項の通知を受けた海上保安庁の機関は、直ちに
    その通知された事項を航海中及び入港中の船舶に周知
    させるように努めなければならない。	
o  6 第1項の通知を受けた日本放送協会の機関は、直ち
    にその通知された事項の放送をしなければならない。	

あるいは、国→NHK→国民 という特定のメディア依存
気象情報	
o  気象庁は、全国1300地点のAmedasによる気象情報を
    一時間ごとに公開している。http://www.jma.go.jp/
    jp/amedas_h/
o  例えば、稚内の現在の気象情報は、次のURLで得られる。
    もちろん、風向きの情報も含まれている。
    http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/
    today-11016.html
    ここでの11016は、稚内の観測所番号。
o  観測所番号の情報は、その緯度・経度情報を含めて、
    http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/
    amedas/ame_master.pdf にある。	
    しかし、これらの情報のネット上での
    再利用は、許されていない
ホームページで公開された
気象情報の再利用の禁止	
o  「気象庁ホームページ」及びホームページ掲載情
    報は、日本国の著作権法および 国際条約による
    著作権保護の対象となっています。 ホームペー
    ジの内容について、私的使用又は引用等著作権
    法上認められた行為を除き、気象庁に無断で転
    載、複製、出版、放送、上映等を行うことはできま
    せん。
    http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/
    coment.html 気象庁「著作権・リンク・個人情
    報保護について」
アメリカ海洋大気圏局(NOAA)の
気象情報の公開	
o  これらのポリシーは、次のような前提に基
    づいている。
    政府情報は価値ある国家的資産であり、そ
    の社会に対する利益は、政府情報が万人
    に対してタイムリーかつ公平に利用可能に
    なる時に最大になる。


アメリカでは、公的機関の情報は、オープンなもので、
Public Domainとして扱われている。
NOAA’s Policy	
o  公的資金に基づく、観測、解析、モデル、予報、そ
    れに関連した情報の成果物は、タイムリーな仕方
    で、また利用者にとって可能な最小限のコストで、
    オープンで無制限のアクセスを提供する。
o  NOAAは、国民にとってアクセス可能な形式で、
    情報を提供するであろう。また、基礎となるデータ
    を、追加的な処理に使いやすい形式で提供する。	
o  NOAAは、そのデータと成果物を、インターネット
    からアクセス可能な、ベンダーに依存しない形式
    で、利用可能にする。	
	
 http://www.noaa.gov/partnershippolicy/
Connected Government
Framework	


  マイクロソフトの政府のビジョン
  http://www.microsoft.com/government/ww/public-
  services/solutions/Pages/connected-framework.aspx
A Framework for a
Connected World	
o  過去3年の間に、政府と市民のあいだの力学には、根本
    的な変化があった。特に、ITのコンシューマ化とクラウド・
    コンピューティングとオープン・データの、この新しい時代
    では、透明性とサービスの質が、以前にはなかったほど、
    厳しいチェックにさらされるようになった。
o  マイクロソフトでは、こうした問題を、「結合」という一つの
    テーマの三つの次元として考えている。すなわち、高レベ
    ルのサービスと効率性と説明責任を、現在と次世代の市
    民に対して達成する為の、次の三つの「結合」である。
    政府と市民との結合、情報の政府で働く人たちへの結合、
    政府機関の一つへの結合。
Connected Citizens for Greater
Service Delivery and Engagement	
o  スマートデバイスの爆発とインターネット・サービスの浸透
    は、多数のコンシューマに新しいレベルでの情報へのアク
    セスを与えてきた。これらの、常にネットに接続しているテ
    クノロジー・ネイティブ達には、若い明日の世代の活動的
    な市民が含まれている。
o  彼らは、政府機関に対して、例えば、ソーシャルメディアや
    スマートデバイスとネーティブに統合されたオンデマンド・
    サービスを提供するといったようなことに、強い期待を持っ
    ている。
Connected Citizens for Greater
Service Delivery and Engagement	
o  政府の情報に対する要求はとても大きいので、クラウドに
    よって可能となったソーシャル・ツールやオープンデータの
    アプリケーションが、彼らに豊かでより個人化された経験
    を提供する為に、可能となる唯一のソリューションになるこ
    とが多い。そうすることによって、市民のより良い奉仕と参
    加を得ることが出来る。
To make the world more
open and connected.	

