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Hiramoto tokutaro aug.2, 2013
- 1. 2013/8/2
1
BoPBizCreationプロジェクトの御紹介
誰もがBoPBizへの最初の一歩を踏み出せる環境構築を目指して
2013年8月2日
慶應義塾大学メディアデザイン研究科 博士課程
明治大学経営学部 特別招聘教授
平本 督太郎
平本 督太郎(ひらもと とくたろう)
慶應義塾大学メディアデザイン研究科 博士課程
株式会社野村総合研究所 公共経営コンサルティング部 主任コンサルタント
明治大学経営学部 特別招聘教授
宮城大学事業構想学部 非常勤講師
BoP Global Network 日本代表
経済産業省BOPビジネス支援センター運営協議会委員
慶應義塾大学政策メディア研究科修了
専門は、BoPビジネス、アフリカビジネス、PPP戦略、中期経営計画策定・実行支援、CSR戦略策定、次世代
経営者育成、コーポレートベンチャー制度支援等
World Bank Institute Executive Development Program修了
共著として、「BoPビジネス戦略」、「業界再編Now&Future」(BoPビジネス担当)、World Bank Institute
「Development Outreach」など、他寄稿・論文・TV出演多数。
平成20年度経済産業省「グローバル企業と経済協力研究会」事務局責任者
平成21年度経済産業省「BOPビジネス政策研究会」事務局責任者
平成21年度NEDO「提案公募型開発支援研究協力事業」評価委員
平成22、23年度経済産業省「BOPビジネス支援センター」事務局責任者
平成24年度関西経済同友会「BOPビジネス委員会」顧問
- 2. 2013/8/2
2
METIを中心に推進している日本政府のBoPビジネス関連の支援制度は拡大を続け、BoPビ
ジネスに関連する領域に進出意向のある企業が急速に増加した。
特に、昨年度から急速に中小企業に対する支援制度が手厚くなり、参入意向のある企業数が急増している。
2008 2009 2010 2011 2012 2013
BOPビジネス
支援センター
BOPビジネス
政策研究会
グローバル企業と
経済協力研究会
経済産業省委託事業
に関わるF/S調査
10
第1回協力準備調査
(BOPビジネス連携促進)
BOP/ボリュームゾーン・
ビジネス相談窓口
19
第1回途上国における
適応対策FS
第2回途上国における
適応対策FS
METI METI METI
JETRO
METI METI
7 6
第2、3回協力準備調査
(BOPビジネス連携促進)
12
第4回協力準備調査
(BOPビジネス連携促進)
1318
中小企業連携促進調査
11
外務省委託事業
案件化調査・普及事業
42
JICA
MOFA
JICA
情
報
発
信
相
談
対
応
F
S
支
援
他方で、BoPビジネスの特徴である「海外事業×グローバル企業の解決」に関する経験・知
見がない企業が増えたために、早急に経験・知見を共有できる仕組みの確立が求められる。
「思い先行」・「技術先行」の企業が急増してしまい、実現性の高いBoPビジネスを考えられる企業の数は限
られている。
また、海外ビジネス・途上国の社会課題の双方に対して、経験・知見が豊富なコンサルタントの数も限られ
ている。
思い先行 技術先行
特定国で、BoPビジネスをやりたいけど、
何をすればよいか。。。
この製品はBoPビジネスなら
売れるのではないか。。。
- 5. 2013/8/2
5
初期情報や共通のフレームワークやワークショップの運営マニュアルを共有することにより、
多くの人々によるデータベースへの情報入力を促進したい。
ワークショップ
運営マニュアル
(SNS・定型フォー
マットの活用手法含
む)
初期インプットとし
てのBoPビジネス
関連情報
BoPビジネスの事
業計画例とその創
出のプロセス・活用
した情報の例
BoPビジネス・ビジネスモデル特性
バリエーションBoPビジネスの事業計画策定に向けた
定型フォーマット(20枚)
15
⑬財務目標
下記は、仮の想定内容です
(単位:千円) 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
単年度売上 100,000 500,000 700,000 850,000 1,000,000
累積売上 100,000 600,000 1,300,000 2,150,000 3,150,000
単年度⽀出
(ランニング)
70,000 150,000 350,000 425,000 500,000
投資
(R&D等)
150,000 600,000 200,000 250,000 300,000
単年度利益 -120,000 -250,000 150,000 175,000 200,000
累積利益 -120,000 -370,000 -220,000 -45,000 155,000
15
⑬財務目標
下記は、仮の想定内容です