  「Facebookは、本来、会社となるために作ら
  れたものではなかった。それは、次のような社
  会的使命を達成するために作られた。
  世界を、もっとオープンで、つながったもの
  に!(connected)」
        Facebook上場申請文書から
   http://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1326801/
 000119312512034517/d287954ds1.htm#toc287954_10
メディアの社会へのインパクト
-- Facebook上場申請文書から	
o  Facebookでは、私たちは、人々が情報を消費し
    拡大する仕方に革命をもたらした諸技術に触発さ
    れています。 私たちは、よく、印刷機やテレビの
    発明について話しています。
o  コミュニケーションをもっと効率的にするという単
    純なことで、それらの発明は、社会の数多くの重
    要な部分に変革をもたらしました。それらは、沢山
    の人に、声を与えました。それらは、進歩を勇気
    づけました。それらは、それまで社会が組織され
    ていたやり方を変えました。それらは、私たちを、
    一緒なものに近づけました。
共有するパワーと社会を変革するパワー
-- Facebook上場申請文書から	
o  今日、私たちの社会は、別の先端点にたどりつこ
    うとしています。私たちは、世界の大多数の人々
    が、インターネットか携帯のアクセスを持っている
    瞬間に生きています。それは、人々が、考え、感
    じ、行うことを、彼等が望む誰とでも共有をはじめ
    るのに必要な、生のツールです。
o  Facebookは、共有するパワーと、私たちの中核
    的な制度や産業をあらためて変革するのを助け
    るパワーを、人々に与えるサービスを作り上げる
    ことを、切に望んでいます。
未来のために社会を変革する
巨大なニーズと巨大なチャンス	
o  世界の誰とでもつながること、誰にも声を与えるこ
    と、未来のために社会を変革するのを助けること。
    これらには、巨大なニーズと巨大なチャンスがあり
    ます。
o  このテクノロジーと、構築されるべきインフラの規模
    は、前例のないものです。私たちは、これこそが私
    たちが集中することの出来る、もっとも重要な問題
    だと確信しています。
	

 -- Facebook上場申請文書から
情報の共有と政治
-- Facebook上場申請文書から	
o  私たちは、人々が共有することを助けるツールを
    作ることが、より率直でガラス張りの対話を政府
    の周辺にもたらすと信じています。
o  それは、人々により直接にパワーを与え、公的機
    関により一層の説明責任をもたらし、我々の時代
    の最も大きな問題をよりよい解決に導くことを可
    能にします。
情報の共有と政治
-- Facebook上場申請文書から	
o  人々に共有するパワーを与えることで、私たちは
    歴史的にこれまで可能だったのとは異なるスケー
    ルで、人々が、自身の声が聞き入れられるのを見
    始めています。
o  こうした声は、数も量も増大していくでしょう。それ
    らは、無視できません。時を経るにつれて、私た
    ちは、政府が、選出された少数者によってコント
    ロールされる仲介人ではなく、全ての国民から直
    接提起された問題や関心に、より責任ある立場を
    取ることを期待します。
マイクロソフトは、本当に、オープンソー
スに対してオープンか?
o  オープン化は、企業にとっても、ユーザーにとって
    もメリットのある、合理的なものである。同時に、
    オープン化の流れは、必然的なものでもある。
    マイクロソフトが、オープンソースの取り組みを始
    めるのは、当然だと思う。
o  マイクロソフトが、実際に何をしているか、何をし
    ようとしているかで判断するのが、フェアだと思う。

マイクロソフトのオープンソースへの
取り組み、歓迎し、期待したい。

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  • 3. 日本では、東西で、電力を融通しあう ことが難しい o  明治時代に東京 電力の前身の東 京電灯がドイツ製 の50Hzの発電機 を、その一方で関 西電力の前身に あたる関西電灯 が60Hzの発電機 をそれぞれ導入し たのが、そもそもの 発端だという。
  • 4. 電力会社の草創期 o  未曾有の大惨事となった1923年の関東大震災は、同時に工場用地 が東京市及びその近郊から移転する契機となり神奈川の建設ラッ シュに拍車がかかる。松永安左エ門(当時、東邦電力副社長)は関東 の電力会社を買収し都心南部および京浜地帯への電力供給を目的 とした東京電力(現在の東京電力とは別、通称「東力」)を興す。ここに おいて九州、名古屋と東上した松永と東京電燈の激突は避けられな い状況となる。世に言う電力戦の勃発である。 o  当時の電力会社は全国に690社が乱立しシェア争いに狂奔している が、大手五社が確立すると地方資本は電力供給権を中央の財閥に 売りつけようとする動きを見せ独占状態が形成されつつあり、九州、 中部といった「地区ブロック」の枠を乗り越えた松永に対し、東京電燈 も千住火力発電所を据え迎撃を準備。その一方で、電力会社が許認 可事業であった事もあり、この対立は政界をも巻き込んでいく事となっ た。 鶴見騒擾事件 http://ja.wikipedia.org/wiki/鶴見騒擾事件
  • 7. 19世紀のGlobalネットワーク o  1865年 「万国電信連合」創設(パリ)
 加盟は20ヵ国、加盟国の電信線延長は50万キロ、 電報通数は年間3000万通に達していた。 o  1866年 大西洋横断海底電信線が完成 o  1871年 日本は長崎から上海・インド経由の海底 線、シベリア経由の陸線でヨーロッパと、さらに大 西洋横断海底電信線経由でアメリカと結ばれた。 o  1906年 日米間太平洋横断海底電信線開通
  • 8. 21世紀、最初の10年 携帯電話の爆発的普及 90   21世紀の最初の10年で、 80   世界人口の80%が携帯 78.59   68.77   70   電話を持ち、30%がイン 60.36   60   ターネットを利用するよう 50.99   携帯電話 50   になった。 42.15   40   34.21   30.48   27.63   26.81   30   22.47   23.55   20.79   18.60   17.67   20   15.87   インターネット 15.00   14.15   12.32   10.62   10   8   0   2001   2002   2003   2004   2005   2006   2007   2008   2009   2010  
  • 9.
  • 10.
  • 11. 国際電気通信連合(ITU) o  国際連合の専門機関の一つ。 o  国際電気通信連合憲章に基づき無線通信と電気 通信分野において各国間の標準化と規制を確立 することを目的としている。 o  そもそもは、1865年5月17日にフランスのパリで 設立された万国電信連合(英語: International Telegraph Union、フランス語: Union internationale du télégraphe)に端を発して いるため、ITUは世界最古の国際機関とみなされ ている。
  • 12. コンピュータと通信に関する 国際的な標準化団体 o  ISO(国際標準化機構) n  電気分野を除く工業分野。 o  IEC(国際電気標準会議) n  電気/電子工学を中心とした産業技術分野。 o  ISO/IEC JTC 1 n  ISOとIECの合同技術委員会。 o  ITU(国際電気通信連合) n  国際連合の下部組織。無線通信および電気通信の分野。 o  IEEE (電気電子学会) n  電気・電子技術に関連する分野。
  • 13. 標準化とオープン性 o  通信の世界では、相互運用可能性を確保する 目的で、技術の国際的な標準化は、古くから 行われてきた。 o  その為の「国際標準団体」も、複数、存在する。 o  これらは、通信技術の公共性そのものに根ざ しており、技術の「オープン性」のもっとも基本 的な形態である。
  • 14. IT技術のオープン性を構成するもの IT技術が、多くの人に広く使われるにつれて、 IT技術の標準化が、これまで以上に、広く求 められるようになる。それは、現在では、「オー プンな標準」として意識されるようになる。
  • 16. 
 オープン性に関わる、 マイクロソフトのこれまでの取り組み o  「マイクロソフトは、オープン性を推進する為に、 150以上の標準化団体に、1,000人以上の標準 化の専門家を派遣してきました。」 o  「マイクロソフトは、86,000ページにものぼる、プ ロトコルの技術文書を出版し、毎年、約100万行 のコードを、開発者の為に公開してきました。」 Microsoft+Openness http://bit.ly/NFvfHF
  • 17. APIの著作権保護をめぐって 2012年5月2日、欧州裁判所の判決 o  裁判所は、コンピュータ・プログラムの法的保護について の通達は、コンピュータ・プログラムの作者の知的な創造 のいかなる形式での表現に対して、著作権保護を拡大し たものであることを、まず最初に確認する。 o  しかしながら、コンピュータ・プログラムのあらゆる要素の 基礎にある、アイデアや原理は、そのインターフェースの 基礎にあるものを含めて、この通達の下では著作権に よって保護されていない。 o  こうして、これらのアイデアや原理の表現のみが、著作権 によって保護される。通達 91/250 によって与えられる 保護の対象は、ソースコードやオブジェクトコードのような、 異なるコンピュータ言語によって複製を許すようなコン ピュータ・プログラムの全ての形式の表現である。
  • 18. コンピュータ・プログラムの機能は、 著作権保護されない o  こうした考察の基礎の上に、裁判所は、コンピュータ・プロ グラムの中でその機能のいくつかを開発する為に用いら れる、コンピュータ・プログラムの機能も、プログラム言語 も、コンピュータ・プログラムで用いられるデータ・ファイル の形式も、表現の形式を構成しないと判断する。 o  したがって、それらは、著作権の保護を受けることは出来 ない。 o  コンピュータ・プログラムの機能が著作権で保護されうると いう主張を受け入れることは、つまるところ、アイデアの独 占を可能とし、技術の進歩と産業の発展を損なうことに帰 着する。 http://curia.europa.eu/jcms/upload/docs/application/pdf/2012-05/ cp120053en.pdf
  • 19. 言語のAPIの著作権保護をめぐる Oracle vs. Googleの争い o  2012年4月 Oracleは、GoogleのAndroidが、 JavaのAPIを利用していることを、著作権侵害だ と訴える。60億ドル以上の損害賠償を求める。 言語のAPIは著作権保護の対象だという主張を 展開。 o  2012年5月31日 判事を務めるWilliam Alsup 氏は、Java APIは著作権で保護されないとの判 断を下す。 o  2012年6月20日 Oracle、損害賠償金ゼロで 合意。Oracle敗訴。
  • 20. Oracleが著作権侵害を申し立てた 37のAPI o  java.awt.font, java.beans, java.io, java.lang, java.lang.annotation, java.lang.ref, java.lang.reflect, java.net, java.nio, java.nio.channels, java.nio.channels.spi, java.nio.charset, java.sql, java.text, java.util, java.util.jar,java.util.logging, java.util.prefs, java.util.regex, java.util.zip, javax.crypto, javax.crypto.interfaces, javax.crypto.spec, javax.net, javax.net.ssl, javax.security.auth, javax.security.auth.callback, javax.security.auth.login, javax.security.auth.x500, javax.security.cert, javax.sql, java.nio.charset.spi, java.security, java.security.acl, java.security.cert, java.security.interfaces, java.security.spec
  • 21. この問題でのEFF(Electronic Frontier Foundation)の論文 o  「フリーでオープンソースのプロジェクトである Sambaを例にとろう。Sambaは、数百万の組織 の共有フォルダーやネットワーク・ドライブで稼働 している。もしも、Sambaが、それが相互作用し ているマイクロソフトのSMBプロトコルやAPIの著 作権を侵害しているとされたら....」
  • 22. Auto Chasing Turtle Android + Kinect + iPad Google + MS + Apple
  • 23. オープンなAPIと開発者の自由 o  ITの世界は、技術的には、様々の陣営に分割さ れているように見える。ただ、コンシューマから見 れば、それらの違いは意味を持たない。コン シューマは市場で、使いやすいもの、便利なもの、 面白いものを、選んでいく。 o  一方、技術がオープンになれば(オープンソース でなくても、APIがオープンになるだけでも)開発 者には、大きな可能性が生まれる。公開された技 術を組み合わせて、使いやすいもの、便利なもの 面白いものを、自由に作ることが出来る。 o  オープンな技術は、開発者を自由にする。
  • 24. オープンソースの登場 古い歴史を持つ「標準化」から、現代の「オー プン化」への質的な転機となったのは、イン ターネットの普及を背景とするオープンソー ス・ムーブメントの登場である。
  • 25. フリー・ソフトウェア 自由なソフトウェア o  1984年 Richard Stallman Free Software Foundationを設立。GNUプロジェクト開始。 o  ソフトウェアは特定の国・企業・団体・個人の所有 物ではなく、人類の共有財産であり、誰でも開発・ 供給に参加でき、誰でも自由に使用できるものと いう理念 o  こうしたフリー・ソフトウェアの思想は、現代のオー プンソース運動にも、深い影響を与えている。 o  「フリーソフトウェア」という言葉が「無償のソフト ウェア」と混同されることもあった。
  • 26. オープンソース o  1998年 Eric Steven Raymondらが、フリー・ ソフトウェアに対して存在する否定的なイメージを 一掃する為に、「オープンソース」というコンセプト を提唱。(IE vs. Netscape) o  基本的な定義 n  再配布の自由・無償ライセンス n  ソースコードの公開 n  コード変更した派生プログラムの自由 o  消費者、開発者にとってだけでなく、IT企業にとっ ても重要な企業戦略であることが徐々に認識され 始める。
  • 27. オープンソースの拡大 o  代表的な運動 n  Open Source Initiative n  Free Software Foundation n  W3C n  Linux n  Apache Software Foundation n  Mozilla n  ...... o  オープンソースに投資している企業 n  IBM, Sun, RedHat, Google, Oracle, ...