(単位:千円) 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
単年度売上 100,000 500,000 700,000 850,000 1,000,000
累積売上 100,000 600,000 1,300,000 2,150,000 3,150,000
単年度⽀出
(ランニング)
70,000 150,000 350,000 425,000 500,000
投資
(R&D等)
150,000 600,000 200,000 250,000 300,000
単年度利益 -120,000 -250,000 150,000 175,000 200,000
累積利益 -120,000 -370,000 -220,000 -45,000 155,000
6
⑤主要ステークホルダーマップ
主要なステークホルダー 主に抱えている課題 理想の状態
農村部のBoP層
(消費者)
呼吸器感染症や結核等により、
仕事を休まないといけないため、
その分所得が低下する
家族が健康で、病気になっても
すぐに治療できる
農村部のBoP層
(起業家)
農村部で農業や⼩売店以外の職
業を⾒つけることが難しく、都
市部で⽣活しないといけない
農村部で⼗分な所得を得られる
職に就けることで、農村部で⽣
活することができる
近隣の
医療従事者
農村部での医療従事は所得向上
につながらないため、あまり関
与したくない
所得が向上し、農村部の患者が
治療されることで、医師として
のやりがいも感じる
出所)⼤⽊博⺒「欧⽶企業のBOPビジネスモデル」他を元に作成
6
⑤主要ステークホルダーマップ
主要なステークホルダー 主に抱えている課題 理想の状態
農村部のBoP層
(消費者)
呼吸器感染症や結核等により、
仕事を休まないといけないため、
その分所得が低下する
家族が健康で、病気になっても
すぐに治療できる
農村部のBoP層
(起業家)
農村部で農業や⼩売店以外の職
業を⾒つけることが難しく、都
市部で⽣活しないといけない
農村部で⼗分な所得を得られる
職に就けることで、農村部で⽣
活することができる
近隣の
医療従事者
農村部での医療従事は所得向上
につながらないため、あまり関
与したくない
所得が向上し、農村部の患者が
治療されることで、医師として
のやりがいも感じる
出所)⼤⽊博⺒「欧⽶企業のBOPビジネスモデル」他を元に作成
7
⑥ビジネスモデル
ノバルティス
治療が必要な
BoP層
啓発活動、
医師訪問の同行、
治療薬の摂取支援
1500ルピー/月の報酬
+
医薬品の売上金額の10%
呼吸器感染症や
結核等の早期治
療
出所)⼤⽊博⺒「欧⽶企業のBOPビジネスモデル」他を元に作成
¥ 起業家
医療従事者
(医師)
¥
治療費
検査、
医薬品(治療薬)
処方
医療従事者
(薬局)
¥
医薬品
の料金
医薬品
の販売
治療薬摂取状況や
病状の状況を共有、
ノバルティスの取り
組みアピール
¥
医薬品の料金
所得向上と満
⾜度の向上
所得向上と満
⾜度の向上
公認ディストリビューターを
通じた少量パッケージにした
ジェネリック医薬品等の医薬
品の販売
ノバルティスの医
薬品供給に関す
る情報提供
農村での職の
確保
7
⑥ビジネスモデル
ノバルティス
治療が必要な
BoP層
啓発活動、
医師訪問の同行、
治療薬の摂取支援
1500ルピー/月の報酬
+
医薬品の売上金額の10%
呼吸器感染症や
結核等の早期治
療
出所)⼤⽊博⺒「欧⽶企業のBOPビジネスモデル」他を元に作成
¥ 起業家
医療従事者
(医師)
¥
治療費
検査、
医薬品(治療薬)
処方
医療従事者
(薬局)
¥
医薬品
の料金
医薬品
の販売
治療薬摂取状況や
病状の状況を共有、
ノバルティスの取り
組みアピール
¥
医薬品の料金
所得向上と満
⾜度の向上
所得向上と満
⾜度の向上
公認ディストリビューターを
通じた少量パッケージにした
ジェネリック医薬品等の医薬
品の販売
ノバルティスの医
薬品供給に関す
る情報提供
農村での職の
確保
明治大学のグローバルマーケティング論Bを通じて、実際に取り組みを実践中。連携できる
機関・大学がいらっしゃったら是非お声掛けください!!
まずは、授業を通じて、海外ビジネス・途上国の社会課題の双方に対する知識・経験が少ない学生が一定レベルの
BoPビジネスの事業計画を作れるようにするため、産学連携の取り組みを実施。
2012年度は、企業ごとにつき、3グループが担当した。(合計12グループ×5名)最終発表時には、各企業から高い
評価を頂いた。
事業・製品概要 展開国 担当者
住友化学
マラリア防止のための
オリセットネット
ケニア 水野事業部長(当時)
ヤマハ発動機
農業支援のための点
滴灌漑システム
セネガル 西嶋グループリーダー
エヌウェーブ
フェリカシステムを活用
した透明性の高いバス
の料金徴収システム
バングラデシュ 矢萩社長
第一三共&
ランバクシー
農村部における移動診
療所
インド 金田CSR部主席
明治大学グローバルマーケティング論Bでの産学連携のテーマと協力者