  • 28. インターネットとオープン化の進展 o  ITの世界のオープン化の流れを大きく後押しした のは、インターネットの爆発的な普及とITの世界 でのインターネット・ビジネスの成功である。 o  通信の世界では、古くから、「国際標準」構築の努 力が行われ、それへの準拠が求められていた。イ ンターネットも、そうした方向の正しさを示す、新し い成功例の一つと考えることが出来る。 o  同時に、オープンソースの運動の拡大の中で、こ うした「国際標準」が、「オープンな国際標準」とし て意識されるようになったのは、大きな変化。
  • 29. ‪W3C (World Wide Web Consortium)‬ o  1994年設立。ティム・バーナーズ=リー。 o  W3Cは、業界の会員が新たな標準に合意し、互換性を確 保することを目的として生まれた。 o  会員には、営利企業、非営利団体、大学、政府機関など が含まれている。個人会員制度はない。 o  勧告は特許使用料を徴収しないライセンスで提供されて おり、誰でも実装可能である。 o  他の国際規格団体とは異なり、W3Cは認証プログラムを 用意していない。 o  HTML, CSS, DOM, XML 等の仕様策定。
  • 30. IETF (Internet Engineering Task Force)‬ o  インターネットで利用される技術の標準化を策定 する組織。 o  極めてオープンな組織で、実際の作業を行ってい る作業部会(Working group; WG)のメーリン グリストに参加することで、誰でも議論に参加する ことが可能となっている。 o  策定された標準仕様は最終的にはRFCなどとし て発行する。 The Tao of IETF http://www.ietf.org/tao.html
  • 31. 加速するオープン化の流れ 21世紀初頭のクラウドとクラウド・デバイスの 登場は、IT-技術の利用者の裾野を爆発的に 広げ、IT技術の「コンシューマ化」をもたらした。 それは、新しい力で、オープン化の流れを決 定的なものにした。
  • 32. 2006年-2011年  クラウドの登場と発展 90   21世紀初頭、Googleの登場を画期に、 80   コンシューマ向けのインターネット・ 78.59   70   クラウドが成立し、その技術は、 68.77   60   Amazon,MSにより、エンター 携帯電話 60.36   50.99   50   プライズ向けのクラウド 42.15   40   として発展した。 34.21   30.48   27.63   26.81   30   22.47   23.55   20.79   18.60   17.67   20   15.00   10.62   12.32   14.15   15.87   インターネット 10   8   2006年 Amazon EC2/S3 0   2001   2002   2003   2004   2005   2006   2007   2008   2009   2010   2004年 Google上場 2008年 Microsoft Azure
  • 33. 2007年-2011年 クラウド・デバイスの登場 90   21世紀の最初の10年の 80   後半で、スマートフォンが 78.59   68.77   70   登場し、アメリカでは携帯 60.36   60   電話全体の30%を占める 50   ようになった。(2012年に 50.99   携帯電話 42.15   40   は、40%を超す。) 34.21   30   22.47   27.63   20   15.00   18.60   スマートフォン 10   0   2001   2002   2003   2004   2005   2006   2007   2008   2009   2010   2007年 iPhone, 2008年 Android
  • 34. 2007年-2011年
 クラウド・デバイスの躍進 PC 21世紀の最初の10年 Android の後半で、Android、 iPhone   iPhone、iPad等のクラ iPad ウド・デバイスの拡大は 急速で、PCを上回る勢 Mac いである。
  • 35. クラウドとクラウド・デバイスと 「インターネット標準技術」 o  クラウドとクラウド・デバイスは、現代のインターネットの骨 組みを形成しようとしている。それは、インターネットの新 しい発展形と考えることが出来る。 o  インターネットの普及・発展を、そのオープン性が支えてき たように、クラウドとクラウド・デバイスの世界の発展は、 オープンな「インターネット標準技術」抜きには、考えられ ない。PDC08のAzureのローンチの際、Ray Ozzieは、 同様のことを語っていたと思う。 o  今回の新しいオープン化の動きも、まず、Azureを中心に 起きていることは、決して偶然ではないと思う。
  • 36. マイクロソフトとクラウドのオープン性 o  「マイクロソフトは、クラウド・コンピューティングが、 イノベーションとコネクティビティと経済的な成長に、 前例のない新しい好機会を提供すると信じていま す。我々は、データのポータビリティ、移植と開発 の容易さ、ツールと言語の開発者の選択、そして 利用者によるクラウド・サービスの全ての複数の 側面の選択をサポートする為に、クラウドのオー プン性にコミットしています。」 Microsoft+Openness http://bit.ly/NFvfHF
  • 37. IT技術のコンシューマ化 システムとユーザ環境の多様性 o  現実的には、単一の技術で、上から下まで固められたモノ リシックなシステムなど、ほとんど存在しないと。現実のシ ステムは、ほとんどが、オープンなものとそうでないものの 混在環境である。 o  システム側の混在環境だけではない。IT技術のコン シューマ化とともに、IT技術の主要なクライアントは一般 のユーザになっており、そこでは、ユーザーのIT環境自体 の多様化が進んでいる。ユーザは、オープンだろうがそう でなかろうが、自分の気に入ったものを選択する。
  • 38. 企業の競争力とオープン性 o  こうした混合環境では、システム側も、ユーザー側も、 オープンなAPI、オープンなプロトコルに基づく、Inter- Operabilityを、自然に求めるようになる。こうしたイン ターフェースを提供出来ないと、競争力は低下することに なる。 o  ITの世界の変化は激しい。自社のプロパライエトリーな技 術が、何年後か、競争の中で生き残っているかを予測す ることは難しい。それなら、いっそのこと、共通のオープン な標準の中で競争することを選択する方が、リスクを低減 出来る。 o  僕の、楽観的な予想。いずれ、ITの世界では、「オープン」 であることが、企業の社会的評価にとって、今より、大きな 比重を占めるようになるだろう。
  • 39. マイクロソフトの HTML5の取り組み マイクロソフトのオープン化を強くドライブして いるのは、クラウドAzureと、Windows8での HTML5対応の2つであるように見える。
  • 40. オープン化の流れ o  2008年10月 PDC08 Azure発表 「インターネット標準技術」への準拠強調 o  2009年11月 PDC09 IE9 では、HTML5 を含めウェブ標準への対応を強化す ることを表明 o  2010年1月5日、Microsoft が W3C SVG Working Group に参加したことをアナウンス。 o  2011年3月 Internet Explorer 9 Release o  2011年4月 MIX11 IE10 PP1 o  2011年9月 BUILD IE10 PP3(DP) Windows8 HTML5対応を強く意識 o  2012年5月 IE10 Release Preview (PP6)
  • 43. 開発ツール o  2011年初め Visual Studio 2010, Expression Web 4に、HTML5 ドキュメント タ イプを提供 o  2011年6月 Web Standards Update for Microsoft Visual Studio 2010 SP1。 HTML5 のIntelliSense と検証機能を Visual Studioに追加。また、JavaScriptと CSS3 IntelliSense 機能と検証機能を提供。
  • 44. HTML5 LAB http://html5labs.com/ o  HTTP Speed + Mobility o  Media Capture API (2nd update) o  Video Captioning o  FileAPI o  IndexedDB o  Media Capture API (2nd update) o  JavaScript Extensions o  WebSockets o  ......
  • 46. 新しいAzureの特徴 o  Windows Server + Linux n  Ubuntu n  CentOS n  SUSE Linux n  ... o  多くの言語サポート n  .NET, PHP, node.js, Java, Python, ... o  Apache Hadoopのサポート n  plug .NET and Linq in
  • 47. 新しいAzureの特徴 o  PaaS + IaaS n  Web Role + Worker Role + VM Role n  VHD like AMI n  Windows App Gallery o  VPNサポート n  Windows Azure Connect n  Public à Hybrid à Private
  • 48. Windows App Gallery オープンソース・プロジェクトの導入 o  EC-CUBE o  WordPress 日本語版パッケージ o  SugarCRM 日本語版パッケージ o  OpenPNE o  RakuCMS エクスプレス o  Orchard CMS o  Composite C1 CMS o  nopCommerce o  mojoPortal o  DotNetNuke® Community Edition o  Umbraco CMS 5
  • 49. デモ by 佐藤直生 o  Windows Azure n  Linux n  Java 6 n  Java EE 6 (GlassFish) n  MySQL    + o  Windows 8
  • 50. on{X} マイクロソフトが提供する、JavaScriptを使っ たAndroid用の開発言語。手軽に簡単に、日 常生活のシーンにあわせてAndroidを利用し ようとするアプローチが、新鮮。 https://www.onx.ms/#!landingPage
  • 51.
  • 52.
  • 54. Node.js o  2009年に、Ryan Dahlによって開始されたオー プンソース・プロジェクト。 o  非同期のイベントドリブン・モデルを使って、Web アプリを作成する為の、サーバーサイドの JavaScript開発環境。 o  GoogleのV8 JavaScript エンジンを利用して いた。 o  2012年、InfoWorld誌の“Technology of the Year Award” を受賞。
  • 55. マイクロソフトのコミット o  2011年6月 Node.jsのWindowsプラット フォームへの移植をMSが支援表明。 o  2011年7月 ネーティブWindows版、 node.exe Node.js V0.5.1公開。 o  2011年11月 Azure SDK for node.js 2011年2月、4月、6月とバージョンアップ。 o  2012年6月 Node.jsでSQL Serverを利用可 能にする「Microsoft Driver for Node.js for SQL Server」をリリース o  2012年6月 WebMatrix 2 (RC)で、node.js サポート
  • 56. マイクロソフトがコミットする 主なOpen Sourceプロジェクト http://www.microsoft.com/ opensource/directory.aspx
  • 57. 米Microsoft、オープンソース専門子 会社「Open Technologies」を設立 o  米Microsoftは4月12日、相互運用性やオープンソースに取り組む 「Microsoft Open Technologies」の設立を発表した。「オープン性、 相互運用、オープンソースコミュニティへの長期的コミットを示すもの」 と説明している。Microsoft Open TechnologiesはMicrosoftの完 全子会社で、同社の相互運用性戦略事業部チームを独立させたもの となる。社長は同事業部を率いてきたJean Paoli氏。Microsoftは自 社製品でLinux、Hadoop、Joomla、Drupalなどのオープンソース ソフトウェアや標準規格をサポートする取り組みを進めており、同事業 部はThe World Wide Web Consortium(W3C)のHTML5やイ ンターネット技術タスクフォース(IETF) のHTTP 2.0、 Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)やDistributed Management Task Force(DMTF)でのクラウド標準、Node.js、 MongoDB、PhoneGap/Apache Cordovaなどのオープンソース プロジェクトとの共同作業を進めていた。 http://sourceforge.jp/magazine/12/04/16/0456221
  • 58. 米Microsoft、オープンソース専門子 会社「Open Technologies」を設立 o  新子会社は相互運用性戦略事業部が取り組んできた相互運用性、 オープンな標準、オープンソースの3分野を強化するものとなる。各分 野での協業の方法をより明確に定義し、社内のプロプライエタリ開発 プロセスとオープンなイノベーションに向けた取り組みの連携、それに オープンソースやオープンな標準コミュニティとの関係を強化するとい う。分社化して明確な構造を持つことで、オープンソースソフトウェア のリリースやオープンソースへの取り組み参加、コミュニティからの貢 献受付を容易かつ高速にできるとも説明している。 o   Microsoftはこれまで、自身が設立したオープンソースホスティング 団体The Outercurve Foundation、Apache Software Foundationなどに出資しているが、これらのオープンソース団体や 標準化団体との関係はこれまでとは変わりないとしている。 http://sourceforge.jp/magazine/12/04/16/0456221
  • 59. Windows Azure GitHub https://github.com/WindowsAzure o  azure-sdk-for-php o  azure-content o  node-sqlserver o  azure-sdk-downloads o  azure-sdk-for- o  azure-sdk-for- node windows8 o  azure-sdk-for-net o  iisnode o  azure-sdk-tools o  azure-sdk-for-java o  azure-sdk-for-php- samples o  azure-sdk-for- python
  • 60. azure-sdk-for-php https://github.com/WindowsAzure/azure-sdk-for-php o  2012-06-07 First Official Release 2012-06-25 o  This project provides a set of PHP client libraries that make it easy to access Windows Azure tables, blobs, queues, service bus (queues and topics), service runtime and service management APIs. For documentation on how to host PHP applications on Windows Azure o  Windows Azure PHP Developer Center. http://www.windowsazure.com/en-us/develop/ php/
  • 61. azure-sdk-for-java https://github.com/WindowsAzure/azure-sdk-for-java o  2011.12.09 Version 0.1.0 2011.12.22 Version 0.1.2 2012.01.31 Version 0.1.3 2012.02.28 Version 0.2.0 2012.04.11 Version 0.2.1 2012.05.02 Version 0.2.2 o  Windows Azure Java Developer Center http://www.windowsazure.com/en-us/develop/ java/
  • 62. azure-sdk-for-python https://github.com/WindowsAzure/azure-sdk-for-python o  2012-??-?? Version 0.9.0 Initial Release o  This project provides a set of Python packages that make it easy to access the Windows Azure storage and queue services. For documentation on how to host Python applications on Windows Azure o  Windows Azure Python Developer Center. http://www.windowsazure.com/en-us/develop/ python/
  • 63. MSがコミットする 主なOpen Sourceプロジェクト o  Apache POI - the Java API for Microsoft Documents http://poi.apache.org/ o  AppFabric SDK for Java http://jdotnetservices.sourceforge.net/ o  AppFabric SDK for PHP http://dotnetservicesphp.codeplex.com/ o  AppFabric SDK for Ruby http://www.interoperabilitybridges.com/ projects/azure-ruby-sdk-for-net-services o  ASP.NET AJAX Control Toolkit http://www.asp.net/ajax
  • 64. MSがコミットする 主なOpen Sourceプロジェクト o  Azure Java SDK for .NET Services http://www.windowsazure4j.org/learn/ migration/ o  Azure Ruby SDK for .NET Services http://www.dotnetservicesruby.com/ o  Chemistry Add-in For Word http://chem4word.codeplex.com/ o  Common Opensource Application Publishing Platform (COAPP) http://coapp.org/index.html o  Creative Commons Add-in for Microsoft Office http://creativecommons.codeplex.com/
  • 65. MSがコミットする 主なOpen Sourceプロジェクト o  Dynamic Language Runtime http://dlr.codeplex.com/ o  Flickr4Word http://Flickr4Word.codeplex.com/ o  IronPython http://IronPython.codeplex.com/ o  IronRuby http://www.ironruby.net/ o  Mobile MVC Framework http://MobileMVC.codeplex.com/ o  MSIT SharePoint Reporting Framework http://MSITSRF.codeplex.com/
  • 66. MSがコミットする 主なOpen Sourceプロジェクト o  NodeXL: Network Overview, Discovery and Exploration for Excel http://nodexl.codeplex.com/ o  Office Binary to Open XML Translator http://b2xtranslator.sourceforge.net/ o  OpenXML Document Viewer/HTML Translator http://openxmlviewer.codeplex.com/ o  Orchard Project http://orchardproject.net/ o  PHP Core Engine http://Windows.php.net/
  • 67. MSがコミットする 主なOpen Sourceプロジェクト o  PHP SDK for Windows Azure https://github.com/windowsazure/azure-sdk- for-php o  PHP SQL CRUD Application Wizard http://sqlcrudphpwizard.codeplex.com/ o  PowerTools for OpenXML http://PowerTools.codeplex.com/ o  PST Data Structure View Tool http://pstviewtool.codeplex.com/ o  PST File Format SDK http://pstsdk.codeplex.com/
  • 68. MSがコミットする 主なOpen Sourceプロジェクト o  Distributed Publish/Subscribe (Pub/Sub) Event System http://pubsub.codeplex.com/ o  Research Information Centre Framework (RIC) http://ric.codeplex.com/ o  Restlet Extension for WCF Data Services http://blog.restlet.com/2009/09/28/restlet- bridges-ado-net-data-services-and-java/ o  SDS: Scientific DataSet library and tools http://sds.codeplex.com/ o  Silverlight Toolkit http://Silverlight.codeplex.com/
  • 69. MSがコミットする 主なOpen Sourceプロジェクト o  SQL 2005 Service Manager http://sql2005srvcmngr.codeplex.com/ o  SQL Server Health & History (SQLH2) http://sqlh2.codeplex.com/ o  Microsoft SQL Server Community Samples: Engine http://SQLSrvEngine.codeplex.com/ o  SQL Server Web Data Administrator http://SqlWebAdmin.codeplex.com/ o  TestAPI http://TestApi.codeplex.com/
  • 70. MSがコミットする 主なOpen Sourceプロジェクト o  Touchless SDK http://touchless.codeplex.com/ o  Unity http://unity.codeplex.com/ o  Web Sandbox http://websandbox.livelabs.com/ o  WinCache http://pecl.php.net/package/WinCache o  Windows Azure Tools for Eclipse http://www.windowsazure4e.org/
  • 71. MSがコミットする 主なOpen Sourceプロジェクト o  Word Add-in For Ontology Recognition http://research.microsoft.com/en-us/projects/ ontology/ o  Word2007ToXaml http://wordtoxaml.codeplex.com/ o  WPF http://wpf.codeplex.com/] o  xunit http://xunit.codeplex.com/
  • 72. 社会と情報のオープン性 災害支援の取り組みを通じて、我々も、多くの ことを学んだ。その一つは、日本では、本来は 全ての人が共有すべき重要な情報が、必ずし もオープンになっていないと言うことであった。
  • 73. 昨年、災害時支援アプリの制作を 通じて、分かったこと o  地震や津波の「緊急警戒速報」は、ネットでは公 開されていない。 o  例えば、福島第一原発付近の風向き等の気象情 報は、ネットでは公開されているが、その情報の ネットでの再配布は、許されていない。 o  災害時の「避難場所」は、都道府県が作成した 「防災計画」に基づいて市町村が作成しており、 情報は、各市町村のみが保有している。 o  他県に避難した人達に、ネットを通じて、故郷のテ レビ放送を流すことは、許されていない。
  • 75. 気象業務法 o  第15条 気象庁は、第13条第1項、第14条第1項又は前 条第1項から第3項までの規定により、気象、地象、津波、 高潮、波浪及び洪水の警報をしたときは、政令の定めると ころにより、直ちにその警報事項を警察庁、国土交通省、 海上保安庁、都道府県、東日本電信電話株式会社、西日 本電信電話株式会社又は日本放送協会の機関に通知しな ければならない。地震動の警報以外の警報をした場合にお いて、警戒の必要がなくなつたときも同様とする。 o  2 前項の通知を受けた警察庁、都道府県、東日本電信電 話株式会社及び西日本電信電話株式会社の機関は、直ち にその通知された事項を関係市町村長に通知するように努 めなければならない。 国→都道府県→市町村→国民 という「伝言ゲーム」
  • 76. 気象業務法 o  3 前項の通知を受けた市町村長は、直ちにその通知さ れた事項を公衆及び所在の官公署に周知させるように努 めなければならない。 o  4 第1項の通知を受けた国土交通省の機関は、直ちに その通知された事項を航行中の航空機に周知させるよう に努めなければならない。 o  5 第1項の通知を受けた海上保安庁の機関は、直ちに その通知された事項を航海中及び入港中の船舶に周知 させるように努めなければならない。 o  6 第1項の通知を受けた日本放送協会の機関は、直ち にその通知された事項の放送をしなければならない。 あるいは、国→NHK→国民 という特定のメディア依存
  • 77. 気象情報 o  気象庁は、全国1300地点のAmedasによる気象情報を 一時間ごとに公開している。http://www.jma.go.jp/ jp/amedas_h/ o  例えば、稚内の現在の気象情報は、次のURLで得られる。 もちろん、風向きの情報も含まれている。 http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/ today-11016.html ここでの11016は、稚内の観測所番号。 o  観測所番号の情報は、その緯度・経度情報を含めて、 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/ amedas/ame_master.pdf にある。 しかし、これらの情報のネット上での 再利用は、許されていない
  • 78. ホームページで公開された 気象情報の再利用の禁止 o  「気象庁ホームページ」及びホームページ掲載情 報は、日本国の著作権法および 国際条約による 著作権保護の対象となっています。 ホームペー ジの内容について、私的使用又は引用等著作権 法上認められた行為を除き、気象庁に無断で転 載、複製、出版、放送、上映等を行うことはできま せん。 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/ coment.html 気象庁「著作権・リンク・個人情 報保護について」
  • 79. アメリカ海洋大気圏局(NOAA)の 気象情報の公開 o  これらのポリシーは、次のような前提に基 づいている。 政府情報は価値ある国家的資産であり、そ の社会に対する利益は、政府情報が万人 に対してタイムリーかつ公平に利用可能に なる時に最大になる。 アメリカでは、公的機関の情報は、オープンなもので、 Public Domainとして扱われている。
  • 80. NOAA’s Policy o  公的資金に基づく、観測、解析、モデル、予報、そ れに関連した情報の成果物は、タイムリーな仕方 で、また利用者にとって可能な最小限のコストで、 オープンで無制限のアクセスを提供する。 o  NOAAは、国民にとってアクセス可能な形式で、 情報を提供するであろう。また、基礎となるデータ を、追加的な処理に使いやすい形式で提供する。 o  NOAAは、そのデータと成果物を、インターネット からアクセス可能な、ベンダーに依存しない形式 で、利用可能にする。 http://www.noaa.gov/partnershippolicy/
  • 81. Connected Government Framework マイクロソフトの政府のビジョン http://www.microsoft.com/government/ww/public- services/solutions/Pages/connected-framework.aspx
  • 82. A Framework for a Connected World o  過去3年の間に、政府と市民のあいだの力学には、根本 的な変化があった。特に、ITのコンシューマ化とクラウド・ コンピューティングとオープン・データの、この新しい時代 では、透明性とサービスの質が、以前にはなかったほど、 厳しいチェックにさらされるようになった。 o  マイクロソフトでは、こうした問題を、「結合」という一つの テーマの三つの次元として考えている。すなわち、高レベ ルのサービスと効率性と説明責任を、現在と次世代の市 民に対して達成する為の、次の三つの「結合」である。 政府と市民との結合、情報の政府で働く人たちへの結合、 政府機関の一つへの結合。
  • 83. Connected Citizens for Greater Service Delivery and Engagement o  スマートデバイスの爆発とインターネット・サービスの浸透 は、多数のコンシューマに新しいレベルでの情報へのアク セスを与えてきた。これらの、常にネットに接続しているテ クノロジー・ネイティブ達には、若い明日の世代の活動的 な市民が含まれている。 o  彼らは、政府機関に対して、例えば、ソーシャルメディアや スマートデバイスとネーティブに統合されたオンデマンド・ サービスを提供するといったようなことに、強い期待を持っ ている。
  • 84. Connected Citizens for Greater Service Delivery and Engagement o  政府の情報に対する要求はとても大きいので、クラウドに よって可能となったソーシャル・ツールやオープンデータの アプリケーションが、彼らに豊かでより個人化された経験 を提供する為に、可能となる唯一のソリューションになるこ とが多い。そうすることによって、市民のより良い奉仕と参 加を得ることが出来る。
  • 85. To make the world more open and connected. 「Facebookは、本来、会社となるために作ら れたものではなかった。それは、次のような社 会的使命を達成するために作られた。 世界を、もっとオープンで、つながったもの に!(connected)」 Facebook上場申請文書から http://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1326801/ 000119312512034517/d287954ds1.htm#toc287954_10
  • 86. メディアの社会へのインパクト -- Facebook上場申請文書から o  Facebookでは、私たちは、人々が情報を消費し 拡大する仕方に革命をもたらした諸技術に触発さ れています。 私たちは、よく、印刷機やテレビの 発明について話しています。 o  コミュニケーションをもっと効率的にするという単 純なことで、それらの発明は、社会の数多くの重 要な部分に変革をもたらしました。それらは、沢山 の人に、声を与えました。それらは、進歩を勇気 づけました。それらは、それまで社会が組織され ていたやり方を変えました。それらは、私たちを、 一緒なものに近づけました。
  • 87. 共有するパワーと社会を変革するパワー -- Facebook上場申請文書から o  今日、私たちの社会は、別の先端点にたどりつこ うとしています。私たちは、世界の大多数の人々 が、インターネットか携帯のアクセスを持っている 瞬間に生きています。それは、人々が、考え、感 じ、行うことを、彼等が望む誰とでも共有をはじめ るのに必要な、生のツールです。 o  Facebookは、共有するパワーと、私たちの中核 的な制度や産業をあらためて変革するのを助け るパワーを、人々に与えるサービスを作り上げる ことを、切に望んでいます。
  • 88. 未来のために社会を変革する 巨大なニーズと巨大なチャンス o  世界の誰とでもつながること、誰にも声を与えるこ と、未来のために社会を変革するのを助けること。 これらには、巨大なニーズと巨大なチャンスがあり ます。 o  このテクノロジーと、構築されるべきインフラの規模 は、前例のないものです。私たちは、これこそが私 たちが集中することの出来る、もっとも重要な問題 だと確信しています。 -- Facebook上場申請文書から
  • 89. 情報の共有と政治 -- Facebook上場申請文書から o  私たちは、人々が共有することを助けるツールを 作ることが、より率直でガラス張りの対話を政府 の周辺にもたらすと信じています。 o  それは、人々により直接にパワーを与え、公的機 関により一層の説明責任をもたらし、我々の時代 の最も大きな問題をよりよい解決に導くことを可 能にします。
  • 90. 情報の共有と政治 -- Facebook上場申請文書から o  人々に共有するパワーを与えることで、私たちは 歴史的にこれまで可能だったのとは異なるスケー ルで、人々が、自身の声が聞き入れられるのを見 始めています。 o  こうした声は、数も量も増大していくでしょう。それ らは、無視できません。時を経るにつれて、私た ちは、政府が、選出された少数者によってコント ロールされる仲介人ではなく、全ての国民から直 接提起された問題や関心に、より責任ある立場を 取ることを期待します。
  • 91. マイクロソフトは、本当に、オープンソー スに対してオープンか? o  オープン化は、企業にとっても、ユーザーにとって もメリットのある、合理的なものである。同時に、 オープン化の流れは、必然的なものでもある。 マイクロソフトが、オープンソースの取り組みを始 めるのは、当然だと思う。 o  マイクロソフトが、実際に何をしているか、何をし ようとしているかで判断するのが、フェアだと思う。 マイクロソフトのオープンソースへの 取り組み、歓迎し、期待したい。